本日の鳥取砂丘は昨日よりも気温が上がり日差しも強くなり「夏」が近づいているような晴れの日でした。砂丘は朝から、南風がよく吹き砂上の足跡もきれいに消えていて、観光客の方にとっては足跡の少ない貴重な日?となったようでした。
鳥取砂丘を思い浮かべるイメージは、砂の上にできる、さざなみ模様の「風紋」だと思います。
でも、この風景も皆さんが満足そうに、しっかりと目にやきつけて歩いていたようです。
正面の馬の背頂上には、風雨で固められた砂がまだ残っている所もありました。
これは降雨後、毎秒12m以上の強い風が吹くと形成される特異なものです。「砂柱(さちゅう)」などの風上側にできるシルトの薄層(クラスト)と同じもののようです。
(風紋と砂柱)
今日のこの写真は、砂丘をよく知っている方ならわかると思います。
砂柱を創った風は左側から、その後右側からの風で風紋が創られています。
本来なら、夏~秋の台風通過後に見られるものですが、今年は梅雨時期に見られました。
鳥取砂丘の不思議な事や特異な風景は、まだありそうです。是非、この晴れ間も味方につけ見つけたいと思っています。
梅雨の中休み?晴天の日を上手に使いたいですね!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/06/07