江原道との早期交流再開に関する決議
鳥取県と江原道は、1994年11月に友好提携を締結して以来、文化、芸術、経済、環境、教育などさまざまな分野において、青少年、子どもを含めて幅広く交流を行い、多くの実績をあげてきたところである。
現在でも、本年7月に江原道の児童生徒ほか26名が学校訪問やホームステイのため来県し相互理解と友好を深めたり、昨年江原道で発生した災害の復興支援のため本県の民間交流団体による応援ツアーが行われるなど草の根的に交流が進められている。
しかし、日韓両国の間に存在する国家レベルの問題から、両県道の行政分野での交流は、暫定的に中断している状況にあり、2001年に就航し両県道の友好の架け橋となっているアシアナ航空米子-ソウル国際定期便の搭乗率が低迷するなど、その影響は顕著である。
日韓両国の間には近隣であるが故に存在するさまざまな課題があるが、このような問題を解決するためにも、民間を含め、地域間や両県道間の交流をより一層深めていくことが重要であると考える。
今般、江原道知事の働きかけが一助となり、交流の礎である米子-ソウル国際定期便の運航が当面継続されることとなった。
よって、本議会は、江原道知事に敬意を表するとともに、両県道の新たな友好関係を構築し、より一層の交流を促進するために、両県道の行政分野における交流が早期に再開されることを願い、ここに決議する。
平成 年 月 日
鳥取県議会