このブログでは、日野振興センターの職員が日野郡内の旬な情報、実際体験したことなどをみなさんへお届けしています。
みなさんからの情報、ご感想もお待ちしています!
【日野ごよみ】という件名でメールしてください>>hino-shinkou@pref.tottori.lg.jp
2017年11月1日
第4回ふいご祭りが10月22日(日)に、伯耆国たたら顕彰会により江府町の防災・情報センターで開催されました。
ふいご祭りとは、旧暦の11月8日に鉄を扱う人たちが仕事を休み、鞴(ふいご:炉に空気を送る道具)に酒食をお供えして祝っていたことが起源といわれるお祭りです。
会場では、実際に昔の製法での製鉄を再現するミニたたら操業を行い、砂鉄投入体験、操業によってできる鉧(けら:砂鉄と木炭から製造した不純物の少ない鋼のこと)の重量を予想するクイズ、たたらの歴史等に関する講話が聞けるたたら報告会など内容も盛りだくさん。
会場設営が終わり、いよいよ操業開始です。

江府町の白石町長による砂鉄の投入体験
この日は、ふいご祭の開会式と併せて「日野軍★秋の陣2017」の出陣式が行われました。
出陣式では、「えいえいおー」のかけ声に合わせて、伯耆国たたら顕彰会会長、江府町長、日野振興センター所長、地元住民有志らが刀を振り上げて、秋の陣の出陣を盛り上げていました。
日野軍★秋の陣2017の出陣式
午後は「たたら報告会」にも多くの方が参加され、皆さん講師の話を熱心に聞いていました。

たたら報告会で講師の話に聞き入る参加者
米子から訪れた男性は、「以前からたたらについて関心はあったが、実際にどうやって鉄を作っているのかを見ることで大変勉強になった。たたらの歴史等について丁寧に説明してくださり、とても分かりやすかった。」と話されていました。
古くから日野郡では、たたら製鉄が盛んで全国でも有数の鉄の産地でした。
このふいご祭りは、日野郡の歴史を多くの人に感じてもらえる貴重なイベントとなりました。また来年を楽しみにしたいですね。
日野振興局 2017/11/01