そろそろゴールデンウィークです。
鳥取砂丘も、暖かくなるにつれ、観光客の方も増えてきました。
気温が上がると心配されるのが、砂丘の中での「熱中症」です。
今日は、砂丘の中で急病人が発生したという想定で、消防防災ヘリコプター「とっとり」での救急訓練を行いました。
馬の背頂上西側で急病人があり、119番通報。
訓練の開始です。
通報を受けた鳥取砂丘レンジャーが現場に急行し、急病人の状態を確認。
砂丘内で急病人が発生した場合、救急車よりヘリコプターの方が迅速な対応ができます。
今日は、はじめからヘリコプターの出動を要請しての訓練です。
ヘリコプターからは地上が小さく見えるので、場所が確認できません。そのため、地上から旗を振って場所を知らせます。
場所が確認できたら、いよいよ救助の開始です。
ヘリコプターは、砂丘の中に降りることができないので、空中での作業になります。
人が居ない場所を探して、隊員がヘリコプターから降下。
さっそうと降りてきます。
急病人の状態を確認し、搬送の準備。
救助用の担架の乗せて、空中でヘリコプターに収容します。
ヘリコプターで救助を行う場合、観光客の方にも付近に近付かないようお願いすることもありますので、そういう場面に遭遇された場合は、御協力をお願いします。
救急が発生した場合に備えて、私達も訓練を含めて準備しますが、重要なのは、観光客の皆さまが、熱中症に気を付けられることです。
そろそろ砂丘の中も気温が上がってきます。
飲み物を準備して、熱中症にならないように気を付けてくださいね。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/04/19