本日の鳥取砂丘は風が冷たく上着が必要でした。でも砂の上は風紋が広がっていましたので皆さん、・・なるべく足跡の無い方を選んで歩いてみてください。
これからは、北西の風がよく吹き寒くなりますよ。
この時期の砂丘を歩き、「コウボウムギの古い株」を見ると、より一層、書道の筆のように見え、年賀状や書初めの事を思い出します。
「コウボウムギ」の古い株
この毛質状の古い株は、風により、砂が削り取られると表面に露出して枯死します。枯死した部分の地下茎は乾燥して筆の軸のようになり、天然の筆のように見えます。
コウボウムギの別の呼び名は、フデグサ(筆草)とも言い、昔は墨をつけて文字を書いた方もいたように聞きました。
現在は、自然公園法の規定により採取は禁止されています。
今日は砂丘の景色をゆっくり眺めていましたが、筆草を見て少し気ぜわしく感じました。
(日中は、砂丘の中のバッタも寒そうでしたよ。)
みなさん、鳥取砂丘へお越しの際は上着をお忘れなく!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/11/09