10月11日に第1回目を掲載して、今回で5回目で最終回となります。
そして”秋”のつもりが”冬”になってしまい、先日は一面雪景色の砂丘に変身もしました。
雪の降る前に撮った写真で残りの砂丘植物を紹介します。
13)ウンラン (項番は最初からの通し番号としています)
ウンランは、ゴマノハグサ科の植物で砂の移動の少ない安定地に分布し、他の植物と混生することが多い。 飛砂への対応として葉はやや多肉で茎は横に伸び、8~10月にクリーム色の花を咲かせる。
下の写真は、開花後に種子が実った状態と、種子を取り出したもです。
種子は1~2mmの大きさです。
14)カワラヨモギ
カワラヨモギは、細かな葉が放射状に広がり、初春には葉の両面が白い毛で覆われている。
茎の根元部分は木質となり、砂の移動の少ない安定地に生育しています。
下の写真は、実った種子と、取り出した種子で1~2mmの大きさです。
これで、砂丘植物14種類を紹介しましたが、砂丘植物は もう一種類残って入ます。
”ハマウツボ”ですが、私も写真のみで、その実物を見た事も無く残念ながら紹介する事は出来ません。
<おまけ>
砂丘名物のラッキョウを紹介します。
下は開花後に種子が実った状態と、取り出した種子です。
砂丘周辺でラッキョウ栽培をされている農家の方に聞きましたが、ラッキョウの栽培には種子は使わないそうです。
前期の収穫の際に、一部を残して、それを植え付けすると、生育とともに分けつして多くのラッキョウが収穫されるそうです。
※ 写真撮影に使用した種子は砂丘に返しておきました。
以上
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/12/21