鳥取県の新型コロナウイルス感染症対策検証報告書について、以下のとおり、とりまとめました。(R6年5月30日掲載)
1 目的
新型コロナウイルス感染症の発生状況と県が実施した様々な施策等について、保健医療部門の取組を中心に検証し、記録として残し、次なる感染症危機における対応時の参考に供すること。
2 範囲
感染症法上の2類感染症相当として特別な対策を実施した「感染防止対策等」及び「検査・医療提供体制」の分野を基本とする。
新型コロナ対策の検証報告及び今後の対応等について(令和6年6月13日常任委員会報告資料) (pdf:386KB)
<検証報告書全文>
新型コロナウイルス感染症対策検証報告書その1(pdf:4054KB)
新型コロナウイルス感染症対策検証報告書その2(pdf:3145KB)
新型コロナウイルス感染症対策検証報告書その3(pdf:3663KB)
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
手洗いは、たとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効ですし、石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。
厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け) から引用
感染を予防するためには、基本的な感染対策が有効です。
これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていない一方で、一定の条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。集団感染が生じた場の共通点を踏まえると、特に、1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、2.密集場所(多くの人が密集している)、3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)という3つの条件のある場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。
新型コロナウイルス感染症は、感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
自己のみならず、他人への感染を回避するとともに、他人に感染させないように徹底することが必要です。
これらの状況を踏まえ、「3つの密」の回避、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行、家やオフィスなどの換気を十分にするなどお願いします。
厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け) から引用
発熱等の症状がある場合→かかりつけ医に、相談の上、受診しましょう
■電話相談の上、受診しましょう。
■受診の際は医療機関の指示に従って、マスク着用、駐車場での待機など感染対策へのご協力お願いします。
■他の疾病と同様、外来診療や処方薬に自己負担が生じます。
厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口
対応時間 |
電話番号 |
9時~21 時(平日、土日・祝日) |
0120-565-653(フリーダイヤル)
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※日本語のほかに英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、
タイ語(9時から18 時)、ベトナム語(10 時から19 時)にも対応して
います。
症状が悪化した時、救急車を呼んだ方がいいか、今すぐ病院に行った方がいいかなど、判断に迷う場合に対処法や受診の必要性などについて助言をします。
とっとりおとな救急ダイヤル(#7119)
大人(概ね15歳以上)の方が、急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだ方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷う場合は、「とっとりおとな救急ダイヤル(#7119)」をご利用ください。
とっとり子ども救急ダイヤル(#8000)
お子さんが、急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだ方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷う場合は、「とっとり子ども救急ダイヤル(#8000)」をご利用ください。
受付時間 |
連絡先 |
24時間365日
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おとな(概ね15歳以上) #7119
子ども #8000
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