会議の概要
午前9時59分 開会
◎安田委員長
ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
今回の常任委員会は、警察本部、危機管理部、男女協働未来創造本部、輝く鳥取創造本部、地域社会振興部、県土整備部の順で、執行部の入替えを行います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、中島委員と伊藤委員にお願いします。
次に、執行部職員の紹介であります。
各部局の職員につきましては、お手元に配付しております幹部名簿をもって、紹介に代えさせていただきますので、皆様、御承知おきください。
初めに、警察本部について行います。
お手元に幹部名簿を配付しておりますが、3月31日付で新たに着任されました青山警察本部長より一言、お願いします。
●青山警察本部長
3月31日付で鳥取県警察本部長を拝命いたしました青山真一でございます。
県民の皆様の安全と安心を確保すべく、また県警察に対する期待と信頼に応えるべく努めてまいる所存でございます。議員の皆様の御指導の下、県民の皆様の声に耳を傾けながら全力で努めてまいる所存でございますので、どうかよろしくお願いいたします。
◎安田委員長
ありがとうございました。
それでは、報告事項に移ります。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをいたします。
また、説明または質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いします。
それでは、報告1、自転車乗用中に死傷した交通事故の分析結果について、居組交通企画課長の説明を求めます。
●居組交通企画課長
交通企画課長の居組でございます。
警察本部から、自転車乗用中に死傷した交通事故の分析結果について御報告いたします。
警察本部資料の2ページを御覧ください。
まず、過去10年間の学齢別・年代別の死傷者数について御説明いたします。運転、同乗を含む自転車乗用中の交通事故による死傷者数は1,103人で、うち23人の方がお亡くなりになっております。過去10年間の全死者数が211人であり、これに占める自転車乗用中の死者の割合は約1割となっております。自転車乗用中の死傷者のうち、高校生が201人と最も多くなっており、中学生の死傷者数も93人で、中学生・高校生が全死傷者の約4分の1を超える26.7%を占めております。
また、65歳以上の高齢者につきましては、死傷者数は273人と自転車乗用中の全死傷者の4分の1程度を占め、死者数につきましては23人中14人、割合でいいますと60.9%、うち75歳以上が8人と、年齢が高くなるにつれて死者数が増加しているという結果が出ております。
このような分析結果から、特に中学生・高校生及び高齢者に対する自転車安全利用に資する広報啓発活動を重点として推進しているところでございます。
次に、中学生・高校生と高齢者の被害の特徴について御説明いたします。まず、時間帯別の被害状況についてであります。中学生・高校生については水色でお示ししておりますが、登下校の時間帯に当たる8時から10時までの間、16時から18時までの間に事故が多発しております。茶系の色で示しております高齢者につきましては、10時から12時までの間の被害が顕著であることが分かりました。
資料にはございませんが、通行目的で見ますと、中学生・高校生については登下校を合わせた通学中が全体の65.0%を占めております。高齢者については買物が全体の40.7%となっております。
このような分析結果を踏まえて、自転車の安全利用推進広報や自転車の街頭指導を行う際には、中学生・高校生を対象とする場合は通学時間帯の駅や学校周辺、また高齢者を対象とする場合は午前中のスーパーマーケットなどの商業施設を選択するなどして、より効果的に実施しているところでございます。
次に、法令違反別の状況では、中学生・高校生の死傷者の31.3%に何らかの法令違反が認められ、特徴として、指定場所一時不停止の違反割合が高くなっております。高齢者につきましては25.3%に何らかの法令違反が認められ、特に安全不確認の違反割合が高いという結果が出ております。
自転車の交通ルールの遵守やマナーの向上につきましては、交通安全講習や街頭指導等、あらゆる機会を通じて周知啓発を図っているところですが、引き続き、関係機関等と連携した周知啓発を推進してまいります。
次に、自転車乗用中死傷者のヘルメットの着用率についてです。過去10年間の着用率は14.1%であり、中学生は60.2%が着用していましたが、高校生は9.5%、高齢者は3.7%という結果でありました。ヘルメットは死亡・重症事故となりやすい頭部を保護する目的で着用するものですが、交通事故では車両と生身の体が衝突することがほとんどであり、頭部以外への損傷も多いため、ヘルメットの着用、非着用が死傷者の増減には影響がないのではと思われる方もあるかもしれません。
資料にはありませんが、死者23人のうち、65.2%に当たる15人が頭部損傷により亡くなられているとの分析結果もあります。命を守るため、ヘルメットを着用することが非常に大切であると考えております。ヘルメット着用推進につきましても関係機関等と連携して各種広報啓発に取り組んでまいります。
5月は国においては、自転車活用推進法に基づき自転車月間として自転車の活用の推進についての関心と理解を深める機会となっております。鳥取県におきましては、鳥取県交通対策協議会が定めた、令和7年度安心とっとり交通安全県民運動実施要綱の中で、自転車等の安全利用推進運動期間として、自転車が車両として守るべき交通ルールと正しい交通マナーについて広報啓発を行い、交通事故防止を図ることとしております。
県警察といたしましては、このような機会等も活用しながら、県民の皆様に自転車乗用中に死傷した交通事故の分析結果をお伝えするとともに、良好な自転車交通秩序の実現に向けて、自転車に関する基本的な交通ルールの周知や、全ての年齢層に対する乗車用ヘルメットの着用の促進など、自転車の安全利用に対する意識向上に資する広報啓発活動や交通安全教育の推進を図ってまいります。
また、実行性のある指導警告や、悪質、危険な交通違反に対する取締りの強化など、自転車利用者に対する指導・取締りの強化を重点といたしまして、自治体をはじめといたします関係機関、団体等と連携した対策を推進してまいります。
報告は以上でございます。
◎安田委員長
ただいまの説明について質疑等はございませんか。
○銀杏委員
説明ではなく、幹部名簿で、覚えてないのかもしれないですが、電話番号、内線のところが警電って書いてあるのですけれども、どうやったらつながるのですかね。普通の内線で番号を押したらいいんですか。
●森本警務部長
ありがとうございます。警電に関しましては、いわゆる警察内部の内線になりますので、まず県警の窓口の電話番号にかけていただければ、そこから内線番号で呼び出していただくという形で、この警電を御利用いただければと思います。警察電話という特殊な電話が手元にないと、直接この番号を押してもかからないという状況になりますので、外線の電話にお願いをしたいと思います。
◎安田委員長
よろしいですか。ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、警察本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時10分 休憩
午前10時12分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、危機管理部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いをいたします。
また、説明または質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをします。
質疑等について説明終了後に一括して行います。
それでは、報告2、新たな災害対応態勢の運用開始について及び報告3、弾道ミサイルを想定した住民避難訓練について、木山危機対策・情報課長の説明を求めます。(「部長挨拶を」と呼ぶ者あり)
もとい、新たに浜田部長が着任されましたので、一言御挨拶をいただきます。
●浜田危機管理部長
では、座ったままで失礼します。
4月1日付で危機管理部長を拝命いたしました。昨年までの前水中に引き続きまして、新体制で、体制的にはまだまだこれから、より一層充実を図っていかないといけないと思っております。
また、間もなく梅雨期に入りますので、しっかりその辺を対応してまいりたいと思います。御支援のほどよろしくお願いいたします。
◎安田委員長
ありがとうございました。
それでは、木山危機対策・情報課長、お願いします。
●木山危機対策・情報課長
では、資料の2ページをお願いします。
新たな災害対応態勢の運用開始について御報告いたします。
能登半島地震の教訓を踏まえて、県庁第2庁舎4階に災害オペレーション室を備えました。併せて広島県と共同で総合防災情報システムを構築いたしまして、本年4月1日より運用を開始しました。
災害オペレーション室は県庁第2庁舎4階、もともと会議室が並んでいるフロアですけれども、こちらの第22、33、34会議室の合計約500平米、こちらに可動壁を設けまして、1つの大きな部屋として使えるようにしております。併せてOAフロア化をしております。大災害のときには約200人程度、この中に入ってオペレーションができる仕様にしております。
それから、総合防災情報システム、こちらは広島県と本県が共同で構築した総合防災情報システムになります。
主な特徴としては、災害情報を実動組織も含めてリアルタイム共有ができるであるとか、気象情報、被害情報などの各種情報について集約をして、地図上で重ね合わせて見ることができ、その後のオペレーションにつなげることができるというものになっております。
4月1日に運用開始式をさせていただきまして、常任委員会からも安田委員長、川部委員に御出席いただきました。誠にありがとうございました。
オペレーション室、それから情報システムの両方ですけれども、まだ本番では使っておりません。使わないに越したことはないですけれども、せっかく物はできましたので、これを上手に使っていくために、ちょうど職員が入れ替わる時期でもありますので、これから訓練などを通じて力を高めてまいりたいと思います。
続きまして、資料の3ページをお願いします。
弾道ミサイルを想定した住民避難訓練について、昨年度の実績を御報告いたします。
こちらは弾道ミサイルが発射され、県民の皆様にJアラートが鳴った際に取るべき行動を身につけていただくことを目的としまして、令和5年度から行っております。令和5年度、令和6年度と行いまして、令和6年度中には県内の10か所で実施をいたしました。
訓練の実施状況としては、2番目に表でつけておりますけれども、10か所で、比較的小規模な参加人数で行っております。これは、ものすごく大規模で時間のかかる、準備のかかるものではなく、できるだけいろいろなところでこつこつと訓練をやっていきたいということで、このぐらいの規模を狙ってさせていただいております。
訓練の内容ですけれども、参加していただく方々の属性によって使い分けております。例えばお子さんがいらっしゃるようであれば、なるべく簡単な、子どもさんでも理解していただけるもの、避難を誘導する立場の方が主にいらっしゃるようであれば、そもそも弾道ミサイルが打たれたときに何が困るのかという研修から始めまして、実際に誘導する練習もやっていただくことをしております。
両方とも共通して、実際のJアラートの音声を流してみて、実際に動いてみていただくということをしております。
令和7年度の当初予算でも予算をお認めいただいております。今年度も10か所程度で実施する予定にしております。
以上となります。
◎安田委員長
続いて、報告4、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第36報)、但馬原子力安全対策課長の説明を求めます。
●但馬原子力安全対策課長
原子力安全対策課でございます。
資料4ページをお願いいたします。
島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第36報)でございます。前回、3月の報告から進展があったものを中心に説明をさせていただきます。
まず1番、島根原子力発電所1号機でございます。島根原子力発電所1号機は、現在、廃止措置段階中でございまして、廃止措置は全部で4段階、2017年から2049年まで、約30年をかけて行うものでございます。島根1号機は、今、第2段階で原子炉本体周辺設備等解体撤去期間となっております。
前回までの第2段階では、解体保管物の保管エリアの設定ですとか、解体機器選定及び方法の検討等を実施しておりましたけれども、今回、放射線管理区域内の設備の解体撤去が開始されるということで、関係自治体職員がその管理区域内の設備の撤去状況について確認をしたところでございます。
4月15日火曜日の午前9時から11時ということで、鳥取県、米子市、境港市、島根県、松江市等の職員で、制御棒による緊急停止ができない場合にホウ酸水、こちらは核反応を停止させる性質の液体でございますが、こちらを原子炉内に注入するポンプの解体撤去工事の撤去作業について確認をさせていただきました。
3番でございます。島根原子力発電所3号機でございますけれども、こちらは現在、原子炉設置変更許可申請の審査中でございます。今回、4月3日に第12回目の審査会合が開催されまして、今後の原子力規制庁の4月以降の審査スケジュールの変更及び事故シーケンスと申しまして、炉心が著しく損傷するような重大事故に至る事象の進展シナリオの選定について、中国電力が説明を行ったところでございます。
5ページをお願いいたします。これにつきまして、原子力規制庁からは特に指摘はございませんでした。
次に、4番でございますけれども、島根2号機の安全対策に係る本県の意見に対する中国電力からの回答でございます。こちらは令和6年12月19日に米子市、境港市と連名で中国電力に提出いたしました特定重大事故等対処施設及び所内常設直流電源設備(3系統目)に係る事前報告への回答、意見に対しまして、中国電力から回答を受けたものでございます。
8ページの添付2を御覧ください。
こちらは令和6年12月19日に知事、両市長の三者連名で中国電力に対して意見を回答したものでございます。
回答内容につきましては、1月の常任委員会で御説明したものと変更はございません。原子力規制委員会が今後行う所要の法令上の一連の手続に真摯に対応すること、その状況を鳥取県等に対して分かりやすく丁寧に説明すること、地域住民に対して説明責任を果たして住民の理解を得ること等、8項目について意見を提出しておりました。
5ページにお戻りください。
この意見回答につきまして、3月27日木曜日でございますけれども、知事、それから米子市、境港市の両市長が出席をいたしまして、中国電力の北野副社長から文書で回答を受けたところでございます。
回答内容につきましては、6ページの添付1を御覧ください。
こちらが中国電力からいただいた回答でございます。中国電力の回答については、知事のコメントにもありますけれども、基本的に我々が求めた意見に沿ったものとなってございます。
詳細に中身を説明させていただきます。
まず、1項目の原子力規制委員会が今後行う法令上の手続への対応についてですが、規制委員会の審査に適切に対応すること。それから、鳥取県や米子市、境港市、地域の住民の方に対して、分かりやすく丁寧に説明をするという旨の回答をいただいております。
2項目の特定重大事故等対処施設等の速やかな設置につきましては、設計及び工事計画認可申請の審査に適切に対応していく。それから、重大事故対策に係る人的な対応の取組についても継続的に行っていくという旨の回答をいただいております。
3項目、事故防止ですけれども、引き続き発電所内の工事については安全確保第一に取り組んでいくということを回答いただいております。
4項目、安全に対する継続的な監視と意見の提出につきましては、安全確保については万全を期すこと、また、意見に対しては安全協定の趣旨を踏まえ、誠意を持って対応していくという旨の回答をいただいております。
5項目、安全の確保や人材の育成、安全文化の醸成についでございます。新規制基準で新たに追加された設備の仕様や操作方法等の習熟も含め、人的対応についての取組を継続的に実施していく。また、協力会社も含め、原子力安全文化の醸成に向けた様々な取組も継続的にやっていく旨の回答をいただいております。
6項目、テロ攻撃への対策ですが、テロ攻撃についても、警察庁、海上保安庁、自衛隊と連携を図ること。ソフト・ハード両面にわたり、万全な対策を講じる旨の回答をいただいております。
7項目、地元の人的資源、企業の活用でございますけれども、地元企業への発注や宿泊施設の利用を通じまして、引き続き、地域経済の発展に貢献していく旨の回答をいただいております。
最後、8項目でございます。原子力防災に係る財源確保ですが、新たな財源負担に関する鳥取県、米子市、境港市の要望を受けまして、協力について引き続き協議を進めさせていただきたい旨の回答をいただいております。
5ページにお戻りください。これらの中国電力からの回答を受けまして、知事のコメントですけれども、先ほども申し上げました、基本的に我々の意見である8項目に沿っているものだと理解したということ。それから、機器を扱う人の研修とか人的対応をしっかり行っていただきたい。また、新たな財源措置については、今後、議論に向けて精力的な検討をお願いしたい旨の御発言がございました。
以上でございます。
◎安田委員長
なお、報告5、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、ないようですので、次に、その他ですが、危機管理部について執行部、委員の方で何かございませんか。
○中島委員
水中さんの後任じゃないけれども、自衛隊から、何か九州から来るということは聞いていたけれども、いつ来るの。
●浜田危機管理部長
幹部職員名簿が配付をされているかと思います。危機管理部の幹部名簿を見ていただいて、上から7人目、危機対策・情報課に危機管理専門官兼原子力防災訓練推進官ということで、柳田孝臣氏、これは自衛隊、陸上自衛隊OBで、4月1日から着任をしております。
○中島委員
もう来とる。
●浜田危機管理部長
はい。
○中島委員
分かった。別に異論ないのよ。早く来いという意味だったので。
●浜田危機管理部長
4月1日から着任をしております。
以上でございます。
◎安田委員長
よろしいですか。
それでは、ほかには意見がないようですので、危機管理部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行います。暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時28分 休憩
午前10時29分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、男女協働未来創造本部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部は手で覆わないよう注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りくださるようお願いをいたします。
また、説明、質疑におけるページ等の切替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
それでは、まず、山本本部長から一言いただきます。
●山本男女協働未来創造本部長
失礼いたします。男女協働未来創造本部長の山本でございます。
地域県土警察常任委員会の皆様には、県土整備部にいましたときは大変お世話になりました。ありがとうございます。引き続き、男女協働未来創造本部の事業に御理解、御協力をよろしくお願いしたいと思います。
特に、今年は地域や企業での草の根的な対話や意見交換を通じまして、性別に関するアンコンシャス・バイアスへの気づきや、固定的性別役割分担の意識解消といった県民運動に取り組むこととしておりますので、ぜひ委員の皆様の御支援、御協力をお願いしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
◎安田委員長
ありがとうございます。
それでは、引き続いて、報告6、男女協働未来創造本部の取組状況について、涌嶋未来創造課長及び安養寺県民運動課長の説明を求めます。
●涌嶋未来創造課長
では、未来創造課、涌嶋が1番、2番について説明させていただきます。
先般2月定例会にて御審議いただきました令和7年4月の鳥取県行政組織条例改正に伴い、倉吉市内に男女協働未来創造本部を設置し、女性が働きやすく暮らしやすい社会づくりの運動展開を図りながら、男女が協働して未来を創造していく社会の実現に向けて施策展開をスタートいたしました。
男女協働未来創造本部発足式に併せて、県民に向けた男女共同参画の拠点施設として、男女協働未来創造センター、よりん彩のリニューアルオープンを記念いたしまして、看板除幕式を開催いたしました。4月1日の午前9時半から、エースパック未来中心のよりん彩玄関前で行いました。当日は県議会有志の皆様、複数御来館いただきましたし、また、地元の住民活動団体の方々、マスコミ等を含めて、約50人の参加がありました。
2番の男女協働未来創造に係る県市町村担当課長会議の開催であります。開館から3日後の4月3日に、エースパック未来中心で県内市町村担当課長会議を早速開催いたしまして、令和7年度の事業の説明、男女共同参画センター設置に係る法改正の動向などについて情報共有、連絡調整の機会といたしました。出席は県内市町村担当者含めて29名、リモートも含めて開催いたしました。
以上です。
●安養寺県民運動課長
続きまして、3番、話彩や(はなさいや)女性の未来おしゃべり広聴事業でございます。
男女問わず県民一人一人の多様な生き方や働き方、価値観や考え方など、尊重される社会を目指し、特に若年層の女性が地方から都会へ出ていってしまう転出超過の現状もある中、女性が働きやすく暮らしやすい鳥取県を目指し、働きにくさ、生きづらさ等の要因とされております固定的役割分担意識の解消、それから性別に関するアンコンシャス・バイアスへの気づき、そういったことを促しまして、課題や障壁を取り払っていく県民運動を展開していきます。まずは広く県民の皆さんの家庭や職場、地域など、日常における性別に関するもやもや、ざわざわ感、そういったところをお聞きしたり、若者や女性に選ばれる鳥取県にするため、どういった取組が必要かなどをざっくばらんなおしゃべりから拾い上げる、話彩や女性の未来おしゃべり広聴事業を始めました。
第1回目は4月12日土曜日、北栄町男女共同参画推進会議、こちらで年齢層は少し高めではありましたけれども、男性、女性共に、わいわいと本音を交えつつ、話を聞かせていただくことができました。そのときの内容は、4番の主な意見に記載しておりますけれども、幼い頃からの意識醸成、地域との関わりが必要、双方向でのコミュニケーションを図ることといった意見などをいただきました。
今後、いろいろなところに出向いていき、拾った声を政策に結びつけていくとともに、各地域や企業が話彩やでの意見交換を通じて意識醸成等を図っていけるような、そういった県民運動を展開していきたいと考えております。
続きまして、4番、国との連携(「地域働き方・職場改革サポートチーム」による伴走支援への取組参画)についてです。1月に国の新しい地方経済・生活環境創生本部会議において決定されました地方創生2.0の「基本的な考え方」を踏まえまして、若者・女性にも選ばれる地方、その実現に向けた地域の取組を支援する地域働き方・職場改革サポートチームというのが設置されました。
本県は、この取組の参画自治体として、本年度当初予算のアンコンシャス・バイアス解消に向けた男女協働未来創造事業、こちらで取り組みます県民運動の展開への支援で応募しております。今後、協力・助言など、伴走支援を得ながら、誰もが働きやすく暮らしやすい環境づくりを進め、男女協働・女性活躍推進の運動展開を図ることとしております。
予定では、これから各自治体が本格的に取り組むに当たって、先行自治体の経験、それから有識者の知見を踏まえた標準的な手順例などを国から提供いただいたり、国の伴走支援等を受けながら本格的に展開を開始していきます。
以上です。
◎安田委員長
ただいまの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、次に、その他ですが、男女協働未来創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
何もないのもさみしいので、しっかり頑張ってくださいませ。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
それでは、意見が尽きたようですので、男女協働未来創造本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時36分 休憩
午前10時38分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、輝く鳥取創造本部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをいたします。
説明または質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告7、とっとり若者活躍局 令和6年度活動報告会の開催結果について、足立協働参画課長の説明を求めます。
●足立協働参画課長
協働参画課でございます。
資料の2ページをお願いいたします。
とっとり若者活躍局の令和6年度活動報告会の開催結果につきまして報告をいたします。
県内の高校生から30代までの方で構成されました、とっとり若者活躍局、昨年で2期目となります。年間の活動報告会を3月26日、県庁若手職員のとっとり未来創造タスクフォースと合同で開催をいたしました。メンバー33名中21名の出席をいただきまして、主には年間のプロジェクト活動についての報告をさせていただきました。とっとり若者活躍局の活動につきましては、年間、県への政策提案と自らが実施するプロジェクト活動、大きく2つに分けて活動をしております。
政策提案につきましては、10月に県に提案をしまして、11月に本委員会で報告をさせていただきましたので、今回はプロジェクト活動についての報告となっております。
具体の内容は2ページの表に記載のとおりでございます。公開プレゼンを踏まえて早期に着手した第1期プロジェクトが6本と、メンバー間での合意形成を踏まえて年度後半に実施した第2期プロジェクト6本、計12本のプロジェクト活動を実施いたしました。
3ページでございます。
これらのプロジェクト活動では、主には学生と社会人、若者と高齢者といった交流をテーマとしたプロジェクト活動が多く実施されました。交流のプロジェクトを通じまして、地域住民や学生等との交流機会を創出して、地域と若者がつながるきっかけづくりとすることができたと考えております。
また、そのほか、直接若者が記事を書いて鳥取の魅力を発信したり、広く全国から動画を募って、鳥取の魅力を発信するPRキャンペーンを打ったりといった情報発信の取組によりまして、若者目線で捉えた魅力をSNSやホームページ等で幅広く発信をすることができたと考えております。
一方で、様々なイベント等、この委員会でもチラシをお持ちしましてPRをさせていただきましたTottori Colorful FESですとか、そういった大きなイベントではかなりの人数に来場いただくことができましたが、小さい交流イベント等ではなかなか広報不足等によりまして参加者数が伸び悩む取組がありまして、今後の課題と考えております。
そのほか、(2)としまして、チームでやっていく活動、プロジェクト活動のほかメンバー個人の活動で、子育て王国とっとり会議や県内就職を応援する業務委託のプロポーザル審査員、各種委員への就任、韓国江原道への若者交流団としての派遣、首都圏在住の若者と交流したり、活躍局の活動をPRする鳥縁祭への参加など、様々な活動をメンバー個人でも精力的に展開していただきました。
こういった活動によりまして、直接の政策提案だけではなく、様々なチャンネルで若者の意見を県へ伝える、それから活躍局の活動をPRするという機会をつくっていただけたものと考えております。
なお、今年度のとっとり若者活躍局につきましては、昨日発足式を開催いたしました。今年度は主要、主力で活動していただくコアメンバー33名と、それをサポートいただくサポートメンバー16名、現在49名で発足いたしまして、任命書を交付いたしました。
今年度も引き続き若者の意欲を引き出し、地域の活性化につながるよう取り組んでまいります。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告8、大阪・関西万博における本県の主な推進状況について、山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監の説明を求めます。
●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
それでは、別冊を御覧いただけますでしょうか。別冊の2ページ目でございます。
大阪・関西万博における本県の主な推進状況について報告させていただきます。
4月13日に開幕いたしました。関西パビリオンですね。開幕日に関西パビリオンにある鳥取県ゾーンの来場者に対して知事のトッププロモーションを行いまして、県政記者さんや県外メディアの方にも多く取り上げていただきました。当日午前10時半から知事が来場者に対して鳥取県の例えば認定書を配ったり、あとは後ほど御報告させていただきますけれども、大山乳業農業協同組合の小前代表理事組合長もいらして、大山乳業関連の商品を配付してPR等を行ったところです。また、万博会場に毎日通います万博おばあちゃん、山田外美代さんが開幕初日に鳥取県ゾーンにお越しいただきました。メディアの方もこの万博おばあちゃんを非常に取り上げたいということで、併せてメディアの方も多くいらっしゃいました。鳥取県ゾーンの中身、体験いただきましたけれども、とてもすばらしいというお言葉をいただいたところでございます。
また、来場者の反応でございます。多くの方が写真の右側にございますけれども、真ん中に鬼太郎とコナンと、今度、映画化になります主人公の中原くん、その辺りで写真を撮りたいということで非常に人気がございました。鳥取無限砂丘の中で行っておりますプロジェクションマッピングでございますけれども、非常によかったと満足して帰られるお客様があり、その中でアイテムを探すということをやっておりますので、鳥取に行ってみたくなったとか、こんなものが鳥取だったんだという反応を示していただいて、ぜひ鳥取に行ってみたいというお声もいただいております。
最後に、(6)番です。鳥取県ゾーンの来場者数でございますが、4月20日、昨日までの8日間の速報値が1万8,950人という形で、非常に多くの方に御来場いただいている状況でございます。
2番目でございます。万博推進プロジェクトチーム会議の開催ということで、万博での鳥取県の出展、イベント、情報発信などによる魅力発信をチーム鳥取として部局横断で推進していくため、4月11日に万博プロジェクトチーム会議を開催して、全庁一丸となって推進していくことを確認しております。
内容は、鳥取県の関連、万博関連のイベント15、これからいろいろ増えてくるとは思いますけれども、各担当部局が相互連携による魅力的なイベントを実施していく。また、日々の、今も毎日発信をさせていただいておりますけれども、SNS等を活用して、また、多言語での情報発信を強化していくという方針が示されているところでございます。
続きまして、開幕日同日の13日ですけれども、市場開拓局で食パラダイス鳥取県PRということで、食を切り口とした誘客促進で、大山乳業農業協同組合の小前代表理事組合長とともに、白バラ牛乳をはじめとした本県の食と観光の魅力の紹介などを行っております。会場は、ORAという大阪外食産業協会の2階のオープンなスペースを使いまして、ミニシュークリームをたこ焼きに見立てたようなものを振る舞ったり、ワークショップでオリジナルパフェ作りを体験していただくなど、朝9時50分から夕方の6時まで実施したということでございます。
参考でつけておりますけれども、4月30日以降も様々な県関連のイベントを実施してまいります。引き続き、関係部署と全庁一丸となって情報発信等に努めてまいりたいと思います。
以上です。
◎安田委員長
続いて、報告9、とっとリアル・パビリオン「絶対!とっとりキャンペーン」について、内田観光戦略課長の説明を求めます。
●内田観光戦略課長
それでは、資料本体に戻りまして、4ページをお願いします。
とっとリアル・パビリオン「絶対!とっとりキャンペーン」について御報告を申し上げます。
先ほど、万博が4月13日に開幕という話がございました。我々もこれに併せまして、県内の誘客促進ということで、「絶対!とっとりキャンペーン」と銘打ちまして、現在キャンペーンを展開しております。
1に書いておりますけれども、3つのキャンペーンがございます。1つ目がスタンプラリー、そして2つ目が宿泊、そして3つ目がSNSということで、それぞれのこういった周遊を促進しながら、合計1,000名に鳥取県の特産品が当たるキャンペーンを展開いたしております。
本日、ガイドブックということで、リアル・パビリオンのパンフレットもお配りしておりますので、また、こちらも御覧いただければと思っております。
そして、2でございますが、4月13日に日本旅行さんと連携をいたしまして、「まるごとテーマパーク!鳥取県へ出かけよう!」ということで、大阪駅でPRイベントを開催させていただきました。私どもの「絶対!とっとりキャンペーン」のことや、鬼太郎の着ぐるみ登場によるまんが王国鳥取のPR、そういったものを展開したところでございます。
先ほど、山本参事監からもございましたように、今後、関西万博でのいろいろな県の催事等もございますし、我々、旅行会社との連携等も含めながら、引き続き、この半年間、県内への誘客が促進できるよう随時取り組んでまいります。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告10、第二次鳥取県自転車活用推進アクションプログラム案に係るパブリックコメントの実施結果について、木原観光戦略課サイクルツーリズム振興室長の説明を求めます。
●木原観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
5ページ、6ページを御覧ください。
3月の本常任委員会で第二次鳥取県自転車活用推進アクションプログラムの策定についての御報告をさせていただきましたが、そのプログラム案についてパブリックコメントを3月21日から4月9日までの間で実施しましたので、その結果を御報告させていただきます。
意見数については9名の方から18件の御意見をいただきました。(4)になりますが、主な意見と対応方針を記載させていただいております。
例えば、【目標1】地域の魅力を拓くサイクルツーリズムの推進という項目に関連いたしましては、鳥取うみなみロードだけではなくて、新たなサイクリングロードの設定も進めてほしいといったような意見がありまして、これについてはプログラム案の中で、魅力ひろがるサイクリングルートの整備を設けております。関係機関と連携しながら、新たなサイクリングルートの設定を検討することとしておりますので、今後も積極的に取組を進めてまいりたいと思っております。
下のほう、【目標2】環境にやさしく健康で活力に満ちたライフスタイルの実現についてですが、地元住民、県民の方たちに対する自転車利活用についての啓発活動が必要であるという御意見もいただきました。これにつきましてはプログラム案の中の自転車を日常生活に取り入れようという項目を設けておりまして、自転車の利用について普及啓発を進めていくこととしております。
今回のプログラム策定に併せて、自転車の具体的な有効性などを記載したリーフレットなどを作成して、積極的に普及啓発を行ってまいりたいと考えております。
6ページを御覧ください。
【目標4】を御説明させていただきます。誰もが自転車を利用しやすい環境の整備というところで、自転車が安全に走ることのできる専用レーンの整備をしてほしいという御意見もありました。こちらについても自転車の走行空間の確保という項目を設けておりまして、道路の整備計画も踏まえながら、可能な路線について路肩の拡幅など設置を進めてまいりたいと考えております。
2の今後の予定ですが、今月中にこのプログラムを策定・公表しまして、本アクションプログラムに基づいて、関係機関と連携し、今回のパブリックコメントの意見も踏まえながら、具体的な取組を積極的に進めて、本県の自転車活用を推進してまいりたいと思います。
以上になります。
◎安田委員長
続いて、報告11、江原特別自治道行政副知事の来県について、瀬良交流推進課長の説明を求めます。
●瀬良交流推進課長
7ページを御覧ください。
江原特別自治道行政副知事の来県についてでございます。
江原特別自治道と鳥取県の交流につきましては、昨年度、交流30周年ということで、その中で空の道、海の道に加えて、心の道を拡大していこうと合意がなされ、両県道の幹部の往来にも積極的に取り組んでいこうという話がありました。その中で、3月30日に鳥取県立美術館のオープンに併せて、江原特別自治道の呂重協行政副知事が県立美術館の開館をお祝いいただくために御来県いただきましたので御報告します。
日程につきましては、2泊3日、米子ソウル便を使って来県されております。平井知事とは、美術館の会場で面談されましたけれども、ぜひまた江原特別自治道に訪問くださいというお話がございました。
両県道の副知事の面談におきましては、空の道、海の道に加えて、心の道もより一層深めていこうと副知事が発言したことに対しまして、呂重協副知事からは米子ソウル便をぜひ活用して、両県道の往来を活発にしていただきたいという発言がございました。
県立美術館の記念式典におきましては、テープカットをしていただき、平井知事が御挨拶で一番最初に韓国語で行政副知事のことを御紹介し、行政副知事も非常に喜んでいたということがございます。
(4)番目に、経済関係者との意見交換ですけれども、もちろん人的交流の先にはこういった経済交流の拡大というところがございます。環日本海経済活動推進協議会の足立統一郎会長をはじめとした経済関係者、それから江原道の経済関係者の意見交換を行いまして、その中で経済・人的交流をより一層活発化していくことで意見が一致したということでございます。
以上で報告を終わります。
◎安田委員長
続いて、報告12、第54回日本漫画家協会賞「まんが王国とっとり賞」受賞作品決定について及び報告13、「クールジャパンショーケース アニメ・マンガツーリズムフェスティバル」への出展について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。
●岡山まんが王国官房長
まんが王国官房でございます。
まず、8ページの第54回日本漫画家協会賞「まんが王国とっとり賞」受賞作品決定につきまして御報告申し上げます。
4月14日に受賞作品が発表されました第54回日本漫画家協会賞には「まんが王国とっとり賞」を設けていただいておりまして、今年で5例目になります。6月20日金曜日16時半から帝国ホテルで贈賞式が行われる予定となっております。「まんが王国とっとり賞」は、「ブスなんて言わないで」という作品を描かれました、とあるアラ子さんに贈賞されることになっておりまして、「まんが王国とっとり賞」1件、賞金20万円、鳥取県名産品、知事賞状を差し上げることになっております。
続きまして、「クールジャパンショーケース アニメ・マンガツーリズムフェスティバル」への出展について御説明申し上げます。
9ページを御覧ください。
こちらは、万博会場内で開かれる漫画、アニメのイベントでございます。内閣府が主催しまして、アニメツーリズム協会が実行に当たっている予約が要らないイベントになっております。3日間開催されまして、当県からは青山剛昌ふるさと館のコナン探偵社、それから水木しげる記念館も出展しまして、連携してまんが王国とっとりのPRをすることにしております。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告14、白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース5周年イベント実施結果及び令和7年度に開催の西部地域におけるアウトドアイベントについて、坂本西部総合事務所県民福祉局西部観光商工課長の説明を求めます。
●坂本西部総合事務所県民福祉局西部観光商工課長
それでは、資料の10ページを御覧いただきたいと思います。
令和2年3月22日に全線開通をいたしました白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース、これが5周年を迎えまして、その記念イベントを開催いたしましたので、その結果等につきまして御報告いたします。
まず、5周年記念イベントでございますが、1に記載しておりますとおり、まさに5周年を迎えました3月22日の土曜日、弓ヶ浜公園北側ロータリー付近で開催いたしまして、約200名の方の御参加をいただきました。当日は開会式におきまして、開通以来、サイクリングコースの美化活動を定期的に行っていただいている「弓ヶ浜サイクリングコースきれいに守り隊」の生田隊長に感謝状を贈呈したほか、コースの清掃活動や、小学生を対象としたサイクリング教室を実施したところでございます。
また、清掃活動終了後には、このほど開館した鳥取県立美術館の招待券、ペアで50組が当たる抽選会を実施いたしまして、好評いただいたところでございます。
2に記載しておりますように、西部地域におきましては、今年度も皆生・大山SEA TO SUMMITでありますとか、今年度は新米子市誕生20周年記念と銘打っておりますが、中海オープンウォータースイム、第43回全日本トライアスロン皆生大会といったスポーツイベントが開催予定でありまして、西部地域の魅力ある自然環境を生かしたアウトドアツーリズムを引き続き推進してまいりたいと考えているところでございます。
私からは以上でございます。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。よろしいですか。
では、私から1点、すみません。
2ページのとっとり若者活躍局で報告にもあったのですけれども、やはり学生さん中心になると東部が当然多くなるとは思うのですが、東・中・西のバランスはどんな感じなのでしょうか。現状を教えてください。
●足立協働参画課長
協働参画課でございます。
学生は、特に大学生ですと、やはり鳥取大学さん、鳥取環境大学さんの学生がコアメンバーとしてはほとんどになります。令和7年度については、看護大ですとか鳥取短期大学さんの学生さんがサポートメンバーとして入ってきていただいております。高校生につきましては、去年でいえば米子南高ですとか、今年でいえば倉吉東高さんですとか、高校生さんは割と東・中・西、いろいろなところから入ってこられているという印象です。ただ、どうしても大学は東部に大きなパイが集中しているので、東部中心にはなってしまうかなと思います。
◎安田委員長
高校生は、それは学校へ紹介をしているわけですか。
●足立協働参画課長
教育委員会を通じまして、各県立学校さん、また知事部局から流して、私立学校さんにも働きかけて募集の御案内は各学校に届くようにはしております。
◎安田委員長
分かりました。私、西の住民なんだよね。西で活動、こういうことがあるのを全く知らないのです。何か足りないんじゃないですか。しっかり考えてやってください。
ほかにございませんか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。
●岡山まんが王国官房長
まんが王国官房でございます。
チラシを2種類、お手元にお配りしております。1つは第14回まんが王国とっとり国際マンガコンテストの募集についてのチラシでございます。今回で第14回を数えるに至りましたマンガコンテストですけれども、実際にプロとして活動していらっしゃる方も何名か出てきておりまして、このチラシのイラストデザイン、これは白川すみれさんという国際マンガコンテスト出身の方が描いたものでございます。募集期間は8月31日までになっておりまして、世界からたくさんの応募を待ち望んでいるところでございます。
もう一つは、まんが王国とっとりだよりの第15号でございます。このとっとりだよりは年に3回程度発行しておりまして、県政上の主要なテーマを募集しまして、今回は闇バイトについての号になっておりますので、参考までに御覧いただけたらと思います。こちらにつきましては、各高校や市町村など、様々なところに配架を前提にして配っているものでございます。
以上です。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質疑等ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、意見がないようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前11時04分 休憩
午前11時05分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、地域社会振興部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをいたします。
また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いします。
質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、まず、地域社会振興部長に就任されました若松部長から御挨拶をいただきます。
●若松地域社会振興部長
座って失礼します。
この4月1日で地域社会振興部長を拝命しました若松でございます。
以前、地域振興局というところで働いたことはあるのですが、当時は中山間とか交通政策とか、かなりやっておりまして、何年ぶりかに久しぶりに当部に帰ってきますと、文化とかスポーツ、私、長い県職員生活で初めての経験になります。
とはいえ、文化なりスポーツというのは県民の皆様に活力を与えるとともに、今後、誘客など、様々な面で効果をもたらす事業だと思っておりますので、議員の皆様の御指導、御鞭撻の下に精いっぱい頑張ってまいろうと思いますので、よろしくお願いします。
◎安田委員長
それでは、報告15、航空自衛隊美保基地における空中給油・輸送機(KC-46A)の配備
に係る協議への回答等について、松﨑市町村課長の説明を求めます。
●松﨑市町村課長
資料2ページをお願いいたします。
KC-46A、空中給油・輸送機の追加配備につきまして、2月に防衛省から協議があり、3月21日に本委員会の拡大常任委員会への報告の後、米子市、境港市の意見も踏まえ、県として3月26日に防衛省へ追加配備を容認する旨の回答及び安全対策等の要請を行いました。
また、県の回答、要請に対しまして、先週17日に中国四国防衛局から回答がありましたので、併せて報告をいたします。
資料3ページを御覧ください。別添1でございます。
こちら、中国四国防衛局からの協議を受けまして、県からの回答については続いての4ページ、別添2でございます。
こちらの内容ですけれども、3月21日の拡大常任委員会で確認をいただきました8つの項目で中国四国防衛局に回答をしております。
内容は記載のとおりでございますけれども、1の安全対策に万全を期すことや、3番目の生活環境整備等への配慮、5番目の地元事業者の活用、8番目の基地の位置づけなど、こういった項目を3月26日に地域社会振興部長から中国四国防衛局企画部長に対しまして、直接手交しまして、要請事項について誠実な対応を求めました。
この要請回答を踏まえまして、続いて7ページでございます。
7ページの別添3、中国四国防衛局からの回答でございまして、こちらの要請8項目に対しまして、それぞれの項目ごとに対応するように回答がなされています。安全対策の徹底、生活環境の維持・確保、地元事業者の活用など、適切な対応を行うといった回答がございました。執行部としましては、回答のとおり、安全運航等、こういった内容がしっかり履行されるよう注視してまいります。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告16、鳥取県立美術館の開館について、齋藤美術館副館長の説明を求めます。
●齋藤美術館副館長
美術館副館長の齋藤と申します。よろしくお願いいたします。
3月30日に開館いたしました鳥取県立美術館につきまして、28日の開館記念式典。(発言する者あり)
失礼しました。赤外線の受発信部を押さえていたようです。失礼しました。
29日のオープニングイベント、それから30日の開館以降の状況と、併せて開館初日より開始しましたブリロ・ボックスのアンケートについて実施状況を御報告申し上げます。
◎安田委員長
入ってないみたいです。マイクを変えていただいても。(「はい」と呼ぶ者あり)
●齋藤美術館副館長
度々失礼しました。
まず、最初に資料の1番です。開館前後の様子ということで、3月28日ですけれども、県議会の皆様に多く御参加いただき、開館記念式典、関係者内覧会を執り行いました。開館記念式典は約200人の方に御出席いただきました。
(2)のオープニングイベント・関係者内覧会ですけれども、3月29日に開催いたしました。オープニングイベントは約1万5,000人を超える皆様に御参加いただきまして、大変盛り上がったところでございます。
それから、3月30日、(3)ですけれども、グランドオープンを迎えまして、初日は約3,500人の方に御来館いただいたという状況でございます。
下に表が書いてありまして、来館者数の現在までの集計状況でございます。これは資料では16日までにしてありますけれども、2万3,870名となっております。実は報道等でも御覧いただいたかと思いますけれども、20日に3万人に到達いたしまして、現在はその3万人の辺りというところです。今精査しておりますので、正確な数字は申し上げられないですけれども、そんなところになっています。その約半分ぐらいが企画展ですとかコレクション展の観覧者数という状況です。
裏面がございますので、次のページをお願いいたします。
2番ですけれども、開館記念展「アート オブ ザ リアル」中期展示です。この「アート オブ ザ リアル」は、詳しく申しますと、前期、中期、後期と2回展示替えをいたしまして、3期に分かれて展示をさせていただいています。21日、今日は休館日ですけれども、明日から中期の開始をするところでございます。
展示替えの作品を申しますと、表に書いてありますけれども、伊藤若冲を曽我蕭白の作品に入れ替えるだとか、大体3作品を入れ替えることとしております。
そのほか、3番、4番に書いてありますけれども、「毎日アートを楽しめる美術館」プログラムを毎日展開し、いろいろな人に来ていただきたいという取組を進めているところでございます。
それから、5番ですけれども、ブリロ・ボックスアンケートを取らせていただいております。集計の都合上、13日までの集計ということで、この紙の中には書いてありますけれども、大体1,000人ぐらいの方にアンケートの回答をいただいていて、38%ぐらいの方、1番ですけれども、今後も保有・展示を続けてほしい、賛成派ですね、これが38%ぐらい。2番がどちらかといえば賛成という回答になると思いますけれども、それが26.9%。そして3番が反対に回りますけれども、これが19%という状況。4番、その他は、いろいろな意見を頂戴したいということで自由記載欄を設けておりまして、それと選択をしないで空欄のまま出された方を含めまして大体16%ぐらいという感じになっております。
直近の数字を合わせて御紹介させていただきますと、20日、日曜日までのアンケートの集計結果は1,396人の方に回答をいただいております。大体1番から4番の配分具合は似たような数字になりますけれども、1番の賛成というのが大体38.4%、536人。それから、どちらかといえば賛成の答えになりますが、25.5%、356人。3番、反対と答えた回答ですけれども、そちらが18.9%、264人になっております。賛成と、それからどちらかといえば賛成という、この1番、2番を足したところで6割強というところで今は推移しています。
ちなみに、自由記載欄でどのような声があったのかを、点々の四角で囲って紹介をさせていただいております。現代アートを感じることができたとか、ギャラリートークで説明を聞いて少しは理解できたような気がするというようなこと、中には思い切って売却して、そうすると3億円よりはるかに高額なので、見る目があったんだということを意見として書かれた方もいらっしゃいました。それから、芸術を普及したいのであれば、もっと分かりやすいものにするべきであるという御意見も頂戴したところでございまして、このような意見を参考にしながら、また、今後の展示に生かしていきたいと思っております。
それから、6番、その他でございます。これは現在県民ギャラリーという美術館1階の貸しギャラリーのスペースを使っていただきまして、県と伝統工芸士会の共催で、鳥取県伝統工芸品半世紀展が行われておりまして、こちらも美術館のにぎわいに一役買っていただいているという状況でございます。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告17、県内文化財の新規国登録について、中森文化財局長兼文化財課長の説明を求めます。
●中森文化財局長兼文化財課長
続きまして、11ページを御覧ください。
県内文化財の新規国登録についてでございます。
令和7年3月21日に開催されました国の文化審議会におきまして、県内1件の建造物を国登録有形文化財として登録するよう文部科学大臣に答申されましたので、御報告をいたします。
今回、答申を受けましたのは、米子市にあります後藤家住宅離れ、長楽軒と名づけられた建物でございます。これは昭和49年に国の重要文化財に指定をされている後藤家住宅の隣地に建つ離れ座敷でありまして、江戸時代後期にその重文後藤家の敷地内に建てられた松風庵と呼ばれる茶室、それを明治40年の皇太子行啓に随行した東郷平八郎の宿舎として改築されたもので、さらに昭和44年に現在の位置、これは後藤家住宅の隣地の分家の後藤家の敷地内に曳家をされて、現在置かれております。この建物は8畳の主室と6畳の次室を中心にして、先ほどの茶室松風庵、それから煎茶席などで構成をされていて、厳選された良材を用いて建てられた瀟洒な数寄屋建築であると評価をされたものでございます。
以上です。
◎安田委員長
続いて、報告18、青谷弥生人の女性復顔像について、田中とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。
●田中とっとり弥生の王国推進課長
資料の13ページを御覧ください。
青谷弥生人の女性復顔像について御報告をいたします。
令和6年度に青谷上寺地遺跡の出土人骨の形状やDNA分析を基に3体目の復顔像を製作し、3月20日に披露をさせていただいたところでございます。
その女性の復顔像につきまして、1で書いておりますとおり、性別は女性でございまして、その出土した骨のDNA分析により判明した主な特徴といたしまして、こちらの表に書いておりますとおり、髪の特徴は太く、直毛であるとか、まぶたの形状が二重まぶたであるというような、このような特徴を踏まえて、復顔像を製作し、3月20日に披露をいたしました。
2といたしまして、3月20日に披露した様子につきましては、この資料の写真に掲示しているとおりでございます。
併せまして、3番といたしまして、女性復顔像の名前の募集でございます。先週の木曜日にこの女性の復願像の名前の募集を開始いたしまして、6月末までという形で応募を広く呼びかけているところでございます。賞品等につきましては、以下に記載しているとおりでございます。
私からは以上でございます。
◎安田委員長
なお、報告19、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
○東田委員
美術館につきましてお尋ねいたします。本当に盛況でお祝い申し上げます。私も二度、入館させていただいて、1点、気になる点がございまして、質問させていただきます。
音声ガイドのことなのですけれども、今、スマートフォンのQRコードでガイドできるようになってますよね。会場の受付の方に、スマホを持ってない方に対しての対応はどのようにされているんですかということでお尋ねしたら、いや、その辺の対応はしてないということでございました。全ての方がスマホを持っているわけではないので、それらの対応についてどのように考えておられるか、お聞かせ願います。
●尾﨑美術館長
ありがとうございます。音声ガイドにつきましては、パートナーといいますか、事業者と相談しまして、実は幾つか方法がございます。恐らく今、その幾つかの中ではスマホを使うのが一番使いやすいのではないかということで決めさせていただきました。ただ、ほかにも幾つか方法はございますので、また検討したいと思います。それから、同じ内容のものも、会場内の掲示という形でかなり出しておりまして、さらにカタログには、会場より多くのその作品の説明、そういったものを入れるようにしておりますので、耳で聞こえるというのも1つの説明の仕方だと思うのですけれども、目で読んでいただく、そういったものも今後充実させていこうと思っておりますので、そういう形で今後も検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○東田委員
いろいろな方法があると思います。せっかく日本でほぼ最後にできた美術館ということですので、いろいろな合理的配慮ができた美術館になってほしいと思っています。よろしくお願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、その他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、意見がないようですので、地域社会振興部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は11時27分といたします。
午前11時22分 休憩
午前11時26分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、県土整備部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをいたします。
また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告20、大山一ノ沢で発生した雪崩被害の対応について、藤井技術企画課長の説明を求めます。
●藤井技術企画課長
技術企画課でございます。
資料の2ページをお願いいたします。
3月10日に発生をいたしました大山一ノ沢での雪崩によりまして、主要地方道倉吉江府溝口線、これは冬季閉鎖中でございますが、こちらの一の沢橋が被災をしたことにつきまして、その後の対応について報告いたします。
1番目の被災状況及び対応状況等でございます。被災状況としまして、一ノ沢の上流、標高が約1,500メートルの斜面でございますが、こちらを発生源としまして雪崩が起きまして、距離1,600メートル、標高差約600メートルを流れ下りました。推定の厚みは雪崩の先端部が7メートルぐらいあるのですが、それが橋梁に衝突したものと推定されます。
この雪崩によりまして、一の沢橋の橋桁、長さが40.9メートル、重量は約920トンありますが、こちらが、左岸側が125センチ程度下流に動いた、滑動したという状態になっております。現在、この橋梁につきましては通行できないという状況になっております。
(2)の国土交通省・有識者との打合せ状況等ですが、3月18日以降、国への相談や新潟大学など有識者の現地調査等、相談を行ってきております。
(3)番目の復旧方針及びスケジュールでございますが、公共土木施設災害復旧事業ということで、橋梁災ということで復旧申請予定をしております。今後、関係機関と協議を進めまして、秋頃をめどに災害査定を行いまして、令和10年度の復旧完了を目指して動こうとしております。
当面の対応でございますが、迂回路の設置につきましては、旧道、一の沢橋を設置する前のルートを迂回路とするように関係機関と調整をしているところでございます。
また、雪解けが結構進んできておりまして、雪崩に併せまして、結構な相当量の土砂が流出しております。今後もこの迂回路へ土砂が流出する危険がございます。このため、今後も有識者への相談を踏まえまして、雨量計や監視カメラの設置などにより安全対策を図りつつ、通行規制を設定した上で、梅雨明け後の夏の観光シーズン前までに迂回路の開放を目指すということにしております。
また、通行止めの案内につきましては、迂回路開放までの間、桝水高原から御机の集落までを通行止めとするということで、その情報や代替のルートにつきまして、ホームページや看板等で周知をすることとしております。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告21、中国横断自動車道岡山米子線(米子~境港)計画段階評価着手の決定について、石原道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。
●石原道路企画課高速道路推進室長
道路企画課高速道路推進室です。
資料の3ページをお願いします。
中国横断自動車道岡山米子線(米子~境港)計画段階評価着手の決定について説明します。
米子から境港間の高規格道路につきましては、平成18年2月に事業が凍結されてから、これまで県議会の皆様をはじめ各方面の方々に御尽力いただき、長年の悲願であった当区間の計画段階評価着手が決まりました。計画段階評価は、地域の方の声や第三者委員会などでの意見を踏まえ、地域の課題や達成すべき目標を明確化し、その目標を達成するためにはどのような道路が最適なのか、複数の概略ルートを比較・評価した上で最適な概略ルートを決定するものです。
また、計画段階評価後は、詳細なルートや構造の検討を行った上で環境アセスメントや都市計画決定の手続を行い、新規採択時評価を得て、事業化が妥当と判断されれば、新規事業化となります。県としても、今後、円滑な事業推進が図られるよう、関係機関と連携し、全面的に協力していきます。
以上です。
◎安田委員長
続いて、報告22、令和7年度鳥取県水防訓練の実施について、竹宮河川課長の説明を求めます。
●竹宮河川課長
河川課でございます。
資料4ページをお願いいたします。
令和7年度鳥取県水防訓練の実施について御報告いたします。
出水期を控えまして、市町村や関係機関の連携体制の強化や、県民の皆様の防災意識の高揚を図るべく、5月18日日曜日午前9時より鳥取市西品治の千代川河川敷におきまして、洪水や土砂災害を想定した各種訓練を実施いたします。
千代川での開催は令和元年以来6年ぶりの開催となります。今年度は県東部の千代川、大路川などにおける洪水を想定いたしまして、国土交通省、水防管理団体である県東部の1市4町をはじめとする関係機関、地域住民の御参加の下、情報伝達、水防活動、人命救助、避難訓練を実施いたします。
また、今回は特別養護老人ホームのわかさ・あすなろ様に御協力いただきまして、情報伝達と避難訓練を実施いたします。さらに、鳥取県ドローン・レスキューユニットによりますドローンを活用した上空からの映像配信訓練を行うこととしております。
本常任委員会の委員の方々にも近々御案内をさせていただきますので、御多忙とは存じますが、訓練の様子を御視察いただければ幸いでございます。
以上でございます。
◎安田委員長
続いて、報告23、境港昭和南地区岸壁整備の新規事業化について、報告24、境港の特定利用港湾指定について、報告25、第2回境漁港係留岸壁検討会の開催結果について及び報告26、3万トン級クルーズ客船の鳥取港への初寄港について、藤本港湾課長の説明を求めます。
●藤本港湾課長
港湾課でございます。
6ページを御確認お願いいたします。
前回の委員会でも御報告申し上げましたが、3月11日の国土交通省の審議会において、境港の昭和南地区岸壁拡張につきまして新規事業化が適当であるという御意見をいただいたものでございますが、令和7年の国土交通省予算におきまして5億円の配分となりました。事業化になってございます。前回も申し上げましたが、境港のこの岸壁につきましては、境港圏域の産業振興のみならず、このコンテナが寄港する日本の多くの港の産業振興、地域振興に資するものでございます。一日も早い供用を目指して、引き続き、皆様方の御支援をいただきながら取り組んでまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
引き続き、7ページをお願いいたします。
境港の特定利用港湾指定についてでございます。
4月1日の関係閣僚会議を経まして、境港を含みます5つの港湾が新たに特定利用港湾として追加指定されました。特定利用港湾におきましては、自衛隊、海上保安庁の円滑な利用に資するということで、そのために迅速な利用に努める、また、そのための連絡調整会議を開いて意見交換を行うというようなことが国と管理者の間で確認されるところでございますが、境港につきましては、加えて、民生の利用に支障がないように、時間的に余裕を持って調整をしてください、あるいは負担が生じた場合には真摯に対応いただきたいというような6項目について国に強く申し入れているところでございます。いずれにいたしましても、民生利用第一といたしまして、特定利用港湾につきましても取り組んでまいりたいと考えてございます。
8ページをお願いいたします。
第2回境漁港係留岸壁検討会の開催結果についてでございます。
3月24日に第2回検討会を開催いたしました。境漁港におきましては、漁船の大型化に伴います水深不足等の問題に加えまして、エプロンに段差があったり、陸電の規格の不足というようないろいろな問題がございます。この第2回では、前回の委員会の整理とともに先ほど申し上げた問題に対しても、どのように取り組んでいくのかというところを委員の皆様から御意見を頂戴しました。
委員の東京海洋大学の佐藤先生、漁港漁場漁村総合研究所の後藤次長におかれましては、水産行政に非常に精通してございます。先ほど申し上げた課題等、利用者はもちろん含め、鳥取県が最も有利になる手法で対応できるように、引き続き委員の皆さんの御意見を頂戴しながら進めたいと考えています。
続きまして、9ページをお願いいたします。
3万トン級クルーズ客船の鳥取港への初寄港についてでございます。
鳥取港へのクルーズ船の寄港、今年は3回予定してございます。1回目がル・ソレアル、6月1日でございまして、これは3年連続の寄港になります。
次が6月20日、にっぽん丸でございます。これは一昨年ぶりでございます。
11月13日に、これまでのトン数、長さとも上回る3万トンのクルーズ船が寄港いたします。非常に大きな船でございます。また、時期が11月13日ということで、多分、ズワイガニが解禁になって間近ということで、非常に浜が活気づいてございます。しっかりとお迎えをさせていただいて、鳥取の冬の味覚を楽しんでいただきたいと考えてございます。
以上でございます。
◎安田委員長
なお、報告27、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
○斉木委員
2ページについて、これは本当に想定外の土砂が流れてきたということでしょうけれども、最初、一ノ沢に橋を架けるときには、どんな流れが来ても下をくぐり抜けて、安全で大丈夫ですというような話を前に聞いたことがあるのだけれども、やはりこれは大分想定外の土砂が流れてきたということかな。結果がこういう具合になっているのだけれども。
●藤井技術企画課長
河川とこの谷の断面ですけれども、5メートルぐらい橋桁と谷底との高低差がございます。もともと架けたときは、この高低差については、流れる土砂の量を勘案しまして、余裕を持って検討していたのですけれども、今年の冬、源頭部、雪崩が発災した頂上といいますか斜面、発生源なのですが、ここでは5メートルを超える積雪が3月の上旬でまだ残っていたということで、例年に比べたら非常に多い雪であったところが想定外ということです。今ありましたけれども、設計の中に含まれてないといいますか、想定を超える規模であったということになっていたと思っております。
当然この状況になりますので、再度災害を防止する上でも橋梁を架ける場所、もしくはその谷をどういう形状変化をさせて、この雪崩も含めてクリアするのかを検討させていただこうと思っています。
以上です。
○斉木委員
通称環状道路はね、雪解けとともに、あるいは除雪までして、早く車を通すところで、大山の観光では県外からの人が皆たくさんここを走るというのが一番楽しみで来られる。それが今回はできなくなるということで、例えば、こういうことを想定、ひどくなったかどうか知らないけれども、こういう差が埋まってきたときに、まあ仕方がない、行かれないから、まあそのまま投げとこうということなのか、あるいは流れてきたのを少しでも土砂を取って、流れをよくしとかなければならないとかいうような、そういう発想はないわけですか。
●藤井技術企画課長
現状の設計をこれからどうするかにおいては、今ある谷の形状と、架かっていた、被災をしたその橋の谷の高さ、クリアランスと言うのですけれども、その空間を幾らかシミュレート、ケースに分けて想定をしながら検討していこうという流れにしています。いずれにしても、流し切るということをやらなければ安全確保できないので、そういった形に復旧は進めていこうとしております。
迂回路でございますけれども、元あったそのルートに架けますが、どうしても上流側にルーズな土砂が溜まっていますので、こちらについては十分安全上ケアをしながら通していくということで、迂回路は設定しようとしております。
以上でございます。
○斉木委員
私は技術的なことは素人だから、感覚で物を言うだけであれですけれども、例えばその土砂が流れてきたときに、上から、今、便利なドローンみたいなものがあるわけですから、そういうので探索して、これはどうも危ないぞと、何か処置しなければならないぞというようなことなど、そういう発想というのはないわけですか。
●藤井技術企画課長
今回の調査も、いち早くドローンを一番発生の源頭部まで飛ばして調査をしたのですけれども、同様に今後もそういった場所で土砂がかなり出てくることもありますから、あらかじめその変状をつかまえられるように調査もしていこうかなと考えています。
○斉木委員
自然災害ということを言ってしまえば、それで終わりだけれども、やはりこれは人工的にこしらえたものですのでね、こしらえるためにはやっぱり万全の体制をやっていかなければいけない。ただ、想定外の土砂が流れてきたから壊れたというのでは、昔、久本砕石の話もあったけれども、何億円もかけていたのが一遍にめげてしまったということがあるのだけれども。もう一つね、こういうのは特に慎重にかかってもらいたい。自然を相手にすることですので、特にまたここらは大山の観光の、先ほど言いましたように中心の道路ですので、それがしばらく使えないようになるということになると、観光にかなり打撃がありますので、ぜひ慎重にこういうことは取り組んでいただきたいと思います。お願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○前住委員
関連することになるかもしれませんけれども、ここの場所はこれで対応されていくということなのでしょうけれども、そのほかにも県内で同じような災害が起こりそうな場所というような、点検というのはどうなっているかを教えていただきたいと思います。
◎安田委員長
どなたですか。
●西土井道路企画課長
雪崩の危険が想定される場所については雪崩防止策などを設置しているところですけれども、今回のような想定を超える事象が起きたということを踏まえまして、そういった箇所がないか、事務所にもう少し聞き取りをしてみたいと思います。
◎安田委員長
よろしいですか。
○東田委員
失礼します。鳥取港のクルーズ客船のところにつきましてお尋ねします。昨年1回が、令和7年度は3回ということで、営業を本当にありがとうございます。大きな船も入ってくるということで、本当に期待しております。それで、どうしても、境港はもうたくさん寄港されていますよね。やはり東部としましても、観光振興の面とか、東部地域の経済界の行き場というか、やはりクルーズ客船が入ってくると全然違ってくるので、この6月から11月まで予定が入ってないので、頑張っていらっしゃるのですけれども、もうひと頑張りしていただいて、営業をかけていただいて、ぜひとも寄港を増やしていただくように御努力お願いします。
以上です。
◎安田委員長
要望でよろしいですか。
○東田委員
要望です。
●藤本港湾課長
ありがとうございます。おっしゃられているとおり、やはりクルーズが来ますと地域がにぎやかになってきますし、前向きになるというのが本当に実感としてございます。境港はやはり港が大きいこともあって、昨日も大きな船が入っておりました。鳥取港は、すみません、港の関係でどうしてもマックスで5万トンというところになりますが、最近は日本に配船されるクルーズ船、5万トンを下回ってくる、いわゆる本当にラグジュアリーという富裕層が乗ってくる外国船も増えてございますし、郵船に関しましては飛鳥3.がもう少ししたら就航いたします。この三井・オーシャン・フジですけれども、商船三井クルーズ(株)は同規模の船を今後新たに3隻導入するという、非常に鳥取港に対して可能性のある船が増えてまいります。しっかりとその辺り、行動、セールス、これまで以上に取り組みまして、先ほどおっしゃられた、せめてシーズン中、月1ぐらいは来ていただいて、にぎやかになるような取組をしっかりさせていただきたいと思ってございます。
以上でございます。
◎安田委員長
ほかにございますか。
なければ、3ページ、米子、境港の計画段階評価着手なのですけれども、本当に皆さんにも御尽力をいただきまして、ここまで来られたと思います。また、委員も斉木先生はじめ、先人の皆様がずっと取り組まれてきてここまで来たなと思っておりますが、ここから本当に地元がもっと汗をかかなくちゃいけない段階に来たと思います。よく、生きてるうちにみたいな話をしますけれども、ここからだと思いますので、なるべく早く現実のものとなるように、どうか引き続き、丁寧に地元との調整を進めていただきたいと要望しておきます。
以上でございます。
ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、委員の皆様に御連絡します。
次回の常任委員会は、5月21日水曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いをいたします。
以上をもちまして、地域県土警察常任委員会を閉会いたします。
午前11時48分 閉会
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