鳥取警察署は12月24日、公務執行妨害事件の被疑者として男を逮捕しました。
被疑者は12月24日、鳥取市吉方地内の官公所内において、金属製の出入口扉を男性職員の右肩に当てる暴行を加え、職務の執行を妨害したものです。
10月31日、米子市に居住する女性宅の固定電話に、郵便局員を名乗る男から、「あなたが送った荷物に違法薬物とお金が入っていた。」旨の電話がありました。
女性が、心当たりがないとないと伝えると、電話の相手が公安調査庁の職員を名乗る男にかわりました。
女性は男から、「あなたの口座に暴力団の金が入金されており、あなたは、口座を売って金を受け取った容疑者になっている。」などと言われ、続けて検察官を名乗る男から電話があり、「このままだと口座が止められる。」などと言われました。
その後、公安調査庁の職員を名乗る男からLINEに誘導され、「あなたの口座内に入っている現金の指紋を確認する必要がある。」「毎日200万円を出金して自宅にためておくこと。」「1,000万円ずつ受け取る。」「係の者が、自宅にお金を取りに行く。」などと言われ、女性が男から指示されるまま、11月13日、同月18日及び同月25日に、それぞれ1,000万円を自宅前に置くと、お金が回収されていました。
さらに、男から、お金を振り込むように言われ、指示された口座に100万円を振り込み、合計3,100万円をだまし取られる特殊詐欺（オレオレ詐欺）事件が発生しました。
10月5日、八頭郡に居住する男性のLINEアカウントに、女のアカウントから「友達登録されていますがどこかで会ったことがありますか。」とメッセージが届き、知らないアカウントでしたが、男性はメッセージのやり取りを続けました。
男性が、女とLINEでやり取りを続けていると、女から、「私は投資で利益を出している。」「一緒に生活する家を建てたい。」などと言われ、女の指示に従い、投資で使用する専用のアプリをインストールして登録しました。
男性は、女に説明を受けながら、金の先物取引への投資資金として、4回にわたり、インターネットバンキングで、指定された口座に、208万円を振り込み、アプリ上で取引を行うと、利益が出て残高が増えていきました。
その後、男性が、残高を出金しようとしたところ、出金に必要な認証金等の名目でお金を振り込むよう要求され、5回にわたり、金融機関のATMで、指定された口座に約437万8,000円を振り込み、合計約645万8,000円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺事件が発生しました。