先月21日の部分日食に続いて、今日は金星の太陽面通過がありました。
今回は鳥取砂丘ではなく鳥取大学での観測でしたが、今回も天候にも恵まれ、多くの方が世紀の天体ショーを見ることができました。
観測会では、始めにさじアストロパークの宮本先生から金星の太陽面通過が起こるメカニズムなどの講義がありました。
金星の太陽面通過は、前回は2004年、次回は2117年と数年おきと100数年おきとで繰り返して起こっているそうです。しかもこの現象は6月か12月に限っているとのことでした。とても勉強になりますね。
スクリーンに映っている太陽の右上には7時過ぎの金星が太陽の中に入った時の写真です。
講義が終わった後は、広場で観測開始。
自作の太陽メガネや市販の太陽メガネで観測する人も。太陽の中に金星を見つけると、思わず「わー!すごい!」といった歓声を上げる人も多くいました。
専用の望遠鏡は列ができるほど人気でした。
日食観測でもとても活躍した望遠鏡の投影板での観測。
携帯のカメラで撮す人も多くいました。
投影板に写し出された太陽です。
右上に写っている黒い点が金星です。
ちなみに薄く小さく写っているのは黒点です。大きさの違いがよく分かりますね。
今回の一連の天体ショーは今回で終わり。名残惜しい気がしますね。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/06/06