令和5年度議会運営委員会議事録

令和5年6月20日会議録

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

広谷 直樹
興治 英夫
尾崎  薫
伊藤  保
中島 規夫
島谷 龍司
斉木 正一
福田 俊史
内田 博長
浜田 一哉
銀杏 泰利



欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 山川議員 平井議員 前住議員

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 遠藤議事・法務政策課長外関係職員

 

1 開会   午前9時30分

2 閉会   午前9時48分

3 司会   広谷委員長

4 会議録署名委員   福田委員  尾崎委員

5 協議事項
   別紙議題記載のとおり

会議の概要

午前9時30分  開会

◎広谷委員長
  ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員に福田委員、尾崎委員を指名いたします。これより協議に入りますが、本日の委員会は、インターネット中継をしておりますので御承知いただきたいと思います。
まず、追加議案について、長岡総務部理事監に説明を求めます。
長岡総務部理事監。

●長岡総務部理事監
私のほうからは、本日、執行部より追加提案を申し上げたいというものでございます。右肩に執行部資料と記載がございます資料を御覧いただければと存じます。御提案申し上げたい案件としまして、人事案件2件でございます。
まず、1点目が議案第27号と記載がございますけれども、鳥取県監査委員の選任についてでございます。前任の山根朋洋委員の任期が6月29日に満了することに伴いまして、新たに税理士、公認会計士として、専門的な知見、知識経験をお持ちであります牧田宗大氏を選任させていただきたいということでございまして、地方自治法第196条第1項の規定に基づきまして、議会に御同意をお願いするものでございます。
2点目が議案第28号と記載がございますけれども、人事委員会委員の選任についてでございます。こちら、細田耕治氏、鳥取県経済同友会の代表幹事をはじめ経済団体の要職を務められるとともに、米子東高校県立学校評議委員など、教育の振興などにも幅広く御活躍をいただいているものでございます。こちら再任になりますけれども、改めてこの選任につきまして、地方公務員法第9条の2第2項に基づきまして、議会の御同意をお願い申し上げるところでございます。

◎広谷委員長
ただいまの説明につきまして、御質問はございますでしょうか。(「なし」と呼ぶものあり)
それでは、追加議案の審議方法をお諮りいたします。本日の一般質問・質疑終了後、日程に追加し、知事の提案理由説明の後、質疑は行わず、委員会付託及び討論を省略して、最終日に採決したいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶものあり)
御異議がないようですので、そのように決定いたしました。
次に、鳥取県議会委員会条例の一部改正についてであります。議会資料1を御覧いただきたいと思います。まず、基本的な考え方ですが、常任委員会の定数及び所管については、現行を基本として、組織改正を反映した委員会条例の改正は、最小限にとどめることとする。
次に、改正案の概要ですが、(1)委員会の名称変更についてですが、「地域づくり県土警察常任委員会」を「地域県土警察常任委員会」に変更する。(2)新設部局の所管については、「政策戦略本部」は総務教育常任委員会、「輝く鳥取創造本部」は地域県土警察常任委員会とする。また、(3)(4)に記載のとおり、部局の名称の変更等をする。具体的な改正案は、3ページ以降のとおりであります。委員の皆様から何かございますでしょうか。(「なし」と呼ぶものあり)
案のとおり、改正することとしてよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶものあり)
御異議がないようですので、そのように決定いたします。なお、改正案は最終日前日に開催予定の議会運営委員会において、議員提出議案として報告し、最終日に提案いたしたいと思います。
次に、特別委員会の設置についてであります。議会資料2を御覧ください。まず、決算審査特別委員会についてですが、6月26日本会議の一般質問・質疑終了後、日程に追加し、案のとおり議長発議により設置し、名簿のとおり委員を選任したいと思いますがよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶものあり)
御異議がないようですので、そのように決定いたしました。
次に、議会資料3を御覧ください。人口減少社会問題調査特別委員会の設置についてですが、このことについては、議長から発言を求められております。
浜崎議長。

○浜崎議長
それでは、私のほうから新たな特別委員会の設置について、御提案をさせていただけたらと思います。本県の今年4月の推計人口が54万人を割り込むなど、人口減少傾向に歯止めが利かない状況の中、御案内のとおり、スーパー撤退など買い物環境や鉄道の存続など生活交通の問題、中山間地域の集落機能や子育て環境の維持問題、産業の衰退など人口減少社会が抱える問題はこれまでにも増して顕在化しております。今定例会でも多くの議員が質問戦を繰り広げておられます。
こうしたことを受けて、鳥取県議会として、鳥取県の将来を左右する重要な課題を調査すべきであると考え、複数の常任委員会にまたがる調査事件を取り扱う人口減少社会問題調査特別委員会を設置しようというものでございます。
付託する調査事件は、人口減少社会が抱える問題のうち特に重要な資料記載の4点とし、議員定数は13名、会派別の人数については会派人数で按分し、資料記載のとおりとしてはどうかと考えております。
設置について御了解をいただきましたら、各会派及び無所属議員から委員候補について、6月23日金曜日までに御報告をいただきたいと思います。以上です。

◎広谷委員長
それでは、ただいまの説明につきまして、委員の皆様から何かございますでしょうか。(「なし」と呼ぶものあり)
山川議員。

○山川議員
 この人口減少社会問題調査特別委員会の内容が悪いとか良いとかって言っているわけではないですけども、今、説明もあったんですけども、事前に議長がこういう特別委員会を作りたいんだけどという話があったんですね。ただ、その手続き上として、議員に例えば、希望する特別委員会がありますかというのを諮っていただいて、そこからどういう内容がいいだろうかという議論をした上で、人数割というのをやるのがやっぱり筋じゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。

◎広谷委員長
 浜崎議長。

○浜崎議長
 今、御意見ございましたけれども、特別委員会の設置につきましては、本県議会では、議会運営委員会の所管事項とされております。議会改革推進会議に、事前に、お諮りしなければ設置できないというものではありませんので、そこのところ御理解いただきたいと思います。
なお、過去には、議会改革推進会議において特別委員会に関することを検討事項として取り上げて、各会派に意見照会を行ったということを承知しております。同会議の検討事項は、委員の皆さんで必要性を議論の上、決定されるものであり、まずはそちらで、相談をしていただきたいというふうに思います。

◎広谷委員長
 山川議員。

○山川議員
 確認したいんですけど、前例で各議員に特別委員会どういうのを希望しますかと諮ったということはないんでしょうか。

○浜崎議長
 先ほど言いましたけれども、過去には、議会改革推進会議において特別委員会に関することを検討事項として取り上げ、各会派へ意見照会を行ったということを承知させていただいていると申し上げたと思うのですが、そういうことです。ですから、過去全くなかったということではございません。

◎広谷委員長
 市谷議員。

〇市谷議員
 山川議員が今言われて、私もちょっと過去振り返ってみて、特別委員会というもののありようについても、例えば、1つの常任委員会だけのものではいけない、2委員会にまたがらなければならないとか、いろいろそういうルール的なことも話し合ったりしてきた経過もあるんです。特にあと、やっぱり全議員がどういう特別委員会を作りたいかという意思をいろいろ確認しながら設置してきたという先ほど紹介があって、経過もあるものですから、この人口減少のこれがいけないというわけではないんですけれども、少なくとも特別委員会は前議会までは作るのはやめようという議論があって作らなかったっていう経過もあったりするものですから、少なくとも、全議員からどういう特別委員会を作る必要があるのかぐらいは、意見を聞いた上で、皆さんの合意の上で、そうしないとこの振り分けがですね、例えばこれが2つに増えたりしたら、あっちかなこっちかなみたいなことで、会派の中での振り分けもまた変わってくると思うんですね。ですから、少なくとも今まで決めるにあたって踏まえてきたルールとその照会、それからみんなの意見を聞いて決めてきたというプロセスはぜひ踏まえた上で、これを決めていくということが必要ではないかなと。そうは言っても、私たちは議運のメンバーではありませんから、ここでって言われても、私たちが言ったからといって意見を聞いてもらえる保障は何もないわけでして、無所属の場合は。意見を聞くという機会をちゃんと設けていただきたいなと思います。

◎広谷委員長
 意見をお聞きしたということにさせていただきたいと思います。他に委員の方ではないですね。

○市谷議員
 ちょっといいですか。

◎広谷委員長
 市谷議員。

○市谷議員
 お聞きしたということでは、なんか答えになってないというか。例えばですよ、私は原発なんかの特別委員会を作るべきだというふうに個人的には思うのですけれども、そういう意見というのはどこで言って、どこでそれが特別委員会の設置という議論をしてもらえるのか。いや、私、議運に入ってませんから。

◎広谷委員長
 浜崎議長。

○浜崎議長
 改選後で、まだ設立されておりませんので議会改革推進会議の議題について。
今、私のほうで、明言することはできませんので、議会改革推進会議の場で、委員の方というのはそれぞれ各会派なり、皆さんの方から代表ということで出ておられますので、御相談いただきたいというふうに思っています。

◎広谷委員長
 よろしいですね。他にないようですので、先ほど議長から説明がありましたとおり、各会派及び無所属議員は委員候補について、6月23日金曜日までに議長へ報告ください。6月26日に午前9時半から議会運営委員会を開催し、設置について協議をしたいと思います。
次に、その他ですが、6月14日の議会運営委員会において、市谷議員より発言のありました件についてですが、鳥取県議会議員の政治倫理に関する条例について、事務局から説明をさせます。
遠藤議事・法務政策課長。

○遠藤議事・法務政策課長
 倫理条例について御説明します。議会資料4を御覧ください。前回の議運における市谷委員の発言ですが、藤縄議員のこの度のケースが1ページの下線部分、第3条第1項の行動規範の第6号に該当し、第2項、第3項の説明義務があるということ。そして、倫理条例に基づく対応をしていただきたいというものでした。
次に、3ページを御覧ください。倫理条例における措置については、下線部分第10条第1号から第7号に規定されております。制度的なお話をさせていただきます。地方自治法それに基づく会議規則、委員会条例等の地方自治法の枠組みの基本ルールとして議会活動以外のこのたびの藤縄議員のケースに対して、責任を追及したり、ペナルティーを科すということはできません。最も重いものとして懲罰がありますが、その対象とはなりません。一方、この倫理条例の対象は、議員の議会活動以外の活動にも及びます。地方自治法には根拠のない責任やペナルティーをあえて条例として規定しているというもので、特別、特殊な条例です。適用にあたっては、慎重厳重な手続きがございます。2ページを御覧ください。下線部分です。第5条、議員定数の3分の1以上で、かつ2以上の会派の議員の連署により審査を請求。第6条、議員の外、弁護士、学識経験者による審査会を設置。第10条、措置の要求は出席委員の3分の2以上の多数による賛成というようなことが条例で独自に定められています。倫理条例に基づく措置は、この倫理条例のルールに従って行うこととなります。説明は以上です。

◎広谷委員長
 ただいま説明のありましたとおり、倫理条例による対応は必要があれば、倫理条例の規定により行うということになります。その他、委員の皆さんで何かありますでしょうか。(「なし」と呼ぶものあり)
 市谷議員。

○市谷議員
 実際に、審査会が開かれるということになれば、それはそれかもしれませんけど、私はそのことを言っているのではなくて、この線を引いていただいています1ページ目の2、県民の批判を受けた時は真摯かつ誠実に事実を説明し、その責任を進んで明確にする義務を負うと、きちんと説明をしていただく必要があるではないかと。何も審査会開いて良いか悪いか審査するということを言っているのではなく、この1ページの2の線を引いていただいているところを言っているのですけれども。それぐらいは議会として、この倫理条例に基づいて、きちんと藤縄議員に説明を求めるということはあってしかるべきではないかなと思います。

◎広谷委員長
 市谷議員の意見は、この度意見としてお聞きをしたということにさせていただきたいと思います。

○市谷議員
 いや、ちょっといいですか。

◎広谷委員長
 市谷議員。

○市谷議員
 意見としてお聞きしたではなくて、議運の場所で、ここで。

◎広谷委員長
 正式な委員の方から、意見がないので。

○市谷議員
 それでは、議運としては、正式な委員の方に諮らないと。この条例に基づいて、説明を藤縄議員に求めることについては、議論する必要がないというのが議運委員長の判断ということですか。

◎広谷委員長
 議運の所管事項でもありませんし、委員の方からの発言もなかったので、以上で終わらせていただきたいと思います。その他、意見がないようですので、これをもって、議会運営委員会を閉会いたします。


午前9時48分 閉会

 



 

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