ハマグルマは熱帯地歩から北上した植物で鳥取砂丘でも見ることができる砂丘植物の一つです。
主に海岸部に生息していて、葉は多肉質で多くの水分を蓄えています。
葉を手で触ってみるとザラザラとした感触がします。それが猫の舌のような感触に似ていることから、別名”ネコノシタ”と呼ばれています。
枝の先に一つだけ小さな黄色い花を咲かせます。まさにこれから開花シーズンを迎えます。初夏を思わせる植物です。
(松尾レンジャー)
ハマグルマ(2009年5月11日撮影)
ハマグルマの開花(2009年7月17日撮影 以下同じ)
ハマグルマの花(黄色い花を咲かせます)
ハマグルマの葉(感触を確かめてみると面白いです)
ネコノシタに寄生するアメリカネナシカズラ
寄生されているハマグルマは葉までもが黄色くなっています。アメリカネナシカズラは様々な種類の砂丘植物に寄生しています。在来種を脅かす外来種なので除草対象となりますが、しっかりと巻きついているため除草しにくいのが難点です。
砂丘事務所 2009/07/18