□テーマ
『古今童謡』のすべて
―新指定文化財「山陰における口承文芸の記録(童謡・民話等)」―
令和6年2月5日、鳥取県文化財保護審議会は、当館所蔵の『古今童謡』と酒井董美(さかいただよし)氏(口承文芸研究者)収集の童謡・民話等を「山陰における口承文芸の記録」として鳥取県有形民俗文化財に指定するよう答申しました。今後、当館所蔵の歴史資料と民俗資料が、鳥取県の有形民俗文化財に指定されます。
歴史資料である『古今童謡』は、民俗事象の中でも口頭で伝承される口承文芸が、江戸時代中期の鳥取藩士によって記録されているという、貴重な記録といえます。また、一方で鳥取県内で長く伝えられてきたわらべ歌(民俗資料)には、同書に収録されたものに似通ったものがあります。
これら2件の資料を合わせることで、山陰・鳥取の口承文芸の特色を歴史民俗的に物語ることができる、という点が文化財の意義です。この展示では、『古今童謡』のすべてを見せます。
□展示期間
令和6年4月9日(火)~ 5月19日(日)
※休館日はこちらからご確認ください。
□展示資料
古今童謡(1冊)
※会場では故老がうたった様々なわらべ歌を挿絵とともに音声で聞くことができます。
□入館料
常設展示観覧料180 円( 団体150 円)
※次の方は無料です。
70歳以上の方、大学生以下、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者。
□会場
鳥取県立博物館 歴史・民俗展示室「歴史の窓」コーナー
□問い合わせ
鳥取県立博物館 学芸課人文担当(福代)
TEL.0857-26-8044 FAX.0857-26-8041