令和6年度総務教育常任委員会議事録

令和6年7月1日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
語堂 正範
入江 誠
村上 泰二朗
山川 智帆
玉木 裕一
山本 暁子
浜田 妙子
内田 隆嗣(オンライン出席)
野坂 道明

欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   櫻井政策戦略本部長、山根総務部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   有間課長補佐、田中(亜)課長補佐、前田係長


1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前10時20分

3 再開   午前10時23分

4  閉会      午前10時45分

5 司会   語堂正範委員長

6 会議録署名委員  浜田委員  山本委員

7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎語堂委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、最初に付託議案及び請願・陳情の審査を行い、執行部の入替えの後、教育委員会の報告事項について行うものとします。
 なお、本日は、内田委員がオンラインで参加しております。内田委員のオンライン参加につきましては、鳥取県議会委員会条例第10条の2第2項の規定に基づき、あらかじめこれを許可しておりますので、御承知ください。
 それでは、内田委員、聞こえますでしょうか。大丈夫のようです。
 それでは、内田委員の映像と音声が確認できましたので、オンライン出席委員として認めます。
 続いて、会議録署名委員の指名いたします。
 会議録署名委員は、浜田委員と山本委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 まず、付託議案について、日程に記載の4議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきます。
 委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。
 討論はございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括で採決することでよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、御異議がないようですので、付託議案を一括で採決いたします。
 なお、本委員会に付託されました議案は、議案第1号、第4号、第8号及び第9号であります。
 議案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回の新規分の陳情は5件であります。
 まず、陳情6年政策戦略第9号、地方自治法改正案に反対する意見書の提出について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○入江委員
 私は、不採択が妥当だというふうに思っています。これは、大規模災害時に国の地方自治団体に対する補充的な指示や情報システムの適切な利用等を含む地方自治法の改正案に反対する意見書を提出するように求めておりますが、既に御存じのように6月19日に参議院本会議において、地方自治法改正案が可決成立しているということから、これはもう不採択が妥当だというふうに考えます。よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、不採択のみです。
 それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員であります。したがいまして、陳情6年政策戦略第9号については、不採択とすべきものと決定いたしました。
 次に、陳情6年総務第10号、電子会議室を使った簡易決裁における決裁記録の透明化について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○入江委員
 これについても、私は不採択が妥当だというふうに考えています。
 既に県のほうでは、簡易な文書は働き方改革の視点から、文書事務の効率化、そして、鳥取県公文書等の管理に関する条例に基づき決裁者が決裁をした旨の記録を残すことということが既にやっておられまして、これで足りるのではないかということの理由から、不採択が妥当だというふうに考えております。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は不採択のみです。
 それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員であります。したがいまして、陳情6年総務第10号については、不採択とすべきものと決定いたしました。
 次に、陳情6年教育第11号、ゆたかな学びの実現・教職員定数改善をはかるための、2025年度政府予算に係る意見書採択について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○村上委員
 村上です。本陳情について採択をすべきと考えております。
 本陳情は、今の厳しい学校現場の現状を改善していくという鳥取県の思いとも一致するものであり、しっかりと学校現場に向き合い、学校現場の課題を解消していく。そのためには、やはり学校の少人数学級を実現していく、あるいは定数を十分に確保していくということが欠かすことはできません。そのためには、この意見書を採択し、しっかり国に対して求めていくということが必要だというふうに考えますので、採択を主張させていただきます。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○浜田(妙)委員
 私も採択を主張させていただきます。大きな国全体の問題になっています。国のほうもそちらに向き合って努力をしていますし、県ももちろんのこと、最大の努力を今示しております。それを応援する意味でも、採択をしたいというふうに思います。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○入江委員
 私は、前回の委員会でも申し上げましたように、不採択が妥当だというふうに考えております。
 既に県のほうでも、市町村と連携した中で少人数学級というのはもう実施しておられますので、その効果や財政負担を検証しながら取組を進めておられるということから不採択だと思います。また、教職員の働き方改革のためにも、小学校での専科指導員の加配の充実であったり、教員業務支援員の配置、充実に向けた財政支援や専門職種の基礎定数など、国へ要望を実施しておられます。また、あわせて、教育課題への対応を可能とする加配、定数が維持、拡充するためにも、先ほどからありましたけれども、定数措置であったり、教員の専門性を十分に配慮し、能力、実績に見合った給与制度とするための財政措置なども国に要望しているということから、私は不採択が妥当であろうというふうに考えております。

◎語堂委員長
 村上委員、討論ではないです。

○村上委員
 討論ではないです。

◎語堂委員長
 先ほどされたので、それで終わりです。(村上委員「おかしな話で、いや、……」と呼ぶ)(入江委員「村上委員、発言を求められていないのに発言したらおかしい……」と呼ぶ)

◎語堂委員長
 入江副委員長、入江副委員長もです。
 ほかによろしいでしょうか。
 それでは、意見が尽きたようですので、採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、採択と不採択です。
 それでは、まず、採択とすることに賛成の方の挙手をお願いします。(賛成者挙手)
 4名でございます。
 では、続きまして、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 4名であります。
 採択と不採択が4対4で同数でありますので、鳥取県議会委員会条例第12条第1項の規定により、委員長によって裁決いたします。
 陳情6年教育第11号については、不採択とすべきものに決定いたしました。
 次に、陳情6年政策戦略第12号、消費税減税等の検討を求める意見書の提出について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○入江委員
 これについても不採択が妥当だというふうに思います。
 国のほうでは、電気、ガス料金の負担を軽減する補助金を8月から再開するということを方針で調整をしているところもあります。本県においても、中小企業等の値上げに向けた支援要望を国などに既にしているところでありますので、これについては不採択が妥当だろうというふうに考えております。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、不採択のみです。
 それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手をお願いします。(賛成者挙手)
 全員であります。したがいまして、陳情6年政策戦略第12号については、不採択とすべきものに決定いたしました。
 次に、陳情6年政策戦略第20号、鳥取県ソーシャルメディア利用指針の遵守徹底及び各種指針の点検について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○入江委員
 これについても、不採択が妥当だというふうに思っております。既に執行部の取扱いとして、ソーシャルメディア利用方針を作成しておられまして、点検を行いながら、適切に運用されていること、また、研修等も実施されているということから、不採択が妥当だろうというふうに考えております。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○村上委員
 本陳情について、趣旨採択とすべきだというふうに考えております。今までも県の職員の皆さんが丁寧に発信をされているところだとは思いますが、やはり県職員が個性を持った発信をしていく、それぞれの職員の顔が見える、キャラクターの顔が見えるような発信をしていくためには、職場全体でその発信する職員を守っていく、そういった取組が必要だというふうに考えております。改めてこの機にこのSNSによる発信のルールを再確認し、発信する職員を職場全体で守っていく、支えていく、そういった体制をつくるべきだというふうに考えておりますので、趣旨採択とすべきだと主張をさせていただきたいというふうに思っております。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、御意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、趣旨採択と不採択であります。
 それでは、まず、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 2名であります。
 続きまして、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 6名であります。したがいまして、陳情6年政策戦略第20号については、不採択とすべきものと決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終了します。
 なお、委員長報告作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 その他で、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

○野坂委員
 この間、県庁改革プランについて総務部のほうにお話しさせていただいたのですけれども、改めて確認すると、来年の電気技師の募集が5名出ているのです。当然御存じだと思うのですけれども、この電気事業は、今現在、売却も含めて検討中ということなのです。様々な要因があるので、それらをしっかりと見極めて検討するということになっているさなかに1期5名の募集というのがにわかに私は理解しにくいのです。企業局はここは所管ではありませんから、企業局は企業局のお考えがあるのでしょうけれども、そもそもこの問題については、大分職員の偏在があると。特に技師の偏在が顕著であると、今現在の企業局の職員体制でですよ。だから、それらも含めて様々な状況変化もあるので、ここは、水力はコンセッションに移行しましたけれども、電気事業、民間が事業参加の意欲が強い電気事業あたりは、民間に売却する方向もあるのではないかと。そこで、ウクライナとかいろいろ情勢変化が激しいと、電気代云々かんぬんというような話もあって、慎重に検討をするというところなのです。この5名採用するという意味合いというのが、私はちょっとにわかに分からない。この場で回答というのは難しいのでしょうから、これは、回答できるのだったらやってください。そこをしっかりと議論をした上での話だったらやってほしいのですけれども、これはちょっとなかなか理解しにくいなと思っているので、また委員会のほうでこれについては報告をいただきたいなと思うのです。
 もう一つ、附帯事業化について、令和3年だったかな、令和4年だったか、決算審査の中でも、要するに安易に事業を附帯事業化するとかそういうのは駄目で、きちんと知事部局に移行するなら移行するということを検討すべきだということは、各事業、指摘もあったと思うのです。議会の中でも、水力発電のコンセッションのときに、これは企業局の中でお金の使い回しなどはできませんということで、これは一般会計に戻したはずですよ。だから、安易な附帯事業化というのは、これは当然できないと思うのですけれども、その中で、もう埋立事業が売却、完売できるのだという答弁が農林水産でありました。ちょっと確認しましたけれども、あと幾つかで埋立て、未処分のところが売却できると。そうなったらという話なのですけれども、仮にそうなった場合、定借地はどうなるのですか。定借地がいっぱいあるのですよ、10件以上ある。これはもちろん貸付けですから、これは売却ではない。その点の考え方というのはどのように整理されているのでしょうか。

●森田行政体制整備局長
 すみません、最初の電気技師のほうの話ですけれども、ちょっと定数の状況等、個々に全て把握ができていませんので、また改めて確認はさせていただきたいと思いますが、基本的に職員の採用につきましては、退職者の補充とか、そういう観点で行わせていただいていますので、今回の委員が指摘されました電気技師の5名につきまして、例えば電気事業を拡大するとか、そういう意図で入っているものではないという認識ではございます。改めて御確認させていただきたいと思います。
 それと、附帯事業化の話につきましては、すみません、我々も詳細を承知していないというのが正直なところで、企業局と総務部の中で詰めてこれの方針を決めたというところではありませんので、またここは今後の議論かというふうに思っていますし、先般も企業局のほうで改革プランをつくられるというふうに聞いておりますので、その中での議論になるのかなというふうに思っております。
 埋立ての話の部分でございますけれども、すみません、ちょっとこちらにつきましては、総務部のほうで関与していませんので、どういう方向かというのは、また企業局のほうに確認してみたいと思います。

○野坂委員
 所管が違いますからあれなのですけれども、私が問題にしているのは、附帯化すると言われるので、行革の観点でどうかと言っているのです。附帯化して工水に持ってくるということでしょう。だから、それはおかしいという話です。欠員補充、退職者補充というのであれば、5という考え方は、にわかにちょっと理解しにくいね。その点も含めてしっかりと議論してください。

◎語堂委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかに。

○村上委員
 すみません、先ほどは失礼しました。
 先ほど入江委員から、前回も主張したように不採択だという発言がありましたが、前回主張したのは、願意の聞き取りをするかしないかということで、恐らく発言した意図は違うとは思うのですけれども、前回も不採択を主張したかのように聞こえるような発言があったというふうに私には聞こえました。もちろんそんな意図はないとは思いますが、前回の願意の聞き取りの際にあらかじめ不採択が決まっておって、だから、願意の聞き取りが必要ないというような発言にも聞こえなくもない発言だというふうに非常に危惧をしております。本来は願意の聞き取りに対して採択、不採択、結論ありきで臨むべきではないのは当然ですし、それは入江副委員長もよく分かっていらっしゃると思います。そういった極めて強い誤解を招く、あらかじめ不採択が決まっているから、自分の態度はこうなのだというような、県民に対して強い不信感を招いてしまうような発言については、極めて慎重にされていただいて、改めて、でき得れば議事録、映像を確認していただいて、発言をちょっと確認していただいたほうがよろしいかというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 それでは、村上委員からそういう指摘がありましたので、議事録の検討というか、見させてもらって、また判断させてもらいたいと思います。
 ほかにございますでしょうか、よろしいでしょうか。
 それでは、執行部の入替えで暫時休憩いたします。
 再開は入替え後とさせていただきます。

午前10時20分 休憩
午前10時23分 再開

◎語堂委員長
 それでは、再開いたします。
 本日、教育長より欠席の旨を聞いております。
 それでは、再開いたします。
 それでは、教育委員会の報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 特にオンラインの出席の皆様は、聞き取りやすいようにマイクに近づいてはっきりと発言していただきますようよろしくお願いします。
 なお、質疑等については、質問終了後、一括して行うこととします。
 それでは、報告1、令和6年度「小学生のための1DAYイングリッシュ」申込に係る個人情報漏洩について、下田参事監兼小中学校課長の説明を求めます。

●下田参事監兼小中学校課長
 それでは、小学生のための1DAYイングリッシュ申込みに係る個人情報漏えいについて報告いたします。
 これは、枠の中に書いておりますように、本年度8月に開催予定の小学校3年生以上の児童、保護者対象の1DAYイングリッシュ、このイベントについて、参加申込用のグーグルフォーム設定の際、その誤りにより、申込者が申し込んだ際に申込完了画面から次画面に進むことで、それまでに申し込んだ方の個人情報、最終的には36件分の個人情報が申込者間において閲覧できる状態であったことが判明しましたので、その状況等についての報告をするものです。
 詳細については、下に記載しているとおりですが、このイベントにつきましては、2番にありますように、参加を希望する児童の保護者が各自グーグルフォームで申込みをすることになっております。そして、イベントの参加申込受付、つまり参加の申込用フォームの作成や受付等の申込管理、そして、当日の運営等を外部委託業者であります、株式会社インタラック西日本に委託していたものです。
 6月22日に申込みをした保護者からの連絡があって発覚したというものですが、4番にあります、漏えいした個人情報につきましては、この申込みについて、6月17日に最初の申込者がありました。ですので、6月17日から22日の土曜日までに参加を申込まれた36家庭分の保護者の氏名、児童氏名、学校名、そして、学年、電話番号が漏えいしたというものになります。この情報につきましては、各項目に分かれて表示されているために、個人名とその他の情報はひもづいておらず、特定できる状況ではなかったのですが、他者の回答状況が表示されないようフォームの設定を変更するまで、それまでに申込みを行いました36件分の方が申込者間において閲覧できる状況であったということでございます。
 原因につきまして、6番に書いてございます。これは委託業者にその参加申込用のグーグルフォーム作成をお願いしておりましたので、その設定の際に、本来は無効にしておくべき結果の概要を表示するという機能があるのですが、その機能が有効になっている状態で作成し、その状態のままURLを公開したということによって、回答の完了後に前の回答を表示というボタンが表示されまして、それまでに申し込んだ方の回答を閲覧できるようになっていたというものでございます。
 確認につきましては、申込みURLの公開前に委託業者でも2度、そして、当課にも送られてきましたので、小中学校課でも一度テスト回答を行いました。ただ、そのテスト回答はきちっと回答できるというところまでしか当課のほうでも確認ができておらず、その設定の不備につきましては気づかなかったという状況にありました。そのことが原因というふうに捉えております。
 対応状況としましては、発覚しました後、直ちに委託業者、インタラックに依頼しまして、他者の回答を閲覧できないようにグーグルフォームの設定を無効に変更していただきました。そして、22日までに申し込んでいた全保護者に電話で状況の説明、そして謝罪を行いました。6月26日には、この謝罪を完了して、そして、情報提供という形で報道提供したということになります。
 8番の再発防止策として3点挙げております。
 グーグルフォーム等の活用をする際の複数名でのテスト回答、そして、最終画面まで細部にわたっての動作確認を行うこと。2点目として、これは委託業者にお願いしていたことなのですが、仕様書に個人情報の漏えいを避けるための措置をすることの具体を書き入れる等、打合せを詳細に行うこと。そして、3点目として、教育委員会内でこの事案についての共有を行う。そして、この再発防止に向けての研修会を行う。このグーグルフォームでの回答というのは、今本当に増えてきていますので、県内の県の指導主事等の研修会もこの後行う予定にしております。個人情報の保護の徹底を図っていきたいと思っております。
 やはりこれはフォームの設定ということはありましたが、ヒューマンエラー、人間の手によって最終的には確認等の怠りから起こったことであるということを重々心に留めながら、今後同様の事案が起きないように再発防止策をしっかり講じまして、個人情報の適切な管理に努めてまいりたいと思います。報告は以上です。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告2、令和8年度全国中学校体育大会(中国ブロック)における鳥取県開催競技種目及び開催地の決定について、山本体育保健課長の説明を求めます。

●山本体育保健課長
 資料3ページをお願いいたします。令和8年度に中国ブロックにおいて全国中学校体育大会の開催が決定しておりまして、本県における競技種目、開催種目の開催地が決定となりましたので、御報告させていただきます。
 資料の1を御覧ください。本県における開催競技種目につきましては、表の3競技となっております。新体操が鳥取市で開催、バドミントンが米子市、相撲が倉吉市、以上の3種目の開催市が決定となっております。競技会場につきましては、現在調整をしておりまして、今後決定となる予定となっております。
 2の開催期間でございますが、この今明記しております令和8年8月17日月曜日から25日火曜日、これは全中大会の全体の会期となっておりまして、およそ9日間で全部の種目が開催となっております。この期間のうち2日から4日程度で各種目の開催期間が決定となっていきます。今後、中国ブロックの中体連のほうで、県内において日程が重ならないように調整を図りながら、開催期日のほうが決定となっていく予定となっております。
 3につきましては、鳥取県以外の各4県での開催種目の一覧となっておりますので、またこの後御覧いただければと思います。
 今後につきましては、本年度中に県の準備委員会が立ち上がる予定となっており、来年度、県の実行委員会が設立という運びになっております。来年度、令和7年度に開催となるインターハイにつきましては、各市町の開催地のほうに実行委員会が設置となりますが、この全中大会においては、各市開催地のほうには実行委員会は立ち上がらないという形になっており、県の実行委員会の事務局につきましては、県の中体連のほうに設置となる予定となっております。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等はございますでしょうか。

○山川委員
 個人情報流出についてなのですけれども、やはり情報関係は変化のスピードがとても激しく、発注者としてどうしても限界があるので、そういう意味で委託業者さんに依存せざるを得ない、頼らざるを得ないというところが多々あると思います。ただ、契約書において個人情報流出に努めることはできると思うのです。先進事例、国内だけを見ていたら、結局問題が起きてから事例を集めるということになる、後出しになってしまうので、先進事例で、海外も含めて、関連事例の留意するべきことを業者さんに情報収集、調査いただいて、その上でテストモニターをしてもらうみたいな形で、そこのところをやらないと、今回は申込者間だけにその情報が流出したということなのですけれども、中には業者さんが他県に持ち出してしまってというか、外に流出してしまってということもあったり、一般に公開されてしまったということもあったりとかするので、そういう最悪なシナリオは避けたのですが、今後のためには、やはりいろんな設定、情報が変化したときに設定に対応できるように業者さんにもうちょっと情報収集や調査を依頼するような形の仕様書に変化していただけないかなということをお願いできないかなと思うので、よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 ほかにございますか。

○浜田(妙)委員
 同じテーマです。情報管理という問題については、随分シビアにそれぞれが気を配り、責任を持ってなさっていると思います。このインタラック西日本さんも、日常の生活、これだけに限らず、結構神経使っておられて、そういう意味でいえば、意識は高いのではないかなというふうに勝手に思っているのです。知らないのですけれども、そうでないといけないというふうに思います。ただ、こうした情報管理をされるような企業さんもいろいろいっぱいありますよね。ランクづけもあるだろうし、それから、これまでの経験、ミスがあったとかなかったとか、そういう情報もあるのではないかなと勝手に思っています。そうした調査活動がどうなっているのかということと、それから、もう一つは、この現況と言っていいかどうか分かりませんが、ミスしてしまったここの会社さんは一体どのように自らの仕事内容について判断をしておられて、今後に向けてどういうふうに意見を持って努力しようとしていらっしゃるのか、その辺の聞き取りがされているかと思いますので、教えてください。

●下田参事監兼小中学校課長
 御意見いただきましてありがとうございました。
 まず、浜田委員さんのほうが言われました2点につきましてですが、この情報の管理につきましては、同じイベントは去年からしておりますので、去年は当課が、全てグーグルフォームの作成から申込者の管理的なことはさせていただいておりました。ただ、夏休みということで急な欠席等のいろんなグループ分けとの対応等もありまして、よりよいサービスの向上に向けて、委託業者にお願いしたというような経緯がございました。そして、このインタラックさんはALT等の派遣業務であるとか、こうした教員派遣の業務、こういったことを中心に行っておられる会社なのですが、2点目に言われたように、この事案が起こってから、もうすぐに対応と原因について解明をされまして、すぐに県庁のほうに訪れて、その原因の説明、そして謝罪のほうをしていただいたところです。インタラックさんのほうから示された今後の対応について、再発防止策ということで3点いただきました。
 まず、従業員の再教育ということ。それから、安全性の確認ということで、グーグルフォーム等の個人情報の取得の際にはしっかり一連の流れを検証して不適切な情報が表示されていないかの確認をするということ。そして、3点目に言われたのが、こういったグーグルフォーム等の無料サービスのシステム等を検証されました。その際にアップデートがすごく頻繁に行われていることから、表示についても本当にちょっと前の表示と変わっていたりというようなこと。ですので、一定のヒューマンエラーが発生する可能性が残っているということから、インタラックさんのほうでそういった自社で作成サイトの使用を検討するというようなことまでおっしゃっていただいたところでございます。
 先ほど言いましたように、本当にアップデートがどんどんどんどん行われるということですので、一番大切なのは本当に最後の人間の確認ですね。そういうところをしっかりシステムを理解した上で申込みのテスト送信をして、そして、その後の表示等もしっかりと確認しながら進めてまいりたいと思いますし、先ほど山川委員さんが言われましたようにそういうことの詳細を仕様書に書くというようなことで契約をしまして、再発防止に努めてまいりたいと思っております。

○浜田(妙)委員
 これまでミスはなかった会社ですね。

●下田参事監兼小中学校課長
 はい、聞いておりません。

◎語堂委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますでしょうか。

○山本委員
 同じ案件なのですけれども、私が先ほど聞きたかった内容はほぼ今おっしゃってくださってはいるのですけれども、この件は、まさに言うとおり、アップデートされていていろんな詳細条件というのが陰のほうで追加されていたりという事案がよく起きていまして、グーグルフォームの情報漏えいというのは結構全国的にもよくある話だということで取り上げられるような内容なのですね。グーグルフォームだけではなくて、ワンドライブですとか、グーグルドライブですとか、いろんな他社さんのことについても起こり得る案件で、私もよく使いますけれども、本当に気をつけないと、今回は電話番号と学校名で数名ということだったのですが、これが情報をかなり書かないといけないものもこれを使うとなると、割と危険だなというふうに考えています。今回はよかったですけれども、内部のほうで、例えば個人名と、もっと例えば血液型とか、そういうものまで取り扱うようになった場合、外部に委託するというのはかなり危険だと私は思っています。グーグルも外資なので、ちょっとそこは気をつけていただきたいなと。
 情報のセキュリティーレベル、必要なセキュリティーレベルをきちっと設けて、その段階に応じて外部に出してもいいのかどうなのかというのもきちっと検討する。ここで話すことではないかもしれないのですけれども、段階づけというか、ランクづけというのをした上で、どうしていくか、どのフォームを使うかというのを確認する必要があるのではないかなというふうに改めて思いました。これは意見なのですけれども、それも含めて、ちょっと内部のほうで課を超えてやっていただきたいなと思います。

◎語堂委員長
 ほかにございますか。

●林教育委員会次長
 すみません、皆さん全体にいただきまして。
 まずは、流出があったことにつきましては、大変申し訳なく思っております。皆さんからいただいた御意見を基本的には教育委員会としてもやっていこうと思っています。まず、外部に特に名簿等を募集するような場合は、インタラックさんも今回されたのですけれども、いわゆるクラウドの無料システム的なものではなく、きちんとしたシステムを使っていただいて、どこまでどうなっているのか分かるという形にするよう仕様書のほうに、いわゆる集めた情報の流出に関しては今までもあって、厳しく仕様書に別添でできているのですが、収集する段階でそういう漏れてしまうようなところというのは、仕様にあまり明確に書いていませんでした。ちょっとそこはシステム等の担当課等もよく相談の上で形にしたいと思います。
 2点目としまして、フォームのほうがなかなか難しいというのは、フォームアンケートみたいな形が、学校等でも使うに当たっては便利な部分もありますので、やはり使い方と、どういうふうに使えば、やはりこういうことになるということについては、先ほどもありましたけれども、まずは、事務局に通知もしましたし、少し今回の事案がどうやって起きたというのを実際設定をやってみないとやはり分かりにくい部分もありますので、そこも少し職員向けの研修等もやったりして、個人情報でないにしても、やはり適切な使い方になるようにということについては、引き続きちゃんと留意をしていきたいというふうに考えております。

◎語堂委員長
 ほかに。

○村上委員
 個人情報の漏えいは、間々起こるものだと私は思っています。それはいいのですけれども、教育委員会のマネジメントとして個人情報漏えいも間々起こる、いじめなどの事案についても、間々起こり得ることですし、ゼロには決してならないものだと思います。体罰や不適切指導も一般質問でも申し上げましたけれども、ゼロにはなかなかならないものだというふうに思っています。
 ただ、そのマネジメントの仕方を見ていると、今回は下田参事監が所管される分野ということで、しっかりと報告がこのように上げていただいて、厚く感謝を申し上げますが、そうならない場合のほうが私は怖いというふうに思っていまして、いじめについても報告を上げて、何で起こしたのだみたいなことになる。体罰についても同じ、個人情報の漏えいについても同じとなると、次報告しなくなる、闇に葬られてしまうということのほうがはるかに怖いと思っていますので、決して絶対起こしてはいけないではなくて、起きたものは起きたもの、しっかり向き合って、また少しでも減るように努力するということを個人情報ももちろんそうですけれども、いじめや不登校、不適切指導、今様々な学校での課題はあると思いますので、しっかりと起きた問題を見詰めて対処するということをぜひ教育委員会全体で取り組んでいただきたいなと思います。隠すのが一番悪だと私は思っていますので、今回は非常にありがとうございます。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、次に、閉会中の審査事項についてお伺いいたします。
 本委員会所管に係る本県の行財政運営、学校教育の諸課題、その他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることについて、御異議はございますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、御異議はないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、意見がないようですので、執行部の皆様は御退席いただいて結構です。
(執行部退席)
 それでは、続いて、本委員会における発言取消しについて御報告申し上げます。
 6月13日の予備調査における山川委員の発言に対する措置でございます。
 措置を保留しておりましたが、記録を確認させていただいた結果、山川委員の発言の一部に不適切なものがあったと判断いたしました。そのため、会議録について、その他の委員の発言を含む関係部分を削除することとし、お手元の配付資料の下線部を調製することといたしました。
 なお、この措置につきましては、山川委員を含めまして、関係する委員の了解を得ておりますので、その旨、申し添えます。
 続いて、委員の皆様に御連絡します。次回の常任委員会は、8月21日水曜日午前10時から開催の予定でありますのでよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、総務教育常任委員会を閉会いたします。

午前10時45分 閉会

 


 

 

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