活動日誌

  
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2016年5月25日

近世部会は、国立歴史民俗博物館で調査を行いました。

 平成28年5月17・18日の2日間、近世部会は、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で「石見亀井家文書」の調査を実施しました。  
 亀井家は、天正9年(1581)に家祖茲矩(これのり)が因幡国鹿野城主(鳥取市鹿野町)となり、その子政矩(まさのり)も、石見国津和野(島根県鹿足郡津和野町)へ転封となる元和3年(1617)まで鹿野を治めました。  
 今回の調査では、平成29年度の『因幡編』刊行に向けて、慶長期(1595~)から元和3年までの史料の閲覧・写真撮影を行いました。 
 御協力いただいた関係者の皆様へ、厚く御礼申し上げます。

調査の様子の写真
調査の様子

県史編さん室

公文書館 2016/05/25 in 県史編さん室,調査

2016年5月20日

古代中世部会が倉吉市の定光寺で資料調査を行いました。

 古代中世部会では、5月7日(土)に倉吉市の定光寺で資料調査を行いました。  
 秋山伸隆部会長をはじめ、計7名の調査委員と事務局が参加し、県指定文化財となっている同寺所蔵の尼子経久肖像画や古文書類、また南条一族の宝筺印塔等の原本調査を実施しました。  
 御協力いただいた住職様をはじめ関係者の皆様にあつく御礼申し上げます。

写真1
(写真1)定光寺本堂


写真2
(写真2)定光寺庫裡での調査の様子


写真3
(写真3)南条一族の宝筺印塔

県史編さん室

公文書館 2016/05/20 in 県史編さん室,調査

2016年4月28日

現代部会が戸倉峠の軍用トンネル跡調査を行いました。

 現代部会ではこのたび、昭和17年に建設が進められた戸倉峠(若桜町)の軍用トンネル跡の調査を行いました。以前何度も調査をしたことのある近代部会田村達也委員の案内で、考古部会高田健一委員ほか1名と、『軍事兵事編』を担当する西村が同行しました。  
 八頭高等学校郷土研究部が地元の方の聞き取りを中心にまとめた資料によれば、以下のとおりです。  
 このトンネルは昭和17年に軍事用道路として内務省の管轄下で建設が始まり、19年工事中途で放棄されたものです。昭和31年開通の「戸倉トンネル」(平成7年「新戸倉トンネル」の開通により現在は封鎖)の50~70メートル上方に位置しています。朝鮮人労働者約100人と地元の男女約30人によって掘られ、導坑約430メートルを貫通し鳥取県側の入口は完成。昭和18年からはコンクリート打設が始まり、入口から100メートル地点までは巻立も完成しています。  
 内部はひんやりとした空気に包まれ、当時のコンクリート壁はそのまま、支保工材である杉丸太も残存していました。入口付近の天井から水が染み出し、大きなひびが認められましたので、崩落の危険性があり、足早に退去しました。
 この軍用トンネルは、姫路第10師団がおかれた播磨地方と鳥取との通行、物資運搬を容易にするために建造られたものと推察されますが、当時の記録が残っておらず、建造の経緯や途中で放棄された理由などは分かっていません。

軍用トンネル入口写真
(写真1)旧戸倉トンネル脇の急斜面を50~70メートルを上りきったところ現れる軍用トンネル入口


トンネル内部の写真
(写真2)トンネル内部は高さ約4メートル、幅約6メートル


トンネル奥の写真
(写真3)トンネル奥は狭くなり、所々にコンクリートの木組みを外した跡があった


内部から鳥取側入口方向をみたところの写真
(写真4)内部から鳥取側入口方向をみたところ。
外の土砂が崩落し入り込んできている

県史編さん室

公文書館 2016/04/28 in 県史編さん室,調査

2016年4月25日

近代部会は、国立公文書館・国立歴史民俗博物館等で資料調査を行いました。

 平成28年4月16日から19日の4日間、近代部会は国立公文書館(16日)、国立歴史民俗博物館(17日)、東京大学史料編纂所(18日)、東京海洋大学附属図書館(19日)で資料調査を実施しました。  今回は、平成29年3月刊行予定の『新鳥取県史資料編 近代6 軍事兵事編』に掲載する資料の調査として、国立公文書館においては『慶明雑録』(薩摩藩島津家所蔵の慶応・ 明治の雑録の写)を調査しました。  
 お忙しい中、調査に協力いただいた関係機関の皆様に、厚くお礼申し上げます。

国立公文書館の建物の写真
(写真1)国立公文書館


国立歴史民俗博物館の建物の写真
(写真2)国立歴史民俗博物館の入口


東京海洋大学の正門の写真
(写真3)東京海洋大学の正門

県史編さん室

公文書館 2016/04/25 in 県史編さん室,調査

2015年11月19日

古代中世部会が熊野神社と善福寺で中世資料の調査を行いました。

 平成27年11月12~13日、古代中世部会では、県立博物館と合同で、熊野神社(南部町)と善福寺(伯耆町)が所蔵する大般若経の調査を行いました。  
 調査では、3人の調査員が大般若経を1巻ずつ開いて奥書の内容を確認し、記載内容を調査カードに記入したり、写真撮影を行いました。  
 奥書部分については『新鳥取県史資料編 古代中世2 古記録編』(平成29年3月刊行予定)に収録する予定です。  
 御協力いただいた皆様に感謝申しあげます。

写真1
(写真1)熊野神社での調査の様子


写真2
(写真2)善福寺での調査の様子

県史編さん室

公文書館 2015/11/19 in 県史編さん室,調査

2015年9月24日

平成27年度 第1回 近世部会を開催しました。

 平成27年9月9日(水)に新鳥取県史編さん委員会近世部会及び史料調査を実施しました。公文書館会議室で行われた近世部会には、5名の部会委員に御出席いただきました。
 まず今年度事業の実施状況について報告を行い、来年度の事業、次回刊行予定の『新鳥取県史資料編 近世4 因幡』について協議しました。

写真1
(写真1)協議の様子


写真2
(写真2)池内部会長


写真3
(写真3)谷口副部会長


写真4
(写真4)山脇委員


写真5
(写真5)坂本委員


写真6
(写真6)伊藤委員


 部会終了後、引き続き史料調査を実施しました。

写真7
(写真7)パソコンの画像にて史料調査をする様子

県史編さん室

公文書館 2015/09/24 in 会議など,県史編さん室,調査

2015年7月24日

賀露神社にて史料調査を行いました。

 平成27年7月21日(火)、近世部会は因幡編刊行に向けた史料調査の一環として、賀露神社にて調査を行いました。明治3(1870)年に同社の随神門を再建した際の寄進者名簿など、多くの貴重な資料が保管されていました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

調査の様子の写真
調査の様子

県史編さん室

公文書館 2015/07/24 in 県史編さん室,調査

2015年6月11日

近代・現代部会が西日本旅客鉄道株式会社米子支社にて資料調査を行いました。

 平成27年6月1日(月)、近代・現代部会は、『新鳥取県史 近代 資料編』及び『現代資料編』作成のため、西日本旅客鉄道株式会社米子支社にて資料調査を実施しました。
 米子支社が現在保存する資料を用意・案内していただき、貴重な新聞スクラップや記念誌などの資料を閲覧・撮影させていただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

米子支社が現在保存する資料の一部の写真
米子支社が現在保存する資料の一部

公文書館 2015/06/11 in 県史編さん室,調査

2015年4月22日

民俗部会が「うぐい突き」の追加調査を行いました。

 平成27年4月16日(木)、民俗部会は、鳥取市気高町逢坂の溜池「大堤」で実施するうぐい突き(※詳細はリンク先参照)に関する追加調査を実施しました。
 この日は、秋のうぐい突きに備えて大堤の鯉を増やすために、うぐい突き保存会と逢坂小学校児童が共に鯉約50匹を放流しました。これは小学生には地元の伝統行事に参加することで、次世代に伝えようとする取り組みでもあります。  
 放流する鯉は、地元の方が昨年うぐい突きでとれた鯉を池で育てたものだそうです。秋に大きくなった鯉をうぐいで捕まえられるよう願いながら放流しました。
 また、鯉の放流後、子どもたちに郷土の文化であり暮らしを支えている大堤を美しくするために土手に芝桜を植える活動も行いました。子どもたちが郷土愛を培って文化を担ってくれることを期待します。

写真1
(写真1)児童に大堤とうぐい突きについて説明するうぐい突き保存会の谷尾さん


写真2
(写真2)放流される大きな鯉


写真3
(写真3)放流する鯉の稚魚


写真4
(写真4)水槽の鯉を捕まえようする児童たち


写真5
(写真5)30センチメートルほどの鯉を放流する児童


写真6
(写真6)元気よくはねる鯉


写真7
(写真7)芝桜の苗を植える児童


写真8
(写真8)大堤土手に以前に植えられた満開の芝桜

県史編さん室

公文書館 2015/04/22 in 県史編さん室,調査

2015年4月22日

現代部会は、「ち号演習に関する戦争遺跡」の調査を行いました。

 平成27年4月14日(火)、現代部会は『新鳥取県史 資料編 軍事兵事編』の資料調査の一環として、倉吉市大谷の四王寺山に残る戦争遺跡調査を鳥取県立博物館、倉吉市教育委員会と共同で行いました。当日は倉吉市大谷地区の方にご協力いただきました。
 この遺跡はち号演習(※詳細はリンク先「第64回県史だより」参照)と呼ばれる太平洋戦争末期の陸海軍の秘密作戦に関係する塹壕(ざんごう)などです。四王寺山には塹壕跡や物資・弾薬庫と思われる横穴があります。今回はその場所、現状の確認を実施しました(なお横穴は落盤の危険があり許可無く入ることはできません)。

写真1
(写真1)ち号演習で掘られたと思われる塹壕跡


写真2
(写真2)物資・弾薬庫跡と思われる横穴の入口


写真3
(写真3)物資・弾薬庫跡と思われる横穴の内部

県史編さん室

公文書館 2015/04/22 in 県史編さん室,調査

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