第三砂丘列は、第二砂丘列(通称:馬の背)の南側にあります。
追後(おいご)スリバチという名前で呼ばれています。形態がすりばち(擂鉢、食材をすりつぶす加工を行うための調理器具)に似ているためです。
湾曲した凹地で、高低差が約20mもあり最大傾斜は32度もあります。昔は「大井古」と呼ばれていたそうです。
井古とは昔の言葉でで井戸のことです。かつてはこの場所に湧き水があったということでしょう。
また昔はスリバチ形の地形が30以上もあったそうですが、現在は少なくなり貴重な場所と言えます。
追後スリバチの斜面に咲くハマヒルガオ(2009年5月27日撮影)
追後スリバチ 湾曲していて急斜面なのがよくわかります。(2009年3月9日撮影)
この時期は植物があまり生えていませんでした。
斜面に多くの植物が生えています。ちなみにハマヒルガオは枯れてきました。(2009年6月18日撮影)
(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/06/18