夏期の交通事故防止

 本年5月22日現在、県内の交通死亡事故は3件中2件が車両単独によるものでした。

 例年、夏期(6月から9月)の時期は、車両単独による交通死亡事故が多発する傾向にあることから、過去10年間(平成26年から令和5年)の車両単独事故について分析を行いました。

6月から9月にかけて車両単独による死亡事故が多発

  • 県内で過去10年間に発生した全人身事故8,347件について見ると、追突事故や出会い頭事故が5,167件と全体の61.9%を占めていますが、死亡事故220件で見ると、車両単独事故が63件と多発しています。
  • 車両単独による死亡事故は、7月に10件と突出して発生するなど、6月から9月の4か月間で28件と多発しています。

事故類型別では工作物衝突が最多

  • 車両単独事故257件中、工作物衝突は158件(61.5%)と最も多く、死亡事故についても63件中40件(63.5%)と最も多く発生しています。
  • 工作物衝突による死亡事故40件のうち、6月から9月に21件(52.5%)と発生が集中しています。 

工作物衝突による死亡事故の分析結果

  • 時間別では2時から4時までの間が9件(22.5%)と最も発生が多くなっています。
  • 年齢別では、65歳以上の高齢者が10件(25.0%)と最も多くなっています。
  • 曜日別では、日曜日が11件(27.5%)と最も発生が多く、次いで火曜日と土曜日がそれぞれ7件(17.5%)発生しています。
  • 道路形状別では、単路が40件中36件と全体の90.0%を占め、単路のうち直線道路が18件と最も多くなっています。

県民の皆様へ

  • 夏期に多発する車両単独による事故の多くは、暑さや長時間の運転による疲労の蓄積や、単路走行時の漫然運転が原因と考えられます。
  • 夏期に運転する際には

    ・ 睡眠不足や体調が悪い時には無理をせず、運転を控えましょう。

    ・ 適切にエアコンを使用し、車内の温度に注意するとともに、こまめに水分を補給しましょう。

    ・ 長時間運転とならないよう、無理のない運転計画を立てるとともに、眠気や疲れを感じる前に、こまめに休憩を取りましょう。

 

 夏期の交通事故防止 (PDF 80KB)

   別添資料 (PDF 181KB)    

  

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