先日、鳥取砂丘内でカワラハンミョウを発見しました。
カワラハンミョウは体長15ミリ程度で白い地色に黒の模様をもつ昆虫です。
砂色と同化しているので目立ちません。
海岸砂丘や大きな河川の川原に生息していて、成虫は7~9月に出現し日中に活動します。
鳥取砂丘では、この時期に砂表面温度が60度を超えることがあります。
昆虫にとっても暑いはずです・・・身を守るため奇妙に背伸びをして歩くのがカワラハンミョウです。
しかも長い足で砂の上をツツーッと滑るように素早く走ります。
この日に発見したカワラハンミョウは交尾をしていました。
それでも素早く動くので撮影するのは大変でした。単体ならなおさらだと思います。
ちなみに環境省とレッドデータブックとっとりで絶滅危惧2類に指定されています。
絶滅の危険が増大している種ですので見守らなければいけません。(松尾レンジャー)
カワラハンミョウ(2009年7月22日撮影)
砂丘事務所 2009/07/26