所管事項に係る県外調査(7月8日~10日)

1.調査箇所
(1)平成27年7月8日(水)
  ・兵庫県庁
(2)平成27年7月9日(木)
  ・富山県庁
  ・赤いふうせん富山型デイサービス
(3)平成27年7月10日(金)
  ・埼玉県立がんセンター

2.調査委員
   福間委員長、中島副委員長、安田委員、藤縄委員、銀杏委員、興治委員、錦織委員、藤井委員

3.随行者
   鳥取県議会事務局 調査課 課長補佐 村中和彦、係長 成相紀久

4.調査内容
(1)兵庫県庁
  ・エネルギー自立のむらづくり支援事業
  ・「地域サポート型特養」による兵庫式24時間LSA地域見守り事業
(2)富山県庁
  ・とやま21世紀水ビジョン
(3)赤いふうせん富山型デイサービス
  ・富山型デイサービスの取組
(4)埼玉県立がんセンター
  ・スマートエネルギー及びがん治療の取組について

5 調査内容
(1)兵庫県庁
  エネルギー自立のむらづくり支援事業及び「地域サポート型特養」による兵庫式24時間LSA地域見守り事業について、両事業とも兵庫県が全国に先駆けて取り組んだものである。
  エネルギー自立のむらづくり支援事業については、本県でも防災拠点となっている県有施設等への再生可能エネルギーの整備が今年度から始まったところだが、小規模集落への財政支援による整備促進という視点については、災害に強い地域づくりの拡大の観点から、今後、検討する価値があると考える。
  また、地域サポート型特養については、核家族化等により高齢者の見守りが社会的課題となる中で、より積極的な社会貢献が求められている社会福祉法人の協力を得て、見守り活動を推進するものであり、本県においても検討すべきものと考える。

(2)富山県庁
  とやま21世紀水ビジョンにおいては、「恵みの水が美しく循環する"水の王国とやま"」という将来像を掲げ、水に関する各種施策を部局横断的に連携しながら推進しており、県内外に対して一定のPR効果があるものと考えられ、参考となった。

(3)赤いふうせん富山型デイサービス
  乳児、幼児から障がい者、高齢者まで同一の空間を共有する富山型デイサービスにおいては、利用者がお互いを思いやりながら、自分の役割を見つけるといったメリットがあるとのことである。
  本県においても富山型デイサービスを発祥とする共生ホームの支援を平成25年度から実施しているが、富山県においては、県と市が一緒になってハード、ソフトの支援を実施することにより、事業者数が大幅に増加している。
  富山型デイサービスの効果を検証し、必要に応じて支援策の拡充を検討すべきと考える。

(4)埼玉県立がんセンター
  スマートエネルギーの取組についてメリットを中心に聞き取ったが、メインとなるがんセンターの設備について、今後改修時期が訪れた際にエネルギーを共用している周辺施設の影響及び対応について懸念される点があり、保守メンテナンスや施設の一部移転等も考慮した計画が重要になると思われた。
  最新のがん治療設備が患者へもたらす効果は魅力的であるが、いずれも高額な予算が必要となるものであり、本県において早々に取り組めるものではない。

  

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