本日の鳥取砂丘は春の嵐で南から強風が吹いています。
9時に馬の背頂上で手持ちの風速計で風速の測定を行うと、平均風速で約13m/s、最大風速で約20m/sの風が吹いており、砂が大量に飛ぶ砂嵐状態でした。
頂上の様子を写真に収めました、写真では飛砂が見難いですが観光客の悲痛の叫びが聞こえそうです。
そして観光客の皆様から数件の質問を受けました、「鳥取砂丘は雨が降ったのですか?」
との質問ですが、その背景は下の写真です。
馬の背の頂上付近が濡れている様に見えますが、この部分は強風により表面の乾燥した砂が吹き飛ばされて、下の濡れた砂が顔を出した状態です。
吹き飛ばされた砂は、風下側の斜面に堆積しており部分的に砂簾が出来ていました。
やっと遅い春がやって来ました、砂防林の中ではハマダイコンの花が咲いていました。気温の変化が大きくあまり綺麗な状態ではありませんでしたが、近くには沢山のツボミが見られ、一週間後には咲くかな? の状態です。
暖かくなりました、皆様 砂丘に足を運んでください。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/03/30