平成25年度議事録

平成25年5月30日会議録

 開催概要はこちらです。
出席者
(10名)
委員長
副委員長
委員

野田 修
伊藤 保
浜崎 晋一
興治 英夫
斉木 正一
安田 優子
上村 忠史
横山 隆義
内田 博長
藤縄 喜和

欠席者
(なし)


 

オブザーバー 正副議長 国岡かけはし幹事長 澤公明党幹事長 錦織共産党幹事長           長谷川議員 谷村議員   

説明のため出席した者
  末永総務部長外関係職員

職務のため出席した事務局職員
  尾坂事務局長 谷口次長 中山総務課長 本家議事・法務政策課長外関係職員

1 開会 午前10時00分

2 閉会 午前10時23分

3 司会 野田委員長 

4 会議録署名委員 上村委員 興治委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり


会議の概要

                                午前10時00分 開会

◎野田委員長
 ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。
 まず、会議録署名委員に上村委員、興治委員を指名いたします。
 これより協議に入ります。
 6月定例会は6月6日に招集されますが、その付議案件について、総務部長より説明を求めます。
 
●末永総務部長
  全体といたしまして県議会付議案という資料を御用意させていただいております。そちらをごらんいただければと思います。
  今回提案を予定させていただいております議案につきましては、予算関係が一般会計補正予算など3件、議案第1号から第3号まででございます。条例関係が第4号から3ページ目の第12号までの9件。そのほかの案件、工事請負契約など6件。計18件でございます。
  予算関係につきましては、一般会計補正予算につきまして92億7,900万円の増額補正を御提案させていただく予定でございます。
  主な内容につきましては先日別途御説明させていただいたところでございますけれども、雇用とか経済対策、円安による燃油ですとか輸入飼料高騰などの対策、あるいは国の予算決定を踏まえました公共事業の増というものが中心でございます。
 先日の御説明の後に、風疹の感染が広がっているということを踏まえまして、急遽風疹の対策ということで市町村と協調して予防接種の支援助成を追加させていただいております。金額は2,500万ほどでございますが、追加してございますので、御了承いただきたいと思います。
  条例につきまして、内容は既に御説明させていただいておりますが、地方税法の一部改正に伴います県税条例の一部改正など合計9件、その他議案6件でございます。
  報告事項につきましては5ページ目にございます。都合11件ございますけれども、繰越計算書の確定ですとか損害賠償に係る和解あるいは額の決定、職員の交通事故に関するものも引き続き多くなってございまして大変申しわけなく思っておりますが、そうしたもの11件でございます。
  人事案件でございますが、副知事の選任、公安委員会委員1名、収用委員会委員1名及び収用委員会予備委員1名につきまして追加の御提案をさせていただく方向で調整をさせていただきたいと思っておりますので、この場で申し上げたいと思います。

◎野田委員長
 ただいまの説明について、質問はございませんか。(なし)
 次に、議員提出議案についてでありますが、資料イのとおり議員提出議案第1号「鳥取県議会委員会条例の一部を改正する条例」の1件であります。
 本件は、議会改革推進会議において議論されたものであります。
 それでは、審議方法についてお諮りいたします。
 議運発議でありますので、6月定例会開会日、6月6日の本会議において、提案理由説明、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、全員協議会の開催についてでありますが、資料ウのとおり知事より議長あてに依頼がございました。
 つきましては、6月6日の本会議散会後に開催いたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 なお、参考までに全員協議会終了後、引き続きインターネット選挙運動解禁に関する議員研修会が30分程度開催されますので、御承知ください。
 それでは、以上までを踏まえまして、議事日程でございますが、会期を22日間とし、日程を資料アのとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、県政に対する代表質問についてでありますが、人数は自民党1名としてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 なお、今回は浜崎議員が行う予定であります。
 次に、代表質問、一般質問及び質疑に対する答弁者についてでありますが、「議会運営等に関する取扱要綱」により、資料エのとおり知事より議長宛てに届出がございました。企画部長、行政監察監及び地域づくり支援局長の指定を取り消し、地域振興部長、原子力安全対策監及び森林・林業振興局長を追加指定するものでありますので御承知ください。
 次に、6月定例会における発言通告書の提出期限についてでありますが、代表質問は6月6日の午後1時まで、一般質問及び質疑は6月10日の午後1時まで、また、討論の通告期限は、知事提出議案に係るものについては反対討論が6月25日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が6月25日の原則午後5時まで、議員提出議案第1号を除く議員提出議案に係るものについては、反対討論が6月26日の午後1時まで、賛成討論が6月26日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、議員提出議案の提出期限についてでありますが、6月26日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっておりますので、御承知願います。
 次に、陳情の取り扱いについてでありますが、議長より発言を求められておりますので許可いたします。

○伊藤美議長
  陳情につきましては、資料オのとおり、要件が満たされれば受理し、所管委員会に付託しております。現在は全部所管の委員会に付託しております。
  しかし、私は議長に就任して以来、議会の審議にはなじまないのではないかという感じを受ける陳情が幾つかありました。
  そのため、陳情の取り扱いについて一つの案を提示したいと思いますので、御協議願いたいと思います。その詳細につきましては事務局から説明させます。

●本家議事・法務政策課長
  資料オに従いまして御説明させていただきます。
  請願・陳情に関する取り扱い要領の改正案についてというタイトルをつけておりますけれども、今回御協議いただきたい案件は請願ではなくて陳情でございます。この取り扱い要領に基づき現在陳情の処理をしておりますが、1の現状に書いてありますように、陳情というのは会議規則第85条で請願書の例により処理をするということがありまして、それを受けまして、本議会運営委員会のほうで請願・陳情に関する取り扱い要領というのをお定めいただいております。その中で、御意見等があれば基本的には幅広に請願と同じように議会の審議に付しておりますけれども、今2つだけ除外ということで陳情として取り扱わないという規定を設けております。1つは県外者が県の事務にかかわりが少ない事項を願意としたものと、あとは概ね1年以内に審査結果が出たものと同一内容のものが出たときには陳情として取り扱わないことにしております。
  2番目の問題点ですが、この2つ以外に、先ほど議長からもありましたような願意が議会の審議になじまないものと。例えばどういうものかというと、県に対して不当要求のような、繰り返し同じような内容の陳情とか、あるいは公序良俗に照らし合わせていかがなものかと思われるもの、こうしたものが出ておりまして、こうしたものはやはり議会の中で審議をしていただくのはなじまないのではないかということで、3番の対応方針になりますけれども、取り扱い要領の3に陳情の取り扱いということで(1)、(2)で2つ項目を設けているものに加えまして(3)ということで、その他議会の審議になじまないと議長が認めるものということで新たな項目をつけさせていただけたらということでございます。

◎野田委員長
 ただいま、議長、事務局より説明がございましたが、御質問、御意見はございますか。

○興治委員
  今、公序良俗に反するもの、県に対する不当な要求と言われましたが、具体的にはどういうものでしょうか。

●本家議事・法務政策課長
  例えば、公序良俗に照らし合わせていかがかと思われたのが、24年2月定例会で、暴力団排除条例の無効決議の陳情が出されておりました。この中には、いわゆる暴力団を社会的に認知された組織だとかという形の願意も含まれておりまして、これはいかがなものかという観点で問題ありというふうに思われたものでございます。
  不当要求のようなものとしては、例えば平成22年の9月に大山町の阿弥陀川の問題ということで、繰り返し繰り返し県の窓口に御自分の意に沿わないからということで要求され、議会にもそういう陳情をされたというものもありますし、20年9月にも都市計画関係でそういうような要求の事例があるということで把握しております。これはここ最近のものでございます。

○興治委員
  ちょっと副議長の御意見も聞きたいのですけれども、(3)のその他議会の審議になじまないと議長が認めるものというと、範囲が広くなってしまうのではないかという気がするのです。
例えば、それを改善するために公序良俗に反するものもしくは県に対する不当な要求などを入れて、「など審議になじまないと議長が認めるもの」というふうに、そのほうが限定されるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。このままでは議長の恣意性に委ねるみたいなことになってきてしまわないかと、ちょっとその辺が心配です。

○伊藤美議長
  それは構わないですけれども、皆さんに認識の上でこれを入れさせてくださいというだけの話です。

○稲田副議長
  これは制限列挙にしたいという気持ちです。などという例示列挙になると、それのほうが逆に範囲が広がるということだと思います。ですから、制限列挙でぽんぽんぽんと3つ制限的に列挙したということのように解釈していただきたいと思います。

○錦織議員
  制限列挙という言葉もありますけれども、これはずっと長く続くので、いろいろな議長が就任されると思いますけれども、議長がこれはなじまないと判断されるということは、結局没になるわけだから皆さんの目には入らないわけですね。そういうやり方がいいのかなというふうに私は思います。例えば、そういうものが出されたとしても、これはなじまないのではないかというふうに皆さんで判断してもらえばいいのであって、あえてこれが必要なのかと私は思います。必要なのかというか、今までどおりでいいのではないかと。そのことによって、議会で審議する時間がいたずらに長くなったということはないのではないかというふうに私は記憶しているのですけれども。

◎野田委員長
  御意見として受けとめさせていただきます。
 それでは、議長、事務局より説明のとおりとすることとしてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、請願、陳情の受け付け期限についてでありますが、6月6日の正午まででありますので、御承知願います。
 次に、その他でありますが、議場傍聴席補聴システムの導入について事務局より説明がございます。
 
●尾坂事務局長
  1点だけ御報告させていただきます。
  以前から、本会議場での声が聞きづらいという声が傍聴者の皆さんから寄せられておりました。その対応策として代表者会議等でもいろいろ御説明させていただきましたが、このたびその設備として議場傍聴席補聴システムという大層な名前でございますが、簡単に言いますと、今総務課長が持っております受信機に放送調整室から直接マイクの音だけを拾ってこれに送信してイヤホンで聞く、マイクの音だけはクリアに聞こえるというものでございます。これを今回20台導入させていただきました。この6月議会から運用を開始させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○内田委員
  全員にということではないでしょう。難聴者にということですか。

●尾坂事務局長
  そういうことです。必要な方にということでございます。多少安く入りましたので、もし必要であれば、また増設させていただきたいと思いますが、とりあえず20台で運用させていただきたいと思います。

○浜崎委員
  傍聴者の方にはどういうふうな形で周知されるのですか。

●尾坂事務局長
  傍聴受付で貸し出しの申し込みをしていただかなければいけませんし、事前にホームページなどでもPRさせていただきたいと思います。

◎野田委員長
 ただいまの説明につきまして、ほかに何かございますか。

○斉木委員
  根本的に議場のスピーカーシステムをもう少し聞こえるようにという話だったのだけれども、いろいろやってみてハウリングを起こすということで、やはり物理的に議場では音を大きくできないということでこういうシステムになったということか。

●尾坂事務局長
  そういうことでございます。
  以前にもそういう話が議員の皆様からございました。それで、中で調整させていただきましたが、どうしてもよくならないということで、この機械をということで今回させていただくものでございます。

◎野田委員長
 それでは、その他委員の皆さんで何かございませんか。

○長谷川議員
  今議会は、我々議員が任期丸2年を終えて後半期に入る議会でもあります。議会の不文律として、前期、後期という区分の中で、議長職を初め常任委員会委員の所属変更などが当然取り扱われるものだと考えますが、議会初日の議事日程をお示しいただけないでしょうか。

◎野田委員長
  初日の議事日程でありますけれども、資料アの6月6日のところについて、事務局から説明させます。

●本家議事・法務政策課長
  6月定例会議事日程ということで、資料アにお示ししております。
 6月6日の議事日程でございますが、開会、会議録署名議員指名以下始まりまして、先ほど議運の中でお話がありました議員提出議案上程、その後で最後9番、知事の提案理由の説明ということで、これが今筋書きとして予定されている議事日程でございます。
  先ほど、長谷川議員が言われました不文律でというようなお話は、当日の対応というか、例えば慣例に従いましたら、通常議長選挙でありますとかそうしたものが6月議会は行われているのですけれども、それはレールに従った話ではございません。あくまでも正副議長が欠けられたときに選挙があったりとか、常任委員会の委員の所属変更も申し出があったときに初めて生じるものですから、初日の日程を示してほしいと言われましたが、今の段階ではこれしかお示しすることはできないということでございます。

○長谷川議員
  当日のことを想定した場合、このままですと恐らく簡易な内容ということで本会議が始まると思います。そうしますと、やはり議長の辞任とかに伴えば立候補表明の挨拶の段取りだとか、そういうものもこれは議会運営委員会そのものの検討事項になるわけですけれども、準備というものも必要になってくるわけです。それから議長職、常任委員の所属変更の取り扱いは規則では同じことなのです。議員の任期をもって議長、常任委員会委員の任期とするとなっているのです。何もないわけです。だから、そこではどうしようかということで話し合って臨まないと、6月議会がこのまま何もないことで推移した場合に、突然ということになってきますと、今度は条例とか定めを破ることになってくるわけです。だから、やっぱり話し合っていくということが大事ではないでしょういか。それから、ここでは意思疎通を図るということが大事なことではないでしょうか。

◎野田委員長
  議会運営委員会というのは、各会派でいろいろ検討なさって、そして議長であれ常任委員会であれ、こういうことに決定したいというようなものが議会運営委員会に上がってきて初めて議会運営委員会で審議するという形になろうかと思います。まだその段階に至っていませんので、今回はこのような形で出させていただいたということでございますので御理解いただきたいと思います。

○長谷川議員
  では、今のところは何もないということですね。

◎野田委員長
  はい。

○錦織議員
  何もないということのようですけれども、実は裏のほうではいろいろあるようですけれども、このたびは議長選挙はなしと。そして例えば常任委員の入れかえをしますよということだったら、またもう一回議運の招集があるわけですか。

◎野田委員長
  決定したら、ここできちんと決めないといけませんので、その節にはまた皆さんにお集まりいただいて承認いただくということになろうかと思います。

○錦織議員
  開会までにあるということですね。

◎野田委員長
  現段階ではそういうことはわかりかねますけれども。
 以上で予定しておりました協議事項はすべて終わりました。
 これをもって議会運営委員会を閉会いたします。

                                午前10時23分 閉会

 

 

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