令和5年度総務教育常任委員会議事録

令和5年12月18日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
語堂 正範
入江 誠
山川 智帆
村上 泰二朗
浜田 妙子
藤縄 喜和
内田 隆嗣
野坂 道明

欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   櫻井政策戦略本部長、山根総務部長、足羽教育長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   田中(亜)課長補佐、友定係長、山田係長


 1 開会   午前9時59分

 2 休憩   午前10時20分 / 午前10時51分

 3 再開   午前10時22分 / 午前10時54分

 4 閉会   午前11時28分

 5 司会   語堂正範委員長

 6 会議録署名委員  内田委員  山川委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前9時59分 開会

◎語堂委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、最初に付託議案及び請願・陳情の審査を行い、執行部の入替え後、報告事項について、政策戦略本部、次に、教育委員会の順に行うものとします。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、内田委員と山川委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 まず、付託議案について、日程に記載の8議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行いますので、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの入替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方の挙手をお願いします。

○山川委員
 本会議でも尋ねましたが、県立美術館と西部総合の金利の変動におけるもので、交渉しないかということを聞きましたら、知事が今業者と最終的な交渉中で、誠実に交渉したいというふうに言われたのですが、予算で修正が上がっていないのですけれども、交渉されたのですか、どうでしょうか。

●森田行政体制整備局長
 議論を踏まえまして、西部が銀行のほうに確認したけれども、交渉は難しいという判断だったというふうには聞いております。

○山川委員
 銀行のほうに確認したということで、県側としては、他県の事例だったりを踏まえて、安い金利のTONA TSRとかにされないかということを要求はしなかったのですか。

●森田行政体制整備局長
 本会議でも御説明させていただきましたが、LIBORが公表停止される前に契約されたものにつきましては、日本銀行の委員会等で、TSR・フォールバックを使うのが適当だということが議論されております。議員のほうから本会議でも愛知県岡崎市の事例を提案されたと思いますが、そのときに我々は情報を持ち合わせていなかったので、議場で答弁できなかったのです。改めて確認させていただきましたが、岡崎市の事例はLIBORが停止された後に契約されたものということですので、要は金利の連続性を考えた場合に、本県の事例の場合は、TSR・フォールバックを適用するというのが適当だというふうに判断しております。

○山川委員
 では、すみません、TSR・フォールバックって結局、LIBORよりも高いという形の金利だと思うのです。ただ、本会議でも言っておられたのですが、通常だったら、その期間、例えば西部総合は10年、美術館は15年で、期間が短いほうが金利が安くなるにもかかわらず、西部総合のほうが高い2.2%、美術館が1.8%という矛盾に対して交渉もされなかったのですか。

●森田行政体制整備局長
 本会議でも御説明させていただきましたが、金利決定は物件の引渡しの営業の2日前ということになっています。

○山川委員
 いや、知っていますよ。

●森田行政体制整備局長
 ですので、西部総合事務所は既に物件の引渡しが終わっていますので、その時点での金利が適用されております。美術館につきましては、まだ引渡しが終わっておりません。ですので、今回の議案にも、引渡前に再度金利の設定を行うということを議案説明資料のほうにも書かせていただいていると思います。今、その時点での金利が見えないので、11月1日だったと思いますが、その時点での金利を適用させていただいたということで、西部総合事務所の金利設定時よりも金利が上昇局面にあるために大きくなっているということと認識しております。

○山川委員
 すみません、ちなみにそれだったら、提案スプレッドは1.3%で両方とも一緒なのですよね。その時点が違うということで、いつ時点ということでの資料の提示はないのです。結局、提案スプレッドと基準スプレッドを足していますよね。提案スプレッドは1.3%で両方が一緒なのですが、その差額が、0.5%と0.9%が違いますけれども、西部総合が0.9%プラスになって、美術館が0.5%プラスになっていまして、いつ時点でこの金利だからという説明もないのですが、どうなのですか。

●森田行政体制整備局長
 すみません、確認ですが、スプレッドの金利の差がない、提案時点の説明がないというのは、ちょっと私が理解できなかったのですが、もう一度お願いできますか。

○山川委員
 結局のところ、通常、期間が短いほうが金利が安くなりますよね。西部総合は引渡しが終わっているからと言われました。美術館はまだ終わっていないと言われました。ただ、両方いずれもが、提案スプレッドは、1.3%で、ベースは一緒です。基準スプレッドが違うだけです。基準スプレッドがいつ時点のもので、何月何日時点がこれだからこれ、何月何日時点がこれだからというのが資料提示をされてないので、はっきり言って質問がかみ合わないのですよ。
 交渉は、西部総合のほうは一回もされていない。美術館のほうは2回して、今回行ったが、駄目でしたという話です。契約書に、そもそも行政は協議、重要事項については意見を言うことができると書いてあるにもかかわらずしていない。片や、物価変動は引渡し2日前までと書いてあるのにもかかわらず、契約書をわざわざ変更して、期間を延長して、物価変動は業者の言われるように請求されたからということでできるようにした。物価変動で、契約変更ができるのであれば、逆に言ったら金利についても同時に変更をして、行政100%負担ではなく、きちんと交渉する必要があるのではないかと言っているのですよ。ですから、いつ時点の基準スプレッドで、これの金利は、これですということだったりとか、交渉の経緯だったりが。交渉は銀行が駄目だったと言われましたと、それは交渉ではないのですよ。事実確認しただけなので、これは、今回その予算に修正が跳ね返ってきていないので、認めるわけにはいきませんので、反対ということでさせていただきます。

◎語堂委員長
 すみません、まだ質疑までなので。

○山川委員
 質疑。今の回答に対してきちんと資料提示を求めたいと思います。

◎語堂委員長
 ちょっと今、質疑なので、資料提供はまた後日で、取りあえず今回のこの件に対して。

●森田行政体制整備局長
 すみません、西部総合事務所は、ちょっとうちの委員会の資料ではございませんので、予算につきましては、所管の常任委員会のほうで検討されていると思います。私のほうで議論の一般論として説明させていただきます。先ほども説明させていただきましたが、契約書にきちんと、予算の金利の設定につきましては、引渡前に直前で決めるということはうたわれておりますので、それに従って対応させていただいているものというふうに認識しております。

○山川委員
 ちなみに、西部総合はうちの所管ではないですというふうに言っている時点でもう駄目だと思うのですよ。西部総合が個々に交渉するわけではなくて、行革がPFIでこういうふうにやっていくよという方針を立てた以上、行革で交渉をやらないと、西部総合が個々に単発でやるわけではないので。だから、きちんと行革として西部総合、美術館の交渉をやっていただきたいと思います。

◎語堂委員長
 意見ですね。

○山川委員
 意見。

◎語堂委員長
 ほかに質疑はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 質疑は尽きたようですので、続きまして、討論を行っていただきます。
 討論はございますでしょうか。よろしいですか。
 では、討論がないようですので、採決に移ります。
 採決について、一括での採決になりますが、よろしいでしょうか。

○山川委員
 2号を分けていただけたらと思います。

◎語堂委員長
 すみません、挙手をお願いしたいのと、山川委員、先ほどの意見ですが、討論があった場合に対しては分けるという話になるので、先ほど討論を振ったのですけれども、討論がなかったので、そのまま採決をどうするかという段階に入ってしまっています。なので、先ほど討論があれば、その後に分けるという形で、反対の討論をしなければいけなかった。

○山川委員
 今からいいですか。

◎語堂委員長
 討論のところで諮った後に再議というのは、進行上、なかなか難しいものになってしまうのですが。(発言する者あり)

○山川委員
 討論してもいいですか。

◎語堂委員長
 もう討論が済んでしまっての流れになるので。(発言する者あり)そこはちょっと。
 それでは、採決に行きます。
 採決を一括してもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、一括の採決とさせていただきます。
 それでは、付託議案を一括して採決いたします。
 本委員会に付託された議案は、議案2号から第4号、第17号、第30号、第32号、第34号及び第35号でありますが、原案のとおり賛成されます方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
 全員であります。
 したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決することを決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回、新規分の陳情1件を審査いたします。
 陳情5年教育第28号、危険ドラッグの対策について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○入江副委員長
 私は、不採択が妥当だろうというふうに思っております。
 この陳情は、教育委員会において、薬物乱用防止に関する啓発や教育を実施しなさいということを求める陳情であります。しかし、既に教育委員会においては、公立学校に対して薬物乱用防止教室の実施を努めるように周知したり、学校教職員や学校薬剤師、また、薬物乱用防止指導員等を対象とした薬物乱用防止教育研修会において、時宜を得たテーマで毎年開催されているというふうに承知をしているところであります。そこで、既に各学校において、薬物乱用防止に関する啓発や教育の取組が効果的に進めておられる、そういう取組がなされているということから、これは、不採択が妥当だろうというふうに思います。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○浜田(妙)委員
 趣旨採択を主張させていただきます。
 社会の様々な複雑、多様化する専門的な問題が私たちに不安を投げかけています。入江副委員長がおっしゃったとおりに、県のほうも教育委員会も含めて一生懸命、それに向き合ってはくださっていますが、それよりももっと先走る形で、隙間を縫って、様々な問題が出ています。この薬物についてもそうです。どこにどんなふうに紛れているか分からないような状況で、様々な不安要素が社会に紛れ込んでしまっている。そのことを思いますと、丁寧にこれから先も専門的に対応して、より高いレベルで子供たちへの指導というものが必要になってくるというふうに思います。その意味で、この意味や趣旨は、思いは分かりますので、趣旨採択を主張させていただきます。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は趣旨採択と不採択です。
 それでは、まず、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。
 したがいまして、陳情5年教育第28号については、不採択と決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、執行部の入替えを行いますので……(「その他」と呼ぶ者あり)その他はないです。(「何で」と呼ぶ者あり)一番最後ですね。ほかのものは、入替えなので、ふだんどおりです。

○内田委員
 すみません、総務部にその他で質問する機会というのはこの後ありますか。

◎語堂委員長
 次は政策戦略本部なのでない。

○内田委員
 総務部長、ちょっと聞きたいのですよ。さっき私は、指定管理のときに森田さんのところがグリップをして制度の運用等はしていくべきというふうに思うし、分掌として行革が担当しているから、そのようなことでなっていると思うのです。さっき山川委員の発言で、基準金利の交渉もある種、行革だと私は思うのです。だったら、森田さんのところがグリップしなければいけないと思うが、ここの委員会ではないということで、すごく答弁が逃げているような気がして、その辺りは分掌としてどうなっているのだろうか。

●山根総務部長
 指定管理については、総務部でグリップをさせていただいて答弁したのは、多分それぞれの説明資料についてはということで申し上げたのだと思います。ただ、おっしゃるとおりグリップしておりますので、連携しながら、交渉についても把握しながら、一緒になってやっているというところでございます。説明が少し誤解を生じたのかもしれませんが、こうやって把握して一緒になってやっているというような状況でございます。

○内田委員
 同じようなことが指定管理のことであったら、私は納得できないなと思ったから、今の発言につながったのですよ。だから、行政体制整備局長を委嘱されているわけだから、そこについて、では、この行革案件について、どっちが上とか下とかということも含めてはっきりさせてほしいなと思います。これからお願いします。

◎語堂委員長
 ほかにございますか。

○山川委員
 すみません、今、内田委員が言ったことも本当に同じで、指定管理にしろ、PFIにしろ、行革だから一環としてやったのに、うちの担当ではないですよ、あとは個別部署にやってくださいというのは無責任な話も甚だしいと思いますので、そこは一応整理していただきたいと思います。
 そして、西部総合事務所で、新庁舎で盗難事故がありました。デジカメ7台。資料だったりも頂きましたが、1階、2階、3階、それぞれの担当課、数か所ですね、それぞれの箇所で取られていました。期間も10月の頭から11月の終わりぐらいまで1か月以上、部外者が入り込める状況でしょうか。被害状況はどうでしょうか。しかも、これはPFIの業務内容として、契約内容として要求水準に盗難が予防されるようにということで記載してありました。どういう契約内容をされて、どういう業務報告をされて、計画をされていたのでしょうか。きちんと報告がないのですが、この委員会で報告はされないのでしょうか。新庁舎だから狙われたのでしょうか。旧庁舎は全部大丈夫なのでしょうか。デジカメ以外も盗難されたものとかがあるのでしょうか。きちんと……。(発言する者あり)いやいや、だけれども、ここの委員会ではないと、報告だったり、答えないではないですか。

◎語堂委員長
 違うと思います。ちょっと後日、精査もしますが、今回の件は、取りあえずよろしいですか。

○山川委員
 いや、だって、そうではないですか。PFIで結局全部、金利だったり、物価変動も、この盗難があっても、全部行政負担ですか、行政100%負担が当たり前ですか。そこをきちんと整理しないと。

◎語堂委員長
 すみません、ほかの委員会の所管になりますので、そこのところは地域県土警察常任委員会の関係になり、そちらで報告される内容になります。なので、総務教育常任委員会とはちょっと離れるので、この意見のほうは取りあえず別途ということでお願いします。所管が違ってくるので。

○山川委員
 ただ、PFIで業務を投げておられますので、PFIの契約内容で判こを押されているのですよ。PFIでやっているので、どちらが結局、過失割合によって責任が生じるかということは、恐らく契約をした総務部だと思いますよ。

◎語堂委員長
 ちょっと内容的な所管は地域県土警察常任委員会になるところなので、PFIのところに対しては、先ほども内田委員が言われたとおり、今後されるということの話がありましたので、そういう形の対応になると思います。また今後きちんとグリップを持ちながらやっていただくというところだけはお願いしたいと思います。

○山川委員
 なので、PFIの契約内容に業務のこと、警備のこともきちんと記載してあるので、そこを総務が一応所管をした上で整理をしないと。それぞれ地域県土警察常任委員会で報告していますからということだったら、また第2、第3というのが起き得ますよ。だから、総務教育常任委員会で一応整理して、同じ案件であっても、県議会でも同じような案件だったら、報告はされているではないですか。

◎語堂委員長
 山川委員の意見がありましたということは聞きますので、またその辺を踏まえて、検討をお願いします。
 ほかによろしいですか、山川委員。
 ほかにございますでしょうか。
 それでは、意見が尽きたようですので、執行部の入替えを行います。
 暫時休憩いたします。再開は10時30分といたします。

午前10時20分 休憩
午前10時22分 再開

◎語堂委員長
 少し時間が早いですが、皆さんそろわれているので、再開いたします。
 それでは、政策戦略本部の報告に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、報告1、首都圏における情報発信等について、堀田東京本部長の説明を求めます。

●堀田東京本部長
 それでは、総務教育常任委員会資料をおはぐり下さい。首都圏における情報発信等について御報告いたします。
 まず、1、交流人口拡大及び移住定住促進に向けた主な取組でございます。今年度新たに、首都圏在住ワカモノworking交流会として、本県での就職を検討されています首都圏在住の学生等10名の方を対象に、本県へUIターンされた方とのトークセッションや意見公開を実施いたしました。
 次に、2、観光、物産の情報発信の取組でございます。(2)神田カレーグランプリにおきましては、プリンセスかおりの提供や、ラッキョウの試食提供などを通して県産品をPR。また、(4)鳥取県ゆかりメディアの集いにおきましては、14年ぶりの知事出席の下、首都圏在住の約140名のメディア関係者の方々に参集いただき、本県の移住定住、観光、食などについてPRを行いました。
 続きまして、3、県産品の販路拡大に係る取組でございます。おはぐりいただきまして、(3)伊勢丹新宿本店での食パラダイス鳥取フェアにおきましては、11月15日からの1週間の開催期間中、11月18日には知事によるトップセールスを行い、来場者へ食パラダイス鳥取県をアピールいたしました。
 最後に今後の予定でございます。直近では、来週26、27日に首都圏学生による県西部地区での企業訪問を予定しております。また、記載にはございませんが、アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」への来館者数が年内に400万人達成が見込まれ、それに伴うお祝いのイベント実施を予定しております。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告2、関西圏における情報発信等について、高務関西本部長の説明を求めます。

●高務関西本部長
 5ページ目を御覧ください。3つの県外本部が定期的に県外本部の状況を御報告させていただいております。前回、9月の常任委員会で報告しておりますので、それ以降のものを御報告させていただきたいと思います。かいつまんで関西本部のことを御説明させていただきます。
 5ページ目の最後のところ、通天閣×鳥取県「カニバーサリーフェス」ということで、松葉ガニの初販の日に合わせまして、関西で大きなイベントをしております。今年は通天閣様とタッグを組んで、通天閣のスライダー、塔の上から滑り降りる大きな滑り台があるのですが、そことタッグを組ませていただきまして、カニのヘルメットをかぶってもらったり、あとは、星空舞のクッションを抱えて滑っていただいたり、そういったPR体験をさせていただきました。あわせまして、星空舞の新米をお配りして、試食をしていただくという取組を行っております。
 めくっていただきまして、6ページ目を御覧ください。6ページ目の(6)番、道頓堀リバーフェスティバルでございます。難波の駅前の通りを今年全て広場に改修工事をされておりまして、オープニングイベントとしまして、この道頓堀リバーフェスティバルというものを難波の商店街の方々が中心になって実施されております。大阪活性化事業実行委員会が主催ですが、こちらと鳥取県の米子、それから、境港、大山などの観光協会が中心になっています鳥取県西部活性化協会というところが10年前から協定を交わして、いろいろ連携イベントをされておられまして、これにも、道頓堀のリバーフェスティバルにも声をかけていただいておりまして、鳥取県もこの西部活性化協会と御一緒させていただきまして、イベント、それから、ステージ、それから、カニ汁の振る舞いなど、そういったことで鳥取県のPRをさせていただきました。全体で12万人の人出ということで、パンフレットも600人に配布したり、いろいろ、鳥取県のしゃんしゃん傘踊りも披露して、鳥取県のPRをさせていただいております。
 下の7番目、万博鉄道まつりということで、これも10万人の人出が来たと公式に発表がございます。万博記念公園で鉄道ファンのための集いを年に1回開催されておられたのですが、コロナでしばらく中止になっておりましたが、久々に復活ということで、智頭急行さん、若桜鉄道さんと一緒に鳥取県もブースを出して、いろいろPRをさせていただきました。鳥取県のパンフレット約800部を配付もさせていただきまして、鳥取県のPRをさせていただいたところでございます。
 めくっていただきまして、次のページ、県産品ということで、ここからは販売関係のことでございます。最初に書いております「輝太郎」を使用した料理家向け料理講習会、これは今年初めての取組です。「料理王国」という料理関係の専門の雑誌がございまして、そこが持っているスタジオで、プロのミシュランのシェフによる料理家を対象とした講習会、料理家限定にしています。輝太郎を使っていろいろなレシピ、料理を作ってもらい、料理家が自分で輝太郎を持って帰って、さらに家で新しいものを作って、いろいろSNSで発信するということで、この参加者16名全部、プロのシェフとか、インフルエンサーとか、料理研究家とかなのですが、合わせて、全員が16名、フォロワーが3万2,000人いるということで、県の輝太郎柿のPRをこういった形で、二次効果も目指して、SNSで発信をさせていただいております。
 そのほか、社内販売、百貨店とか、あとは量販店で鳥取県のいろいろなパラダイス、カニの時期に合わせて、いろいろな県の特産品を販売するフェアを行っております。特に一番下に百貨店における星空舞のおにぎりのPRがございますが、星空舞の販売、まず、食べていただくことが、味を知っていただくことが重要ですので、冷めてもおいしいという特徴を生かしまして、星空舞の新米というシールを貼っていただいて、おにぎりの専門店で販売をしていただいております。売上げは5,000個ということですが、非常に好評で、これは毎年続けていきたいと考えております。そのほか、マルシェとか、あとは、メディアと連携した情報発信など、いろんな形で鳥取県のPRを進めさせていただいております。

◎語堂委員長
 続きまして、報告3、中京圏における情報発信等について、森田名古屋代表部長の説明を求めます。

●森田名古屋代表部長
 資料11ページを御覧ください。名古屋代表部では、毎年11月、松葉ガニの解禁の時期に合わせてイベント等を実施し、集中的にPRを行っております。こちらのほうの資料にも書いておりますように、テレビ、新聞、JR中づり広告、JR名古屋駅構内への大型広告、SNS広告などを実施いたしました。テレビ放映後、あと、新聞の掲載後には事務所にお問合せをいただく方々もおられました。あと、コロナの頃からラジオの人気が復活していると聞いておりましたので、ラジオで丸一日、鳥取の情報を流すという企画を今年初めてやってみました。こちらはかなり反響がございまして、多くの方々から、聞いたよとか、いろんなふうにお声がけをいただきました。
 次のページを御覧ください。めくりまして、タカシマヤでの松葉ガニ販売、名古屋の高級住宅街での物産展など、毎年楽しみにしてくださっているお客様方も増えてきております。あとは各県合同物産展では、初日の朝にテレビ中継でとうふちくわを御紹介いただいたこともありまして、大変売行きが好調でした。あと、レストランでのフェアも、毎年開催することによって、レストランとの関係性の構築に努めております。

◎語堂委員長
 それでは、報告4、「マイナンバー情報総点検」に係る本県の点検結果について、板野デジタル基盤整備課長の説明を求めます。

●板野デジタル基盤整備課長
 13ページを御覧ください。「マイナンバー情報総点検」に係る本県の点検結果についてでございます。
 マイナンバーと各種制度の固有番号とのひもづけ誤りが全国で多発していることを受け、国の主導の下、各ひもづけ団体において、ひもづけ誤りに係るマイナンバーの総点検が実施されたところで、先日、12月12日に第5回マイナンバー情報点検総本部が国のほうで開催され、結果が公表されたところです。本県においても、鳥取県マイナンバー総点検調整本部を設置いたしまして、漏れのない確実な点検を実施してきたところです。また、今回、本日の福祉生活病院常任委員会にも障がい福祉課の障害者手帳のひもづけ誤りの原因等について、点検結果を報告しているところです。点検作業のほうが終了したことから、点検結果について御報告させていただきます。
 点検対象事務ですが、本県は、障害者手帳関係事務の3事務が点検の対象となっておりました。こちらのほうは、第1回目の調査のほうでは、本県のひもづけ方法は不適切ではないという調査結果ですが、全国的に誤りが多かったことから、全自治体全てが点検対象となったものでございます。
 本県の点検結果でございますが、障害者手帳事務等において点検を実施した結果、46件のひもづけ誤りが確認されました。現在は、障がい福祉課のほうで該当者のほうに説明を行い、全て正しい情報に修正されております。
 ひもづけ誤りの発生原因ですが、手帳等業務システムに入力する際に県の入力誤りがあったもの、そして、申請書に正しいマイナンバーが記載されていなかったものなどが原因でございました。
 本県の今後の対応ですが、国の示すガイドラインや省令改正等を踏まえた適切な事務フローの徹底、申請書に記載誤りが生じない、分かりやすい申請様式に見直し、そして、申請窓口となる市町村だけでなく、県においても申請内容を確認するダブルチェック体制の強化、あと、申請内容の正誤確認をするための住基システムの端末の増強等を検討しております。
 また、さらなる対策の強化に向けまして、再発防止としましては、住民基本台帳と業務システムの間を自動で連携させる、ヒューマンミスを介在しない仕組みが有効であることから、都道府県の場合は、住基と連携するシステムを持っていないというところがございます。そういった障害者手帳など、マイナンバー事務に係る関連システムについては、マイナンバー自動連携機能を有する標準システムを国のほうにおいて自治体に提供するなどをしたほうがよいのではないかということで、要望のほうをさせていただいたところでございます。
 いずれにしましても、マイナンバー制度は、様々なライフステージで暮らしの利便性向上につながる重要なデジタル基盤であることから、再発防止を徹底し、信頼回復に取り組んでいき、マイナンバー制度のさらなる普及、利活用を推進していきたいと考えております。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等ございますでしょうか。

○入江委員
 マイナンバーの件で今報告がありました。ちょっと先ほどの入替え前の議論の中で、山川委員とか内田委員のほうから、所管のかぶるようなところの報告というのをこの委員会で求める意見があったのですが、ここで今のマイナンバーは、関連する福祉生活病院常任委員会にも報告するということが今発言があったわけです。ぜひとも、そうであるならば、議論してどうこうというのではなくて、報告だけは関連するものにまずはあってしかるべきではないかなというふうに私は思いましたので、ちょっとその辺を整理してもらって、先ほどの意見も踏まえた中で、そのような方向性を見いだしていただければなというふうに思うわけです。

●板野デジタル基盤整備課長
 このたびの報告ですが、本県のほうもマイナンバーの総点検調整本部のほうを設置しまして、8月に立ち上げたところで、立ち上げについて御報告をさせていただいたところでございます。その結果について、総括として、このたび、こちらの委員会のほうに御報告をさせていただいたもので、また個々の障害者手帳の原因等については、同様の報告のほうを福祉のほうでもさせていただいているというところでございます。

○入江委員
 総務部長がおられたときに言うのが適切だったのかも分かりませんが、今、ほかの委員会にも、所管のところの委員会にも報告していますよということがあったものですから、そういうことであるならば、総務の関連の部分をこの委員会に、議論の場ではないですよとは言いながらも、報告だけはしてもらう、ペーパーで頂くとか、そういうものはしてもらってもいいのではないかなというふうに思いました。あえて意見として言わせてもらったということなので、総務部長さんはおられませんが、櫻井本部長等もおられますので、その辺のことを一緒になって考えていただいたらなというふうに思います。よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 御意見ということで。

○入江委員
 はい。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○山川委員
 今、入江委員が言ってくださったのは、マイナンバーだったり、先ほどの委員会でPFIだったり、指定管理がありまして、個々の担当部署がやっていても、結局、総務が取りまとめはされるので、かぶっていることだったら、そこで報告をしてくださいということをお願いということです。
 ちょっと聞かせていただきたいのは、結局、マイナンバーでミスをしてしまったりとかすると、他人の貸金庫をほかの人に渡してしまったということもあり得るということなので、慎重にしていただきたい。ヒューマンエラーがどうしても介在してしまうということで、県としては自動連携システムを持っていないということなのですが、ただ、システムの業務の端末で、現状、申請氏名、例えば同姓同名が県内にもおられるというふうに言われたのですけれども、同姓同名の方がおられたら、年齢だったり、住所という形で項目数を、防ぐような、かぶるような項目を増やせば、結局かぶるヒット率が少なくなるではないですか。なので、そういう端末とかという形があったらいいと思うのですが、現状はどういう端末になっていて、自動連携システムがないからこうという、もっとあったほうがいいと言われるのは、もうちょっと具体的に説明をいただけたらなと思うのです。

●板野デジタル基盤整備課長
 住民基本台帳のチェックのところですが、全国的にひもづけ誤りが発生したときでございますけれども、基本的に、そのうちの2情報とかがあれば、検索でチェックが、登録ができるような状態になっていたというところがございました。国のほうもJ-LISのシステム改修をしまして、今後の再発防止策の一環としまして、原則4情報で、もしくは、性別を除いた3情報で検索をするということで、基本的にはもう2情報での検索ができなくなるというような改修をされて、この12月には運用されるということを聞いております。

○山川委員
 もう一度、ちょっと教えてほしいのですが、例えば氏名と年齢だったり、2情報だと誤っている率も意外とあったということですかね。そうすると、それをやめて、3情報、氏名、住所、名前とかにすると、3つリンクするとかぶる率が少なくなるから、そのことでやるという理解でよろしいですか。

●板野デジタル基盤整備課長
 すみません。それで検索をかけて複数出てきたときには、基本的には原則としては登録はしないというような形になってくるのかなと思います。そこは、また別の国の各ガイドラインとかを見ますと、ほかの補完する情報とかをもって確認した上で特定していくというようなことで聞いております。

◎語堂委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますでしょうか。

○村上委員
 マイナンバーで確認をさせていただきたいのと、ちょっとまた県外本部の皆さんにもお話しさせていただければと思うのです。障害者手帳関係事務については不適切ではないという調査結果が出ていて、調べてみたら結構あったというようなことかなと思うのですが、不適切でないと判断、そこについてどういう認識をされているのかということを確認させていただきたい。それと、ひもづけ誤り、これが全く別人にひもづいていたというような件数がこれぐらいあったという認識でよろしいかということを確認させていただければと思います。

●板野デジタル基盤整備課長
 最初の質問ですが、国の示された点検で問題がなかったというところでございますけれども、下のほうにちょっと絵をつけております。点検1のところでございます。国のほうの対象事務になったときに、鳥取県の場合でしたら、事務の流れを確認して、そこは問題ないだろうというところでございまして、それは手帳の業務システムのほうからマイナポータルに表示させるための中間サーバーというものがあるのですが、そちらのほうは、鳥取県の場合では、ちょっと手作業でファイルを移したりというのはあるのですが、基本的には中身をつつくようなことはございませんで、ほぼほぼ連携しているような形になっていると。そういったところで、業務システムと中間サーバーのほうは問題ないだろうと、これが基本的に点検1のところで、国のほうからほとんどの都道府県へ、この点検をしなさいと来たところでございます。
 ただ、本県の場合は、ちょっと漏れのない点検をというところで、本当にそれで大丈夫かというところもございまして、そもそもの住民基本台帳と突合しようというところで点検2を実施したところでございます。その点検2で基本的に46件の誤りが出てきたというところでございます。その誤りの内容でございますが、基本的には申請者の方の保護者の方とか、御家族の方が、複数何か様式を書くようなところもあったりしたというところで、誤って書かれたものというのと、あと、マイナンバー自体、申請書に御本人さんが書かれたときに、それがそもそも番号が誤っていたというところがございまして、こちらのほうは受付窓口のほうが市町村ということで、県のほうは申達を受けて実施をするということになっております。その上がってきたもので、鳥取県は住基システムがないというところがあって、住民基本台帳ネットワークに照会をかけて確認をするというところになってくるのですが、そこでちょっと見抜けなかったというところがございます。そういったもので、御家族の登録がされていたものがその中でいくと38件、全く番号自体が誤りだったものが8件ということを聞いております。

◎語堂委員長
 よろしいですか。

○村上委員
 県外から、お三方。非常に様々取り組んでいただいており、ありがとうございます。
 ちょっと情報提供ぎみに、今、県で内田隆嗣議員を中心として、県外寮の整備の話なども教育委員会のほうで進めようという話をしております。県外生を呼び込もうかというときに、県外本部の皆さんが果たす役割というのは大きいと思いますので、これから先の話になりますが、観光、物産と併せて移住定住も、特に中学生というところ、今まで恐らくあまり手を出してこなかったというようなところも対象になってくる時代は来るやもしれませんので、ぜひ御配慮いただきたいなというふうに思っております。
 それと、あわせまして、今議会で非常に話題になっているのがフィンランドのこと、サウナを中心として、米子市とかもしれませんが、フィンランドと交流をしていこうという機運をつくろうと、語堂委員長も含めてされていらっしゃるということを情報提供させていただいて、東京本部などは特に大使館も近くにあると思いますので、緊密に連携をしていただければと思います。ぜひこれからもよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 意見ということでよろしいですか。

○村上委員
 はい。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○山川委員
 県外本部の方にちょっと伺いたいと思うのですが、山陰三ッ星マーケットってありますよね。鳥取県とあえてやらずに、山陰とやっているのは、近隣県でどこと一緒にやっているのか。三ッ星とやっているので、有名どころがミシュランとかとあるのですが、公式なものか、有機とか、こういうのをやっていますよというのがあるのか、ちょっとそこら辺を教えていただけたらなと思いますので、高務さんよろしくお願いします。

●高務関西本部長
 山陰三ッ星マーケットさんという事業者さんのお名前のことですね。鳥取県の事業者さんで、鳥取県のものをいろいろと、農産物や加工品とかを自分で選んでセレクトショップのように関西とかに出店をされて、そこで販売をされておられます。私が拝見する限り、島根のものは私が見たときはなかったように思うので、山陰という名前のこだわりはちょっと拝見したことがないので、ぜひ今度お会いしたら、その辺の名前のいきさつは聞いてみようかなというふうに思います。例えば関西でしたら、毎月1回、中之島の鳥取市さんがやっておられるアンテナショップのところの前に出店をされて、定期的なお客様がついているというふうに伺っていますし、非常にお忙しくされておられるので、重なって断られることもあるのです。我々のイベントでも、できるだけ声をかけて来ていただいて、非常に鳥取県の物産を新しいものもどんどん取り入れて販売されておられますので、これからも一生懸命連携していきたいと思いますし、名前のいわれは今度聞いておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○山川委員
 すみません、山陰三ッ星マーケットという事業者さんの名前ということは分かったのですが、このネーミングってすごくいいなと思うのですよ。関西万博だったりがありますし、結局ほかの方から、県外だったり海外の方から見ると、山陰というより、どちらかといったら中国ブロックの中の鳥取県はこうですよという、一緒になってやったほうが、費用負担も含めて、相乗効果があるのではないかなと思うのですよ。なので、中国ブロックの三ツ星マルシェだったり、三ッ星マーケットで、一緒になって、今後、関西万博に売り込んで、岡山と一緒にアンテナショップもされていますし、鳥取県、島根県、中国ブロックで一緒に協議していただき、相乗効果で一緒に関西万博に売り込んでいただけたらなと思いますので、ちょっと今後、御一考いただけたらなと思いまして、よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 要望ということで。

○山川委員
 はい。

●高務関西本部長
 おっしゃるとおり、海外から見ると鳥取というだけではなくて、ある程度、このロットを持って、平面的な売り込みというのも非常に有効だと思っています。大阪のほうでは、中国地方と四国地方と一緒になって協議会をつくっておりまして、年に2回ほど中四国物産観光展を大阪のほうで既にやっております。そういった連携も深めながら、これからも新しいところをどんどん開拓していきたいと思います。

◎語堂委員長
 それでは、ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、次に、その他ですが、政策戦略本部につきまして、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。よろしいですかね。
 では、意見がないようですので、政策戦略本部につきましては、以上で終わります。
 それでは、執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開を11時とします。

午前10時51分 休憩
午前10時54分 再開

◎語堂委員長
 それでは、皆様そろわれたので、再開いたします。
 それでは、教育委員会の報告に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、報告5、令和新時代の県立高等学校教育の在り方に係る基本方針(令和8年度~令和17年度)案(概要)に対するパブリックコメントの実施結果について、井上参事監兼高等学校課長の説明を求めます。

●井上参事監兼高等学校課長
 令和8年度以降の県立高等学校教育の基本的な考え方や施策展開の方向性を示した基本方針の策定に当たりまして、このたびパブリックコメント実施をさせていただきました。
 期間につきましては、2ページ、1番の(1)、令和5年4月6日から令和5年8月18日まで、ホームページで公開し、新聞広告等に掲載し、各県庁、その他、地域の御協力をいただきながら実施をさせていただきました。意見数301件、130件の応募をいただきましたが、その130件を意見ごとに少し細かく分類いたしまして、合計301件の御意見をいただきました。その大きな内容につきましては、2ページのほうの表にまとめさせていただいております。
 その概要を3ページ以降にまとめさせていただきましたので、その内容につきまして報告をさせていただきます。
 3ページの2番(1)基本方針全体についてから(2)「基本方針案」につきまして、今後の教育課題への対応であるとか、各県立高等学校の設置意義をはっきり明確にするようなことでありますとか、鳥取らしい際立った特色を出していただきたいであるとか、そのほか、地域連携、ICT、鳥取のよさをきちんと打ち出していただきたいというような御意見をいただきました。そのような御意見につきまして、既に基本方針案、概要案としてお示ししたものの中に私どもが書き込ませていただいた内容もございますし、この後、それらを含めて検討を深めていきたいという内容もございますので、その対応方針のほうに盛り込み済み、あるいは、検討課題というような形で分類をさせていただいております。
 基本方針全体についてから「基本方針案」につきましては、大きくそのような方向で考えていきたい、検討していきたいというような御意見をいただいたと思っております。特に例えば(1)番の一番下、時代ごとに変わる県民や産業界のニーズに応えるような方策についての意見というふうに、教育において変わらぬものを大事にすべきというような趣旨の御意見とは考えておりますが、現在のように変革の大きな、スピードの速い時代におきまして、社会や時代のニーズに対応した教育を行っていくということは重要であるというふうに考えておりますので、対応できないというような分類も含めてまとめさせていただいております。
 4ページをお願いいたします。(3)番の「1 社会の変化に対応した学科、課程の配置」についてというようなところの中で、学科の在り方、普通科、専門高校の在り方、それから、定時制、通信制の在り方、各観点から御意見をいただいております。基本的にはそのような学科をしっかり検討してほしいというふうに受け止めておりますので、検討させていただきたいと思っております。
 その中で、特に5ページの一番下、県外生徒募集について、学生寮等住環境整備については、県外生徒を受け入れる工夫をすることが学校存続につながる、県外生徒との学校生活の中で多様な価値観に触れさせることが重要であるというような御意見。一方で、特色化路線に走るということは、教職員への負担が増である。特に寮につきましては、教職員に丸投げをすることが想定されるというような、両面を表すような御意見もいただいております。県外生徒募集を進めることによって、地元の生徒も多様な価値観に触れることができる。それから、地域活性化、関係人口増加にもつながっていくというようなことから、県外生徒募集については、地域と連携した住環境整備について、これまでも取り組んでおりましたし、今後、各地域における寮の整備等も含めて検討は進めていきたいというふうに考えております。
 あわせて、6ページをお願いいたします。中山間地域の学校の在り方につきましても、交通機関が整備され、どの地域にも通学がしやすくなっているというような状況の中で、その地域の中学生が行きたいということでなければ、統合を考えてもよいのではないか。あるいは、逆に、中山間地域の高校は地域活性化の役割が大きい、存続させる必要があるというふうな両面の意見をいただいております。私どもとしましても、地域外からの生徒の呼び込みと絡めながら、特色あるカリキュラム編成、地元自治体等との連携により、住環境の整備を進めながら、ここはしっかりと検討を進めていきたいというふうに考えております。
 (4)番の「必要な環境整備」につきましても、外部人材との連携、それから、教育環境の整備について、しっかりしてほしいという御意見をいただいておりますので、そのような方向で検討させていただきたいというふうに考えております。
 また、7ページ、「今後の特色ある新しい高校の在り方」につきまして、県立高等学校の在り方について、ここは本当に様々な御意見をいただきました。学校の配置について、定員充足のみではなくて、東・中・西のバランス、市部と郡部とのバランスを取ることが必要である。学科の配置について、地元社会を維持していくためにどのような人材を育成することが必要なのかという観点で、普通科、専門学科のバランスを検討する必要があるというような御意見をいただきました。私どもも当然そのような方向で、全県的な視野の中で、将来の鳥取を支える人材の育成、日本、世界で活躍する人材の育成という観点を持ちながら、全県的な視野で、それぞれの地域で生徒が選択肢を持てるよう検討してまいりたいというふうに考えております。
 なお、学区制についても御意見をいただいておりますが、現在の生徒、保護者の価値観の多様化、それから、選択肢の多様化ということの観点を含めて、現在のところ、学区制の復活については考えておりません。
 また、7ページの下、学校規模につきまして、高校のよさは大人数の中で経験をすることであるというような御意見。一方で、学校規模が小さくなると同時に地域が衰退していく、学校数は維持すべきであるというような御意見をいただきました。
 また、あわせて、8ページをお願いいたします。学級規模につきましても、少人数学級で、きめ細かい教育ができるにこしたことはないが、費用対効果というのは考慮していくべきであるということ。あるいは、きめ細かい教育を行うために少人数学級とすべきであるというような両面の御意見をいただいております。すなわち、学校規模、学級規模についても両面の御意見をいただいております。ここは、私どもとしましてもしっかりと検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
 このパブリックコメントでいただきました御意見を踏まえまして、8ページの下に記しておりますが、今後、今年度中に基本方針を策定し、令和6年度、来年度中に実施計画としまして、前期の基本計画の策定、令和7年度中に実際の学校の前期の整備計画、それから、後期の計画につきましては、基本計画を令和10年度中、後期の整備計画を令和11年度中に策定をしたいというような計画で進めていきたいというふうに考えております。
 9ページ以降に、各意見を詳細にといいますか、これも各御意見はかなり長い意見をいただいておりますので、簡単にまとめさせてはいただいておりますが、個別の意見を掲載させていただいておりますので、併せて御報告をいたします。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告6、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告につきまして、小林図書館長の説明を求めます。

●小林図書館長
 資料の32ページをお願いします。一定額以上の工事又は製造の請負契約について、金額の変更が生じましたので報告いたします。
 既に5月19日の常任委員会で現在実施しております図書館の空調用熱源設備の改修工事について御報告しておりますが、工事を実施している中で、他の空調設備の系統について改修が必要なことが分かりました。営繕課、財政課と協議し、現在実施している工事の一部として改修を行ったほうが効率的であるということで、図書館2階の大研修室後方の効果室の部分の空調設備についても改修工事を実施するものです。増額となります金額は113万円余でありまして、変更後の契約金額は1億3,319万円余でございます。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明につきまして質疑等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

○野坂委員
 今のパブリックコメントに係る基本方針の実施結果の学生寮の住環境整備というところの5ページで、この学生寮の必要性というのは、かなりの議員がその必要性というのは本会議上でも訴えられているのですよね。聞いていると、教育的な観点から言われる方、あるいは、いわゆる学校の魅力化も含めて言われる論点と、あと、地域の活性化に不可欠、地域存続といいますか、地方の存続にとって非常にインパクトが大きいという観点で言われる方、いずれにしても、かなり多くの議員の方がその必要性というのは言われているのです。
 今回、ここに住環境整備は喫緊の課題だと書かれていますよね。この計画は令和8年からスタートとすると。ということは、この喫緊の課題というのは具体的にいうと、どういうスパンでの、いわゆるスケジュール感ですが、今回の喫緊の課題ということでいけば、来年が令和6年、当初予算も視野にスタートを切っていかないと、なかなかこの喫緊の取組につながっていかないのだろうと思います。この点はどのように考えておられますか。

●井上参事監兼高等学校課長
 県外生徒募集につきまして、現在のところ、地域の高等学校、地元自治体と連携した学生寮、あるいは、住環境整備に取り組んでいるところです。そちらにつきまして、予算のほうも含めて計画的に取り組んでおります。喫緊の課題として、子どもの数が減少していくという長期的な視野の課題も含めながら、各地区における寮の整備等の全県的な視野で、併せて検討してまいりたいと考えているところです。

○野坂委員
 だから、そこの具体的な話でいくと、今の下宿先を見つけるとか、協力先を探していくとかというのがありますよ。だけれども、それもなかなか難しい。であれば、いわゆる寮の必要性というのがあったわけでしょ。寮の整備に向けて、それも含めて、住環境整備は喫緊の課題とあるわけでしょ。これは、今取り組まれていることをもうちょっと力を入れてやるというのは当然あるのでしょうが、一番の主要なテーマは多分、寮の整備でしょ。そうすると、それを喫緊の課題だということで、この計画は令和8年からスタートするということでいけば、予算というのは、その前段の予算もあるのでしょうが、もう来年当初から具体的に実際に予算化を図って取り組んでいかないと、間に合わないではないですか、喫緊の課題にならないではないですか。きちんとそういう認識でおられるかどうかということです。

●足羽教育長
 喫緊の課題は、今説明しました地元自治体と連携したということもございますし、また、寮の整備という、この両方に係っている部分でございます。御指摘のあった寮の整備に入るとするならば、どこにどんな規模、そして、例えば建った後の運営計画等の具体的な予算のかけ方、在り方、これを慎重に審議していく、協議していくことが必要だろうと思っています。寮設置を決定して進めるのではなく、この住環境整備というのはもう喫緊の課題として地元自治体と連携しながら進めつつ、この寮をどこにどんな形で、そして、どんな運営体制でやるのかということも並行して検討していくように進めてまいりたいと思います。

○野坂委員
 何も来年度当初予算で設計予算を上げろとか、そういう乱暴な話をしているわけではないですよ。今言われたプロセスが重要になってくるでしょ、必要になってくるでしょ。それを速やかにやっていかないと追いつかないではないですか。これは令和8年にスタートして、その中頃を過ぎた頃に具体化していったとしても、効果は生まれないでしょ、この計画期間に効果は生まれていかない。であれば、多少なりとも調査費的な話でも含めて、僅かながらでも予算はかかっていくのでしょうから、そういったようなことも視野に考えていただかないと。令和8年からの計画が始まるのに当たって、効果という観点からいえば発揮できないわけですから、喫緊の課題として取り組んでいただくのだろうと思っているのです。その確認です。

●足羽教育長
 予算化を図るかどうかは別としまして、まだこれからこうした御意見を教育委員会のほうでも慎重に審議をして、どんな方向性を持って進めていくべきなのかを審議したいと思っておりますので、こうして議会のほうにも今日も含めて勉強会等でもたくさん御意見をいただいていること、それらも含めて、その方向性が見いだせるような形をまた協議、検討を進めてまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○藤縄委員
 この高校の在り方について思うときは、島前高校のことを思うわけです。僕は平成24年に、海士町に、島前高校に行きました。当時、山内道雄町長さんという、この方はNTTから議員になって、町長になられた民間の方でして、御両親は鳥取県の出身だそうでしたが、非常に熱のある方でした。たしか役場の給料、御本人は5割減額、職員さんは3割だったかな、そういう財源を元に、大変な状況なので、地域おこしをしたいという財源に人件費を使われた。岩本悠さんとも会った。寮は、島ですから、特殊性があったと思うが、当時1学級に減ってしまいましたから、それを島塾だとか、いろんな施策で、海士町中が一生懸命になって高校改革に取り組んだ。このときに、僕はそこに行くまでに午前中に島根県教委に寄ったのですよ。そのときの感触がまだ当時は腰が引けておった。高校改革の組織としては作り上げておった記憶があるが、だけれども、まだ腰が引けておった感じがした。これは、島前高校はもう山内町長をはじめ、職員の皆さんと岩本悠さん、そして、学校関係者、当時の教頭さんは野球が随分詳しかったです。そんなことが重なって、あのことが実現したのだろうと思う。そのときに同時に思ったのは、島根県教委がイニシアチブを取らないといけない話だなということを再確認して帰ったわけです。
 今回、こうして教育委員会は一生懸命やっていただいているが、パブリックコメントも当然、貴重な意見もあるし、議員の方も一生懸命です。その中で、私が言いたいのは、県教委の腹です。みんなにいい顔できないから。誰かが何かに、具体的に反対はあるよ、だけれども、そこを県教委が腹をくくってこうするのだというものを僕は今まで感じないのだな。これを腹をくくってちょうだい。腹をくくれば、みんなが賛成しますよ。それは、最後は地域のことになったりするから、悪く言えば地域エゴになったりするから、みんながよしよしと言わないかもしれないが、教育委員会の熱が予算の獲得にもなるし、俺はみんなが応援しようという気持ちになると思う。そのことをしっかりと熱を持っていただきたいが、所感を。

●足羽教育長
 何十年来の本当に大きな改革をこれから進めていかねばならない、本当に大きな高等学校の在り方についての課題だと思っております。今、委員のほうから御指摘のあった覚悟と熱意、これが本当に問われているだろうということは、長として私自身も本当に責任を痛感しているところでございます。まだお伝えの仕方が本当に緩い形で伝わっているのかもしれませんが、今後、この急激な人口減少、生徒減少の中で高等学校の在り方を真剣に、そしてまた誠実に捉え、では、今後こういう方向でいくということについては、もちろん教育委員会全体の中での協議を踏まえながらも、私自身の覚悟、そして思いを持って提案をさせていただくように持ってまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかに。

○山川委員
 県教委の覚悟を見せてほしい、腹を見せてほしいということは、本当にそうだなと思うのです。結局全部のところから、県外から来てほしいな、東・中・西に来てほしいなという思いはあるが、蓋を開けてみたら、実際は施設をやったがいいけれども、県外からそこまで見込んだほど、10戸あったら、2戸しか、3戸しか埋まっていなかった。では、その空いたやつをどうするのだという話になってくるではないですか。なので、現状、下宿だったり、ホテルを借り上げて補助でやっているところもありますから、本当に寮がいいのか、下宿だったり、借り上げるのがいいのかというのをきちんと調査をしていただきたい。そのための予算だったら誰でも賛成すると思うのですよ。なので、両方にいい顔をしようと思わずに、きちんと県外から来る方がどれぐらい、それで、どれぐらいのスケール感だったら全部が埋まるよ、仮に埋まることができないのであれば、外国人だったり、生活保護の方だったりをやるのだったら、全部埋まるよ。ただ、この制度だったら、所管が違うから補助金が取れないよとか。ただ、投資した費用対効果を考えないといけないので、先ほど教育長が言っておられたのですが、もう令和8年に計画がスタートするのであれば、もうそこのところの調査の予算などは、あってもいいものだと思うのですね。なので、寮ありきが正解ではなくて、もうそこの地域に応じた規模、管理状態がありますので、そこは本当に腹を据えて、肝を据えてやっていただきたいと思います。要望でお願いします。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○村上委員
 藤縄委員がほぼ全てのことを言ってくださったように思っておりますが、常任委員会の場でぜひ言わせていただきたいというのが、クラス数の減少、学級数の減少についても基本方針案に書き込まれると承知をしております。現状のところは、従来のものが踏襲される案だというふうに認識をしております。学級数を減らす前に、学校統廃合を考える前に、地域と話をし、鳥取県、鳥取県教育委員会、そして地域の自治体、自治体の教育委員会が、一番は学校がしっかりと連携をして、魅力化し、定員数の確保に努めるということをぜひお示しいただきたい。そういう学級数減少の対象になるような学校に対しては、県、県教育委員会も責任を持って、重点的に支援をして、定員数の確保に努めるということは、学級数を減らす前にやれることは全力でやるべき。それは、先ほどおっしゃったように、地域そのものとも関わることですので、そこは覚悟を持って、ぜひ、そこに全県一律だとか、どの学校に対しても同じ支援をしなければいけないということは私は当てはまらないというふうに思っております。劣性にある学校に対して重点的に支援をするということは、我が選挙区に高校はありませんので、平気で言えますが、それはあるべき姿だと。どの学校にも一定というのが私は正しいとは思いません。しっかりと定員数が減少し、統廃合を余儀なくされる可能性がある学校には重点的に、覚悟を持ってやっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。要望です。何かあれば、ぜひ。

●足羽教育長
 山川委員の御指摘、本当に生徒数が減る中で、どんな住環境整備の姿が描けるのか、本当に正念場を迎えていると思っておりますので、慎重に丁寧に対応してまいります。
 そして、村上委員のほうから、学級減という当面の減少がまだ緩やかな部分においては、そういう形で、そうした学級減を行っていく地域であったり、自治体とのより緊密な連携をというのは、本当に大切な御指摘だというふうに思っております。これまで進めてきました智頭農林高校にしろ、あるいは日野高校にしろ、また岩美高校にしろ、そうした自治体とは、我々事務局の職員も本当に足しげく通いながら、そして地元の思い、また、そこの学校の中でどんな人材育成を今後図っていくべきなのか、その辺りを本当に真剣に議論をしながら、自治体の協力も得ながら進めてきたところでございます。今後も一律な基準でぽんぽん切っていくとか、減少させていくというふうなことの考えはございませんので、丁寧に地域、または自治体、当然学校、また学校関係者、しっかりと向き合って、今後の在り方の検討を進めてまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 ほかに。

○浜田(妙)委員
 皆さんが意見をおっしゃるので、刺激されて言いたくなってしまいましたが、生徒数が減っていく、地域が疲弊していく。地域の要は学校であるとよく言われますが、そこに文化もある、教育もある、人づくりもある。そこへ行きさえすればいろんなことが手に入って、力ももらえるというようなことはずっと言われてきたのですが、その学校に頼ることができないほど、疲弊していっている。それは、生徒数だけではなくて、先生の数も人手不足になってしまっている。仕事改革をしなければいけないような状況にまでもう追い込まれてしまっていますよね。それこそさっき藤縄委員がおっしゃいましたが、そこに対して、どうやっていくのかということの覚悟と決断が必要になっている時代かなというふうに思ったりします。
 鳥取県の教育を担う教育者の皆さん方がゆとりを持って、燃えるような思いで生徒たちに向き合えるかどうか、その環境が整えられているかどうかが問われているなというふうに現場を見て思っています。そこに対して、どういう方策や、それから理念から始まっていくのだと思いますが、環境を整えていくのかということについて、教育委員会が本気に腹を据えているのだろうかという疑問を持たれることがないように、そこのところがまず一番ではないかなというふうに思ったりもします。子供に向き合うのは現場の先生たちですから、先生たちが元気で、ゆとりを持って、信念を持って向き合っていけているかどうか。そこがもしそうでないとすれば、そこにどんな力を注いでいくのかということが必要になって、そこを抜きにはできないというふうに、私は箱物を造ったりしても難しいなというふうに思ったりもしています。そこまで追い込まれている現状があることを現実の問題として把握されて、そこに向けて、まず、底辺のところを、足を踏ん張っていただきたいというふうに思っていますので、要らぬおせっかいを言わせていただきますけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

●足羽教育長
 子どもたち、生徒に向き合う教員の視点ということで、貴重な御意見をいただいたというふうに思っております。学校の規模が小さくなれば、当然教員数も少なくなる。先ほど上げたような学校はそうなのですが、基本的な定数以上の教員を配置させていただきながら、逆に地域との連携に力が要る、あるいは、熱量が要る。そういうふうな独特な視点の学校の取組も進めていくためには、御指摘があったように、先生方が心にゆとりを持ちながら、しっかり子供たちに向き合える、そんな環境整備というのは、本議会でも答弁させていただきましたが、それこそが学校の魅力につながっていくだろうというふうに思っておりますので、教員の働き方改革も含めて、また、定数配置も含めて、丁寧にそうした学校について対応してまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。
 では、次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。
 それでは、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る本県の行財政運営、学校教育の諸課題、その他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることについて、御異議はございますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようですので、その旨、議長に申し出ます。
 それでは、次回の常任委員会は、令和6年1月19日金曜日、午前10時から開会の予定でありますので、よろしくお願いします。

○村上委員
 ちょっと申し上げたいのが、委員会運営について、よくお考えいただきたいというのが、我々は皆、選挙で選ばれて、一定の方から選ばれて、この場におり、そして、意見を申し上げさせていただいているという立場だというふうに、当然皆さんが認識をしていると思います。その中で、先日も一部発言の削除がありましたが、よほどでなければ、議員の発言、そして身分は保障されるべきというのが原則だと思いますので、ぜひおのおのの発言の保障、そして意見表明の場を確保するという委員会運営をぜひともお願いしたいと。今日も一部ちょっと、いろんな手違いとは思いますが、意見表明が自分の思ったとおりにできなかったということがあったように思います。委員長もいろいろ調整は大変だと思いますが、ぜひ我々選挙で選ばれ、その後ろにはたくさんの選んでいただいた皆さんがいるわけで、その意見表明というのは、ぜひできるように、ぜひ尊重されるように委員会運営をしていただきたいと思いますので、またぜひよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 村上委員からそのような意見がありましたが、前回のことでしたら、処理済みですし、一応意見のする場は与えているものです。それによって何かありましたら、また後日、教えてやってください。
 それでは、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。

午前11時28分 閉会

 

 

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