令和6年度農林水産商工常任委員会議事録

令和6年5月21日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
鹿島 功
鳥羽 喜一
福浜 隆宏
坂野 経三郎
松田 正
前原 茂
尾崎 薫
浜田 一哉
浜崎 晋一
欠席者
(なし)


 

説明のため出席した者
  池田商工労働部長、岡垣農林水産部長 ほか各局次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  西村課長補佐  田中(秀)課長補佐  友定係長

1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前11時11分

3 再開   午前11時19分

4 閉会   午後0時02分

5 司会    鹿島委員長

6 会議録署名委員     浜田(一)委員  坂野委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎鹿島委員長
 定刻になりましたので、ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元のとおりでありますので、この順に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、浜田委員と坂野委員にお願いしたいと思います。
 それでは、報告事項に入ります。
 執行部の皆さんにおかれましては、説明は要領よく簡潔にお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行いたいと思います。
 ちょっと抜かしましたけれども、今回の常任委員会は、商工労働部、次に、農林水産部の順で入替えをさせていただきたいと思います。
 それでは、報告1といたしまして、商工労働部、株式会社セブン-イレブン・ジャパンとの包括連携協定の締結について及び報告2、環大生×企業によるSDGs共創プロジェクトのキックオフについて、河野商工政策課長の説明を求めます。

●河野商工政策課長
 それでは、商工労働部の資料の2ページをお願いいたします。株式会社セブン-イレブン・ジャパンとの包括連携協定の締結についてでございます。
 コンビニ、セブン-イレブンを展開されておられます株式会社セブン-イレブン・ジャパンと、このたび、県民サービスの向上、地域活性化を図ることを目的として、包括連携に係る協定を締結いたしました。
 4月24日、県庁の特別会議室において、協定の締結式を行わせていただきましたけれども、セブン-イレブン・ジャパンからは、中国地域の店舗管理責任者となります、オペレーション本部中国地区ゾーンマネジャーの綿貫様、商品サービスの開発責任者、商品本部中国・四国地区シニアマーチャンダイザー、日塔寛様の2名、そして、鳥取県からは亀井副知事が出席して行わせていただきました。
 式では、セブン-イレブンから協定締結を記念して、食パラダイス鳥取県フェアを実施して、県産品を利用した新商品5品を販売するとの発表をいただきました。亀井副知事におかれては、砂丘らっきょうを使ったおむすび、そして、ねばりっこを使ったおつまみ総菜、この2点を試食いただいたところでございました。
 協定の概要でございますけれども、県政、観光、交流等に係る情報発信、県産品を利用したオリジナル商品の企画販売、自然環境の保全など、8項目につきまして連携していく内容として取りまとめさせていただきました。
 協定に基づく主な取組のほうを記載しておりますけれども、食パラダイス鳥取県のブランド化に向けた鳥取県フェアの開催につきましては、協定式の翌日から5月8日までの間、県産のらっきょう、ねばりっこ、白バラ牛乳などを活用して開発されたオリジナル商品5品目を、中国地域のセブン-イレブン、約1,000店舗で販売していただきまして、食パラダイス鳥取県のPRに御協力をいただいたところでございます。
 また、鳥取県の主要行事等とタイアップしたPR事業の共同実施と記載しておりますけれども、こちらのほうは、この鳥取県フェアの売上げを活用いたしまして、連携事業をこれから実施することとしておりまして、秋のほうに開催いたします、ねんりんピックとタイアップした子ども向けのイベントを7月から8月頃ぐらいに実施するように、現在企画を進めているところでございます。
 セブン-イレブン・ジャパン社とは、このたびの協定締結をきっかけとして、このような連携の取組を随時実施してまいりたいと考えているところでございます。
 続きまして、3ページのほうをお願いできますでしょうか。環境大学生×企業によるSDGs共創プロジェクトでございます。
 このたび、環境大学の学生が県内企業の環境面の課題解決に向けて取り組む、産学官連携の共創プロジェクトを実施することといたしまして、関係者が集まり、キックオフを開催させていただきましたので、その概要を御報告いたします。
 このプロジェクトでございますけれども、県のほうから、県内でSDGsを推進されています企業に、環境課題のテーマを募らせていただきました。そして、鳥取商工会議所からの提案もございまして、こちらを含めて、大体20弱程度だったと思いますけれども、そのテーマを大学と相談いたしまして、6つに絞り込みまして取り組んでいくことを決定したところでございます。学生は、課題を提案した企業と一緒に研究活動を進めていくと、このような取組としております。
 テーマの詳細につきましては、次のページに記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 このプロジェクトの狙いについて、少しお話をさせてもらえたらと思いますけれども、中ほどに3点ほど記載しております。1点目は、大学の環境に関する専門性、これを生かして、大学と企業との産学連携を促進しようとするものでございまして、3年ほど前に鳥取商工会議所と大学のほうで取組を開始されましたが、このたび、この枠組みを県内全域へと広げさせていただいたというところでございます。
 2点目でございますけれども、学生に企業現場という実践的な研究活動の場を提供するということでございまして、この点につきましては、大学のほうが大変力を入れてもらえているところでございます。このたび、環境学部の学生に加えまして、経営学部の学生にも加わっていただくようなプログラムとしております。
 最後、3点目でございますけれども、SDGs世代と言われます大学生に、このSDGsというつながりをもって、県内企業の魅力を直接学生たちに伝えていくような場を創出してみようというところでございました。
 2番目にプロジェクトのキックオフでございますけれども、この取組のほうを盛り上げていくために、5月8日、とりぎん文化会館で課題の背景であったり、学生からの研究方針を発表する会、こちらのほうを開催させていただきました。当日、関係者以外も企業や団体、学生などの参加もいただきますなど、多くの参加をいただいたところでございます。
 環境大学のほうからは小林学長、産業界からは鳥取商工会議所工業部会、アサヒメッキの木下会長、県からは池田部長に出席いただいて、学生と企業に対してエールを送らせていただいたというところでございます。
 今後の予定でございますけれども、この研究活動は1年間行っていただきまして、年度末に、この成果の発表会を開催しようかなと今考えているところでございます。
 最後に、参考と一番下に記載させてもらっておりますけれども、商工労働部においては、県内企業のSDGsの取組を推進しておりますが、今年度はこのプロジェクトのほか、とっとりSDGs企業認証、こちらを認証した企業のうち6社ほど、環境大学の講義の中でSDGsの活動事例の説明であったり、企業の見学、こちらを受け入れていただくということも予定しているところでございます。
 このような活動を通じまして、県内企業のSDGs系の取組を盛り上げさせていただきながら、学生に対しては、県内企業の魅力も知ってもらう機会にすると、そういったようなところになればと考えているところでございます。
 私の説明は以上でございます。

◎鹿島委員長
 ありがとうございました。
 次、報告3、県外企業の立地決定について、田中立地戦略課長の説明を求めます。

●田中立地戦略課長
 それでは、5ページをお願いいたします。県外企業の立地決定についてでございます。
 このたび、埼玉県本社のNITTOKU株式会社が県内に立地しましたので、その概要等を御報告いたします。
 まず、会社概要ですが、NITTOKUは東証スタンダードの上場企業で、コイルなどを製造する自動巻線システムをはじめとした各種自動設備の設計開発、製造等を行っていますが、自動巻線システムの設計製造では、世界シェアの約40%を占めるグローバルニッチトップ企業であり、国内外に複数事業所を有しております。
 2の進出の背景等ですが、コイルはEV自動車などに多数使用されており、今後も世界的な需要増が見込まれていますが、同時に、自動巻線システムもさらなる需要拡大が見込まれることから、国内に新たな設計事務所の立地先を検討していたところ、県と鳥取市の誘致活動等に応じて、このたび鳥取市への立地となったものでございます。
 このNITTOKUは、将来的には県内企業と連携しまして、設計から製造まで県内で行うことも構想としてありますので、県内でさらに事業拡大が行われるよう、引き続きフォローしてまいりたいと考えております。
 3の鳥取テクニカルセンターの概要ですが、場所は鳥取駅前の日本生命ビルで、今月1日に開所しており、5年間で12名の雇用を予定しております。
 県としましては、この取組に対しまして、事務所借り上げ料など、先端的デジタル活用企業立地促進事業補助金で支援してまいりたいと考えております。

◎鹿島委員長
 次、報告4、「とっとりクリエイターズ・ビレッジ」プロジェクトのキックオフイベントについて、金澤産業未来創造課長の説明を求めます。

●金澤産業未来創造課長
 それでは、同じ資料の6ページのほうを御覧いただきたいと思います。「とっとりクリエイターズ・ビレッジ」プロジェクトのキックオフイベントについてでございます。
 このプロジェクトは、デジタルコンテンツ産業を本県産業の柱の一つとして成長させていくために、講談社と県が連携してクリエーターを育成するものでございまして、このたび選考されたクリエーター5名が鳥取県内に移住され、境港市を拠点とした創作活動のスタートを切ったということから、キックオフイベントを開催いたしましたので、その旨を報告させていただくものでございます。
 1番にプロジェクトの概要を記載しております。クリエーターのほうは、2番に選考過程に書いてございます。コンテンツ関係の専門的知見を有する講談社において、応募、選考を実施していただいております。昨年末から年始にかけての1か月ちょっとの期間でございましたけれども、応募者は全国から166名という多数の応募をいただき、書類選考、面談を経まして、最終合格者として5名を決定したものでございます。
 選考に当たっては、今後の成長が期待されるということとともに、創作活動に向き合う姿勢、そういったものを総合的に評価されて決定されたものでございます。
 創作活動につきましては、本年4月から2年間かけて、4番の活動拠点に掲げております、いずれも境港市でございますけれども、シェアオフィスHANARE、サインインコワーキングオフィス、こういったところ2つを創作活動の拠点としながら育成をしてまいりたいというふうに思っております。
 このたび行いましたキックオフイベントの概要につきましては、2番で掲げております。今月9日に、活動拠点のあります境港市にあります、みなとテラスにおいて開催させていただきました。出席者はプロジェクトに参加のクリエーター5名と共に来賓、あと県あるいは講談社様の主催者という形で出席をしております。
 参加のクリエーターにつきましては、今後2年間の創作活動に専念いただけるというような環境をしっかりと提供するという観点から、実名や年齢などの個人属性の公表は控えさせていただいて、当日も顔出しはNGという形にさせていただいて実施しました。当日の御紹介は、クリエーター名という名前での紹介をさせていただいたところで、そこに掲げております5名、HAZECODEさん、これはゲーム分野でございますし、OLDUCTさん音楽、もちよさんは動画、CG、秋鹿えいとさんは漫画分野、なすさんも漫画分野、こういった形での幅広い分野での選考と今後の活動ということになってございます。
 イベントの開催内容については、(4)番に掲げております。知事の挨拶、あと県からあるいは講談社様からプロジェクトの概要説明をし、クリエーターにつきましては、先ほど顔出しNGということを御説明させていただきましたけれども、当日は会場にいますが、別室から音声での参加という形での自己紹介等をさせて、披露させていただいたところでございます。
 続きまして、地元のクリエーターで活躍しておられる米子ガイナックスの赤井様のほうから、来賓ということで御祝辞とともにクリエーターへの応援メッセージもいただいたところでございます。
 イベントでは、その後、引き続き、各クリエーターをさらに詳細に説明するような取材のような機会、時間を取るとともに、また、創作活動の拠点なども御案内、紹介させていただいた、そういったイベントを実施しましたところです。
 その当日のやり取りとして、知事のほうからは、言わば鳥取県版トキワ荘、デジタルコンテンツの聖地ということがスタートできたと、ここから日本や世界に勝負できるクリエーターが輩出できるように応援していきたいというようなことをお話ししましたし、赤井様のほうからの応援メッセージでは、自分がいた頃とは環境が変わり、鳥取の地でもクリエーター活動ができるような時代になったと、そういった将来のクリエーターの皆様が活躍されるように、この2年間、自分も含めてしっかりと応援していきたいというような心強い応援メッセージをいただいたところでございます。
 また、7ページでございますけれども、講談社様からも、しっかりと選考に当たっては今後伸び代がある方を選んだと、期待できるというようなことと、あと、この境港の地において、第二の水木しげる先生となるようなクリエーターが生まれて、境港市がクリエーター王国というような聖地になったらいいというような今後の大いな期待の声もいただいたところでございます。
 今後、このプロジェクトの進め方でございますけれども、講談社様による専門の編集者がついた伴走支援、そういったものを2年間しっかりと育成していくという取組とともに、県と講談社も連携しながら、各クリエーターの活動というようなものもしっかりと情報発信、県民の皆様等にも発信していきたいというふうに思ってございますし、このたび、講談社さんとの御縁をきっかけに、県内のクリエーターも育成するようなデジタルコンテンツの出張編集部、持込みで講談社様のほうがいろいろと評価いただける、そういった県内クリエーターの育成の場というのもつなげていきたい、そういったふうに思っているところでございます。
 こういった取組をしていく中で、2年間でしっかりと講談社様や地元クリエーターと連携して、クリエーターの育成をするとともに県内のコンテンツビジネスの進化を図っていきたい、そのように思っているところでございます。

◎鹿島委員長
 次、報告5、環日本海定期貨客船航路の状況について、清水通商物流課長の説明を求めます。

●清水通商物流課長
 それでは、8ページを御覧ください。環日本海定期貨客船航路の状況についてでございます。
 韓国のトゥウォン商船が持っておりますイースタンドリーム号でございますが、本年1月に境港への免許を取得されました。そのイースタンドリーム号運航計画等について、トゥウォン商船の李錫基社長が知事を訪問されて、その内容について報告されました。
 また、あわせて、昨日でございますが、李錫基社長の来県を向けまして、官民の皆様方にお集まりいただきまして、日韓「海の道」推進プロジェクトチーム拡大会議を開催いたしまして、利用促進についても意見交換いたしました。その内容について、御報告させていただきたいと思います。
 まず、李錫基社長の来県における知事面談の結果でございます。先週の18日土曜日に知事にお会いいただきました。李錫基社長からは、運航計画とかスケジュールあるいは新たにイースタンドリーム号以外にイースタンビーナス号も取得しての運航計画等についてお話しされました。
 境港につきましては、李錫基さんは、観光資源にも恵まれていることから、今後正式就航後、継続的な運航ができる地として最適であり、8月3日から正式就航したいとおっしゃいました。また、フェリーの特徴を生かした旅行なり交流を進めたいということで、スポーツ交流や長期滞在等を行っていきたいということもおっしゃっておられました。
 また、下にもちょっと書いておりますが、イースタンビーナス号というクルーズ船を昨年10月に、この会社は取得をされております。この船につきましても、今、韓国の海洋水産部という官庁に免許の申請をされておられているところでございますが、免許取得の暁には、鳥取、境港あるいは鳥取港への寄港も検討してみたいということをおっしゃっておられました。
 これに対して平井知事のほうからは、ドリーム、ビーナスともにぜひとも応援したい、協力したいということを申し上げたところでございます。
 また、こういった運航計画を受けまして、昨日、日韓「海の道」推進プロジェクトチーム拡大会議を開催いたしました。中海・宍道湖・大山圏域市長会の会長であります上定松江市長様や境港市の伊達市長様あるいは米子の坂口会頭様をはじめ、経済界あるいは観光分野、そして、交通分野の皆様方にお集まりいただきまして、御意見をいただいたところでございます。
 市長会さんのほうからは、そこに上定市長のコメントもございますが、情報発信や観光商品の高付加価値化により、しっかりニーズを取り込んでいきたいという発言がございましたし、境港のほうではサッカー交流など、スポーツ交流も進めていきたいという声もございました。また、中海圏域で今あります8の字ルートの道路整備につきましても、プラスの影響がこの就航によってあるのではないのかなという御発言もありました。
 ただ、飛行機と船はたくさん米子空港等にも来ておりますけれども、そういうところでCIQの体制充実や柔軟な対応をすることによって、円滑なお客さんの流れをつくっていく必要があるのではないかなという声もございました。
 平井知事のほうからは、就航に向けて、皆さんの御意見を踏まえて準備を加速していきたいというふうに申し上げたところでございます。
 また、イースタンドリーム号につきましては、今週末、5月26日に試験運航を行います。境港の境夢みなとターミナルのほうに午前9時にイースタンドリーム号が入港いたします。そして、明くる日、27日午後6時に出港いたすところでございます。
 韓国からは、寄港地であります東海市の皆様方、あるいはこの船で2か月後に迫りました正式就航に向けた観光商品をどうつくっていくかということも大事でございますので、観光商品の造成に向けたFAMツアーも実施いたします。
 また、韓国からもマスコミの方がいらっしゃって、鳥取はこういうところだよということで、帰ってからPRしていただくために、マスコミの方々も来られて、計30名程度の方がいらっしゃる予定になっております。
 当日は記念のセレモニー、接岸時に接岸のセレモニーを行いますほか、県民の皆様方に、改めてイースタンドリーム号の魅力を知っていただくために、内覧会を開催いたしますし、FAMツアーも実施するところでございます。
 正式就航については、8月3日午前9時に入港いたしまして、正式就航後は土日の運航になります。土曜日の朝9時に境に入港いたしまして、明くる日、日曜日の夜7時に境を出るということで、週末の旅行需要をしっかり取っていくようなスケジュールになっているところでございます。
 いずれにしましても、イースタンドリーム号、約5年ぶりに戻ってまいりますので、観光あるいは物流の交流の面で官民連携で取り組んでいきたいと思いますし、イースタンビーナス号につきましても、ちょっとまだ免許申請中ではございますが、これにつきましてもしっかり注視をしながら、利用促進に向けた準備もしていきたいなと思っているところでございます。

◎鹿島委員長
 次、報告6、県立ハローワークにおける利用実績状況について、前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長の説明を求めます。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 それでは、資料の9ページ、県立ハローワークにおける利用実績状況等についてでございます。
 県立ハローワークは、県内4か所と東京、関西に拠点を置いて、求職者と求人企業との就職マッチング支援を行っておりますが、令和5年度の利用実績等について、御報告させていただきます。
 県立ハローワークの取組といたしましては、大きくは職業相談・紹介事業、都市部ビジネス人材の副業としての誘致事業、キャリアデザインLab(ラボ)設置事業の3つとなっております。
 まず、1つ目の職業相談・紹介事業でございます。(1)の年度別推移の表を御覧ください。令和5年度の相談件数は、前年度とほぼ同じ4万7,000件余りで、新規求職者数は、コロナの5類移行を反映して3,108人と、令和3年度の水準まで回復しております。しかしながら、就職決定者数が2,270人と前年度を8%ほど下回っております。これは、求職者のうち在職者の割合が増加傾向にありまして、今より条件のよい就職先があれば転職したいですとか、複数の民間の求人サイトに登録して、時間をかけて今より条件のよい転職先を探す求職者の方が増加しているものと考えられます。
 県立ハローワークとしましては、各種の広報や出張ハローワークによって、新規求職者の開拓等に力を入れ、コロナの影響を受ける前の水準まで回復することを念頭に取り組んでまいりたいと考えております。
 続いて、2つ目の都市部ビジネス人材の誘致事業でございます。これは、都市部の大企業などで活躍されているビジネス人材を副業という形で県内企業に誘致をしまして、経営課題の解決のお手伝いをしていただくという取組で、令和元年度から県立ハローワークで実施しております。
 この事業は、年を追うごとに県内企業や都市部のビジネス人材の方にも認知されるようになりまして、令和5年度は130社、130人の目標に対して183社、250人の実績となりました。
 具体的な取組実績は表を御覧ください。まず、鳥取県で週1副社長ですが、大手民間副業サイトに鳥取県の特設サイトを設けまして、そこに、県内企業の副業求人を掲載しております。令和5年度は148社、171人の求人を掲載したところ、3,615人の都市部のビジネス人材の方から応募をいただき、先ほど申し上げました実績となりました。そのほかにも都市部のビジネス人材向けや県内の企業向けにそれぞれセミナーやワークショップを開催し、鳥取県での副業について、活用事例も交えながらPRを行い、週1副社長のマッチングにつなげております。
 この事業については、まだまだ多くの県内企業に活用していただきたいと考えますので、引き続き求人の開拓等に取り組んでまいりたいと考えています。
 資料の10ページに移ります。3つ目のキャリアデザインLab(ラボ)設置事業でございます。キャリアデザインLab(ラボ)は、本県の深刻な人手不足に対応するため、様々な理由から求職活動に至っていない人材、いわゆる潜在労働力ですが、これを掘り起こして、就業に向けた準備をするもので、鳥取、倉吉、米子の県立ハローワーク内に昨年7月に開設しました。キャリアデザインLab(ラボ)の支援の対象や内容についてですけれども、求職活動に至っていない、例えば子育て中の方、リタイアされたシニア層の方、就職氷河期世代の方などを対象に、対象の方が集まるイベント等に出向くなど、啓発活動を令和5年度は98回実施しております。
 次に、そのような方が就労に向かっていただけるよう、キャリアコンサルティングを行い、必要に応じて学び直しのための職業訓練等の提案を行っております。
 就労の準備が整ってきた方については、県立ハローワークと連携した就職相談、マッチング支援を行っていきます。令和5年度は102名の相談があり、25名の方の就職が決定いたしました。
 (3)の相談事例を御覧いただきますと、キャリアデザインLab(ラボ)において、長期間、仕事を離れていた方に対して、適性・適職診断やキャリアコンサルティング、学び直しの支援をした結果、就業の機会を得ることができ、御評価をいただいております。
 今後もこの事業をより多くの方に御活用いただいて、就業意欲を喚起し、それぞれの適性や能力を生かした就業支援をすることで、県内企業の人材確保につなげてまいりたいと考えております。

◎鹿島委員長
 ありがとうございました。今までの説明について、質疑等ありませんか。受けたいと思います。

○福浜委員
 今、御説明があったハローワークの件です。全体で新規求職者が3,100人余で決定者が2,200人余ということなのですが、正規雇用のほうが800人という数字になっているのですけれども、実際、求職者の中で正規雇用を求めている人といわゆるパートの方はどれぐらいの割合かというのは数字がありますでしょうか。つまり正規雇用ですね。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 すみません、ちょっとまたお調べして、後ほどお答えしたいというふうに考えております。

◎鹿島委員長
 いいですか。

○福浜委員
 景気は徐々に回復しつつあると言いながら、やはり正規雇用を増やしていかないと、結局結婚もできないという若者たちがいるわけです。ハローワークさんに言っても、あくまで紹介ですので、しようがない話ではあるのですけれども、そういう部分で商工として正規雇用を増やしていくのだという働きかけみたいなものはどうなっているのでしょうか。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 確かに、今後子育てをしたり、ずっと仕事で長いことされていって、その生活の糧を得ていくということで正規雇用というのは必要となってきておりますので、私どもハローワーク側としても、求人として企業さんのほうも回らせていただいております。そういった企業回りといったもので、なるべく正規の雇用を開拓して、求職者とのマッチングにつなげていきたいというふうに考えております。

○福浜委員
 ありがとうございました。それから、次のページでちょっと気になるのが、3の(2)の啓発活動及び相談実績というデータなのですけれども、米子は、啓発活動は少ないにもかかわらず、就職決定者はそこそこ、一方、鳥取は、啓発活動はめちゃくちゃ多いのですけれども、就職決定率が相談者に比較すると、結果として非常に少ないという現状になっていますが、その辺はどういうふうに分析されていますでしょうか。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 米子の相談回数が少ないというのが、鳥取、倉吉については大規模な商業施設のほうに定期的に出向いたりして、啓発活動を行っていたというようなことがあって、この数字に差が出ているところですが、就職決定者数については、なかなか相談者の中でもすぐ職業、キャリアコンサルティングを経て、すぐ求職に向かえる方もいらっしゃれば、長い間離職、職から遠ざかっておられたりとか、あと、基本的な仕事をするために必要な能力といったものを習得していただくというようなことで、学び直しとか、そういったようなことが必要になってくる場合がありますので、そういったすぐには就職に結びつくといったような方が、鳥取は少なかったのではないかなと思っております。今後、そういったすぐに就職に結びつかない方についても、国のポリテクセンターとか県の産業人材育成センターなどと連携して、就職、就業につなげるように努めてまいりたいと考えております。

○福浜委員
 状況は分かりました。県立ハローワークについては、自分のところに入ってくる話としては、非常に懇切丁寧に長期間にわたって対応していただいているということで、かなり評価は高いというふうに認識しておりますので、引き続きどうかよろしくお願いしたいと思いますし、重ね重ねになりますが、やはり正規雇用を増やしていくというのはハローワークさんだけではなくて、商工労働部全体として、働きかけというのをされていると思うのですけれども、せっかくコロナが明けて、これから反転攻勢の中で、各企業さんにいかにこの地元定着というのを考えていく、少しでも人口の減少を食い止めていくという中で、正規雇用の比率を増やしていくという努力をぜひとも商工のほうに働きかけを強めていただきながら、少しでも前に進んでいくように御協力をお願いいたします。

○尾崎委員
 ありがとうございました。4点ほどありますが、確認が1つ、ちょっとおろおろとしているのですけれども、環日本海定期貨客船の件ですね。イースタンドリーム号がもう正式に決まっているということですね。そして、ビーナスのほうは今申請中で、まだ確定ではないという理解でよろしいですね。
 それともう1点です。そのイースタンドリーム号の概要といいますか、パティキュラーというのか、何トンで何人ぐらいというのが分かりますか。

●清水通商物流課長
 おっしゃるとおりでございまして、イースタンドリーム号については、1月にもう免許も出ていますし、正式就航が8月に行われます。ビーナスのほうについては、船舶自体はもう取得はされているのですけれども、免許申請が申請中でございまして、申請の許可がまだ下りていませんので、申請後に就航になるのかなと思っています。
 あと、ドリーム号の規模なのですけれども、少しお待ちください。イースタンドリーム号につきましては、トン数が約1万1,000トン強で定員が530人、全長140メートルで車両250台、コンテナ20フィート換算で130個乗れる船となっております。

○尾崎委員
 分かりました。あと3点ですけれども、副社長の取組ですね。これは、副社長をされた側とそれから受けた企業の意見といいますか、感想みたいなのを2~3聞かせていただけたらと思います。
 それと最後ですけれども、ハローワークです。10ページに主な相談事例とありますけれども、これを見ているとやはり女性の方が多いかな。やはり子育てとか介護とかで悩んでおられる、それから、男性もひきこもりで悩んでおられると、かなり専門性の要る相談ではないかなと思うのですけれども、どんな方が相談を受けておられるのか、それをお聞かせください。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 週1副社長の関係の感想です。まず、都市部のビジネス人材の方が県内の企業の経営とかをアドバイスしておられますけれども、コロナ禍で実際に副業というような機運が高まるにつれて、自分の持っている能力、経験、スキル、知識といったものをどこかで、自分の会社以外でも発揮をしたいというような方が、こういった鳥取県の企業さんと手を組むことによって、企業の経営の課題といったものを明らかにしていくことと同時に、自分のほうのさらにスキルアップにもつながっているというふうなことの声を聞いておりますし、あと、県内企業側についても、なかなか鳥取県という都会とは違った、言わばちょっと都会ほど条件がよくない環境の中で、都市部からのプロフェッショナルな人材から、週に1回ではありますけれども、そういった方からのアドバイスといったようなことをいただくということで、企業の経営課題、例えば人材の能力の向上をしたいとか、販路拡大をしたいとか、コストを下げてもう少し収益をアップしたいとか、そういったような課題に親身になって相談したら、解決といいますか、解決方法の提案などというものをしていただいて、非常に役に立ったというような声を聞いております。
 あと、キャリアデザインLab(ラボ)の関係なのですけれども、こちらのほうも、なかなか就職の難しい方というのはいらっしゃって、その中で、国のほうでキャリア形成・学び直し支援センターとかというものがあって、企業内の在職者とかキャリア形成とか学び直しというのは目的であるのですけれども、離職された方などは対象にしていないので、県のこのキャリアデザインLab(ラボ)というのは、離職者とかまだ就職できていない方、就職氷河期にある方とかひきこもりの方とか、そういったような方を対象にしておりますので、そういった潜在労働力といったものを掘り起こして、就業につなげていって、人手不足を少しでも解消していきたいというふうに考えております。

○尾崎委員
 質問の仕方がよくなかったのかもしれませんが、さっきのキャリアデザインLab(ラボ)は、どんな方が相談を聞いてあげているのですかということと。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 失礼しました。

○尾崎委員
 あと週1副社長も、具体的にこんなことがあって取り組んだのだということが、もし言えなかったらあれなのですけれども、紹介できるような人材育成だとか、そういった抽象的なものではなくて、こんなことがあったぞと具体的な例をちょっと聞きたいなと思ったのです。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 失礼しました。では、週1副社長の具体的な取組については、また、後ほど御回答させていただきたいというふうに思います。

○尾崎委員
 分かりました。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 キャリアデザインLab(ラボ)の相談を受けられる方についてなのですけれども、これについては、この運営を外部に委託しているところなのですけれども、この外部で運営している会社の方が、キャリアコンサルタントといった資格ですね、その方の今後のキャリア形成に向かってどのように支援をしていったらいいのかということの相談を受ける国家資格を持った方がいらっしゃいますので、そういった方が相談を受けるような体制となっていまして、これは鳥取で週3回、倉吉で週1回、米子で週2回、そういった方が相談の対応をさせていただくという体制を取っております。

○尾崎委員
 ありがとうございました。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。

○坂野委員
 2ページなのですけれども、食パラ鳥取のブランド化に向けたフェアと非常にすばらしいなと思って聞かせていただきました。
 それで、この下の災害時の応急生活物資の供給と帰宅困難者支援の個別協定という、これの中身をもう少し教えてもらえるとありがたいなと思います。

●河野商工政策課長
 応急生活物資の供給と帰宅困難支援という格好で、これはいわゆる災害のときに、例えば生活物資の部分は例えば日用品であったりとか、そういった緊急の必要な物資をそういった店舗のほうから食料品とかを供給していただくような、そういった格好になっていまして、コンビニでいけば、既にローソン、ファミマ、ポプラさん等とそちらのほうとも実は結んでおりまして、災害時の要はセーフティーネットという格好で、これは例えば能登のときなどでもそういった格好でたしかやっていらっしゃったかなと思いますけれども、こういった災害時に非常に有効な格好になりまして、これにつきましては、生活環境部のほうが、今、協定のほうの締結の準備を進めておりまして、鋭意進めているところでございます。
 帰宅困難者の支援については、これも都市部でかつて問題があったかと思うのですけれども、例えば災害時に交通輸送がなくなって、さあ、どうしましょうかとか、そういった関係でこういったコンビニの中で一時的に避難とか例えばトイレとか、そういったところのサポートをしましょうという格好で、こちらのほうも各コンビニ各社のほうとも締結をして、実は4月24日のタイミングで同時に個別協定を、危機管理部のほうで結んでおります。そういった格好で、コンビニ、大手のチェーンというところで、各社とこういった協定という枠組みのほうがこのたびで整うというような格好になっているものでございます。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。

○浜田(一)委員
 イースタンドリームのことを、せっかくなのでちょっと聞いてみたいのですが、これは多分完全に韓国から日本に来るというふうな向けの商品になると思うのですけれども、日本側からの枠というのは一切ないのかどうかということと利用促進と言われたけれども、どういう利用促進を考えておられるのか、この2点を教えてください。

●清水通商物流課長
 日本から韓国への旅行なのですけれども、枠はございます。ただ、日本から行く場合には、その次の便が1週間後になってしまいますので、今、エアソウルも飛んでおりますので、船旅と空の旅を、また、東海岸とソウルを両方楽しめるような、そういったことも、韓国江原道側も、彼らも鳥取の方なり日本の方にたくさん来てほしいというようなメッセージもいただいていますので、その辺りも利用促進の中で考えていきたいと思いますし、あと韓国側からのインバウンドについては、DBSの時代もそうでしたけれども、ちょうど港ターミナルからサイクリングロードが直結するというようなこともDBSの時代とは違って、プラスの要因も出てきていますので、そういったこともPRしたりとか、あるいはここにもありましたけれども、李錫基さんもスポーツの交流とか、あとキャンプだとか、あるいは実際に自走する車を持ってくるような、韓国はキャンプブームだそうでして、そのキャンピングカーを持ってきて走る、そういった国際ROROという、フェリーという特徴を生かした商品づくりということを、現地の旅行会社さんだとかと連携して、今回FAMでも来られますので、そういったところも含めてPRをしていきたいなと思っております。

○浜田(一)委員
 東海というところは、浜があって、境というかとてもどこかで見たようなところだなというような印象の、よく似通ったところがあって、食べ物でサヨリとかチヌとか、日本と同じような食材も似たようなものがあって、割と親しめるというか愛着が持てると思うのですけれども、いかんせん日本語の表示は一切なくて、どれがシャンプーなのかリンスなのかも分からないぐらい。僕は当時の初便で1回だけ乗ったのですけれども、そういうところに日本人がぱっと行って観光ができるかどうかというと非常に難しいと思うのですよね。そういう旅行商品というのを造成するというような旅行会社があるのかどうなのかというのも分かりませんし、県としては今後、そういう枠が今あると言われたのですけれども、枠はあるけれども、面倒は見ないよというような形では多分利用されないと思うのですね。バスで3時間、4時間ぐらいは多分ソウルまでかかるので、では、バスはどのバスに乗ったらいいのみたいな、道先案内とか、旅行客へのサービスみたいな、そういうものはどういうふうに考えておられるのか教えてください。

●池田商工労働部長
 DBSのときも航路の特性もあって、全体の乗船数の9割は韓国人の方、日本人というのは基本5%ぐらいだったというふうに記憶していますけれども、先ほど清水も申しましたように、船とかいろいろ掛け合わせる中で、RORO船という、その特性を生かして、日本側からも魅力のある形で行けるようなものはこれからも提案していきたいと思うのですが、当時、イースタンドリーム号が試験運航した翌日には、今のところは佐々木振興監をトップに、団をこちらからも派遣することになっております。当然、東海市、行政または旅行会社等々を含めて、今後の展開というものについての話も始めていきたいというふうには思っていますので、何分、まだこれから動き出すものでして、一旦、これはDBSのときから、当時の韓国側のいわゆる反日的な前政権の状況とか、コロナであったということで休止になったものではありますが、改めて、こういう形で復活するということで、これは物流においても、いわゆる観光においても一定のインパクトを与えるものだと思いまして、特にその選択肢というものが増えるということが大きくて、飛行機は特に短期であったりビジネス利用、一方で、このRORO船というものは長期であったり、大量の輸送に適しているのだということ、さらにはイースタンビーナスということで富裕層を狙った、そういう商品もできるのだろうと、こういう多様な選択肢をうまく生かすということは、それは韓国側、日本側から行くということについても、どちらについても非常に大きなメリットがあるので、しっかりと関係者と意見交換してみたいというふうに思います。

○浜田(一)委員
 ぜひお願いします。今言われたRORO船というのがコストがどうなのか、ちょっと気になっているのですけれども、ぜひ、そういった船のメリットを生かして、恐らく当時は地域からのそういう花とか野菜とか、たしか何かそういう感じなのが多かったような気がするのですが、いろいろな商品、向こうが求める商品、こちらも欲しい商品、そういったことをいろいろと連絡というか協議を重ねてもらって、せっかく復活するので頑張ってください。

◎鹿島委員長
 ほかございませんか。

○鳥羽委員
 同じところなのですけれども、先ほど浜田委員のほうから、観光商品としての造成について質問されて、佐々木振興監を団長として派遣する予定であるということでした。2回目の委員会でも議論というか質問させていただいたのですが、7月の上旬に県議会として友好交流事業として議長を団長として、県議会として韓国に行くのですけれども、五月雨式に執行部、議会として行くよりかは、団結して共通するテーマで申し合わせたほうがやはり納得感も一貫性もあるかと思いますので、日程がもし合えば、ぜひ同じタイミングで江原道等へ一緒に行くというのが私はいいのかなというふうにも思いますし、県議会として行くときに、そのテーマに触れないというのも少し違和感があるかなと思いますので、もし別々なのであれば、県議会でも何か宿題をいただければ、すごくいい機会になるのかなと思いますので、ここはお願いですけれども、何か資料でも頂ければなというふうに思います。

●池田商工労働部長
 また事務局のほうとも日程等を確認させていただきながら、調整できるところを調整してみたいというふうに思います。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。

○浜崎委員
 今の鳥羽副委員長が言った話というのは、その辺の認識というのは持っておられましたか。

●池田商工労働部長
 お話があるというのは聞いてはおりましたが、具体的な内容についてはまだ詳細は承知していないものですから。

○浜崎委員
 いやいや、委員長が改めて指名したほうがいい。もう一遍。

●池田商工労働部長
 改めて議会団の動きを、我々も詳細をちょっと承知していない部分もありますので、日程等を確認させていただきながら、できる限り一緒になって、合同してできるようなスキームというものを検討させていただければというふうに思います。

◎鹿島委員長
 いいですか。

○浜崎委員
 ぜひ、そのようにお願いをしたいと思います。副委員長が言ったのもそのとおりだと思うので、別々に行っているなどと言ったら、何をしに我々も行くのだと、もったいないことになりますという認識を持っていますので、お願いしたい。これからも、そういったケースというのが、我々も海外視察また県外視察がいろいろありますので、執行部のその辺の連携というのは絶対必要なので、例えば国内視察でも行くと、向こうのほうから執行部が出てくるわけだな。そういうような部分で、では、鳥取はどうなのだというようなところを事前に勉強していけばいいのだけれども、なかなか時間的な制約もあって、今の話、副委員長の話をきっかけにして、ぜひしっかりやっていただきたいというふうに思います。
 いいですか、委員長。

◎鹿島委員長
 はい。

○浜崎委員
 セブン-イレブン、2ページ、相互連携と協力によって、県民サービスの向上、地域活性化を図ると協定したということなのだけれども、災害時の連携支援というのは、もう委員長をはじめ皆さんもよく分かってるのではないか。有事の際には、非常に心強い部分がありますので、この資料にも書いてあるけれども、応急生活物資の供給だとか帰宅困難者支援の個別協定をそれぞれ締結し、実際、能登でもああいう状況があってということで、この辺のところというのがいろいろな問題が出てくる。だから、ここのところの連携支援という部分、特にこの災害時、有事の際には非常に心強いものがあるので、しっかり今から能登のそういった例も見ながらやっていただきたいということと、もう一つは、災害時はそういうことでしっかりやってもらわないといけないのだけれども、平時において、県産品の販売促進という部分も、鳥取県にとっては大きなメリットが期待できると思う。ここに書いてある中国地方の約1,000店舗での鳥取県フェアを開催したということなのだけれども、中国は中国でしっかりやってもらえればいいが、御存じのように、潜在的な今までの流れという状況からすると、鳥取県にとっての大きな商圏というのは関西なのです。だから、平時においてのその関西エリアでの展開というのは、今後期待できるかどうか。ぜひ、実際問題は商売などでも、どっちかというと、広島だ、あちらのほうもそれはないことはないだろうけれども、どっちかというともう関西が多いが。その辺は、皆さんも、商工労働部の関係者も皆さんよく分かっておられると思う。そういう部分で関西がどうなのだろうかと。
 この2ページのその他のところに、本件が28社目だということで、コンビニエンスストアとは4社目で、ローソンをやって、ファミリーマートをやって、それからポプラも締結というような流れが書いてあるのだけれども、レジにおいての県産品の販売促進という部分をしっかりと関西までという思いもあるのです。まだなかなかそこまで行っていないということなら、鳥取においての大きな商圏は関西なので、広島は全くないというわけではないよ、だけれども、その辺のところの対応というのもぜひしっかりと。今まだというとこだったら、これからの対応としてぜひ動いてもらって、関西本部もあるわけで、連携をしていただきたいというふうに思いますが、それについて。

●池田商工労働部長
 浜崎委員のおっしゃるとおりでございますが、このコンビニも単に物を売るということだけではなくて、社会的役割というものとか地域との連携というものに非常に意識を持っておられます。セブン-イレブンが最後になったのは、当然店舗展開が遅かったという部分もありますので、これまでローソン、ファミリーマート、ポプラ、そしてセブン-イレブンということで、圏域の中でこういう災害時連携とかに対応できる店舗というのが増えてくるというのは当県にとっても非常に大きなメリットがありますので、そこを一緒になって活かしていきたいということ。
 それと、今のおっしゃられた食パラダイスの推進に関しましては、今回に関しては協定締結のある意味記念といたしまして、一定の限定期間においてこういう形でやっているということなのだとは思いますけれども、当然連携協定を結ばせていただいたところでございますので、食パラ推進課とも話をしまして、そういう関西を含めた、鳥取県産品のPRということを一緒になってやっていこうということを強力に働きかけてまいりたいというふうに思います。

○浜崎委員
 部長がおっしゃるとおりで、鳥取県にとっても大きな商圏という部分でいくと、中国も大事であるけれども、関西というのは絶対にこれはもう、今までもそうだし、これからもそうだと思いますので、ぜひ強力にそこのところを特に意識してお願いをしたいというふうに思います。
 そのことについて、改めて部長のほうからコメントがあれば。

●池田商工労働部長
 我々商工労働部だけではなくて、農林水産部も一緒になって、セブン-イレブンの適当な方がどの方かちょっと分からないのですけれども、かなり管轄が分かれているので、大きな会社なので、効果的にちょっとPRしてまいりたいというふうに思います。

○浜崎委員
 続けて、いいですか、委員長。

◎鹿島委員長
 はい。

○浜崎委員
 ポイントでまとめてお答えいただいてもらえればいいです。8ページの環日本海の定期貨客船に参加者からの主な意見というようなことで、プロジェクトチームの拡大会議の結果概要ということで出ていますが、知事がおっしゃっているスポーツ交流、長期滞在及び、その後、貨物掘り起こしをはじめ、今までとは違った使い方等ということで、この定期貨客船の航路状況という意味で、今後の考え方として、今までとは違った使い方等、8月の本就航に向けて準備を加速していきたいということなのだけれども、この定期貨客船の航路という部分での大きな目的の一つというのは、人の流れもそうだけれども、貨物が大きいわな。コンテナをどんどん入れる場合。この掘り起こしという部分が、知事はこういうふうにおっしゃっているのだけれども、この辺についての今の段階での商工労働部としての見込みをぜひお聞きしたい。今後に対する思いという部分も含めてお願いします。

●池田商工労働部長
 かつてDBSが就航していた当時も、特に韓国側からはパプリカであったり、カニ等の水産品であったりとか、また、日本海側からは機械類であったり、食品であったり、お酒類であったり、そういう一定数のやり取りというのはあったので、当然DBSがなくなった時点で、他の港であったり、他の方法に切り替えられたところがいらっしゃいますので、まずはそこをしっかり働きかけて、戻ってきてもらうようにすると。
 やはりベースカーゴというか、その基準となる荷というのが大事なので、ある意味で、昨日もその会議で話題に出ていましたが、お酒なども、韓国側の焼酎なども一つの狙い目だというようなことで会社としては動こうとしておられます。そこを我々としても一緒になって、その荷物を取ってくる動きはしたいというふうに思っていますし、あと、RORO機能を活かすとすれば、例えば小規模なものを多品種混載して運ぶといったような機能であったり、キャンピングカーであったりとか、要は車として来れますので、活魚車というようなことも、かつてもございました。そういうコンテナ船ではない、いろいろな可能性というものはありますので、そういうことをやられようとする企業に対する試験的な動きであったりも含めて、それと、我々はどういうことができるかということは考えてまいりたいですし、当然荷物は山陰だけではなくて、山陽圏域にも広げて、広域的なところから荷物を持ってくるということを境港貿易振興会とも一緒になってポートセールスに取り組んでまいりたいというふうに思います。

○浜崎委員
 ぜひ、ベースカーゴも大事だし、今までの取引先等々ということも大事なのだろうけれども、今の状況の中で、やはり今までとは違った使い方等ということも知事が言っているわけで、その辺のところもしっかりと可能性として、そのベースカーゴも大事にしないといけないが、その辺の見開きもぜひお願いをしたいというふうに思います。
 部長、どうでしょうか。

●池田商工労働部長
 もちろんDBSのときではなかったようなやり方というものは考え得るものがあると思います。ドレージ輸送みたいなやり方というのもあろうかと思いますし、ちょっと様々な方法を考えてまいりたいというふうに思います。

○浜崎委員
 続けて、10ページ、このキャリアデザインLab(ラボ)の設置事業ということです。これは今の人手不足の深刻な鳥取県においても、最大かつ一番深刻なこういう課題があるという状況の中で、この資料の文章を見ているのだけれども、この意図というのは、ものすごい重要な取組だというふうに思います。
 先ほど来、潜在労働力に積極的に働きかけるということは、掘り起こすという意味では大切な取組だというふうに思うのだけれども、これからの鳥取県が人材難、人手不足、人口も減ってきている、そういう状況の中で、当然人手不足が一番深刻な大きな問題なので、この辺のところをぜひしっかりやってもらいたいというふうに思いますが、それについてのコメントと、実際にどれぐらいの人員がやっておるのだろうなと。その辺のところがちょっと数字が出ていないのだけれども、担当としてどうだというふうにお願いしたいなと。

◎鹿島委員長
 これでいいですね、2つでね。

○浜崎委員
 はい。

●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 まず、キャリアデザインLab(ラボ)の関係の掘り起こし、働きかけは重要だと思っております。相談される方という者をまず掘り起こしていくということについては、例えば子育て中の方であれば、乳幼児健診事業ですとか、あと育児相談会、あとシニアの方などは公民館活動とか、あと特に年代層を問わないのであれば、大規模商業施設で出張所、相談会といったような機会を使いまして、掘り起こしを図っていきたいというふうに思っております。
 あと、どれぐらいの人員でやっているかということですけれども、外部委託している会社のこちらの事業所で資格を持っておられる方の人数、大体10名程度が在籍しておりますので、その方を中心にして掘り起こしを図りたいと思いますが、一番の入り口のところは重要だと考えておりますので、県立ハローワークにいる就業支援員も活用して掘り起こしのほうを図っていきたいと考えております。

◎鹿島委員長
 いいですか。

○浜崎委員
 はい。

◎鹿島委員長
 もうありませんね。
 質疑等がありませんので、次に行きたいと思います。
 その他でございます。商工労働部に関しまして、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございます。
 それでは、以上で終わりたいと思います。商工労働部、ありがとうございました。
 入替えをさせていただきます。よろしくお願いします。再開は20分で。

午前11時11分 休憩
午前11時19分 再開

◎鹿島委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、農林水産部について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にお願いします。
 質疑については、説明終了後に一括して行いたいと思います。
 なお、報告10、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 初めに、部長のほうで報告があるようでございますので、よろしくお願いします。

●岡垣農林水産部長
 それでは、本日5月21日に、実は境港のほうでマグロの初水揚げがあったということで、資料が間に合わなかったということで……(発言する者あり)そうです。最初に御報告させていただきます。
 昨年よりも4日早い、記録が残っている昭和57年以降最も早い水揚げだったということになっております。水揚げ船団につきましては、第二十一たいよう丸、ここは代表が石巻漁業株式会社、宮城県ということで、今、浜田議員がおっしゃった18トンで、体重は70キロから130キロと、非常に大型だったということ。(発言する者あり)あっ、それもあった、速報値ですのでということでございます。
 本日7時に水揚げがありまして、8時半から初競り式、それで、9時から競りということでございます。ちょっとその結果はまだ入っておりませんが、また御報告させていただきます。
 そして、明日、境港天然本マグロPR推進協議会と関西本部が関西圏の百貨店で、阪神梅田本店とあべのハルカス近鉄本店で解体ショー等のイベントをすることになっております。また、6月16日の日曜日には、境港まぐろ感謝祭を開催するということになっておりますので、その際またよろしくお願いいたします。

◎鹿島委員長
 うれしい報告をありがとうございます。
 次に、報告7、令和5年度「鳥取県農業改良普及所外部評価検討会」の開催結果について、門脇経営支援課農業普及推進室長に説明を求めます。

●門脇経営支援課農業普及推進室長
 では、資料の2ページをお願いいたします。令和5年度「鳥取県農業改良普及所外部評価検討会」の開催結果について御報告させていただきます。
 外部評価の委員の皆様から評価をいただいて、その御意見を普及体制とか普及活動に反映させて、より効果的な現地活動を行うことを目的としまして、平成27年度から開催していまして、今回が9回目でございます。
 実施の手順ですが、まず、1の(1)にありますように、外部評価検討会の前に各農業改良普及所単位で管内の農業者や市町村、農協などの関係の皆様にお集まりいただきまして、地域の意見を聞く会を開催しております。そちらでは、農業改良普及所の管内の農業について、普及が担うべきもの、あるいは普及に対しての要望ですとかを聞く会を開いております。
 続きまして、1の(2)でございます。今回の外部評価検討会は、3月15日に8名の外部評価委員に評価をしていただいております。評価をしていただいた課題は、令和5年度の活動の主要課題の中から評価委員に選定していただきました7課題を報告し、評価をしていただいております。評価結果につきましては、中ほどの表にありますけれども、今回評価していただいた7課題は、全て優れた取組ということで評価をいただきました。
 また、今後の効果的な普及活動について、具体的な改善事項などにも提言をいただいておりまして、後段に主立った意見を掲載しております。評価委員からの意見としましては、評価の高かったものとして、日野普及所が新規就農等と育成確保の課題で、日南町の就農前研修生向けの農業研修制度を日野郡全体の研修になるように見直して実施した活動などについて、過疎化が進んでいる日野郡でチャレンジをしたり、サポートをされている取組は非常にいいと思う。ますます元気になるように農業のサポートを続けてほしいという意見がございました。また、評価委員の皆様から提言といたしまして、産地維持ですとか産地活性化等の課題については、長い目で取組をお願いしたいですとかの意見もいただいております。
 今後の対応としましては、今回の結果をホームページでも公開いたしまして、農業者の皆様ですとか、広く県民の皆様に普及活動を理解していただくよう情報発信に努めるとともに、関係機関を含めて、ノウハウを蓄積してまいりたいと思います。これらの意見を参考にしまして、令和6年度の普及活動に反映し、より効果的な普及活動となるように努めているとこでございます。
 なお、次のページには、今回評価検討を受けました普及活動の全ての結果を一覧で示させていただいていますので、追って御覧いただければと思います。

◎鹿島委員長
 ありがとうございました。
 次に、松くい虫防除に係る空中散布について、小林森林づくり推進課長の説明を求めます。

●小林森林づくり推進課長
 松くい虫防除に係る空中散布についてです。松林は、飛砂や強風等から生活や農地を守るなど、多くの役割を果たしているところなのですが、海岸防災林などの重要な松林を対象に、県下6市町におきまして薬剤の空中散布が実施されますので、御報告いたします。
 1番の実施予定時期ですが、第1回目が5月27日から6月5日まで、2回目が6月17日から19日までという日程でございます。
 2番目、実施予定市町ですが、昨年度と比較しまして、1つの町、琴浦町ですけれども、これが減となりまして、今回1市5町、計6市町で実施を予定されております。具体的には、表の下に記載のとおりでございまして、中部地区が3町、西部地区で1市2町で実施されます。いずれも地元から要望のあった区域におきまして、各市町により実施されるものでございます。
 3番目、県の役割といたしまして、県民への広域的な情報提供を行っております。新聞広告、ホームページ、関係機関や教育機関への通知などによりまして、広報、周知を行っております。また、各市町におきましても、チラシの全戸配布であったり防災無線等によりまして、留意事項や日程等について周知を徹底することとしております。
 4番目、今回の春の防除に加えまして、秋にも防除を行うこととしております。県と市町でエリアを分担した上で、海岸防災林などの重要松林で発生した被害木の中にいます松くい虫の幼虫を駆除することによりまして、被害の拡大防止を図ることとしております。
 以上のように、春の予防と秋の駆除、これを適切に組み合わせて実施することによりまして、総合的な被害対策を講じていくこととしております。

◎鹿島委員長
 次、報告9、首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」のリニューアルオープンについて、北村販路拡大・輸出促進課長の説明を求めます。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 5ページをおめくりください。とっとり・おかやま新橋館のリニューアルオープン並びにセレモニーが4月の25日に開催されましたので、御報告いたします。
 リニューアルオープンのセレモニー等の概要につきましては、1にお示しのとおりでございます。とっとり・おかやま新橋館の1階、2階におきまして、リニューアルオープンセレモニー、それからリニューアルオープン記念メディア発表会を行いました。
 オープンセレモニーでは、両県知事、両県議会議長様、それから地元出身のタレントのお二方等、関係者の方に御出席いただきまして、テープカット、フォトセッション、記念品の配布等を行いました。続いて行われました記念メディア発表会におきましては、両県知事並びにタレントのお二方とのトークセッション、特にリニューアル記念として、それぞれの各県の丼の発表、試食というところも開催いたしまして、非常に盛り上がったトークセッションとなりました。
 開催期間からゴールデンウイークまでの入館者、それから売上金額等の比較でございますけれども、コロナ前後でありますので、単純比較はできませんが、やはりリニューアルオープン、それからこのセレモニーが非常に関心が高かったということでございまして、入館者、物販、飲食の売上げともに前年同時期によりも増えているというところでございます。
 参考までに、リニューアル記念の期間中、リニューアル記念抽選会を行いました。それから、期間限定でございますけれども、先ほど御説明いたしましたリニューアル記念丼の販売を行ったところでございます。
 最後に、来館者の反響等ですけれども、おおむね好意的な反響でございまして、やはり広くなったということで商品が増えたと、商品を楽しみながら選ぶことができるようになったと。それから1階の道路脇に併設しておりますショーウインドーも非常に、アンテナショップの魅力発信としてすごく効果的だと。それから2階の大型ディスプレーも、こちらを見て2階の観光コーナーに立ち寄られる方が増えたというところで、非常に効果が見られたというところでございます。
 当日はやはり100名近くのお客さんが行列をつくっておりまして、非常に関心が高いイベントだったのだなと今思っているところでございます。さらには、メディアの方もかなり多く来ておられまして、1階がほぼメディアで埋め尽くされたような状況でございました。情報発信の場としては非常によかったかなと思っているところでございます。

◎鹿島委員長
 ただいまの説明について、質疑等ありませんでしょうか。

○前原委員
 普及所のほうで、評価検討会の開催についてということで、会派でちょっと要望を出したのですが、特に鳥取のらっきょうの安定生産と産地活性化という形で、特にらっきょうでなかなか新規就農的には今状況はどうなのか、それと、根切りがとても大変だという話を聞いていまして、機械はあるらしいのですが、なかなか使わない。上手に切れないので、人で切っているという形なのですけれども、なかなかそれがうまくいっていないような状況ではないかということで、このらっきょうの生産の状況について教えてください。

●門脇経営支援課農業普及推進室長
 らっきょうの新規就農の関係ですけれども、確かに農機具だとか畑だとかが必要になりますので、なかなか進んでいない部分がございますが、今、新規就農の関係で、産地で新規就農をつくっていくという形が増えつつあります。まだらっきょうではないですけれども、例えば倉吉のスイカとか、北栄町のスイカとか、そういうとこで産地で新規就農者を受け入れて作っていくというような流れがございますので、この間もそういうような勉強会をしておりますが、そういう方向で、産地で新規就農者をつくっていくということで頑張っているとこでございます。
 らっきょうの機械につきましては、御指摘のあったとおり、なかなか使いづらいところもありますが、使えるように何か工夫したりだとか、それからその機械化、機械をこういうとこで使えないかということで紹介したりだとかいう現場活動も普及所のほうではしておりますので、福祉施設だとかで使ってもらったりだとかいうことも取り組んでいますので、それを見ながら検討なりをしていきたいと思っております。

○前原委員
 特に機械化についてですが、普及所としてメーカーのほうに依頼はしているのか、また、それに対していろんなアドバイスとかしながら、機械の改善をしていくというのがとても重要だと私は思っています。白ネギなども結構もう根切り、葉切り機というのは普及していて、当初かなり苦労されて、群馬県のメーカーでしたけれども、わざわざ来られて、農家の意見を聞きながら改良していって、かなり普及したような、JAを通じてですけれども、そういう経過がありました。そういった形を取ったほうが効率的だと思いますし、いろんな技術が今進んでいますので、たしかレーザーなどを使いながら、線が見えて、らっきょうの根のところにきちっとレーザーを当てて切るという形になるのだと思います。ネギはそうやっているのですけれども、その辺を農機メーカーさんと工夫しながらやられたほうがいいのではないかなと思いますが、この辺に関して御意見を聞きたいと思います。

●門脇経営支援課農業普及推進室長
 当初の洗いらっきょうの機械のほうにつきましては、半自動型でということでさせていただいたところでございまして、それで今の機械が出来上がっている状況でございます。それは根つきらっきょうの機械を改良して造るということでありましたので、そういう形になっておりますけれども、現場で望まれているのはもっとスピードの速いものとか、正確なものとかいうのがございますので、なかなか対応できかねるところもあると思いますけれども、それについては現場の声を聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○前原委員
 分かりました。
 では、次に、松くい虫防除なのですが、これは多分ヘリでされると思うのですけれども、先進的なところはもうドローンを使っているという形なのです。ただ、面積がちょっと調べたとこでもドローンだと、大きいやつでも1日3ヘクタールぐらいしかできないという形で、なかなか処理が進まないのですけれども、ただ、ドローンのほうが飛散がほとんどないような状態ですし、部分的にしっかり散布できるという形で、有効であるということなのです。やはりしっかりドローン散布を研究されて、ドローン散布を専門とした農家の方がやられたほうが、半農半Xではないですけれども、農家収入が増えるのではないかなと私は思っているのですが、その辺を部長にしっかり考えていただければありがたいなと思います。
 ドローンの研究状態はどうなのかというのを聞きたいと思います。

●小林森林づくり推進課長
 今おっしゃるとおり、実施しているのはヘリコプターを使った有人散布をやっております。
 ただ、例えば北栄海岸の辺りとか、高規格道路の建設が進んできまして、松林と道路とか近接してきているという状況もあります。また、あそこで言えば風車などもありますし、実際、有人散布がやりづらいというところはあると思います。そういったところに無人散布機、あるいはドローンによる散布ができるようになれば、有効に対策ができるのではないかなというふうに思っています。
 今、鳥取大学さんと相談をしまして、実証に向けてやっているとこです。まだ下話の段階ですけれどもやっていきたいと思いますし、また、他県の先進事例も参考にしながら進めていきたいというふうに考えております。

●岡垣農林水産部長
 ドローンの松くいの農薬散布を農家にという話でございました。いろいろ今、小林課長のほうからもございました、研究の途中ということもございますし、いろんなこともございます。実際、農家の方でもドローンで農薬を水田とかに散布されている方もいらっしゃいますので、そういった出来上がったところでいろいろとまた検討してまいりたいと思いますので、その際はまたよろしくお願いいたします。

○前原委員
 もう一つ、薬剤散布の中で、昔からちょっと言われている、ネオニコチノイドという薬剤がたしか入っていると思うのですけれども、これの問題があります。
 これはちょっと風評なのでよく分からないのですけれども、蜜蜂が急激に近年いなくなってしまって、特に日本蜜蜂がいなくなってしまったということで、農家が困っているような状況なのです。これとネオニコチノイドの関連というのはよく分からないのですけれども、その辺があるので、とにかくその飛散については注意してもらって、さっき言われたような狭いところとか、人家に近いところに関しては極力ドローンを使用していただきたいなと思っております。これは要望ですので、よろしくお願いいたします。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。

○尾崎委員
 2ページ、3ページですけれども、大山支所は評価が高かった取組の中にも入っていまして、ドローンを使って直播きをするというようなことで、非常に高齢化が進んでいる、これからも進むであろう、もしくは担い手がいなくなるであろう、とてもいいアイデアだなと思うのです。ここでは、課題は、収量も減り、コストは高くなったということだと思うのですけれども、実は鳥取市のほうで、ドローンではなくて、いわゆるよく草刈りを、土手で車みたいな、ああいったタイプの開発をされた方があって、その方が収量面でもコスト面でもちゃんと利益が出るようになったというふうにおっしゃっていたので、後で御紹介しますけれども、またそういったこともお話を聞かれたらどうかなというふうに思ったりしました。ぜひ、今後の農業にとっては大事なことと思いました。後でコメントください。
 あと、アンテナショップですけれども、こないだ鳥羽委員がちょっと並べ方を研究しなさいというようなことがあって、私も行くことがあったので寄ってみたのです。まあ悪くはないかなと思って見ていました。それで、何点かアドバイスをして帰ったのですけれども、非常に見やすくてよかったなというふうには思っています。
 それで、そのときに思ったのが、岡山のほうはジーンズとか、工芸のほうでいろんなものが充実していたのですが、鳥取はまだその辺がちょっと寂しいのかなというふうには思っておりました。
 2階のレストランで食べさせていただいたのですけれども、びっくりしたのは、ビジネス街ですからサラリーマンの方とか、サラリーマンと言ったら変ですね、働いていらっしゃる方もたくさん来ておられて、値段的には、鳥取からすれば結構な値段ではないかなと思うのですがたくさん入っておられてびっくりした次第でした。
 この砂丼というのは、名前からするとあまり食べたくないなと思うのですけれども、おいしそうですね。以上です。これはコメントだけお願いします。

●門脇経営支援課農業普及推進室長
 大山普及所の課題ですけれども、ドローンを使って直播きをするという形なのですが、非常に精力的に取り組んでいまして、育苗をしない、それから苗を運ばないということが、非常にメリットがあるのかなという部分があると思います。
 ただ、やはり直播きするので、生えにくい場所があるというとこもありまして、代をかくタイミングをいつにするのかとか、まだまだこれから研究しなければならないとこがあると思いますので、その辺は農業者さんと一緒に見ていきたいなという感じで思っているとこでございます。
 経費のほうにつきましても、収量ですけれども、若干一般の作り方よりも少し落ちるという部分がございます。その部分を一般並みに作れればいいのではないかということでちょっと取り組んでいるとこでございます。

○尾崎委員
 鳥取の方で、この車みたいなの……。

◎鹿島委員長
 ちょっと先に答えを。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 すみません、まずは、5月の15日と16日に議員の皆様が視察いただきまして、この常任委員会でも尾崎委員、それから鹿島委員、鳥羽委員が来られまして、非常に何かお褒めの言葉をいただいたということで、現地もすごく喜んでおります。
 そうですね、尾崎委員がおっしゃられた、売場の鳥取県の工芸品等々ですけれども、この辺りは天満屋さんが運営事業者になっておりまして、バイヤーとして、我々も6月とかに商談会とかを行いまして、そこで交渉して、陳列するとか、そういうことをやっておりますので、またその辺も今おっしゃられた意見を踏まえながら、我々のほうもまた考えていきたいなと思っております。
 やはり2階のレストランが非常に盛況だというとこもあります。やはりこの新橋館というのは、物を売るだけではなくて、県の情報発信というとこの一つの大きな拠点でございますので、これは売るというよりは、それをどう発信していって誘客につなげていくかというところは非常に大きなポイントですので、この辺りも今後しっかりと力を入れていきたいなと思っております。ありがとうございました。

●門脇経営支援課農業普及推進室長
 尾崎委員が言われた新しい技術の話ですけれども、これからいろんな新しい技術がどんどん入ると思いますので、その御意見もいただきながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。

○浜崎委員
 今のとっとり・おかやま新橋館、写真に私も知事の横に載っておりますけれども、行かせてもらいました。非常ににぎわいも、たくさんの方が来られて盛り上がったというふうに思います。鳥取出身のタレントの人も、この左端の女性がたしかそうだったなと思うのだけれども、もうこれからも応援しますからということをおっしゃっておりました。
 オープニングセレモニーに出席をさせていただいて、関係者の皆さんと一緒にお話をさせてもらったのだけれども、このリニューアルを機に、ますますこの情報発信力を、このアンテナショップの意図、意義というものを深めてもらって、首都圏の皆さんに当然魅力を伝える施設になってほしいということを述べさせてもらったと思うが、にぎわいが一過性のものに陥ることなく、そのためには次々と新たなる企画を展開していくということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。それについての担当所管のちょっとニュアンスをお聞きしたいということがまず1つ。
 まず、委員長、そこをお願いしたいです。

◎鹿島委員長
 まとめて、もしあったら、いいですか。

○浜崎委員
 なら、ほかのも言っちゃっていいと。

◎鹿島委員長
 はいはい、お願いします。

○浜崎委員
 農業改良普及所外部評価検討会開催結果ということが出ておりますが、内容別の採点結果ということでそれぞれ出ている。ちょっと話はそれるかもしれないけれども、倉吉の果樹のところを見ていると、王秋も書いてあるが、新甘泉を主体的にシフトしていくということもあるのかなというふうに見て、二十世紀はしませんということではないのだろうけれどもということで。
 私が聞いた情報だと、やはり若い人を中心に甘い梨が非常に好まれているという状況はあるみたいです。そうなると、二十世紀梨よりも新甘泉ということになるのかなということも思ったり、担当所管としてその辺をどう考えておられるか。
 この梨というのは、栽培を始めてから収穫が、部長、これはたしか時間かかったな。梨というのはもう長い年数がかかるということなので、そういうことからすると、やはり高齢な生産者というのは、今でもそうかもしれない、担当所管は聞いておられるかもしれないが、俺も現場に行ったときにちょっと聞いたのだけれども、高齢者の生産者というのは、品種転換は、先生、もうかなわないですわ、なかなか私らではできませんわというような状況があるということも聞いたことがあります。その辺は皆さんも聞かれたことがあるかもしれない。そうなると、若い人をどうやって参入させていくかと、この辺が大きな課題になっていくのかな。これだけ人口減少、少子化という問題がある中で、いろんな問題が波及されているとは思うのだけれども、特にここについても、鳥取の大きな生産の一つであります果樹ということからすると、若い人をどう参入させていくかというのが課題になると思うのです。どう進めていかれるのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 まずは、浜崎委員、リニューアルオープンへ御出席いただきまして、ありがとうございました。
 おっしゃるとおり、先ほど私も申し上げましたけれども、情報発信の拠点ということで、売るだけではなくというところが非常に重要なとこだと思います。また、来年は、それこそ関西万博等もありますので、東京、関西、切り分けることなく、関西の情報発信についても東京のほうでやっていくとか、そういった取組をしていかなければ駄目かなと思っております。
 また、毎回定例的にはやっているのですけれども、旬な特産品等については、その旬な時期にセレモニーをやったり、皆さんの県産品の周知、それから鳥取県の周知というのを行っておりますので、さらに力を入れてやっていきたいなと思っております。応援のほうをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

●栃本農業振興局長
 普及所の関係、果樹関係で御質問いただきました。
 新甘泉は県全体で推進していくのですけれども、二十世紀のほうも併せてもちろん推進はしておりまして、面積は、おっしゃるとおりかなり減ってきているのですが、近年、新甘泉と並んで単価がかなりよくて、あと、二十世紀は今年120周年を迎えるということもありますので、しっかりPRしながら、参入も進めてまいりたいと思います。
 若者を含めて、参入を求めていくわけですけれども、今は産地を中心にして、ここの産地で梨を作るのだったら、こんな感じになるよといったようなイメージをしっかり打ち出しをして、現地の体験会をしたり、実際に生産部の役員とかがその研修の受入れ主体となって研修されたり、そういった取組がかなり活発に行われています。以前は割と県が中心に引っ張ろうとしたり、担い手機構中心の部分もあったのですが、産地の主体性を引き出すということが今大分うまく回り始めておりまして、そういった活動をどんどん広げてまいりたいと思っております。梨についても、倉吉の梨生産部あたりはかなりそういった活動を進めてきておりますし、昨年度から八頭町ではトレーニングファームということで、新規就農者を受け入れる体制づくりに改めて取り組んでおりまして、6月頃から募集も開始するようにしております。
 梨は高齢の方が多いのですけれども、例えば辞められる人も確かに増えてきておりまして、辞められる方の持っておられる果樹園で優良な園は、生産部がここは残していかなければいけないというのを整理して、その残すところについては新規就農者を入れたり、また、担い手の拡大志向の方に入っていただいたり、そういったことでいい園は残し、あまり条件のよくない園は、場合によっては新しい木を植えるような体制を考えたり、そういった取組を進めてきておりますので、すぐ結論が出るものではございませんが、頑張ってまいりたいと思っております。

○浜崎委員
 今おっしゃるように、やはり担い手という部分でいうと老齢化、先ほど私も申し上げたように、そういう流れがありますので、そういった中でいくと、やはり産地の主体性というのが非常に重要になってくるというふうに思います。今いろいろ取組をやっているというお話がありましたけれども、それで結果的に本当に若い人が入ってくれればいいけれども、なかなかそこらのところが。やはり県主体ということではなくて、さっき局長がおっしゃったように、地域の主体性ということで、しっかりと現場の意識、また動きというものが具体的に人の流れにつながっていくように、ぜひともこれはお願いをしたいと。
 実際お年寄りの人に会ったが、先生、もうえらいわみたいな話が、聞いていると申し訳なかったけれども、そうでしょうなと、何だか言ってしまいそうな感じぐらい、そういう部分があるので。だけれども、これは鳥取においては、この梨の生産というのは非常に大きなところですから、ほかもそうだけれども、やはり若い人にその辺を、せっかくの鳥取の、日本においてもアピールのできる大切な逸材であるこの梨ですから、そういう部分では、ぜひ、具体的な動きがそういったことにつながっていくということ、特にまた意識をしてお願いをしたいというふうに思います。それについて改めて、意気込みがあれば、ないとは言わないで。(「では、私から」と呼ぶ者あり)はい、部長のほうから。

●岡垣農林水産部長
 いつも激励いただいて、本当に恐縮でございます。
 おっしゃるとおり、今、農業に関する高齢化が非常に進んでいるということもございますが、やはり農業というのは鳥取県にとって基幹産業でございます。やはりできれば若い方が入っていくように我々としても頑張っていく。そして、特に梨というのは鳥取県にとって非常に重要な作物でございますので、そこに若い方が入ってこられるような形でまたいろいろと進めていきたいと思います。御協力をまたよろしくお願いいたしたい。ありがとうございます。

○浜崎委員
 ぜひともしっかりとお願いをしたいと。
 これがいいとはあえて言いませんけれども、他県の状況でいうと、これだけ人材不足というものが背景的にあって、特に、昔は中国だったかもしれないが、今はどっちかというとベトナムであったりフィリピンであったり。こういった東南アジアの新興地域というか、ある程度経済は安定した大きな国だと思うのだけれども、他県でいうと、そういったところからもどんどんその人材不足について、やる気のある純粋な思いを持った方が多いですから、ベトナムであったりフィリピンであったりですね、やはり自国のことを考えて日本に来られてという思いの中で、そういう方も他県では入ってもらってみたいなことも可能性としてはあるみたいですので、それをしろということではないですよ。だけれども、そういったこともあるぐらいですから、まずは自分のところで、県でということにはなりますが、そういう背景も他県では背に腹は代えられない、人材不足ということについての対応策ということで、そういう部分も情報としてはあると。何遍も言いますけれども、それをしろという意味ではないが、そういう情報があるということですので、改めて申し上げておきたいと思いますので、ぜひともしっかりと、これはもう大事なところですから、やっていただきたいというふうに思います。
 よろしいですか、委員長、続けて。

◎鹿島委員長
 はい。

○浜崎委員
 アンテナショップ、行かせていただいたのだけれども、特にこの鳥取県とも関係の深い稲田屋本店さん、ここの社長であったり、天満屋の社長も来てくださったのですね、岡山から。それぞれ別々で話はしていたのだけれども、この人らはお二人ともが、このとっとり・おかやま新橋館の立ち位置というか、そういった意図をして、僕らとしては、その人らが、もうとにかく一生懸命やっていきたいと。県と連携を取るのだけれども、アンテナショップ、東京都民というか、来られる人の認識というか、評価というか、その辺の思いという部分は、結構私らのところにも業界的にいろいろ情報が入ってきますという話もありましたので、そういうところも連携を取って、ただ単にこちら側だけの話ではなくて、やはり一般大衆と、大きな仕事をやっておられる稲田屋さんであったり天満屋さんであったり、こういった情報をこのたびのリニューアルオープンのアンテナショップ、立ち位置に非常に大きく影響する部分があると思いますので、今後もぜひ連携を取っていただいて、ただ単に行政が動いてということで、こちらの差配でやるのではなしに、リニューアルオープンを、ひいては鳥取のアピールにしっかりとつなげていくということをぜひお願いしたいと思います。コメントがありましたらお願いします。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 おっしゃるとおり、このアンテナショップは、行政だけが中心になってもできませんし、民間だけが中心になってもできません。お互いがお互いの弱いところを補完し合う、また強いところを伸ばしていくというところで、やはり相乗的に入館の人、それから売上げの人数、これを上げていかなければ駄目だというところで承知しておりますので、今後もしっかりとやってまいりますので、ぜひ御協力のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

○浜崎委員
 よろしくお願いします。

○坂野委員
 すみません、申し訳ないです。5ページをお願いしたいのですけれども、4番目の来館者の反応ということで、4番目のポツのところに、開館時には店舗前に100名近くの行列ができと書いてあって、左下に浜崎委員のほうが写真に写られているということですけれども、この開館時、店舗前に100名近くの行列のこの100名のうちの1人が私でございます。すみません、あの煎餅、私が頂きました。
 そういうことで、大成功だなというふうに思っておりまして、非常に驚いたのが、2階のスペースでこのオープニングセレモニーをされたのですけれども、並べられた椅子が全部埋まっておりまして、私も座れなかったのです。そのぐらい多くの人が来られているなと思ったら、何とその椅子に座っている方全員がメディアの方だったということで、これだけのメディアの方に取材をしてもらって報じてもらおうと思ったら、相当な広告料がかかるのだろうなと思ったのですけれども、どういう形でこういう多くのメディアに取材をしてもらったのかなと、その工夫などをちょっと聞かせていただきたいです。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 すみません、このイベントの企画については東京本部のほうが所管しておりまして、メディアをどう呼んだのかというのとかは実は我々はあまり知らないところでございまして、メディアは基本的に首都圏メディアとか、広報課と連携しているようなところを一応お声がけさせていただいて、来ていただいたと。我々もこんなに来るとは思っていませんでしたので、非常に、何ていうのですかね、関心が高かったのかなというふうなことで今は思っているところでございます。

○坂野委員
 ここからが私の質問、あるいは提言になるのですけれども、よく東京に行けば、必ずと言っていいほど立ち寄るような私のような立場の人間ですと、リニューアルした箇所などがよく目に映ってくるわけですが、たまにしか行かない方にとっては、あれ、どの辺がリニューアルされたんだろうというようなことを感じる方もあるのではないかなと思うのですね。
 ということは、例えば毎年何かしらのリニューアルを加えて、ちょっとずつ変えて、毎年リニューアルオープンみたいなことをやれば、ある意味無料でこれだけの宣伝効果を発生させることができるのではないかなというふうに思ったものですから、何か例えば毎年リニューアルオープンみたいなことをやって報じてもらうと、非常に費用対効果としては、安い費用でと言ったらあれですけれども、ある程度コストを抑えながら多くのメディアに報じてもらうことができるのではないかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

●北村販路拡大・輸出促進課長
 やはりメディアもビジネスライクですので、毎年リニューアル、リニューアルというと、ネタが結局慣習化するというところでございまして、そこは何とも言えません。費用対効果の部分が非常に必要なとこでございますので、委員のおっしゃることも分かるのですけれども、メディアとしては、多分恐らくそこまで食いつかないだろうなというふうには思うとこでございます。

◎鹿島委員長
 いろいろあろうかと思いますけれども、以上でよろしいでしょうか。
 昼になりましたので、それではここらのほうで質疑等を終わりたいと思います。
 その他に移りたいと思います。
 農林水産部に関して、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようでございます。
 以上をもちまして、農林水産商工常任委員会を閉会いたしたいと思います。
 委員の皆さんには協議事項がありますので、この場にお残りいただきますように、執行部の皆様には御退席いただいて結構でございます。ありがとうございました。

午後0時02分 閉会



 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000