会議の概要
午後2時13分 開会
◎上村委員長
皆さん、御苦労さまです。
それでは、ただいまより人口減少社会調査特別委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名させていただきます。
本日の会議録署名委員は、山口委員と坂野委員にお願いをいたします。
それでは、議題に入ります。
本委員会は、昨年9月に設置されてからこれまで活発な議論や意見交換を行い、また前回の委員会では、これまでの活動を踏まえ、委員の皆様から多くの御提言をいただいたところでございます。いただいた御提言を踏まえて正副委員長案として人口減少社会の提言を作成しましたので、本日はこの提言案について御意見をいただきたいと思います。
なお、本日いただいた御意見を踏まえて修正した提言案を18日に開会する委員会において改めて御審議いただき、取りまとめた後、19日に委員会として知事に提言を行いたいと思います。
それでは、提言案について皆様から順に発言をお願いします。
山口委員、こちらからお願いします。
○伊藤(美)委員
委員長、概要をちょっと説明してもらえませんか。
◎上村委員長
表紙をはぐっていただきまして、項目というところがあります。太い字で4つあります。「誰もが輝きながら活き活きと働き続ける社会を構築すること」ということで5つの項目があります。それから2番目で「誇りを持ち、誰もが安心して暮らせる持続可能な地域を創造すること」ということで、これも中山間以下6つの項目がございます。それから3番目で「子どもを産みたい・育てたい希望が叶う社会を構築すること」ということで、1から4までございます。それから大きな4番目で「次世代を担う人材の育成を進めること」ということで、郷土教育の強化以下3点がございます。こういったことを文書化しているのが次の1ページから最後までですね。ということで、今回を含めて8回の会合で、会議を進めさせていただきました。
特に御意見がございましたらどうぞ。
○山口委員
ちょうどこの選挙の争点も地方創生ということが争点だったわけです。だからそういう担当の大臣もできておることでございますので、今こういうことを実現するチャンスではないかと、今提言するチャンスではないかと、こういう文章をどこか前のほうに入れてもらったほうがいいのではないかと。時あたかもと。
◎上村委員長
時あたかもね。地方創生大臣にね。
○山口委員
地方創生ということが、今こういうことを対応するところなのです。時期なのです。ということで、ちょっとそこらあたりをにおわせたほうがいいのではないかと思う。
◎上村委員長
どうですか、皆さん、今、山口委員がおっしゃったこと。そういう提言をしようと思いますが。
○山口委員
ちょっとそれをどこかに、こういう思いを実現するためにはちょうど今が絶好のチャンスではないかということで。
◎上村委員長
そうですね。文言をつけ加えるということですか。
○山口委員
どこかに。
◎上村委員長
文言をつけ加える。
石破大臣に言うのではなくて。
○山口委員
石破大臣とかそういったものではないです。
◎上村委員長
なくて、この中に入れるということですね。失礼しました。勘違いしていました。済みません。では、そういう文言を「はじめに」とか、どこかに入れてはいかがかという御意見ですが、どうでしょうか。異議ございませんね。
では、そういうぐあいにさせてください。初めがいいでしょう。
○稲田委員
「人口最少県が」になっているけれども、これは前後の文章からすると「で」でしょう。下から第3の文の現在、全国的に子育て支援云々の文章のところで、「人口最少県がある故に」というぐあいになっていますけれども、「で」でしょうね。
○山口委員
よく気づいた。
◎上村委員長
わかりました。
ほかに。
○国岡委員
6ページに4番の企業への支援というところにフレックスタイムだとか男性の育児休暇だとかいろいろあるのですが、結局若い女性が減っていることが原因だという人口減少の……。
○山口委員
何。ちょっともう一回言ってみて。
○国岡委員
ここにもう一つ、若い女性が働きやすいというか妊娠してもやめないで働き続けることができるというような内容のことを入れてもらったらどうかなというふうにちょっと思ったのですけれども。
○山口委員
出産のところに入っているでしょう、子育てのところに。出産・子育てしやすい環境づくりというのが入っている。
○国岡委員
それだけでよろしいですか。
○山口委員
入っているのではないかな。
○伊藤(美)委員
先ほど山口委員が言われた内容のことは「はじめに」よりも項目のしょっぱなに入れて……。
○山口委員
どこでもいいのだけれども、入れて。
○伊藤(美)委員
「はじめに」は、これは一般的な話だから。
◎上村委員長
項目の一番初めに。
○伊藤(美)委員
項目の一番しょっぱなに。
◎上村委員長
という意見がございますが、どうでしょうか。
○山口委員
それだったら、この提言を実現するためにと、こういう項目で中に入れたほうがいいと思う。
○伊藤(美)委員
一番最初に、これは。
◎上村委員長
文章のね、項目ではなくて。
○伊藤(美)委員
文章に。
○山口委員
だから場所は……。
○安田副委員長
だから、下から3行目に「来年度の予算編成に際しては」という、そのまとめのところに石破大臣のことも一緒に入れたら……。
○山口委員
だから何かその意味のことをどこかに。
○安田副委員長
その辺がいいと思います。地方創生担当大臣を輩出している本県といった……。
◎上村委員長
副委員長案でよろしいですか。
では、副委員長案にさせてもらいます。
○山口委員
それともう一つ、やはり地方がやるべきもの、県がやるべきものと国に対して実現を要望するものと、それから地方自治体がやるものと、こういうことのやり方について検討と、ちょっと何らかの形でこの提言を実現するためにはと、結びでもいい。
◎上村委員長
「はじめに」があって、結びにですか。
○山口委員
企業もあるし、県、各自治体が、企業も含めた、社会全体が取り組まなければならない課題もあるということで、総合的にこれに対応すべきだということをちょっと結言として入れられたら。
◎上村委員長
結言というか終わりに。
○稲田委員
それと、6ページの(4)以下(5)までの間ですけれども、企業の支援から始まって保育士等の処遇改善までのここだけが何となく全部体言どめになって、「行うこと」はいいけれども、この黒ちょぼのところが全部体言どめになってしまって、全体の調子がおかしい。社会復帰した女性の再雇用、男性の育児休暇の取得促進などというのでそこで全部体言どめになっているから、ちゃんと文章に、終止形にしよう。それから在職期間としてのカウントなどというので全部体言どめになっている。文章にしよう。
○山口委員
統一しよう。
◎上村委員長
要望書ですからね。できるだけそういうぐあいにしてみます。
○山口委員
みんな入っている。
○稲田委員
あとはみんな入っている。網羅し尽くしてあって、果たしてできるだろうかと思う。
○伊藤(美)委員
網羅し過ぎてあって山や谷がないのだから。
○山口委員
まあそういうことで。
◎上村委員長
ほかにございませんか。
○森委員
「はじめに」のところなのですけれども、今回この4本柱でまとめたというところで、県議会がこの人口減少社会に対して、今の人口を維持するためにこれをするのか、例えば人口減少を受け入れて、受け入れざるを得ないということにして、その中でもこういうふうにするというのかというようなところだけは何らかないと私はいけないような気がして、どういう形に……。
○山口委員
森委員、この提言そのものは特別委員会としてまとめたわけです。だから提言ということ。議長宛てに出す。(発言する者あり)こういう形で特別委員会がまとめましたと。議長におかれましてはと、こういう形でこれを処理すると、こういうこと。(発言する者あり)まず特別委員会でできたのは議長に出して知事にも出すと、こういうことだ。そういうやり方でやる。
○森委員
それは十分結構なのですけれども、この4つの柱で、観点で捉えてこれをやることによって、どういうふうなところ、要するにこれを全部やって現状維持の人口をやれということなのか、それともこれをやることによってこれぐらいの人口減でとまるだろうとか、何かそういうようなこともないと、何かとにかくこれについては全部やれというようなことでは何となくこの提言が何を目標としてやっているのかというのは私ははっきりしないのではないかと思って、私としては人口減少には間違いなくなると、それを受け入れた上でこうしたことが必要ではないかと。
○山口委員
それだったらこの特別委員会をつくった意義をちょっと入れるということでしょう。
○森委員
そうです。意義というか、今回の提言で、これをやればこれぐらいに……。
○山口委員
だから、森委員。そういうことですから、議長に出すときに頭をつければいいです。議長、知事に出すときはこういう形でひとつ現状を分析しながら、将来を展望しながらこの提言をしたのだと、こういうことでやればいいではないか。そうしましょう。
◎上村委員長
「はじめに」の文章があります。
○森委員
「はじめに」の文章の中で何らかのところでちょっと触れていただくといいなと。
○山口委員
いや、違う。これを出すときにかがみにつけると。こういう提言をしたということで、初めの提言ですから、これを出すときに、議長宛てに出すわけです。特別委員長名で出すわけです。その頭に今言われたことを書く。議長宛てにと、それから知事宛てに。
○森委員
これとは別個に。
○山口委員
提言をこういう形でまとめましたと、知事宛て、議長宛てに出すと、こういうことに留意されて対応されたいと、今の現状を簡単に書いて、そうしよう。
○稲田委員
何かね、これは雑談ではないのだからね。(発言する者あり)中継になっている。(発言する者あり)そうか。
2月の代表質問で今、森委員が言ったようなことを私は質問しているのだ。だから、あれを見ていただきたい。
○山口委員
だから、そういう形でここに、提言書の中にこういう経過でこういうことをやって、こういうことで提言しますと、こういうことで、枕言葉を入れてやると。
◎上村委員長
ほかに。
○谷村委員
ちょっと細かいことではあるのですけれども……(「スイッチを入れて」と呼ぶ者あり)失礼しました。「はじめに」のところで7行目のところに「まず最初に申し上げたい」と書いてあるのですけれども、何か別に申し上げるほどでもないような感じがするのですね。「言うまでもなく」から始めたらいいのではないですかね。わかり切っているというか、そう思います。どうでもいい話なのですけれども。
○山口委員
どうでもいい。
○谷村委員
それと、あと6ページに企業への支援というところもあるのですけれども、県庁のほう、ちょっと何か労働組合のほうの資料を前に見せてもらったら、子供を送っていったりするのに時間におくれて来たりするのができないのだか何だかというような話を聞いたことがあるのですね。
○山口委員
そんなことを言えば全部細かなことを言わないといけない。
○谷村委員
企業だけではなくて県庁内の保育体制というか、そういうことも余り官とか民とかにかかわらずにそういう支援もしてもらえるようにしてもらいたいなという気持ちがあります。そういったことも考えていただけたらと思います。
○山口委員
そういうことを言うと細かいことがたくさんある。それは企業がやればいいことだ。
○稲田委員
「まず最初に申し上げたい」はカットしよう。
○伊藤(美)委員
そぐわないな。
○山口委員
そぐわない。
○稲田委員
気持ちはわかる。
◎上村委員長
検討させてもらいます。
○山口委員
検討って。今言われることは、この中でちゃんと入っているわけだから。そういうことを言うと、みんな全部一々手とり足とりやらないといけないことになってくる。
◎上村委員長
それでは、本日いただきました御意見を踏まえて正副委員長案の修正を行い、18日に開催いたします委員会において皆様に御提示したいと思います。
それでは、次に移りますが、その他で、特に委員の皆様から何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
◎上村委員長
では、御意見がないようでございます。以上をもちまして人口減少社会調査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
午後2時32分 閉会
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