砂丘特有の植物でありながら、華やかさが無いためか、あまり話題にはならず、話題になっても根の部分のみのケカモノハシですが、穂の部分を見直してみました。
今は、丁度 花穂が出ており下の写真の様に色々な状態のものが見られます。
![カカモノハシ2](/secure/625381/DSC_0262.jpg)
![カカモノハシ4](/secure/625381/DSC_0276.jpg)
もっと詳細を見たくなり、この花穂を顕微鏡で観察してみました、下の写真です。
![顕微鏡写真1](/secure/625381/DSC_0265.jpg)
![顕微鏡写真2](/secure/625381/DSC_0266.jpg)
![顕微鏡写真3](/secure/625381/DSC_0278.jpg)
![顕微鏡写真4](/secure/625381/DSC_0279.jpg)
すごい、純白の羽根がキラキラと輝いています。 こんな、素晴らしいものを見過ごしていました。
でも肉眼で見られないのはチョット残念ですが、虫メガネで観察可能です。
是非、虫メガネ持参で鳥取砂丘にお越し下さい。
おまけの写真、ケカモノハシの花穂にカメムシ(?)が休んでいました。
![ケカモノハシと虫](/secure/625381/DSC_0273.jpg)
ケカモノハシ
イネ科の植物で、夏に白い毛に覆われた花穂を出します。 その花穂をつまむと2本に割れ、それが鴨のくちばしに見えることより、この名前がつけられました。
この植物の特徴は、たくましい根にあります。 よく発達したひげ根が砂を、がっしりとつかみ強風にも耐えられる仕組みをもっています。
この根は、かってコシの強いバリンぼうきに加工され利用されていました。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/07/28