本日の鳥取砂丘は青空もありましたが、風が冷たく時折、小雪が降りました。しかし、春を知らせる砂丘植物はしっかりと成長していました。
(今日の砂丘)
砂丘植物の「コウボウムギ」の発芽です。
砂の中から芽を出すものや、昨年の古い茎から発芽するものもあります。
これからの時期は、コウボウムギの先端は針のように、するどくとがっているので、気をつけて観察してください。この砂丘植物の根も地下茎を伸ばし、4~5メートルも離れたところにも、出芽し新たな群落をつくります。特徴は「麦」の実をつけますし、茎が露出し残った繊維が「こうぼうの筆」と呼ばれています。全国の海岸に分布していますよ。
これからの砂丘では、注目される植物です。
砂丘は午後から、厚い雲が伸びていましたが、明日からは天気も回復しそうな感じ?
早く青空の下で、砂丘の散策を楽しみたいですね!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/03/26