令和5年度地域県土警察常任委員会議事録

令和5年7月21日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員
安田 由毅
東田 義博
中島 規夫
斉木 正一
川部  洋
伊藤  保
銀杏 泰利


欠席者
(1名)
委員
平井 伸治
 説明のため出席した者
   半田警察本部長、遠藤交流人口拡大本部長、水中危機管理局長、
   盛田地域づくり推進部長、小田原県土整備部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   澤田課長補佐、前田係長、吉村主事
 

 1  開会  午前10時01分

 2  休憩  午前10時17分 / 午前10時46分 / 午前11時05分 / 午前11時31分

 3  再開  午前10時21分 / 午前10時49分 / 午前11時07分 / 午前11時33分

 4  閉会  午前11時41分

 5  司会  安田委員長

 6  会議録署名委員  斉木委員  伊藤委員

 7  付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり 

 

会議の概要

午前10時01分 開会

◎安田委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は、警察本部、交流人口拡大本部、危機管理局、地域づくり推進部、県土整備部の順で執行部の入替えを行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、斉木委員と伊藤委員にお願いします。
 なお、このたび、7月7日付で人事異動がありましたが、近日中に組織改正が予定されていることから、幹部名簿の配付は組織改正後に改めて行うこととしますので、御了承ください。
 それでは、報告事項に移ります。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告1、令和5年上半期における特殊詐欺の現状及び対策について、大塚生活安全企画課長の説明を求めます。

●大塚生活安全企画課長
 令和5年上半期における特殊詐欺の現状及び対策について御報告いたします。
 初めに、本県における特殊詐欺の現状について御報告いたします。お手元の資料に過去10年の被害状況をグラフで示しております。認知件数は、電子マネーを利用した新たな手口により発生が大幅に増加した平成29年以外は、令和2年までおおむね20件台で推移していたところですが、令和3年になって還付金詐欺が急増し、認知件数が42件と大きく増加いたしました。その後、NTTを装ったショートメールによる未納料金請求や、パソコンのウイルス感染を装い、サポート料金と称して費用を請求する架空料金請求詐欺が増加し、昨年は、令和3年をさらに上回る51件が発生、被害額も1億円を超え、いずれも過去2番目となる被害となりました。全国では、5月末現在、昨年対比プラス1,700件の約7,800件が発生し、被害額もプラス29億円の約154億円と大幅な増加傾向にあります。本県におきましても、資料記載のとおり、6月末現在、33件が発生し、被害額も約1億1,970万円と既に1億円を超え、昨年同期に比べ、発生件数、被害額ともに大幅な増加傾向にあり、連日のように県内のどこかでアポ電が確認されるなど、極めて深刻な状況にあります。
 加えて、6月に入ってから、NTTをかたった電話の後、警察官や検察官を名のる者が次々と登場して、通帳やキャッシュカードをだまし取る劇場型の預貯金詐欺が3件発生し、1,000万円を超える被害もあるなど、巧妙な手口により、被害額が大きく引き上がっております。このように、著名な企業や銀行員、役場職員、警察官、検察官を次々とかたるなど、シナリオを巧妙化させ、複数回にわたって執拗にだまし取るなど、犯罪をなりわいとするグループによる犯行手口はこうかつです。被害に遭うスタートは、その6割が固定電話にかかってくる電話であることから、いかに犯人からの電話を受けないようにするかがポイントであり、被害を防止するには電話対策が重要と考えております。
 続きまして、水際対策の状況について御報告いたします。本年6月末の水際阻止件数は、発生件数を上回る45件で、このうち、コンビニエンスストア従業員や金融機関職員の声かけによるものが約8割を占め、多くの被害を水際で阻止していただいております。阻止していただいた方には、その都度、管轄する警察署長から感謝状を贈呈させていただいております。また、声かけ以外では、だまされてATMに向かおうとした際、玄関先で防災行政無線の放送を聞き、自分が被害に遭いかけていることに気づいたという事例もありました。
 次に、被害の未然防止対策について御説明します。特殊詐欺の被害防止対策につきましては、これまで長年にわたって取り組んでまいりました。被害があれば、都度、報道機関に手口等の情報を提供し、記事にしていただいておりますし、巡回連絡、防犯講習、金融機関、コンビニへの立ち寄りなど、日々の警察活動における注意喚起に加え、犯人からのアポ電等を認知した際には、あんしんトリピーメールや防災行政無線を活用した情報発信を行っております。しかし、被害は後を絶たず、非常に悩ましいところですが、地道に様々な取組を継続することによって、特殊詐欺は他人事ではなく自分のこととして県民一人一人に認識していただくことと、家族はもとより、社会全体で被害を防止するという機運を一層高めていくことが必要だと考えております。
 現在、各市役所では、発送用封筒に特殊詐欺への注意喚起メッセージを印刷していただいておりますし、水際対策として、コンビニエンスストアに配付している電子マネー購入者に対する声かけ用チェックシートをリニューアルするとともに、これを活用した声かけ訓練も実施しております。加えて、先ほど申し上げた犯人からの電話を受けないようにするための対策として、本年5月にNTTが開始した70歳以上の契約者等を対象にしたナンバーディスプレイサービスの無償化などの取組を県警ホームページやチラシなどで広報したり、NTTなどの社員と一緒に家電量販店で広報するなど、様々な関係機関の御協力をいただきながら、対策に取り組んでおります。
 先般、新たな取組といたしまして、YouTube広告を制作いたしました。鳥取県内に住む45歳以上のYouTube視聴者対象のCMとして、昨日から6か月間の予定で流しております。加えて、地元テレビ番組で流すCMも制作する予定です。また、今月12日には、特殊詐欺をはじめとする各種犯罪の被害防止対策を官民一体となって推進する趣旨の下、NTT鳥取支店と地域の安全・安心確保のための連携協力協定を締結いたしました。
 今後も関係機関や事業者の方々の協力をいただきながら、県民の特殊詐欺に対する抵抗力が高まるよう、官民一体となって取り組んでまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんか。

○川部委員
 未然防止についてはずっと取り組まれてきて、新たにNTTと、みたいな話も出てきているのですけれども、やはり件数、金額とも今年のペースは結構進んでいるということで、被害者にならないようにという声かけはすごい大事だと思います。一方で、犯人の検挙といいますか、捜査の状況、多分これは広域的な話ですよね、鳥取県警だけではできないという状況の中で、これはどういうふうになっているのでしょう。根本から絶たないといけないはずなのに、そこがちょっと見えていないところがあるのです。話せるところまでで構わないのですが、検挙状況だとかも含めて、この特殊詐欺の犯人に対するアプローチってどんな感じなのですか。

●加藤刑事部長
 捜査状況につきましては、個別の案件について詳細は差し控えさせていただきますけれども、現在、合同捜査等で他県に捜査員を派遣いたしまして、本県に係る事件等につきましても鋭意捜査しているところでございます。

○川部委員
 ルフィみたいな大きな犯罪はニュースになったりするのですけれども、実際に検挙されたということがあまりニュースにならないなと思っているのですが、どういう状況なのですか。なかなかここは難しい話ですか。

●加藤刑事部長
 闇バイトの関係で、本県については認知等には至っておりませんが、特殊詐欺等につきましては、先ほども申し上げましたとおり、他県に捜査員等を派遣いたしまして、鋭意捜査を進めているというところでございます。

○伊藤委員
 特殊詐欺の関係で、電話した犯人側からすると、一番厄介なのは相談しますと言われるのが一番嫌だと思うのですよ。お父さんに相談しますとか、子どもに相談しますとか、何かそういう取組についてもう少し啓発というのか、とにかく一人では判断しない、不審な電話は必ず相談しますというアクションをすることを啓発するのも一つの選択肢かなと思うのです。相談しますと言うと、犯人がまたぐじゃぐじゃ言ってくるから、もうそれは明らかにおかしいなというのが出てくると思うのですね。ですから、そこのところをもう少し啓発するようにしたらどうかなと思うのだけれども、御意見があればお伺いしたい。

●大塚生活安全企画課長
 委員の御意見のとおり、そのような電話の対応で相手の犯人側が電話を切ったという事例も把握しております。そういうことも踏まえまして、各広報資料については、一人で悩まず、家族、知人や警察にも相談するようにと呼びかけておりますけれども、今後も力を入れてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございますか。
 私からも1点、ここに対策等で書かれていないのですけれども、境港市で、各自治会の会館に高齢者の方とかに来ていただいて、地域の交番のお巡りさんが、こういう特殊詐欺対策の啓発活動をされているといった取組はすばらしいと思っております。
 あと、最近の事例を新聞などで見ると、割と年齢の若い方でもだまされているパターンがあると思うのです。固定電話がほとんどだというお話なので、例えば高齢の方のお宅にお邪魔すると、固定電話のところに家族の携帯電話番号が全部書いてあってこれ以外はみんな詐欺みたいな対策を御家族の方がされていたりするのです。そういう、動揺したときでも見られるような電話回りの位置に注意喚起するようなシールとか、そういった対策というのは具体的にされているのでしょうか。

●大塚生活安全企画課長
 そのようなパネルやシールを作って、警察官が訪問して、電話の辺りにシールを貼ったりというようなこともやっているところがあります。そういうことも含めて、御意見を参考にしながら、一人でも被害に遭わないよういろんな対策に努めてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。

○東田委員
 交通安全のことで、実はこの間、私は免許の更新に行きまして、交通安全の手引を拝見して気がついたことがあるのですけれども、鳥取県は乗用車の後部座席のベルト着用率が非常に低いというデータの記載がありまして、なぜかなということとあわせて、その対策はどのようになっているのか、教えていただけたらと思います。

●前田交通部長
 委員御指摘のとおり、車両の後部座席のシートベルト、鳥取県は一昨年、かなり低かったので、県警でも広報に力を入れました。昨年の調査では、着用率は大幅に上昇しているのですけれども、まだ100%には届かないというか、程遠い状況ですので、交通事故の発生抑止に合わせまして、この後部座席、全ての座席でのシートベルト着用につきましても、現在広報に力を入れて取り組んでいるところです。今後も取り組んでいきたいと思っております。着用率は向上してきている途上にあるという状況にございます。

○東田委員
 頑張っていただきたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、警察本部については、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は、入替え次第とします。

午前10時17分 休憩
午前10時21分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、交流人口拡大本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告2、令和4年度鳥取県への移住者数について、米山ふるさと人口政策課長の説明を求めます。

●米山ふるさと人口政策課長
 資料の2ページをお願いいたします。令和4年度の本県への年間移住者数がまとまりましたので、御報告させていただきます。
 令和4年度、鳥取県への年間移住者は1,516世帯、2,103人となりまして、前年と比べまして265人の減となっております。
 2番以降に具体的な統計データを記載しております。2番が各年度の推移ということで、過去一番多かった令和3年度と比べて減にはなりましたが、数的にはコロナ前の水準に戻ったというような形になっております。
 4番を御覧いただきたいのですが、移住理由といたしまして、40代以下の方につきましては、就職、結婚・子育てあたりが高い傾向ということで、これは昨年度の調査と大体同じ傾向となっております。また、UIターンの割合はほぼ均衡しているという状況でございます。
 3ページを御覧ください。年代別といたしましては、30代以下の世帯が全体の66%、40代を含めると78.3%ということで、大多数を占めているという状況です。その次は、詳細な理由別でまとめているものでございます。
 また、このたび、移住者の定着率のほうも市町村を通じて調査いたしました。移住して5年目の方を対象に、令和4年度末の定住状況を調査いたしますと、定住の有無を確認できた577人中、定住されていると確認できた方が430人、定着率74.5%ということで、定着が進んでいる状況でございます。
 移住者につきましては、対前年としては減少となっておりますが、コロナ禍をきっかけといたしまして、地方移住、地方での暮らしに対する関心、特に都市部、若者の地方移住への関心は高まっております。そういった状況を背景に、3ページの参考のところに記載しておりますが、ふるさと鳥取県定住機構への相談状況等を見ましても、相談件数は増加傾向にあります。また、移住を希望されている県外在住者の方が鳥取の住まい等を視察されるために来県する際の交通費を助成しておりますが、この助成件数も増えてきております。今年度もこの件数は好調な状況と聞いておりますので、こういった高い関心が確実に鳥取県への移住につながるように、一人一人のニーズに応じたきめ細かい支援をさらに拡充していきますとともに、特に移住者の多い若者、子育て層あたりをターゲットにした情報発信も強化してまいりたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告3、「日本サウナ学会総会2023」の鳥取県開催決定について、内田観光戦略課長の説明を求めます。

●内田観光戦略課長
 資料4ページをお願いいたします。「日本サウナ学会総会2023」の鳥取県開催決定について御報告申し上げます。
 私ども鳥取県で誘致を行っておりましたこの学会が、今年秋に米子市で開催されることが決定いたしました。6月27日に日本サウナ学会代表理事の加藤様、同じく小林様がおいでになりまして、鳥取県米子市でサウナ学会を開催するとお話をいただきました。また、この場には、県議会のサウナ・アウトドアツーリズム推進議員連盟の福田議員にも御出席いただいております。
 これを踏まえまして、2のところ、実際の総会の実施概要案をお示ししております。10月または11月ということで、皆生温泉を中心に開催したいということでございます。
 なお、これらの日程、最終的な会場につきましては、今後、実行委員会を開催し、正式に決定させていただきたいと思っております。
 また、これらの開催の経費につきましては、6月補正で御承認いただいておりますので、その予算を活用させていただいて開催するということでございます。
 学会の中では、学術的な健康増進や地方創生についての講演であるとか、パネルディスカッションを開催いたします。
 それと、(5)のその他ということで、この機会を活用して、学会だけではなく一般の県民の方もこのサウナに親しんでいただく「ととのうとっとり」サウナフェスを開催して、健康面であるとか、県内のサウナ関係の販売であるとか、そういったものも機運を盛り上げるような形で展開してまいりたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告4、米子香港連続国際チャーター便の就航について、矢吹副局長兼国際観光誘客課長の説明を求めます。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 資料の5ページを御覧ください。7月18日にチャーター便が就航いたしました。初便には、香港航空の会長、侯董事長様ほかに御搭乗いただいて、御来県いただいております。米子空港へは3年5か月ぶりで、久方ぶりに盛り上がったところでございます。
 1にあります香港チャーター便の概要につきまして、週3日で合計15往復でございます。お出迎えさせていただいた初便は搭乗率67%ということで、安田委員長様にもお越しいただいてありがとうございました。主な立ち寄り先は、鳥取砂丘ですとか水木しげるロードといったところ、様々ありまして、計54コースをお客様に巡っていただいているところでございます。当日、香港航空の幹部からは、この直行便の再開は米子と香港のアクセスの利便性を高める路線であり、すごくうれしいというお声ですとか、今までは運休していたのですけれども、定期便の復活を期待したい、定期便を安定的に支えたいというようなコメントも頂戴しております。
 翌19日、2にありますように、香港便の活性化に向けて知事をトップとする会議を開催させていただきまして、香港航空からもオンラインで御参加いただきました。県内からは、国際定期便利用促進協議会ですとか、各商工会議所、JATA会といった方々に御参加いただいて、みんなで早く定期便を再開していこうということを確認したところでございます。

◎安田委員長
 続いて、報告5、米子ソウル国際定期便の運航再開及び江原特別自治道との新たな協定締結について、井嶋交流推進課長の説明を求めます。

●井嶋交流推進課長
 資料6ページ、7ページを御覧ください。米子ソウル国際定期便の運航再開及び江原特別自治道との新たな協定締結ということで、国際観光誘客課と連名でございますけれども、交流推進課のほうで一括して説明させていただきます。
 7月3日から、平井知事がトップセールスのため韓国を訪問いたしまして、エアソウル、趙鎮満代表理事と面談した結果、10月25日から米子鬼太郎空港と仁川国際空港とを結ぶ米子-ソウル便が週3便で再開します。日曜日、水曜日、金曜日となっておりまして、下記の運航計画のとおりでございます。機材は前回就航時と同様に195人乗りが使われる予定でございます。あわせまして、7月4日には、友好提携をしています韓国江原特別自治道を平井知事が訪問しまして、金鎮台知事と特別自治道の昇格に伴う新たな協定を締結いたしました。
趙鎮満代表理事との話の中では、代表理事から週3便の定期便再開に向けてインバウンド、アウトバウンドのプロモーションが非常に重要であるという認識が示されまして、平井知事もこれに対して民間事業者や市町村と連携して路線の利用促進に全力を挙げることを約束しております。
 今後のエアソウルとの連携で、お得に周遊できるクーポンブックの製作でありますとか、リムジンバスの運行、韓国メディア招聘による本県観光の魅力発信を予定しております。
 続きまして、7ページを御覧ください。訪韓後の7月7日、米子ソウル国際定期便再開に向けた利用促進会議を県庁内で開催いたしました。平井知事をトップに、県内民間団体関係者にお集まりいただきまして、関係部局の取組状況の情報共有並びに今後の利用促進に向けた戦略について意見交換を行いました。主な施策としましては、先ほど申し上げましたアウトバウンドの利用促進、それから韓国内での販路拡大を目指す県内企業や取引する韓国企業との往来支援、青少年のスポーツ交流等を実施といった意見がありましたので、定期便の利用促進に向けて活用してまいります。
 続きまして、大きな2番でございます。韓国江原特別自治道との新たな友好提携協定締結でございます。
 江原道が6月11日に特別自治道に昇格したことに伴い、7月4日午前に、鳥取県と江原道相互の友好交流を一層発展させることを目的とする協定を締結しました。また、来年、令和6年度は友好提携30周年の節目を迎えますので、引き続き相互の友好交流を深めてまいる予定でございます。江原道の金鎮台知事からは、定期便の空路再開のお祝いとともに、これを機会に改めて鳥取県と江原特別自治道との特別交流時代を築いていきたいという言葉をいただきました。
 最後、3番でございます。7月4日の夕方、韓国旅行社向けの鳥取県観光情報説明会を開催いたしました。この席には、エアソウルの趙鎮満代表理事も出席いただきまして、韓国旅行社、メディア、エアソウル関係者、約70名にお集まりいただきまして、鳥取県の観光情報のPRを行っております。早く販売したいという前向きな意見もありましたし、機運の高まりを非常に大きく感じる機会となりました。知事はメディアの取材にも応じておりまして、エアソウルとの連携や、本県や韓国の食の魅力、アフターコロナの対策をPRして、しっかり今後の誘客に向けてプッシュしております。

◎安田委員長
 続いて、報告6、水木しげるロード関係の事業展開について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 8ページを御覧ください。水木しげるロード関係の事業展開について説明いたします。
 今年は、水木しげるロードが誕生してから30周年でございます。このほど、7月16日の記念式典では、安田委員長にも御臨席賜りまして、共にお祝いいただきました。ありがとうございました。今年はたくさんのイベントがめじろ押しでございます。全国に目を向けますと、秋には「鬼太郎誕生」「悪魔くん」が映画とネットフリックスでそれぞれ公開されますし、来年4月には水木しげる記念館のリニューアルを控えております。本日は、境港市や関係団体が実施している取組について報告いたします。
 夜間のにぎわい創出でございます。本日から音声アプリを活用した取組が始まります。拡張現実の技術を使いまして、お客様に夜間の水木しげるロードを楽しんでいただくものでございます。先般、7月18日に皆生の旅館組合や水木しげるロードの関係者と共に体験会に参加してまいりました。なかなか優れものでございまして、スマートフォンとイヤホンが必要ですけれどもとても楽しく周遊できるのではないかなと思います。バスも皆生から境港まで夜間に走らせることが決まりまして、(2)にあるとおり、本日7月21日を皮切りに、運行日限定ではございますけれども夏休み中の延べ15日間、皆生と境港が結ばれることになっております。運行ダイヤは御覧のとおり。料金につきましては、上記の音声ガイドやチケットがない場合で、大人1,000円、子どもで500円でございます。
 また、土曜夜市、コロナの期間中はなかなか開催することができませんでしたけれども、水木しげるロード土曜夜市実行委員会のほうで、夏休み中に4回行われます。18時から21時までの催しで、初日、29日土曜日には19時から妖怪パレードが行われます。
 そのほかの取組、水木しげる記念館休館対策や鳥取県西部への誘客促進について簡単に説明いたします。現在、水木しげる記念館の建設工事が進行中でございまして、現場に仮囲い、白い壁が設置してあるのですけれども、ちょっと寂しいので、そこに「鬼太郎誕生」「悪魔くん」のポスターや関連のキャラクターでにぎやかに装飾いたしまして、フォトスポットとしても使っていただけるように、水木ロードの東側を少しにぎやかに催していきたいと考えております。6月28日の常任委員会でも説明いたしましたけれども、鬼太郎&悪魔くんフェス夏も開催することになっておりまして、常任委員会の委員の皆様方も御参加の申込みがございましたら、お知らせくださるようお願いいたします。
 もう一つは、米子鬼太郎空港の装飾の拡充でございます。関係者との意見調整や著作権者との打合せもありまして、なかなかずれ込んでおりましたけれども、この秋にはお披露目できる予定になっておりますので、乞う御期待でございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○川部委員
 2ページと3ページ、移住者数についてです。状況の報告だったのですが、これでどういう分析をされて、今年度こういうふうにするとかという対策があるのか。米子市を見ると230人ほど減っていますよね。減り方がここだけ突出しているのですけれども、この辺の分析を含めて、全体をどのように分析されているのでしょうか。

●米山ふるさと人口政策課長
 まず、全体が減になった要因といたしましては、コロナ禍において、地方移住の関心が高まったということはあるのですけれども、東京への転出入のデータ等を見た場合に、令和3年と令和4年を比べますと、東京への転入超過が大きく増えております。この辺りのデータを見まして、コロナが落ち着いてきて都心回帰が進んでいること、それから、やはり人口減少が全国的に進んでいる中で、各自治体が移住定住に力を入れていて、地域間競争が激化している影響を受けているのではないかということが要因として推測されるかなと考えております。
 米子市につきましては、ちょっと明確にこの理由というのは我々も検証中で、あくまで推測の範囲ではございますが、考えられる一つの要因といたしましては、コロナ禍で、自然の中で伸び伸び育てたいといった子育て環境を鳥取県に求めて移住される方がかなり多い傾向も見られましたので、その辺りの影響を特に米子市が受けてこういう数字になっているのかなと。もう少し我々も市町村に状況を聞くなり、移住者の方の声を聞くなり、さらにどういった取組が必要なのかというところを今後検証して、これから情報発信ですとかきめ細かい受入体制をやっていきたいと考えております。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。

○銀杏委員
 まんが王国の報告の最後のところで、米子鬼太郎空港の装飾の拡充に時間がかかった、調整に時間がかかったということだと思うのですけれども、具体的にどういう障害があったのか教えてください。

●岡山まんが王国官房長
 障害があったというわけではございませんけれども、2点あるかと思います。1つは、著作権者との調整です。水木ロードも米子鬼太郎空港には並々ならぬ思いを持っていらっしゃいまして、どういったものを作るかということで時間を費やしたところがあります。2点目は、米子空港のビルの中のテナントとの調整です。ここには設けてほしくないなとか、もっと別のところがいいなどの意見を踏まえた上で調整しましたので、その辺りでも時間を費やしたところでございます。

○銀杏委員
 分かりました。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。
 では、最後、私から。香港便です。私も到着翌日には、侯董事長以下、皆様と親しく境港を御案内させていただいたのですけれども、やはり彼らはビジネスマンです。ビジネスマンの観点で物を見られるという印象をすごく強く持ちました。まき網船が水揚げをしていたら、もうこれごと持って帰りたい。マグロの競りが最終日だったのですけれども、これを1本持って帰れるだろうかとか、向こうでの商売の展開を考えながら物事を考えられるなという印象を持ちました。ですので、観光の担当の交流人口拡大本部が今回いろいろとセッティングされていると思いますけれども、2番にも書いてあるように、ビジネス利用がこれから増えていかないと、また、貨物利用が増えていかないと、定期便化はなかなか難しいのではないかと思っているのです。ですので、今現状で、商工労働部ですとか、農林水産部ですとか、そういったところとの連携の状況を教えてください。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 2の一番最後の欄に書いておりますが、香港に鳥取県内の企業も10数社が進出しておられます。そういったところとのマッチングとか意見交換を市場開拓局なり商工労働部のほうで継続しております。19日の会議でもお話ししたのですが、特に今香港の水産系のスーパーの代表者の方々を招聘して、鳥取県内の水産加工会社とマッチングするようなことを6月にもやったところと伺っておりますし、来月、8月にフードエキスポというものが展開されますので、そこに出展するといったことも、我々観光部門だけではなくて食や商工といったところと連携してやっていく。まさにおっしゃったとおり、観光だけではなくて、やはり鳥取県は豊かな食もたくさんありますので、そこと連携しないと定期便は戻ってこないと我々も認識しているところでございます。

◎安田委員長
 多分この山陰の食材のよさは大山があるから、大山の水があって、それが美保湾に流れ込んでいる。この地域の成り立ち自体も本当に彼らは理解されているのではないかと、香港だけではなくて、この間の中国美食協会さんですとか、すごく理解が進んでいるなと私は感じています。だから、都会にない魅力をここに求めていらっしゃるし、それをより知りたいと思っていらっしゃると思います。また、その物が欲しい。国は輸出にしっかりと注力している中で、鳥取県が本当に乗り遅れないようにしていただきたいと常日頃から思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、その他ですが、交流人口拡大本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、交流人口拡大本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時46分 休憩
午前10時49分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、危機管理局について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告7、7月13日の大雨に係る被害状況等について、灘尾危機対策・情報課長の説明を求めます。

●灘尾危機対策・情報課長
 危機管理局資料の2ページを御覧ください。7月13日の大雨に係る被害状況等についての御報告でございます。
 当日、山陰沖の梅雨前線の影響で、7月13日未明から沿岸部を中心に大雨となりました。鳥取市の青谷、湖山での1時間雨量は観測史上最大とか、7月の最大となるなど、記録的な大雨になりまして、気高付近では1時間90ミリを観測し、記録的短時間大雨情報が発表されました。
 2番の主な被害状況、人的被害はございませんでしたが、床上浸水13棟、床下浸水41棟という住家被害が発生いたしました。農林関係では、福部の果樹園の斜面崩落ですとか林道被害といったものが発生いたしまして、調査中のものもございますけれども、18日17時時点では1,000万円もの被害額となっております。公共交通機関におきましても、13日、14日に運休・遅延が多数発生いたしまして、JR末恒-宝木駅間の土砂流入、のり面崩落によりまして、15日の午前中にかけて運転取りやめとなりました。福祉施設におきましても浸水被害が発生いたしまして、グループホームでのゴムボートによる救出避難ですとか、病院におきましても地下給水ピットの水没による断水など、様々な影響が発生いたしました。明け方の通学時間を襲ったこれまでに経験のないような短時間強雨でしたので、学校の臨時休業等も発生いたしました。
 3番、今回の大雨の特徴・教訓と今後の対応でございます。明け方、これまでに経験のないような短時間強雨ということで、各地で道路冠水、建物の浸水被害が発生いたしまして、県民生活に非常に多大な影響が出ました。今回の大雨の教訓を総括いたしまして、今後、内水氾濫への対策の検討を市町村と共に進めていくことですとか、学校の臨時休業の判断基準を点検したり見直ししたりということ、そして、実際の被災箇所の災害復旧を早期に進めていくこととしております。

◎安田委員長
 続いて、報告8、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第16報)、報告9、原子力災害時に備えた避難先及び避難経路確認訓練(米子市)の実施結果について、及び報告10、令和5年度第1回鳥取県原子力安全顧問会議の開催結果について、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長
 危機管理局資料3ページ、島根原発の安全対策等の状況について御報告いたします。
 島根原発は、1号機が廃止措置中、2号機と3号機は現在、原子力規制委員会による審査が行われています。2号機の設計及び工事の計画認可、保安規定変更認可とも、前回報告から特に進展はございません。安全対策工事につきましても、前回報告からの動きはなく、安全対策工事の完了予定時期を令和6年5月と公表しておりまして、現在、防波壁の補強工事等を行っています。高経年化対策につきましては、昨日7月20日、中国電力が運転開始から30年を超える2号機の高経年化対策に係る保安規定変更認可申請の2回目の補正書を原子力規制委員会に提出しています。今回の補正は、耐震設計に関する設計及び工事の計画の認可の審査内容を反映したものとなっています。あと、テロ対策施設となる特重施設等の審査ですとか、島根原発3号機につきましても、前回報告から特に動きはない状況でございます。
 続きまして4ページ、原子力災害時に備えた米子市住民を対象としました避難先及び避難経路確認訓練の実施結果についてです。
 原子力災害時の避難元地区の住民に避難経路、避難退域時検査会場、避難先施設等を実際に確認していただいて、避難計画の理解促進、不安の軽減、また避難受入先の関係者の理解促進等につなげるということで、避難計画の実効性向上を図ることを目的とした訓練を実施しています。なお、訓練に当たっては、対象地区の避難先となる湯梨浜町の協力を得て実施しております。
米子市富益地区の住民32名が参加しまして、避難計画に基づいて、一時集結所、富益公民館に集まり、バス3台に分かれて山陰道等の避難経路を走行して、避難退域時検査会場、名和農業者トレーニングセンターへ移動しています。ここでは、検査会場を視察し、中ほどの左の写真、体育館の中に入って、避難退域時検査の説明をした後、参加者の中から代表者が放射線測定器を用いて放射性物質が付着していないかどうかを確認する実演を行っています。この後、真ん中の写真になりますけれども、湯梨浜町役場に移動しまして、湯梨浜町職員による避難先施設等の概況説明、写真を交えて施設の内部の状況、様子などの説明を行っています。この説明の後、右の写真になりますけれども、3つのグループに分かれ計14施設の避難先施設を確認しています。
 6の参加者の声で、参加者からは、行動すべき手順ですとか今回対象とした富益地区の避難先について理解することができたというコメント、また、各施設の外観や室内の写真によって避難先の生活環境等がより想像しやすくなったといったコメントがございました。また、避難先での駐車場所の確保や、冷暖房設備がない避難所の生活環境のさらなる向上に期待するといった御意見などもございました。
 7の備考のところで、本訓練は平成27年度から実施していまして、今回で12回目、延べ274名が参加しています。次回、境港市の避難先及び避難経路確認訓練を秋頃に実施する予定としています。
 続きまして5ページ、令和5年度第1回鳥取県原子力安全顧問会議の開催結果についてです。
 前回の常任委員会でパブコメ結果を報告しました地域防災計画(原子力災害対策編)と広域住民避難計画(島根原子力発電所事故対応)の修正案ですとか、本県の環境放射線モニタリングの調査結果等につきまして、専門的な観点から審議、確認いただいています。
 3の出席者で、顧問の先生17名のうち13名に出席していただいて、確認いただいております。
 4の議題等と主な意見のところ、今回の顧問会議は議題が3件、報告事項が1件ありまして、議題の1つ目、地域防災計画と広域住民避難計画の修正案については、訓練の教訓や新たな知見等を踏まえた継続的な改善がなされているなど、一定の実効性が認められるということで了承されています。顧問からの主な意見としましては、訓練で得られた教訓や原子力防災支援基地の整備、国の指針等の改正内容が反映されていて、また、計画全体の構成が見直されていることを確認したという御意見、そのほか、PDCAサイクルを回して、継続的に実効性を高めていくことや、避難計画の普及啓発、防災訓練への住民参加等により、県民理解を進めていくようにといった御意見もございました。今後、県防災会議の審議を経まして、運用開始となります。
 2つ目の令和4年度環境放射線等測定結果については、モニタリングが適正に行われ、島根原発、人形峠環境技術センターによる環境への影響は認められないとして了承されています。主な意見としましては、令和4年度の測定結果が平常の変動幅、過去の測定結果のばらつきから設定した平常の範囲内に入っていることと、中には何点か超過したものもあるのですけれども、それについて原因を確認した結果、原子力施設による環境への影響は認められないといった御意見がございました。
3つ目の令和5年度環境放射線等測定計画につきましても、測定計画が妥当であるということで了承されています。
 次に、(2)の報告事項で、県から原子力防災対策に関する令和4年度の結果と令和5年度の予定を報告しまして、顧問からは、今年度取り組んでいる福井県との人事交流、モニタリングの先進県である福井県からの派遣職員による指導と、逆に本県から福井県に職員を派遣して技術を習得するといった人事交流についてはよい取組であるというコメントがございました。また、防災訓練については、個別の機能訓練も重要であるので、顧問としても訓練計画に協力したいというコメントもございました。
 最後、5のその他で、これらの会議結果、モニタリング結果につきましては、県ホームページにて公開しております。

◎安田委員長
 続いて、報告11、第69回鳥取県消防ポンプ操法大会の開催結果について、黒見消防防災課長の説明を求めます。

●黒見消防防災課長
 資料の6ページをお願いいたします。今月2日に開催いたしました第69回鳥取県消防ポンプ操法大会の開催結果について御報告させていただきます。
 県の消防ポンプ操法大会は、令和2年度、3年度は新型コロナの関係で中止し、昨年度の4年度は無観客で競技のみの開催でしたが、今年度は、観客を消防関係者のみとしましたけれども、開会式、表彰式も行い、ほぼコロナ以前のとおりの開催となりました。
 大会には、消防ポンプ自動車を使用したポンプ車操法の部に12隊と、持ち運びが可能な小型動力ポンプを使用した小型ポンプ操法の部に12隊の参加があり、日頃の訓練の成果を発揮されました。
 全国大会については、男性の大会と女性の大会が隔年で開催されており、今年度は女性消防操法大会の年であり、10月に東京都で開催される大会に北栄町女性消防隊が出場する予定でございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○中島委員
 2ページ、大雨で東部は結構やられたのですけれども、果樹園だとかは知事も出かけていって直に被害をどうにかしろとする。ところが、例えば福部のグループホームなどもやられていて、県に問い合わせると、それは市町村の、こちらだと東部広域のごみ処理のほうですよ、とされる。市町村に言うと、一般家庭で出た分は連絡してくれれば回収しますが、こういう施設になってくると、事業系のものだと。
別にどちらが支援してもいいのだけれども、こんなのも災害でしょう。

●水中危機管理局長
 災害ごみということで、今回は大規模な災害ではなかったこともあって、県としては対応しておりませんが、ちょっと状況がよく分からないところもありますので、また確認して御報告させていただきます。

○中島委員
 恐らくベッドだとか、いろんなものがぬれていますよ。そんなのは取りに来ないですよね。どうやって処分しようかと思ってうろうろして、こちらにも電話が来た。農林だとか県土だとかは、ここが崩れているとか知事に出動を言うではないか。こちらのほうもそんな状態だから、こういう情報があるのだったら細かなのも全部言っているだろうと思うので、気配りをして、市町村からでも県からでも、どちらからでもいいよ、早期に支援が行くように努力してくれないかなと思う。

●水中危機管理局長
 各部に分かれるところがありますけれども、危機管理局が総括しておりますので、きちんと目配りして、支援に漏れがないように努めてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、危機管理局について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、危機管理局については、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前11時05分 休憩
午前11時07分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、地域づくり推進部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告12、トスク店舗承継に係る状況等について、古曵買物環境確保推進課長の説明を求めます。

●古曵買物環境確保推進課長
 資料の2ページをお願いいたします。トスク店舗承継に係る状況等について報告させていただきます。
 1、トスク店舗承継に係る経緯及びJA鳥取いなばの対応でございます。報道されておりますとおり、県東部にありますトスク店舗におきまして、JA鳥取いなばと東宝企業の承継交渉が不調となりました。この経緯につきましては、7月6日に、JA鳥取いなばにおきまして理事会が開催されました。そこで、支障の隔たりが解消されないことから、トスク本店の東宝企業への承継交渉の断念が決定され、翌日、東宝企業に通知されております。
 続いて、11日です。東宝企業がJA鳥取いなば、報道機関、県、関係市町宛てに、郡部店舗の承継交渉断念を通知されております。東宝企業のほうは、当初から郡部店舗の事業を行うに当たりましては本店が必要不可欠という判断をされておりましたので、本店がなくなったことで郡部店舗の承継は難しいという判断をされております。
 続きまして、14日です。それを受けまして、JA鳥取いなばから、8月末閉店予定の丹比店、ちづ店、用瀬店、若桜店、フレッシュライフいわみ店につきまして、交渉や引継ぎに要する期間が不足するという判断で、1か月延長して9月末までとすること、それから、店舗承継に向けまして、新しい交渉先と交渉を開始することを発表されました。県では、この動きに対しまして、庁内でもトスク関連情報連絡会議を開催しまして、情報の共有と今後の対応を確認しております。
 2で、今後に向けた県、市町の対応でございます。まず、県では6月補正予算で買物安心確保事業としまして、買物環境確保推進交付金ということで1億円の予算をお認めいただきました。これは、市町村が地域の実情を踏まえて買物環境確保計画を策定して、それに基づいて実施する事業を県が包括的に支援していこうというものでございます。下に、その交付金の概要を書いております。支援のメニューとして例を挙げておりますが、これに限らず店舗閉店に伴うもの、持続的な買物環境確保のために必要な事業を県としては柔軟に支援していきたいと思っております。交付率は、市町村負担額の2分の1です。また、市町村とも相談の上、交付の上限額を設定しておりまして、1市町村につき2,000万円、また、土地、建物の取得ですとか、店舗の整備、改修、設備につきましては、高額になりますので、2,000万円に加えまして、それぞれ1,000万円と1,500万円を加算するという形で制度設計しております。
 (2)の市町の対応でございます。市町からは、報道のほうが先行しておりまして、なかなか詳細が分からないという声を聞いております。県のほうでは、適宜、JA、市町、県の実務レベルの担当者会議を、情報連絡会という形で開催して対応していきたいと思っております。それから、市町によりましては、今後の新しい承継交渉が本当にスムーズにいくかまだ不透明な状況でありますので、店舗が承継されない場合も想定して、例えば移動販売の拡充ですとか、買物ツアーでありますとか、店舗の運営以外の代替手段も検討していきたいというところもあります。また、それに伴いまして、買物環境確保計画の見直しも進めておられるところです。中部では関金地区の協議会主催で買物ツアーや買物代行というような試行をやる動きも出ておりまして、市町のほうでも買物環境確保に向けて動いておられるところです。
 県では引き続き市町、JAと連携を取りながら、買物環境の維持、確保に取り組んでいきたいと思っております。

◎安田委員長
 続いて、報告13、米子新体育館(米子アリーナ)整備に係る募集要項等の公表について、報告14、鳥取県立米子産業体育館の指定管理者募集要項(案)の概要について、及び報告15、鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭に係る個人情報の流出について、小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 3ページを御覧いただきたいと思います。さきの6月議会で関連する予算並びに付議案を議決いただいたことに伴いまして、米子の新体育館、米子アリーナ整備事業に係ります募集要項を公表しまして、7月10日からいよいよPFI事業者の公募を始めたところでございます。県の関連予算に加えまして、7月7日に米子市議会におきましても関連予算が議決済みでございます。
 募集要項の概要としましては、1番の(2)番、(3)番の辺りで、地元事業者の積極的な参画を促すための条件整備ですとか、審査に当たりまして、地域貢献策の配点を最大の得点として設定するなど、地元を重視した形での事業者募集を米子市と共に考えているところでございます。
 その他、1番の(4)の要求水準書、いわゆる仕様書につきましても、若干の見直し等を行った上で、12月まで提案書類の募集を行って、複数の事業者から提案があることを期待しながら、年が明けて審査並びに議会の議決を経まして、4月以降に設計及び建設工事に着手の上、4年後の令和9年3月の米子アリーナ供用開始を目指して、米子市と共に着実に準備を進めてまいりたいと思います。
 引き続きまして、次の4ページ、5ページでございます。この6月議会に御提案申し上げた米子産業体育館の予算の関係も議決をいただいたわけでございますが、今御説明しました米子の新しい体育館の整備に伴いまして、既に募集しております、ほかの県立スポーツ施設の5施設と同様に、残り3年間、米子産業体育館の指定管理者の募集につきましても、募集要項(案)を設定いたしまして、7月31日から募集を開始する予定としております。内容としましては、残り3年間の公募を行うことなど、基本的にほかの県立スポーツ施設と同様の取扱いを予定しております。
 引き続きまして、6ページでございます。毎年、夏、秋、冬にかけて様々な競技を県民総参加で行う鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭も大方25年余り続けているところでございます。県の委託事業として、鳥取県スポーツ協会が実施しているところですけれども、そのうち、ソフトテニスの競技におきまして、申込書の様式をスポーツ協会のホームページに載せていたところ、その様式の次のページに、過去、2010年、平成22年度のチーム13名の個人情報が掲載されておりまして、約1週間、不特定多数の方が閲覧できるような状況になっていたという個人情報の流出がありました。
 該当13名の方には既にスポーツ協会より直接状況を説明し、謝罪を行ったところでございますけれども、スポーツ協会だけではなく県のスポーツ課におきましても、職員にこの事案を周知徹底いたしまして、再発防止に万全を期していく所存でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告16、第4回米子駅周辺活性化連携会議の開催について、齋藤中山間地域政策課長の説明を求めます。

●齋藤中山間地域政策課長
 第4回米子駅周辺活性化連携会議の開催について御報告申し上げます。
 米子駅南北自由通路等整備事業を契機といたしまして、米子駅周辺のにぎわい創出に向け、駅周辺のまちづくりについて重点的に協議を行うため、米子市、JR、米子商工会議所並びに県の4者で設置された米子駅周辺活性化連携会議の4回目が開催されたところでございます。
 7月10日に開かれまして、出席者としましては、米子市から伊澤副市長ほか、JRからは和田副支社長ほかがいらっしゃっておりました。
 5番目の主な協議結果でございます。南北自由通路、通称「がいなロード」が7月29日に供用開始されます。7月22日に、その前夜祭に当たる「歩いて楽しいまちづくりシンポジウム」を開催すること、秋には市民を巻き込んでワークショップを開催して、市民のまちづくりの機運を醸成することが報告されたところでございます。それから、米子市が県から管理移管を受けただんだん広場を、記念イベントの集中開催時期に許可基準を緩和することで利用しやすくして、イベントをどんどん広げていくということが報告されたところでございます。
 さらには、米子市が、ウォーカブルエリアにおきましてイベントを主催する者を対象としましたイベント開催経費を支援する独自のウォーカブルエリアイベント開催応援補助金というのを創設したという話がございました。駅南の活性化につきまして、今年度から、米子駅目久美町線の道路、街路樹などの基盤を整備しながら、先ほどありました新体育館への歩行者の動線を検討するというようなことも話し合われたところでございます。
 参考といたしまして、米子駅周辺活性化連携会議の設置に至る経緯等について掲げております。

◎安田委員長
 報告17、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略します。
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○銀杏委員
 トスク店舗承継に係る状況等について、マスコミ等の情報が先行して出ているということで、何となく市町においても情報が入っていなくて、県頼みのような感じだということらしいのですけれども、県としては、どの程度まで情報を把握して、進められようとしているのかというのがちょっと分からなくて。期限が9月末までですかね。となると、もう日にちがないものですから、どういう方向性で考えておられますか。

●古曵買物環境確保推進課長
 県としましては、JAに職員を派遣して、適宜情報は取っております。それで、必要な情報は市町と毎日のように密に連絡を取って情報を共有しておりますが、どうしても買物計画とかをつくる上で、一部の市町村では情報が足りないなということもあるようで、そこは適宜、随時、市町から御質問いただければ、寄り添って相談を受けるという形にしております。
 また、県の対応としましては、やはり閉店時期が9月末と決まっておりますので、急ピッチで対応していかないといけないことは頭に置いております。今、例えば、これは本当にまだアイデアベースで決まっていないことではありますが、鳥取市のほうでは、仮に用瀬店の承継がされないとか遅れる場合には、移動販売を拡充するようなことを検討したり、八頭町のほうでは、丹比店が承継されないとか遅れるということもにらみながら、地域で運営を考えてみたらどうだろうかといった話合いも地域の行政懇談会でされております。県もそういう市町の動きと一緒に検討して動いておりますので、9月末の閉店に向けて一緒になってやっていきたいと思っております。

○銀杏委員
 交渉事が入ってきますので、なかなか公にできない部分も多いかとは思いますけれども、住民の皆さんが困らないような形になるように、しっかりと連携しながら対策を取っていただくようにお願いいたします。

◎安田委員長
 ほかはございませんか。

○斉木委員
 7ページの米子駅周辺の活性化の会議の、主な協議結果の一番最後、駅南の活性化について、目久美町線の道路、街路樹などの基礎を整備して新体育館への歩行者の動線を検討するというのだけれども、その動線は歩きなのか、車道なのか、その辺りはどういう話になっておりますか。

●齋藤中山間地域政策課長
 この会議の場で米子市から出てきた話で、米子アリーナに向けて、実際は裏側を通っていくと意外と近いよという感覚を米子市は持っておられて、しかも今、米子市はウォーカブルというのを推進しようとしておられます。多少距離があっても歩いてもらおうという発想を持っておられるみたいです。車で行くとかえって遠回りで時間がかかるということもあって、歩いていくとこんなふうにショートカットできますよと。それで道路周辺のにぎわいが創出できたらいいなというお考えをお持ちのようです。

○斉木委員
 私も現場を知っていますけれども、歩いて行くともう住宅街の中を歩くような感じです。きちんと動線に、このとおりここを行ってくれと、ある程度の案内がなくては普通の人は迷われるので、やはりぜひ動きやすい計画にしていただきたいなと思っております。斜めに一直線とすれば一番近いわけですけれども、なかなかそういうわけにならないから、その辺りをよく協議して決めていただきたいことと、今こうして駅裏が駅南になってきて、再度区画整理をやるような考えがあるのか。いろんな大きな建物とかが目の前にあるし、都市づくりの上でどの辺りまで話が進んでいるのかなと思うのです。

●齋藤中山間地域政策課長
 今後どんなふうに進めていくかに関しまして、県のほうも、この4者連携会議を通じまして関わっていきたいと思っております。どんなハード整備が入ってくるかというのは、まだ私どもも承知しておりませんけれども、そこも含めて、また関わっていきたいと思っております。

○斉木委員
 将来を見据えて、駅南ができて、もう本当に地域の人は地域が大変明るくなる、発展するような期待が非常に強いものだから、今の既存のままをそのままにしてもそれだけのことなので、基本的にどうするか青写真をしっかり描いてもらって、駅裏公園は南公園になったようでございますけれども、ああいう具合に次々新しい発想で活性化できる、人が集まるようなせっかくの機会ですので、いい感じを出していただきたいなと大いに期待しております。もちろん市が中心になってやらないといけないのですけれども、県の役割も大きいですので、ぜひお願いしたいと思います。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。

○東田委員
 トスク店の撤退の話で、本当に県民が不安に思っていらっしゃいまして、関係自治体が複数にわたるということで、県の役割は非常に重要だと思っています。そのような中で、東宝企業が撤退、断念したということなのですけれども、新たな交渉企業の見通しとか、その辺はどのような現状なのか。ちょっと話せる範囲でいいですから、教えてほしいのです。

●古曵買物環境確保推進課長
 報道もありますように、今の東宝企業さんが決定される以前に申入れがありましたエスマート、マルワ、サンマートと新たな店舗承継に向けた交渉を開始したと聞いております。また、東宝企業のときは、全店舗一体で承継交渉をされておりましたが、今回は店舗ごとに個別交渉になると聞いておりまして、各店舗で受けていただける企業がありましたら交渉していくと聞いております。

○東田委員
 当然県が中に入って、その辺の調整はされるのですかね。

●古曵買物環境確保推進課長
 これまでもそうなのですけれども、もちろん東宝企業選定の際も、県が承継先の交渉に入るということは考えておりません。やはり承継先の選定というのは、企業の経営方針を踏まえたことだと考えておりまして、特定企業の経営に県が関与するというのはちょっと難しいのかなと考えております。ただ、今回、本当に緊急事態ということもありまして、承継がスムーズにいかないと買物に困る方が出るというのは事実でありますので、市町の状況をお伝えしたり、県の支援制度の紹介を行ったりとか、JAさんとよりコミュニケーションを取って、早く承継先が決定されるよう、その後押しをしていきたいと考えております。

○東田委員
 分かりました。

◎安田委員長
 よろしいですか。

○銀杏委員
 今のトスクの関係でもう1点、昔の鳥取三洋電機とは違いまして製造業ではないのですけれども、やはり本店を中心に多数の卸であったり製造の方、農家の方々と取引があったわけで、場合によっては地域産業に大きな影響をもたらすものでありますので、そうした地域の取引業者をいかに守っていくかという視点を、ぜひ県として、JAさんなりに話しかけるときに力を入れていただきたいなというふうに思います。いかがですかね。

●古曵買物環境確保推進課長
 買物環境確保推進課という課がありますけれども、例えば、対JAにつきましては農林水産部のほうが、各企業の方のサポートについては商工労働部ということで、3つの部が連携してこれに取り組んでいくという体制をつくっておりますので、先ほど銀杏委員がおっしゃった、地域の産業を守っていくということを我々もしっかり踏まえて行動していきたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、地域づくり推進部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、地域づくり推進部については、以上で終わりにします。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前11時31分 休憩
午前11時33分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、県土整備部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、このたび就任されました小田原県土整備部長に、まず一言御挨拶いただければと思います。

●小田原県土整備部長
 このたび、7月7日付で県土整備部長を拝命しました小田原でございます。
言うまでもなく、県土整備部は、社会資本整備等を行っておりますけれども、県民の快適で安全・安心な生活の創出、維持のために、まず、例えば災害が起きたときでも、災害復旧とか、雪が降れば除雪とか、県民の生活を支える建設業をこれからも継続して維持していかなければならないと考えております。また、県民の経済発展のための高速道路整備とか、防災・減災、国土強靱化、治水対策、土砂災害対策、また、港湾等の振興対策、これらについても課題が山積しております。一つ一つ丁寧に取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様方の御指導をいただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、報告事項に移ります。
 報告18、建設技術実証フィールドのオープンについて、藤井技術企画課長の説明を求めます。

●藤井技術企画課長
 県土整備部資料の2ページを御覧ください。建設技術実証フィールドのオープンについて報告いたします。
 本県の建設分野におきます新技術導入を推進するために、鳥取大学の浜坂キャンパスに昨年12月から整備を進めておりました建設技術実証フィールドが6月末に完成いたしました。去る7月7日に、隣接して整備しておりました鳥取砂丘月面環境実証フィールドと合わせまして、オープニングセレモニーを開催したところでございます。
 1番目のフィールドの概要で、整備面積は約0.5ヘクタール、月面のフィールドと合わせまして約1ヘクタールでございます。活用に当たりましては、生産性を向上する建設技術の普及導入、次世代の担い手確保・育成に向けた魅力発信、建設分野におきます先端技術の検証を目的にしております。
 2番目のオープニングセレモニーで、参加者としましては、鳥取県建設業協会、鳥取県土木施工管理技士会及び鳥取県測量設計業協会等の県内の建設関係の皆様と、さらに学生を含みます鳥取大学の関係者、月面環境の実証の関係者も含めまして、総勢約100名に参加いただいたところでございます。
 内容でございます。まず、平井知事と鳥取大学の中島学長が本県におきます新産業の創出と産業の高付加価値化による地方創生の実現というのを目的に基本協定の締結を行いました。続きまして、関係者6名でテープカットを行ったところです。デモンストレーションとしましては、フィールドの利用者に向けまして、最新のドローン技術、自動制御されましたICT建機、それから、施工管理を効率化するための三次元測量、あとは、三次元の電子製図、CAD、体温とか脈拍のバイタルデータを取得できますIoTデバイスを使って実演したほか、新しい労働環境の体験をいただいたところでございます。
 今後の取組で、年間を通して技術講習会を開催しまして、生産性の向上を目指す企業の支援や技術を活用できる担い手の確保・育成を継続して行っていく予定としております。8月以降に延べ20回、360人程度を対象に実施予定としております。また、平成29年1月から活動しております鳥取県建設分野担い手確保・育成連携協議会を通じまして、大学生はもとより、小中学生や高校生にも、先端技術に触れてもらうことで建設産業の魅力、役割の発信に努めてまいります。
 さらに、今後、効率的に老朽化対策が求められます橋梁やトンネルの点検・補修につきまして、先端技術の検証と導入を、開発企業との交流を増やしながら進めていこうとしております。鳥取大学におきましても、産官学が連携する組織体制をつくり、さらなる学術研究も進めていただけることになっております。

◎安田委員長
 なお、報告19、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。

○川部委員
 危機管理局のほうで、内水対策のことをやられたのですけれども、実際に動くのは県土整備部ではないかなと思ったもので。今回の東部の冠水って、それこそ流域治水のことはずっと進めてこようとしているところなのですけれども、ちょっとスピードが遅いような気がするのです。いつああいう雨が降るか、どこで降るかって、もう予測できないような状況の中で、もう少し内水対策をしっかり進める必要があるのではないかなと思うのですけれども、今回、東部のこの状況を受けて、流域治水、内水対策について、どのような考えを持っておられるのか、ちょっとお聞きしたいです。

●小田原県土整備部長
 危機管理局からも報告があったかとは思いますけれども、今度、市町村のトップセミナーを開催して、市町村長様と意識の共有を図っていかなければならないと思っていますし、また、その研究会を設置して、またいろいろと市町村と話をしていくのかなと考えております。内水対策の役割分担としては市町村ではありますけれども、先ほどおっしゃいました流域治水という考え方もございますので、その取組の中で、お互いにどうやっていくのかというのを、まず、トップの方の意識も含めて、やっていかなければいけないのかなと考えております。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 この件は、ちょうど2年前に境港市で内水氾濫が起きて、やはりどこでも起き得るのだなという印象を私も受けました。あのときも、県のほうでもしっかりタッグを組んでいただいて対策していただいたと思うのですけれども、今後もそういったことがまた起こり得ると思いますので、引き続きしっかりよろしくお願いしたいと、私からも一言。
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、委員の皆様に御連絡します。
 次回の常任委員会は、8月21日月曜日、午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時41分 閉会

 

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000