全国の優良な林業経営者を表彰する今年度の全国林業経営推奨行事において、伯耆町のしいたけ生産者である影山千世子さんが林野庁長官賞を受賞されました。
影山さんは地道な努力を積み重ね、原木しいたけの栽培技術を習得され、自らのほだ場で原木しいたけ栽培を実践しつつ、地域の生産者にも栽培のノウハウなどの普及に努めてこられました。
また、しいたけや他の農産物の加工品の開発や販売を行うなど、地域の活性化に貢献されてきました。
このほかにも、地元の小学校で子供たちに、ほだ木にしいたけ菌を植える植菌体験を指導する活動を続けてこられるなど、長年に渡る様々な取組みが評価されて、今回の受賞となりました。

賞状を掲げる影山さん
影山さんはビニールハウスに日除けを掛けて温度調整を行うなど、きめ細やかな管理をされています。

影山さんのビニールハウス ハウス内のほだ木

ほだ木の管理について指導を行う影山さん

袋を掛けて保温、保湿され、大きくなったしいたけ

食品加工グループ「つくしの会」(伯耆町)の料理研究の様子
「つくしの会」は、しいたけを使用したせんべいや味噌などの加工品を開発、販売されています。
地元の二部小学校で、子供たちに植菌体験を指導
植菌したほだ木は、学校の裏山に運び、しいたけを育てます。

学校の裏山にある林の様子
日野振興局では、今後とも地域の皆さんの活動を支援しつつ、西部地区のしいたけ振興を図っていくこととしています。
日野振興局 2018/01/24