自然に恵まれた日野では、晩春から夏にかけてがタキミズナ(イラクサ科、標準和名ウワバミソウ)の美味しい季節です。
タキミズナは深山の澄んだ湧き水のある場所に群生していて、くせのない味と歯ごたえを楽しめるため人気のある山菜です。
以前は、ご近所同士が集まって山菜料理を楽しむことが多かったそうですが、最近はそのような集まりも少なくなり、食文化の伝承が難しくなってきていることが心配されます。
そこで今日は、そのような食文化を大切にされている日野町の方が作られたタキミズナ料理を2点紹介します。
手前に写っているのが新鮮なタキミズナです。
こちらが、タキミズナの漬け物です。
しゃきしゃきとした食感と、さっぱりした味が、夏にぴったりの一品です。
あっという間に一皿食べてしまいそうな美味しさです。
タキミズナと薩摩揚げの煮浸しです。
写真で伝わらないのが残念ですが、美味しそうな香りが漂って、何ともたまりません。
ピリッと辛く、ご飯にもビールにもぴったりです。
自然がいっぱいの日野の山菜料理、いかがでしたか。
新鮮なタキミズナは葉っぱを取り除き、茎を半分くらいに折りながら薄皮を取って、沸騰したお湯に塩をひとつまみ、根元の赤色が鮮やかな緑になるまでさっと茹で、ざるに取って水洗いして下処理します。
あとはあなたの工夫次第で、サラダ、かき揚げ、油炒めなどなど、ご家庭でもいろいろ楽しめるそうです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
日野振興局 2016/06/15