令和5年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和5年8月30日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
西村 弥子
河上 定弘
市谷 知子
前田 伸一
興治 英夫
広谷 直樹
島谷 龍司
福田 俊史
内田 博長
欠席者
(なし)


職務のため出席した事務局職員
  藤田課長補佐、田中(慶)課長補佐、田中(秀)係長


1  開会   午前10時18分

2  休憩   午前10時29分 

3  再開   午後0時22分 

4  閉会   午後0時25分

5  司会   西村委員長

6  会議録署名委員  島谷委員、前田委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時18分 開会

◎西村委員長
 ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会いたします。
 日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、本日の常任委員会は、付議案の予備調査を行った後、暫時休憩を取り、本会議における付議案に対する質疑、付議案の常任委員会への付託の後、付託議案の審査を行うことといたしますので、委員及び執行部におかれましては御承知いただきますようお願いいたします。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、島谷委員と前田委員にお願いします。
 それでは、福祉保健部及び生活環境部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
 質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 まず、中西福祉保健部長兼ささえあい福祉局長に総括説明を求めます。

●中西福祉保健部長兼ささえあい福祉局長
 それでは、議案説明資料、予算に関する説明書の福祉保健部分をお願いします。
 3ページをお願いします。今回福祉保健部は、被災者生活応急応援事業として、台風第7号に係る応急救助費の経費2,000万円を専決処分したものについて承認のお願いをさせていただくものでございます。
 詳細は担当課長から御説明申し上げます。よろしくお願いします。

◎西村委員長
 続いて、松本ささえあい福祉局副局長兼福祉保健課長の説明を求めます。

●松本ささえあい福祉局副局長兼福祉保健課長
 4ページをお願いします。福祉保健課とくらしの安心局の事業でございまして、被災者生活応急応援事業でございます。
 去る8月15日の台風第7号に伴う災害に係る被災者の救助を行うための経費で、7,000万円の補正をお願いするものです。
 内容としましては、災害救助法が適用となりました鳥取市、八頭町及び三朝町に対しまして避難所の設置など、当面早急に対応する必要のある経費を救助費として上げております。
 続きまして、くらし支援事業としまして、暮らし再建に向けた諸制度について早期に執行するための経費を上げております。

◎西村委員長
 次に、生活環境部に説明を求めます。
 まず、若松生活環境部長に総括説明を求めます。

●若松生活環境部長
 生活環境部の資料、3ページを御覧いただきたいと思います。
 水環境保全課におきましては、災害で被災した農業集落排水事業の復旧事業として6,000万円、また先ほど福祉保健課から説明がございましたが、被災者生活応急応援事業のくらし支援事業として5,000万円の枠予算をお願いしているものでございます。
 詳細につきましては担当課長より説明申し上げます。

◎西村委員長
 続いて、谷口水環境保全課長の説明を求めます。

●谷口水環境保全課長
 4ページをお願いします。この事業は台風第7号による鳥取市内及び八頭町内の農業集落排水施設が被災したことから、復旧等を行う市町を支援するもので、6,000万円の補正予算を専決処分したので承認をお願いするものです。
 まず、鳥取市用瀬町別府から佐治町余戸までを一つの処理区とする大村地区農集について河川護岸の崩落や橋の一部崩落により汚水管が破損しました。資料の中では高山農集と記載しておりますけれども、正式には大村地区ということが正しいので訂正をお願いします。
 箇所数はこの専決処分時点では7か所ということでしたが、その後の調査により1か所増えて8か所となっております。
 その下、八頭町の私都第1農集では1か所、上峰寺、私都第2農集では福地と落岩、2か所について河川護岸の崩落により汚水管が破損しました。
 これらの箇所について国庫補助事業を活用して本復旧を行う市町を支援するものです。
 被災場所の写真を5枚載せておりますけれども、上2枚が鳥取市佐治町の高山橋の一部崩落箇所の写真、下3枚が八頭町の私都川の護岸崩落で、一番左が上峰寺、真ん中が福地、右が落岩の被災場所です。
 なお、八頭町の私都第1、第2農集は仮復旧済みです。鳥取市大村地区農集では8か所被災した箇所がありまして、そのうち6か所が仮復旧済み、残り2か所は資材待ちであるとか関係者との調整中で、仮復旧が終わっていない状況です。

◎西村委員長
 執行部の説明は以上です。
 なお、子ども家庭部及び病院局の報告第2号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりであり、説明は要しないこととします。こちらに関して質疑がある場合は、個別に執行部に問い合わせていただくようお願いします。
 ただいままでの説明について質疑等はありませんでしょうか。

○市谷委員
 被災者生活応急応援事業です。災害救助法の指定ですけれども、3つの市町となっているのですが、倉吉などでも床上浸水があったり、被害のあるところもありますし、この災害救助法の指定の対象を今からでも広げられないのかと思うのです。いかがでしょうか。
 救助法の対象になるといろいろ国や県の支援も手厚くなりますので、後追いででもされるということはどうかなということが1点。それから暮らしの再建ということが書いてあります。応急的な対応はもちろんこの事業でするのでしょうけれども、再建ということになると少し時間がかかるかなという印象を持っています。災害対策本部の会議などに災害ケースマネジメントなどで相談対応もしていくということが出ています。そういう対応されるのであれば議会にもきちんと説明をしていただきたいと思いますが、再建に向けての支援というのはどういうことを考えておられるのか、お尋ねします。

●松本ささえあい福祉局副局長兼福祉保健課長
 最初に、災害救助法の適用の対象についてです。このたびの適用については、県のほうで警報等が出た倉吉市も含め、やり取りをしまして、この3つが適用を受けるということで指定したものです。
 要件は法律で定められておりますけれども、災害救助法の適用になる支援のメニューとかそういった要件については毎年国要望を行っておりまして、今年も6月に対象が拡大できないか国要望を行っているところです。

●若松生活環境部長
 このくらし支援事業は福祉保健部、生活環境部で応急的に必要となる経費の枠予算ということです。災害ケースマネジメントについては当部局で所管しておりませんので詳細は分かりかねますが、今回鳥取市など、個別の住宅について災害ケースマネジメントを行っていくと伺っているところです。
 現在、この5,000万円の枠予算のうち執行見込みとなっておりますのが、2年前の中部地域で豪雨があったときにも発動したのですけれども、住宅敷地内に入りました土砂、これの撤去費用の助成を考えているところです。これまでに市町村が直接事業を行う場合、または民家の方、住宅、個人の方に支援する場合、どちらも対象にしておりまして、その経費の2分の1を県が負担することとしています。
 これまでに鳥取市、三朝町でこの補助事業を活用すると伺っております。鳥取市などは加瀬木地区などで住宅敷地内の、まだボランティアも参加されて、床下浸水も含めて土砂を撤去されているところですが、土砂がまだ住宅敷地内に置いてある状況と伺っております。それを撤去するための重機の借り上げ費用だとかを支援していこうと考えています。

●松本ささえあい福祉局副局長兼福祉保健課長
 災害ケースマネジメントのほうにつきましては、個別に県社協の職員等でそれぞれどういう支援が必要なのか要望を聞きながら、訪問しております。この事業が使えるものであれば当然この事業を活用して土砂の撤去が必要になりますし、あと福祉支援が必要であったり、健康医療面の支援が必要であればそちらのほうにつなぐように対応しておりますので、この事業の中で対応できるものについては対応してまいります。

○市谷委員
 そういう災害ケースマネジメントだとか、この応急救助の対応、応急復旧というのですかね。今回は地震ではありませんけれども、中部地震や西部地震の教訓を生かして、生活再建に向けての支援はやり切るまで、ぜひ当たっていただきたいなと思います。
 災害救助法の適用ですけれども、つまり倉吉市は対象にならなかったということなのですか。それで、支援の要件が厳しいので、それを改善するように県としては国に求めているという理解でいいでしょうか。

●松本ささえあい福祉局副局長兼福祉保健課長
 今回、倉吉市のほうで災害救助法の適用までは要しないと判断されて、適用していないということになったのですけれども、先ほど申し上げましたとおり、要件の緩和については引き続き国のほうに要望してまいります。

◎西村委員長
 ほかに質疑はございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、意見が尽きたようですので、付議案の予備調査については以上で終わります。
 暫時休憩します。再開は次の本会議が休憩に入り次第を予定しています。

午前10時29分 休憩
午後0時22分 再開

◎西村委員長
 再開いたします。
 ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は日程に記載の1議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑はないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 議案第1号の専決処分の承認について賛成の討論をします。
 先ほど議場でも述べましたけれども、この台風第7号、本当に記録的な大雨となりました。私自身も本当に命の危険を感じるような、そういう状態で、多くの方がそうだったのではないかと思います。
 今回、本委員会所管の事業では下水道関係の事業が含まれておりまして、これも対応していただいていることや、先ほど質疑でもありましたけれども、上水道に関してもいろいろな事業の対応だとか、市町村の相談にも乗っていただいているということも分かりました。
 あと、被災者の生活の再建の手だてについても、この災害救助法の対応でのいろいろな対応もしていただいたり、あわせて、市町村へのいろんな聞き取りだとか支援もしていただいているということもありました。避難所の備蓄のものについては改めて再検討もしていただけるということで、本当にそうしていただきたいと思います。最初の委員会のときに言いましたように、私は被災された方々の生活の再建はこれからまだ時間がかかるのではないかと思っていますので、引き続き支援に当たっていただきたいということを述べまして、賛成の討論とします。

◎西村委員長
 討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 それでは、議案第1号について、原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第1号は、原案のとおり承認すべきものと決定しました。
 以上で付託議案の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午後0時25分 閉会



 

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