馬の背の頂上から南西を見ると、なにやら白いものが現れました。
これは一体なんでしょうか?
砂丘内には、約5万年前に噴火した大山の火山灰層を見られる場所があります。
その火山灰層露出地も場所によっては表面の流出が激しくなっています。
これが、火山灰が雨で流されて砂丘内に広がった跡です。
火山灰の流出を防止するには、表面が砂に覆われることが一番です。
風で運ばれる砂丘の砂が自然に火山灰を覆うように砂を止めるものを設置してみてはどうか。
ということで、鳥取砂丘再生会議の調査研究会の研究として、「サンドソーセージ」というものを設置しました。
直径10cmぐらいの太さで、砂丘の砂が中に入った土のうのようなものです。この袋は数年経てば分解し自然に帰る材質のものです。
この「サンドソーセージ」、今回の設置で砂丘内では3箇所でみられるようになりました。
今まで設置してある場所は、砂丘内を探索しながら探してみてください。
研究の成果は今後の注目ということで。
ちなみにこのサンドソーセージは、中国のゴビ砂漠でも砂漠の緑化に活躍しているようです。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/09/10