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「地域から信頼され、中核病院の使命を果たす」

 

 院長メッセージ

 当院は、鳥取県中部地域の中核病院として、高度医療や救急医療で中心的な役割を果たしています。特に、5大がん(肺、胃、大腸、乳、子宮がん)をはじめとする各種がん医療、脳卒中・心筋梗塞などの循環器病医療、周産期・小児医療、災害医療等の分野で当院が担当する高度急性期医療、急性期医療は、皆様に当地域で安心して暮らしていただくためには必要不可欠な医療体制といえます。そこで当院は、最近の医療の高度化に対応するために、各種の医療(診断・治療)機器を整備するとともに、医師・看護師等の医療人材の拡充に努めてまいりました。最近では、医療人材については、内科、皮膚科、麻酔科医、看護師他の医療スタッフを増員して体制を強化し、医療機器については、西日本で初(当時)の2管球CT診断装置、地域で唯一の放射線治療・診断装置等を導入しました。今後もMRI診断装置、血管造影装置等の追加整備を予定しております。

 このように、高度医療や救急医療は、多くの医療人材や医療機器を必要とし、労働集約性の高い医療ではありますが、地域の急性期医療の基盤を支えるのが公的病院である当院の使命であることを職員一同が十分に理解し、引き続き、皆様に安心していただける質の高い医療を誠心誠意、提供していくことをお約束いたします。

 一方、長い目で見れば、中部地域でも人口減少・少子高齢化は急速に進展しています。しかし、当地域では、人口減少により2040年にかけて医療需要は減少しますが、高齢者の医療需要は横ばい、疾病によってはむしろ増加するものもあります。地域の皆様に安心していただける医療を今後も継続して提供するためには、当地域で予想される人口構成と医療環境の変化を見据え、それに対応して体制を整備し、健全な収入支出による経営安定を図ることも肝要であると考えております。

 当院が注力する高度医療や救急医療、急性期医療は、回復期や慢性期の医療、訪問を含めた在宅医療と一体になってこそ、患者さんのための全人的な医療になりえます。今後とも、地域の医療機関、施設、ステーション、自治体等との連携をより深化させ、地域の医療の質の向上に貢献することで、皆様に信頼していただける病院であり続けることを目指してまいります。

病院長   hanaki