鳥取砂丘の南端に多鯰池(タネガイケ)が有りますが、この池の水位は年間で3m程度の変化が有り、今の時期は渇水期で最も水位が低下しています。
水位の低下により、通常では見られない水面下に沈んでいる島が出てきますが、島は2個あり「磯ノ御前島」と「沖ノ御前島」と呼ばれています。
下の図は多鯰池の断面を表しています。
見難いと思いますが、満水時と渇水時の水位に線が入っており、渇水時に島が出てくる図となっています。
この一月は一年で最も水位が低下するので、何度か多鯰池に出かけましたが、本年は残念ながら島を見る事が出来ませんでした。
池の水位が、それ程 低下しなかったと考えられます。
参考に昨年の1月16日に撮影した写真を掲載します。
これは、、磯ノ御前島の最頂部に建てられた”五輪塔”の上部で、昨年も水位低下が充分ではなかった様です。
この池は、砂丘の砂が風により移動して雨水の流路を塞ぎ、せき止められて出来た池です。
鳥取砂丘にお越しの際は、、多鯰池も是非とも見て下さい。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/01/20