令和6年度総務教育常任委員会議事録

令和6年9月17日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
語堂 正範
入江 誠
村上 泰二朗
玉木 裕一
山川 智帆
山本 暁子
浜田 妙子
広谷 直樹
野坂 道明

欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   櫻井政策戦略本部長、山根総務部長、足羽教育長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   有間課長補佐、田中(亜)課長補佐、野嶋主事


1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前10時26分 / 午前10時43分

3 再開   午前10時28分 / 午前10時45分

4  閉会      午前11時16分

5 司会   語堂正範委員長

6 会議録署名委員  山本委員  玉木委員

7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎語堂委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 初めに、去る8月27日、内田委員が辞職され、本委員会に欠員が生じたことに伴い、広谷委員が福祉生活病院常任委員会から本委員会に所属を変更されました。
 それでは、広谷委員から、一言、御挨拶をお願いいたします。

○広谷委員
 広谷でございます。ただいま委員長の紹介がありましたように、福祉生活病院常任委員会から総務教育常任委員会に移ることになりました。
 総務教育常任委員会は10年近く前になるかな、久しぶりに所属することになりました。ぜひ皆さんの御指導を賜りますようよろしくお願いします。(拍手)

◎語堂委員長
 では、よろしくお願いします。
 それでは、本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、最初に政策戦略本部、次に総務部、最後に教育委員会の3部入替え制とし、会計管理部、監査委員事務局、人事委員会事務局及び議会事務局については、議案等がないため省略いたします。
 続いて、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、山本委員と玉木委員にお願いします。
 それでは、政策戦略本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて説明を開始していただきますようよろしくお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 また、報告第9号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりであり、説明を要しないこととします。
 それでは、初めに、櫻井政策戦略本部長に総括説明を求めます。

●櫻井政策戦略本部長
 本日もどうぞよろしくお願いいたします。恐縮ですが、着座にて説明させていただきます。
 政策戦略本部の議案説明資料、予算に関する説明書の2ページを御覧ください。予算関係といたしまして議案第1号の1件、それから予算関係以外として、報告第9号の1件がございます。
 予算関係ですが、次の3ページを御覧ください。上段の一般会計の総括の表でございます。歳入の補正額の合計欄にございますとおり、33億7,100万円余の補正をお願いするものでございます。
 次に、9ページを御覧ください。政策戦略本部の補正予算説明資料総括表として、税務課の税務システム運用事業に係る補正予算1,500万円余がございます。
 次の10ページを御覧ください。当該事業については、令和6年度税制改正等に伴う税務電算システムの改修として、令和7年度の債務負担も併せましてお願いするものでございます。
 詳細につきましては、各所属長から説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 それでは、続いて、関係課長から順次説明を求めます。
 まず初めに、眞木財政課長の説明を求めます。

●眞木財政課長
 9月補正予算の概要につきまして御説明を申し上げます。
 同じく資料の3ページをお願いいたします。今回お願い申し上げます9月補正予算の概要ですけれども、先ほど本部長から申し上げましたとおり、総額33.7億円の予算となってございます。
 主な施策につきましては、人口減少対策やインバウンド対策の加速化ということに加えまして、金額として大きくなっているのは、いわゆる企業の立地補助金、こちらは順調に進んでいるものの今年度下半期分を積み増しさせていただく、こちらが9億円弱、そして、例年この時期に国から内示が出る医療・介護系の設備補助等が18億円程度となってございます。
 立地補助につきましては、産業未来共創基金を充てまして、そして医療・介護系につきましては、国のスキームに従い、医療介護総合確保基金という基金と、あと国からの個別補助で構しておりますので、歳入のところを御覧いただきますと、国庫支出金と繰入金が多くなっているという状況でございます。それ以外につきましては、先月、交付額が確定いたしました地方交付税の当初予算からの上振れ分、そして繰越金等を充当させていただいているという状況でございます。
 下の歳出のほうを御覧いただきますと、先ほど申し上げましたとおり、医療・介護系、そして商工関係が多くなってございますので、民生費、衛生費、そして商工費の辺りが金額としては大きくなっているところでございます。
 4ページ以降は、数字の詳細でございますので、また御覧おきいただければと思います。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、中本税務課長の説明を求めます。

●中本税務課長
 説明資料の9ページをお願いいたします。補正予算説明資料総括表がついております。税務システム運用事業といたしまして、1,529万円の補正予算をお願いしております。
 開いていただきまして、10ページを御覧ください。13ページの債務負担行為と併せて御説明させていただきます。
 事業の概要でございますが、令和6年度税制改正等に伴い必要となる税務電算システムの改修を行うものであります。補正予算分と債務負担行為分ということで、それぞれ内容を記載してございますので、御確認いただけたらと思います。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、報告1、全国知事会等の活動状況について、賴田総合統括課長の説明を求めます。

●賴田総合統括課長
 政策戦略本部常任委員会資料の2ページをお願いいたします。全国知事会等の活動状況について御報告申し上げます。
 1の全国知事会関係を御覧ください。知事会として、(1)尾辻参議院議長や与野党の要路の方に対しまして、伊原木岡山県知事などと一緒に参議院合区解消について要請を行ったほか、(2)自見地方創生担当大臣、加藤こども政策担当大臣に対し、人口減少問題を国の中心課題に位置づけ、司令塔組織の設置等による戦略的な対応を求める要請を行ったところでございます。さらに、(3)自民党総裁選、立憲民主党代表選の候補者に対しまして、知事会長ほか、関係知事が分担して、人口減少対策、子ども・子育て対策、防災対策など、知事会が必要不可欠と考える9つの項目について要請活動を行っておりまして、平井知事は記載の日時で石破議員、河野議員に要請を行いました。石破議員からは、人口減少問題は、ぜひやらなければいけない課題であり、防災対策についても、強力な体制が必要との御発言があったところでございます。
 2の各府県との連携ですが、記載の日時で関西広域連合委員会及び議会を10年ぶりに本県で同時開催いたしました。連合委員会では、関西パビリオンの取組状況などについて協議が行われたほか、連合議会では、山陰海岸ジオパークの交通手段などについて質疑がなされました。その後、開かれた交流懇親会には、県議会からも多くの議員の皆様にお越しいただきました。誠にありがとうございました。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告2、首都圏における情報発信等について、堀田東京本部長の説明を求めます。

●堀田東京本部長
 県外本部は、前回6月13日に御報告させていただいておりますその後の取組につきまして、本日、御報告をさせていただくものでございます。
 では、資料3ページよりお願いいたします。首都圏における交流人口の拡大、観光誘客及び販路開拓等に係る情報発信等の取組についてでございます。
 まず、関係人口拡大及び移住定住促進に向けた取組ですが、就職・転職情報会社が主催する転職博や、本県とふるさと鳥取県定住機構が主催する住む・働く・鳥取県移住フェア、また、本県が実施する食パラダイス鳥取県物産展に出展し、本県への転職希望者への相談対応や、県立東京ハローワークの知名度向上と利用促進を図りました。
 次に、2の観光・物産の情報発信の取組として、ドラマ撮影現場への県産品差し入れや、東京ドーム巨人-阪神戦「とっとり星空舞ナイター」、また、港区ヒルズエリアでのキッズワークショップを実施するとともに、メディアを活用した情報の発信を行いました。
 4ページをお願いいたします。3、県産品の販路拡大に係る取組でございます。まず、とっとり・おかやま新橋館「ももてなし家」において、6月17日から7月16日までの間、鳥取すいかフェアを開催し、「めざましテレビ」をはじめとする多くのメディアに取り上げられ、鳥取すいかの認知度向上につなげることができました。また、9月1日より、鳥取二十世紀梨導入120周年を記念した鳥取二十世紀梨フェアを開催中ですが、レトロ純喫茶風メニューが多くのウェブメディアや報道情報番組に取り上げられ、県産梨の魅力発信につながっております。
 そのほか、6月19日より1週間、伊勢丹浦和店において、「食パラダイス鳥取県~初夏の鳥取フェア~」を開催し、ガイナーレ鳥取の岡野雅行GMにも御協力いただき、本県の魅力を多くの方々に発信させていただきました。また、川崎アゼリア内サンライト広場での食パラダイス鳥取県物産展を実施し、梨やラッキョウ、地酒などの特産品販売を行いました。そのほか、飲食店と連携した鳥取フェアや、スーパーマーケットSainEよしやでの鳥取フェア、星空舞キャンペーン、また、三越銀座店での食パラダイス鳥取県フェアなどにより、様々な場所で本県の旬の味をお届けするよう取り組んだところでございます。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告3、関西圏における情報発信等について、森本関西本部長の説明を求めます。

●森本関西本部長
 5ページをお開きください。関西圏における情報発信等について、前回報告させていただいた以降の取組について御報告させていただきます。
 最初に、1番、本県観光の主なPR状況ということで、観光というふうにしておりますけれども、もちろん観光だけではなくて、特産品についても同じくPRしております。特に観光について重点的にやったものについてまずここで掲げておりますが、万博の300日前の機運としまして、ららぽーと門真のほうで、夏の鳥取のPRなども含めましてイベントを開催しました。また、その次には、メディアの方にお集まりいただきまして、万博あるいは食パラダイスとして観光の魅力について情報交換なり、懇親をさせていただきました。
 You Tubeチャンネルをお招きしまして、こちらのほうで特に関西の女性向けに鳥取の夏の魅力を発信しております。また、その次、夏休み、それから二十世紀梨などの時期の魅力につきまして、関西のメディアの方々に発信していただけるようにメディアを訪問しましてPRをさせていただきました。
 また、旅行会社と連携しまして、現在、継続中でございますけれども、天王寺の日本旅行さんのほうで鳥取県の旅行商品を販売しているところでございます。それから通天閣のほうで二十世紀梨の奉納ということで、万博の成功も併せて祈念する発信をさせていただいております。
 また、今後の取組としましては、今週末に中四国9県合同で観光物産展を開催する予定にしておりますし、その後、翌週になりますけれども、ミナミのほうで、みなみフェスにも出展するようにしております。また、万博200日前にもなりますので、メディアの方々に重点的に鳥取の魅力を発信していただけるように、イベントを開催するようにしております。そのほかにも、ラジオ等での発信も考えているところでございます。
 続きまして、同じく6ページ、県産品のPRということで、飲食店あるいは地下街、それからスーパー、百貨店などで、スイカでありますとかシロイカ、二十世紀梨といったようなもののそれぞれの旬の時期に、関西の様々なところで発信をさせていただいております。
 7ページの下のほう、現在、京都のHOTEL THE MITSUI KYOTOで梨を使ったアフタヌーンティーということで1か月間展開していただいておりますし、同じく新大阪のマリオットの鉄板焼きのお店で、鳥取のものを使った鳥取フェアを3か月間継続して開催していただいているところでございます。
 8ページをおめくりください。それ以外に、各地で開催されましたイベントに出展しまして鳥取の魅力を発信しておりますし、メディアに対して情報発信等をしております。また、関西で開催されますイベントにおきまして、例えば小学生、あるいは一般の消費者に向けて鳥取県産品の食材の魅力を発信するような取組を展開しております。それ以外に、8ページの下の4番、モニターツアーとしまして、これまでに計6回開催しております。テーマを絞りまして、学生向け、あるいはインバウンドの外国人向け、それから県産品のスイカでありますとか梨といったような魅力を発信するためというようなことで、それぞれのテーマに沿ったモニターツアーを実施しております。
 また、5番目には、情報発信以外の取組としまして、関西在住の大学生を対象とした、主に県内での就職を促すような取組でございますけれども、WorkWork(ワクワク)バスツアーということで2日間連続で開催いたしまして、鳥取県内の企業でありますとか、それ以外の魅力も含めて関西在住の大学生に発信いたしました。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、報告4、中京圏における情報発信等について、森田名古屋代表部長の説明を求めます。

●森田名古屋代表部長
 10ページを御覧いただきますようお願いいたします。まず、メディアでの情報発信についてです。今年はたつ年で、名古屋といえばドラゴンズということでございまして、鳥取の夏向けの竜スポットを紹介いたしました。テレビと新聞のほうでやらせていただいております。それからショッピングセンターでのPRですが、イオンモール熱田のほうが大変にぎわっておりまして、鳥取への旅行商品の成約も何件か成立しております。
 あと、それからふるさと全国県人会まつり、暑いさなかでのPRではございましたが、36の道県が参加いたしまして、来場者数は2日間で5万5,000人で、ほかの県などは割と業者さんが出てきて県産品を売ったりしているのですけれども、鳥取県は県人会の皆様が直接、自分たちで自らラッキョウやら梨やらを販売されておりまして、毎年好評で、今年も梨が大変売れました。
 最後、2番の県産品の販路拡大について、百貨店の全国売上げ第3位、ジェイアール名古屋タカシマヤで鳥取県産品のPRをやっておりまして、スイカ、梨、マグロなどを販売しました。梨については、この間のあの大騒ぎの台風のときで、土曜日は普通の六、七割しかお客さんがいなかったのですけれども、結果として2日間で去年よりもいい売上げで、お客様にも大変喜ばれ、おいしいね、おいしいねと次々買っていただき、好評いただきました。

◎語堂委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等ございますでしょうか。

○村上委員
 東京本部と名古屋本部のお二方、先日は、本常任委員会の県外視察ということで大変お世話になり、ありがとうございました。
 視察の中で、ノンパブリシティーということで、かなり費用対効果についても気を遣って、小さい県ですので、様々な工夫を凝らしながら本県のPRをしていただいているということもお伺いさせていただきました。今回の報告を、ちょっと今までとは違う視点で見させていただいて、こういうことかというふうに深く理解できて、県外視察してよかったのかなというふうに思っているところであります。
 改めて、そういうよい取組だというふうに我々も、恐らくほかの皆さんも感じていると思いますので、積極的に進めていただくためには、広報費の予算額が、どうしても事務所費や人件費に比べて少ないような印象を受けております。やる分に足りていれば問題はないのですけれども、せっかくいい取組をしているのに、予算が足りなくてできないということは非常にもったいないと思います。様々、ほかの分野でも削れるところはあると思いますので、ぜひいいところはしっかり予算をつけて十分に活動していただいて、削れるところでしっかり削っていただくという、めり張りのある財政運営をして本県のPRにいそしんでいただければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○山本委員
 3ページの首都圏のほうの1番の(1)なのですが、転職博でたくさん来てくださった、とてもありがたいことなのですけれども、御案内した就職の内容というのはどういった分野のものがありましたでしょうか。

●堀田東京本部長
 分野というか、御相談の内容につきましては、ちょっと個別にお伝えすることができなくて申し訳ないのですけれども、まず、鳥取というところに興味を持っていただいて、それで、お尋ねというか、まずこのブースに寄っていただいたというふうに聞いております。具体的なお話については、その後、相談員のほうに連絡をいただくような形を取っているということでしたので、その後のところはちょっとまだ把握ができておりません。申し訳ございません。

○山本委員
 聞いた理由としては、いろんな各地の県外の方ですとか、あと全国のほうで私も講師をしていて聞く話なのですけれども、就職のブース、特に地方に行くときは、意外に、サラリーマンとか一定の給料をもらうような企業への就職プラス農業というのを考える方が多いのですが、農業関係の相談をすると、こういうブースではなかなか答えてもらえないという話が非常に多く上がりまして、結構ミックスで移住を考えていらっしゃる方があるのですよね。前もちょっとお話しさせていただいたのですが、その分もきちっと含めて案内できているかというのを確認していただけたらという、これは要望、意見ですけれども、受け止めていただけたらというふうに思います。

●堀田東京本部長
 承知しました。

○山本委員
 あともう一つ、ちょっとこれは皆さんにお聞きしたいのですけれども、例えば、どこか旅行会社と組んでいるもの、関西圏でしたか……(「はい」と呼ぶ者あり)日本旅行さんと組んだ商品があって、企業とコラボされていて非常に努力されているのだなということが分かるのですけれども、3年前か、2年前に、ほかにも読売旅行さんと農プロジェクトというのを立ち上げて鳥取県がされたと思います。私もちょっと民間の頃に関わっていたのですけれども、これが今年どうなったのかというのを教えていただけたらと思うのですが、対象外ですかね。

◎語堂委員長
 では、分かる範囲で。

●森本関西本部長
 お尋ねいただきました読売旅行さんですね。資料の8ページにモニターツアーということで紹介させていただいている中の、7月7日にやりました食パラダイス鳥取県、日帰りモニターツアースイカ編というものと、それから、9月8日の同じく食パラダイスの梨編、こちらのほうを読売旅行さんにやっていただいたように思っております。そちらのほうでお客さんを抱えていらっしゃいますので、特にこの食パラダイス鳥取県の魅力ということで、積極的に発信していただいて、お客さんを集めていただいているというふうに聞いております。

○山本委員
 ありがとうございます。読売旅行さんとの経験を通じて感じたのは、企業さんも、いろいろと商品としての情報が欲しくて駆けずり回っているというのをすごく感じていまして、県の担当者の方によってやはりPRするものが全然違っていたり、あとは具体的な話になったときに、どこまで一緒に動いて連携してくれるかという、そのバッファーになる人がすごく難しいという話を聞いています。とても利益になるし、双方にとってもよいことだと思うので、読売さん以外でもいろんな企業さんを活用していただけたらなというふうに思います。

◎語堂委員長
 ほかに。

○村上委員
 関西本部さんにお願いなのですけれども、教育委員会が関西会場で教職員の採用を行っており、働きかけを強めて頑張られると思いますので、関西本部のほうでも御協力いただければと思います。既にやっていただいていることかなとも思いながら言わせていただきますけれども、ぜひまたよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。
 では、意見が尽きたようですので、政策戦略本部については以上で終わります。
 執行部の入替えのため、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時26分 休憩
午前10時28分 再開

◎語堂委員長
 それでは、再開いたします。
 総務部の付議案の予備調査については、報告第9号、長期継続契約の締結状況についてのみです。
 お手元に配付の資料のとおりでありますので、説明は要しないこととします。
 次に、総務部の請願・陳情の予備調査に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて説明を開始していただきますようよろしくお願いいたします。
 今回の予備調査は、新規分の陳情2件についてであります。
 現状と県の取組状況は、お手元に配付の請願・陳情参考資料のとおりであります。
 初めに、執行部から現状と取組について聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや、現地調査を行うかどうか検討したいと思いますが、いかがでしょうか。
 それでは、意見がないので、提出された陳情について、担当課長から現状と県の取組状況の説明を求めます。
 まず、陳情の1件目は、陳情6年総務第27号、公文書の適切な管理について、本件の陳情事項は、鳥取県が職務上作成し、または取得した公文書に関して、その管理の厳格化を求めることであります。
 続いて、陳情の2件目は、陳情6年総務第39号、郵送時の特殊取り扱いに係るガイドラインの策定等についてです。本件の陳情事項は、1、郵便料金・特殊取扱いの支出に当たっては、文書の重要性などその必要性を精査し、地方自治法第2条第14項が定める最少の経費で支出を行うこと、2、どのような場合に、どのような郵便手段・特殊取扱いをするのかガイドラインを策定することであります。
 それでは、この2件について、桑谷政策法務課長の説明を求めます。

●桑谷政策法務課長
 陳情6年総務第27号の資料の3ページをお願いいたします。公文書の適切な管理についての陳情の関係でございます。文書の収受に関する取扱いの現状についてでございますが、文書管理規程において定めがございまして、本庁に到達する文書については政策法務課におきまして、総合事務所に到達する文書につきましては、所長が指名する局におきまして受領して、それぞれの所管所属に配付するということとしております。
 このたびの陳情において御指摘のありました文書は本庁のほうの課が提出を依頼したものでございまして、それを受けまして当該文書を総合事務所に御持参されたものでございます。総合事務所に御持参されましたことから、総合事務所の職員が受領いたしております。この文書が、その後、提出を依頼した本庁の課のほうに届くことがなく、所在不明となってしまったという事案でございます。
 この原因につきましては、特定することはできなかったものでございますけれども、本庁の課が提出を依頼した文書でありましたことから、対応した総合事務所の職員がどのような手続の文書であるかですとか、どの課が所管している文書であるかといったことを十分に把握できなかったということもございまして、これが遠因になった可能性もあるものと考えてございます。
 取組状況のほうでございます。文書の適正な管理につきましては、従来から文書管理規程などにより周知しているところではございますが、このような事案が発生したということを重く受け止めさせていただきまして、再び同様の事案が発生することがないよう、文書管理規程に定められている文書管理体制の再徹底、また、所管に属しない文書への対応について周知するという通知を発出したところでございます。
 引き続き文書の適正な管理の徹底に努めてまいりたいと考えております。
 続きまして、陳情6年総務第39号のほうの資料、4ページをお願いいたします。郵送時の特殊郵便の取扱いについての陳情の関係でございます。
 県からの文書の発送に係る特殊郵便の取扱いの現状でございますけれども、重要な文書等につきましては、書留、配達証明等の特殊郵便により送付するものとしております。
 その特殊郵便のうち、どのサービスを利用するのかということにつきましては、その必要とされる事情は事案により様々でございますので、文書の内容、重要性、相手方の状況、そういった様々な事情を踏まえまして、配達の確実性ですとか履歴の保存の必要性といったことに応じて適切なものを利用するということで、それぞれの所属において適切に判断しているところでございます。
 このたびの陳情は、保有個人情報の開示請求に係る本人確認の文書についてのものでございます。一般に保有個人情報の開示請求に係る文書につきましては、その性質上、保護の必要性は高いというものでございますし、本人確認ができなければ、個人情報の開示というのは決定することができないということにもなりますので、手続上、重要な文書に当たると言えるものでもございます。この陳情に記載の事案につきましては、そのようなことなども含めた諸般の事情を踏まえまして、所管課のほうが配達証明による郵送を行ったところでございます。
 なお、下の参考のところに記載させていただきましたとおり、電子申請サービスを利用して行う申請に係る本人確認につきましては、保有個人情報の開示請求につきましても、令和6年6月1日から公的個人認証により郵送等によらない本人確認が可能となってございます。
 取組状況のほうでございます。来月10月1日から郵便料金の値上げが予定されていることもございまして、不要な郵便料金を発生させることがないように、経済的かつ効率的な発送を徹底するという通知を発出することを予定しているところでございます。その中におきまして、それぞれの特殊郵便が適切に使用されるように、その種類ごとの特徴ですとか効果といったようなことを示す工夫をしていきたいと考えているところでございます。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等はございますでしょうか。

○山川委員
 27号について、この方としては、提出期限内に出さないといけないが紛失したからできなかった、再発を防止してくれということなのですけれども、結局、期限を超えていてもまた再度提出ができるのであれば、いいのではないかなとも思うのですが、そこら辺の手順とかはどういうふうになっているのですか。

●桑谷政策法務課長
 この事案につきましては、提出期限が過ぎたから、その手続がそこでもう駄目ですということではなくて、実際ちょっと届くのが遅れてしまった関係上、手続の進行が遅延したということはございますけれども、手続としては、そのまま続けさせていただいているところでございます。

○山川委員
 手続が遅れてもこれが有効であれば、納得されることかと思いますので、了解しました。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、委員のほうで、陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性について御意見を伺いたいと思います。
 御意見のある方は挙手をお願いいたします。
 それでは、御意見がないようですので、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後、行うこととします。
 報告5、令和6年度鳥取県庁における障がい者雇用率(速報値)について、萬井参事監兼人事企画課長の説明を求めます。

●萬井参事監兼人事企画課長
 総務教育常任委員会の資料の2ページをお願いいたします。6月1日現在の障がい者雇用率の速報値がまとまりましたので、御報告するものでございます。
 本県の障がい者の雇用率は、1のところの表のとおりでございます。知事部局でいきますと、3.51%でございまして、法定雇用率の2.8%、県の推進計画上の目標値の3.5%のいずれも達成したところでございます。
 雇用率の推移は、参考として表のとおりでございまして、順調に着実に上昇しているところでございます。
 続きまして、2番目でございます。知事部局におけます障がい者雇用推進に向けた取組でございます。令和2年度に策定いたしました推進計画に基づきまして、障がいのある職員の職場定着のための相談窓口の設置であったり、専門機関の方々で構成されました障がい者雇用推進チーム会議といったところで課題等を検討し、下の表にあるような取組を順次推進してきたところでございます。
 特に、一番下の本年度、令和6年度の取組といたしましては、本庁舎のワークセンターの定員を7名から9名に増員をさせていただいたり、これまでは事務作業で採用していたことが多かったのですけれども、このたびは水産試験場のほうに調査研究の補助という形で知的障がいのある方を募集いたしまして、1名の雇用につながったところでございます。
 引き続き、障がいのある方の雇用推進に取り組んでまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 これから質疑に移りますが、教育委員会に係る質疑がありましたら、執行部入替え後にお願いしたいと思います。
 ただいまの説明について質疑等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

○入江委員
 長期契約の状況について少し教えてほしいのですが、ちょっと疑問に思っているのは、番号の2番、3番、8番とかありますけれども、同じ契約相手方で、2番、3番においては契約期間も同じ、そして数量も21台ずつと同じなのに、例えば、この黒の1枚当たりの枚数の料金が倍ぐらい違っている。これは、もう初めからそれぞれの使用状況をある程度見越した中で枚数が違うのでこういうことが発生しているのか、その辺の状況をちょっとお聞かせいただきたい。

●山根総務部長
 まとめ発注ということで、効率的になるようにということでさせていただいているところでございます。委員のおっしゃるようなところではないかとは思いますけれども、ちょっと詳細については調べまして、また御報告させていただければと思います。申し訳ございません。

○入江委員
 分かりました。よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 ほかに。

○山川委員
 関連の質問です。結局、今のやつを見ると、23番とか24番ですけれども、月当たりの賃料が高いところは単価が安いのかなというふうに思っていたのですが、月当たりの賃料も1枚当たりの黒の金額も16円とか19円と高くて、逆に、月当たりの賃料が100円とか安いところのほうは1枚当たりの単価も安いという形になっている。本当に入札してやっておられると思うのですけれども、これは、まとめ発注だからという形ではなくて、実績とかを見てやるのであれば、やはりこういう誤差をなるべくなくすような形で、賃料を安くして単価を高く、または賃料が高いから1枚当たりの単価を安くという形にある程度修正するなり、何か検討するなりできないのかなと思います。先ほどの入江委員の質問と関連してちょっと調査いただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。

●山根総務部長
 併せまして御報告させていただこうと思います。よろしくお願いします。

○山本委員
 複合機のことについて、もう一つ必要な要素としては、印刷のスピードですとか性能、ほかについている機能も総合してレンタル料とかを考えなければいけないので、安い高いではなくて、職員さんが効率よく仕事ができる複合機かどうかというところも含めて見直しをしていただくのが一番重要なのかなというふうにも思っておりますので、その要素も加えて考えていただけたらと思います。

●山根総務部長
 ありがとうございます。

◎語堂委員長
 今回、所管課の方がおられないので、後日ということでよろしくお願いします。
 ほかにございますでしょうか。
 それでは、意見が尽きましたので、総務部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え後とします。

午前10時43分 休憩
午前10時45分 再開

◎語堂委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き教育委員会に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて説明を開始していただきますようよろしくお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 また、報告第9号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりであり、説明は要しないこととします。
 それでは、まず初めに、足羽教育長に総括説明を求めます。

●足羽教育長
 教育委員会からは、予算関係としまして一般会計の補正予算を3本、それから予算関係以外では、境港総合技術高校海洋練習船、若鳥丸の工事請負契約の締結についてをお願いしているものでございます。
 資料の3ページ、総括表を御覧ください。一般会計の補正予算としまして主なものを説明させていただきます。まず、博物館の運営費でございます。これは、現在稼働しております博物館の空気調和設備、15系統ございますが、この1系統が完全に故障してしまったことにより、その更新を行うものとして補正をお願いしているものでございます。
 もう1点は、県立高校体育施設修繕費、体育保健課から補正予算としてお願いしているものでございます。これは具体的には、八頭高校ホッケー場でございますが、敷設から10年を経過して人工芝の劣化が非常に著しいということが判明いたしました。来年、全国高校総体、インターハイのブロック大会も予定されているところであり、競技中の事故防止等も含めて、この人工芝の張り替えを行うための補正予算をお願いしているものでございます。
 詳細は、担当課長のほうから説明させますので、どうぞ御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 それでは、続いて、関係課長から順次説明を求めます。
 まず初めに、漆原博物館長の説明を求めます。

●漆原博物館長
 資料4ページをお願いいたします。博物館運営費といたしまして1,100万円余の補正、併せて継続費をお願いするものでございます。
 事業内容につきましては、維持管理等に関するものとして、博物館の空調機器15系統のうち、実験室を含む事務室系統1系統が完全に故障してしまい、更新が必要となったことから、2の主な事業内容に記載しております、設計、工事請負費と更新に要する費用を2か年で継続費も併せてお願いするものでございます。継続費の調書については、9ページのとおりでございます。
 スケジュールといたしましては、今後、設計業務に速やかに着手させていただき、工事発注、7年度夏頃に工事完成を見込んでいるところでございます。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、山本体育保健課長の説明を求めます。

●山本体育保健課長
 資料の5ページをお願いいたします。県立学校の給食調理業務に係る経費につきまして、債務負担行為をお願いするものでございます。琴の浦高等特別支援学校の学校給食調理業務につきましては、現在、民間事業者に委託をしているところでございますが、今年度末で契約が終了することから、令和7年度から令和9年度の3年間、給食調理業務を引き続き民間事業者に委託するための経費について債務負担行為をお願いするものでございます。
 続きまして、6ページをお願いいたします。県立高校体育施設修繕費で、八頭高校ホッケー場の人工芝の全面張り替えに係る経費としまして、令和6年度と令和7年度、2年間の継続費をお願いするものでございます。
 八頭高校のホッケー場につきましては、前回、人工芝の全面張り替えを行いましてからおおよそ10年が経過しておりまして、劣化が激しい状況で、表面が摩耗しており、大変滑りやすい状況となっております。また、ジョイント部分、つなぎ目の部分でございますが、剥離が多く見られて、安全性が低下している状況となっております。また、来年度、中国ブロックで開催されますインターハイのホッケー競技の会場となっていることから、安心・安全な大会運営のために全面張り替えに係る経費をお願いするものでございます。

◎語堂委員長
 それでは、続きまして、河﨑教育環境課長の説明を求めます。

●河﨑教育環境課長
 資料の11ページを御覧ください。議案第5号といたしまして、鳥取県立境港総合技術高等学校海洋練習船建造工事の請負契約の締結について議決を求めるものでございます。
 契約の相手方としましては、新潟市にございます新潟造船株式会社を予定しております。契約金額は23億4,300万円となっておりまして、現在、仮契約を締結しておりますが、議決後、速やかに本契約に移行しまして、令和9年2月25日を納期といたしまして契約締結を予定しております。よろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等はございますでしょうか。

○山川委員
 博物館についてちょっと教えていただけたらなと思うのですけれども、美術館が済んで、博物館の改修はしばらく先だと思うのですが、空調が壊れて一時的に更新するということで、個別に空調機をつけるのと全館の中に埋め込みをするのだと、結局、後で改修工事をしたときに、応急的な個別のやつだったら、また次に持っていけたりするのですけれども、埋め込み型にした場合は使えなくなったりするので、2,400万円でどういう感じの計画なのか、確認させてください。

●漆原博物館長
 予定しております耐震補強工事との関連というところだと思いますけれども、博物館改修については、この耐震補強だけでなしに、老朽化であるとか、そういうものもということで検討を進めてきたところ、能登半島の地震が起きて、まずは耐震補強に速やかに着手せよということで、設備関係につきましては、年次的に、計画的に進めようというような県としての方針が定まったというところは当初予算のときに報告させていただきました。
 今回の設備につきましては、年次的な計画の中で対応させていただくということで、耐震補強はあるのですけれども、もう既にダウンしてしまったので、何とか更新をさせていただきたいということで、今回更新するものについては、耐震補強工事の中で、例えば壁をもう一遍外したりとか、二重投資にならない部分、そういうような計画の中で進めさせていただきたいというふうに考えております。

○山川委員
 耐震改修工事の後も、また同じようにこの空調が使えるということが確認できましたので、納得しました。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○広谷委員
 11ページの境港総合技術高校の練習船の関係で、落札ができなくて、このたび延期して再度入札が行われてということなのだけれども、1つ、僕の記憶違いだったら申し訳ないのだが、工事完成期限は令和9年2月になってますね。僕の記憶では、令和7年度中に建造できるというようなことではなかったかなと思うのだけれども、違ったのですか、ちょっとその辺り確認させてください。

●河﨑教育環境課長
 御記憶にございますとおり、5月1日に行いました初回の入札の際には、令和7年度中、令和8年3月が納期になっておりました。しかしながら、入札が不調ということになりまして、その後、補正予算を組みまして今議会に付議させていただいておりますが、その際に、不落になった理由としまして、当然ながら金額が足りなかったということもございますし、今、鋼材不足等でなかなか物が入らないということで、納期をもう少し延ばしてほしいというような業者側からの声も聞いた上で、学校と調整しまして納期を延ばしました。そのため、現在の納期になっているというのが現状でございます。

○広谷委員
 鋼材等の影響で納期はもう延ばしたということですけれども、予定では、たしか今の練習船は売却というような方向だったと思うのだが、そういうことについて納期が延びたことによる何らかの影響は出てこないのですか。

●河﨑教育環境課長
 その際に、デメリットというのも当然検討はしました。おっしゃるとおり、老朽化が進んでいるということで、この船を新しいものにしようということがもともとの発想でございましたので、そこをどう担保するか学校とも調整をした結果、定期検査を従来に比べて入念に行うことでカバーしていくことであったり、あとは予定していた学年については新しい船に乗れないというデメリットもございますが、そこは学習する期間を1年ずらして、本来だったら2年生で乗れていた生徒が、3年生のときに新しくできた船に乗れるようにといった配慮をすることによって、そのデメリットを吸収していくという調整をしております。

◎語堂委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますでしょうか。

○村上委員
 6ページのホッケー場の芝の張り替えで、完成から8年後に待ちに待った国体があると思うのですけれども、10年ぐらいで張り替えているということで、ちょうど傷んでくるタイミングにかぶるということがあると思うのですけれども、その辺の考え方をちょっとお伺いさせていただければと思います。

●山本体育保健課長
 このホッケー場につきましては、日本ホッケー協会の公認というところもあります。おおむね10年間という認定期間がございまして、その期間に芝の状況が劣化して安全性が担保されない場合には、公認が取り消されるというような状況もありまして、おおむね10年での張り替えが今後も必要になるというところが基本的な考え方になるかと思います。

◎語堂委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますでしょうか。

○玉木委員
 県立高校の給食の件について伺います。
 業者選定の方法をちょっと伺いたいのと、この委託はどこまでの範囲を委託されているのでしょうか。食材費とかはどうなっているのかなというところと、なぜこれは3年間の契約になるのかなというところも併せて教えてください。

●山本体育保健課長
 予算をお認めいただきましたら、公募型のプロポーザルにおきまして業者のほうを選定していく予定となっております。この委託の範囲でございますが、食材費等は含まれておりません。調理に関する人件費等になっております。
 3年間というところにつきましては、私のほうはちょっと存じておりません。またこの後、確認をさせていただきます。

○玉木委員
 ありがとうございます。また教えてください。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○野坂委員
 博物館について、先ほど耐震補強の考え方の説明がありました。重複しないように、今回の補強工事とこれからの設備改修云々の説明があったと思いますが、それらも含めて、以前から言っていますけれども、文化庁との協議は始まっているのですか。

●漆原博物館長
 文化庁との協議でございますけれども、私どもの位置が国の史跡内ということで、耐震補強の工事のネックは文化庁協議だということは、もう前々から御指導していただいておったところでございまして、今回の6年度の当初予算につきましても、文化庁と関係機関との協議に必要となる耐震補強計画案、説明の計画、こういうものの作成経費を認めていただいたところです。
 これに基づきまして、新年度に入りまして、この計画案等を設計会社と検討するとともに、その検討案に基づきまして複数回文化庁のほうに訪問させていただいて、協議のほうを進めさせていただいております。個別の状況というのはなかなかまだあれなのですけれども、着実に前向きに進めさせていただいているということで、御報告をさせていただきます。

○野坂委員
 特別、問題点みたいなものはないという理解でいいわけですか。

●漆原博物館長
 現在のところ、私どもが協議しております耐震補強計画案に基づく協議という中では、根本的なところの課題というところまでは聞いてはおりません。

◎語堂委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかにございますでしょうか。
 それでは、続きまして、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 また、報告6、令和6年度鳥取県庁における障がい者雇用率(速報値)については、先ほど総務部から一括して説明がありましたので、ここでは説明を省略しますが、質疑は後ほど一括して行います。
 それでは、報告7、令和7年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験結果について、長尾教育人材開発課長の説明を求めます。

●長尾教育人材開発課長
 資料の3ページをお願いいたします。今年度実施いたしました令和7年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験結果につきまして、先週13日に名簿登載者を県教育委員会ホームページにて発表いたしましたので、その概要を報告させていただきます。
 選考に当たりましては、まず、教員の質の担保、これを大前提といたしまして、あとは今年度も辞退者が相当数あるだろうということを踏まえまして、名簿登載者を選考しております。
 まず、候補者に相当いたしますA登載者につきましては、表の中央やや右のA登載者数という列を御覧いただきますと、一番下の総計の行で、採用予定数257名に対しまして321名を選考することができました。
 なお、一番右の列に過年度選考試験による採用予定者を上げております。この列につきましては、いわゆる大学院に進学するなどの理由により、採用を延期しているA登載者でありまして、令和7年4月1日の採用がおおむね見込める数でございます。
 戻りまして、A登載者につきましては、試験区分ごとに特徴等ございまして、まず、一番上の小学校教諭につきましては、辞退があるだろうということで、150名程度の採用予定数に対して、204名のA登載者を選考しています。この204名という数につきましては、前年度とほぼ同数ではございますが、冒頭で申しましたとおり、質の担保が大前提でございまして、この数はA登載者とできる方を最大数選考した結果でございます。
 中段辺りにございます特別支援学校教諭につきましても、同様に、辞退者があるだろうということを踏まえまして、25名程度の採用予定数に対して40名のA登載者を選考しております。また、これにつきましては、今年度から新たに併願に限って特別支援学校教諭の免許要件を外しましたところ、40名のうち、当該免許状を有さない方も含めまして11名の併願によるA登載者を選考することができました。
 続きまして、中学校、高等学校教諭を御覧ください。いずれも試験区分全体の採用予定数、中学校50名、高等学校25名に満たないA登載者数となりました。これは、教科ごとの採用によるため、中学校教諭におきましては、美術、技術、家庭の各教科で、高等学校教諭におきましては、芸術の美術、農業、工業の各分野、そして水産でそもそも志願者数が少数であったため、A登載者を確保できなかったことが要因でございます。
 なお、中学校教諭としましては、一番右の列の採用延期が6名いることから、この数で不足数をカバーできるものと想定しております。その他の試験区分につきましては、採用予定数と同数のA登載者を選考しておりますので、御覧ください。
 以上、今後、一定の辞退者を見込んではおりますが、今年度は、議会にも予算をお認めいただきまして、A登載者を対象とした鳥取県の教諭になって鳥取県で暮らす具体的なイメージを持ってもらうための合格者懇談会「トットリティーチャーズグリーティング」を今月末に関西地区2か所において開催をし、A登載者発表後も引き続いて人材確保に向けて努力を行ってまいります。

◎語堂委員長
 続きまして、報告8、令和6年度全国中学校体育大会の結果について、及び報告9、令和6年度全国高等学校総合体育大会の結果について、山本体育保健課長の説明を求めます。

●山本体育保健課長
 資料の4ページをお願いいたします。8月17日から8月25日の期間に北信越ブロックにおいて全国中学校体育大会が開催されましたので、本県選手団の成績について御報告申し上げます。
 9競技に、団体7チーム、67名が出場いたしました。成績につきましては、団体2種目、個人3種目において入賞がありました。
 主な成績としましては、柔道競技男子55キロ級におきまして、米子市立東山中学校3年の加藤君が3位に入賞しております。また、水泳競技女子飛込におきまして、米子市立弓ヶ浜中学校3年の赤木さんが3メートル飛板飛込及び高飛込の2種目において入賞しております。成績の詳細につきましては、資料のとおりとなっております。
 続きまして、5ページをお願いいたします。7月21日から8月20日の期間に全国高等学校総合体育大会の全日制大会が北部九州ブロックを中心に、定通制大会が東京都、神奈川県において開催されましたので、本県の選手団の成績につきまして御報告いたします。
 成績につきましては、団体8種目、個人14種目で入賞がございました。主な成績としましては、ヨット競技女子420級におきまして、境高校2年の森山さん、林さんのペアが県勢初となる優勝を飾っております。その他、相撲競技個人80キログラム級で鳥取城北高校2年の三橋君、ローイング競技男子シングルスカルにおきまして、同じく鳥取城北高校2年の岡本君、自転車競技男子ポイントレースにおきまして、倉吉西高校2年の吉田君がそれぞれ優勝しております。成績の詳細につきましては、資料のとおりとなっておりますので、この後、御覧ください。

◎語堂委員長
 それでは、報告10、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、河﨑教育環境課長の説明を求めます。

●河﨑教育環境課長
 資料の7ページを御覧ください。一定額以上の工事請負契約の報告について、変更分ということで、2件報告させていただきます。
 まず、上段です。県立鳥取緑風高等学校管理教室棟外部建具更新工事(第二期)ということで、令和6年9月9日に増額の変更契約を行っております。変更理由としましては、外壁面の劣化に伴いまして塗装箇所が追加になったことによるもので、変更増額は10万1,200円となっております。
 続きまして、下段です。県立鳥取養護学校管理教室棟外壁改修ほか工事ということで、令和6年8月26日に増額変更契約を行っております。変更理由は、現況調査の結果、施工方法及び範囲を変更したためで、変更額は1,741万6,300円となっております。

◎語堂委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等ございますでしょうか。

○村上委員
 教員の採用について、一般質問でもやらせていただきますが、去年の辞退率を落とし込むと、今年も苦しいのかなというふうに数字だけを見れば、不安は拭えないところだと思います。もしかしたら教育委員会の中のほうは、これで大丈夫だということなのかもしれませんが、私は不安を感じておりますということはお伝えさせていただければと思います。
 先ほどA登載者に対してということもありましたが、去年の状況を踏まえれば、結果としてB登載者にもかなり声をかけていらっしゃると思います。そういったことも踏まえて、採用辞退をある程度見込んでいるということなので、採用予定数がしっかり確保できるようにということが大きな目標だと思いますので、A登載、B登載がどれぐらい必要なのかよく見極めて、B登載者も含めて採用辞退にならないような、採用予定数を確保できるような取組をお願いしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

◎語堂委員長
 ほかにございますでしょうか。

○山川委員
 一定額以上の工事請負契約の報告について、変更ということで、特に下段は結局1,700万円上がっているのですけれども、現況調査して工法と範囲を変更したためとしか書いていない。上段は追加箇所を増やしたからとあるのですけれども、施工工法をどの工法に変えたから単価が上がってとか、範囲がどれぐらい増えたからというのがちょっと分からないので、もうちょっと丁寧に書いていただきたいと思います。今後よろしくお願いします。

◎語堂委員長
 ほかによろしいでしょうか。
 それでは、引き続き、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

●漆原博物館長
 博物館のほうから、この猫のチラシを配付させていただいております。10月5日土曜日から、博物館の企画展、「ネコ にゃんと!クールなハンターたち」という企画展を開催いたしますので、ぜひ御来場いただきますようよろしくお願いいたします。

○野坂委員
 前回の委員会で、自治体施設の避難所が想定される施設の空調整備の提案があったのですけれども、その際に、そのような起債活用ができるのであれば調査、研究をしたいというような趣旨の答弁があったと思うのですが、これは基本的に管理自治体があるわけで、このやり取りだけを聞いていると、例えば該当する起債の活用が全く検討されないまま今に至っているという誤解を招くと思うのですよね。要するに、あたかもこの起債が周知されていないような誤解を招くやり取りだったのではないかなと、僕は聞いていて思うのですよね。
 まず、管理自治体の予算の中で、この起債の活用も含めてやるのかやらないのかという判断が多分ある。その上で、県として、暑さ対策を推進したいお考えもあるのでしょうから、そこのやり取りはいろいろあるのでしょうけれども、そこの説明がもうちょっときちんとされないと、誤解が生じると思うのですね。この点について、教育長、ちょっと丁寧に説明していただけたらと。

●足羽教育長
 御指摘ありがとうございます。前回、最後に委員さんのほうからこの提案がございまして、回答したのは私でございましたが、まず、私自身がその起債につきまして理解が不足していたことから、今後そういうものがあるならば、詳細を調べ、研究をしてみたいというふうな答弁をさせていただいたところでございます。
 野坂委員御指摘のとおり、あくまでもこれは各自治体、市町村の判断によるものであり、もし仮にこれを使いながらやるにしても、単に、ぽんと室外機をつけるだけということではなく、体育館自体をまず改修工事して設備を整えなければならないといったようなことにも予算が必要になるケースですとか、市町村にとっても大きな3割負担分、さらに、それがどれぐらいの継続年数であるのか、予算を伴うものでありますので、私のほうで研究して、はい、どうぞ、紹介するから進めますというふうな形で受け取られたということは、本当に申し訳なく思っております。各自治体のほうでも研究済みの上で、各自治体の予算あるいは財政等も踏まえて御判断をなされるものであり、そういうことへの紹介または協力ができる部分があるならば、県教委としても丁寧に進めてまいりたいと思っております。各自治体の判断に委ねてまいりたいと思います。

◎語堂委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかにございますでしょうか。
 それでは、意見が尽きたようですので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。

午前11時16分 閉会

 


 

 

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