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1 鳥取県鉱工業指数の動向

  平成18年の鳥取県の鉱工業動向は、生産指数が対前年比4.3%の上昇、出荷指数は同▲3.3%低下し、在庫指数も同▲7.3%の低下となった。
  鉱工業指数の四半期別推移をみると、生産は、平成17年Ⅳ期から上昇に転じ、平成18年Ⅰ期が0.3%、Ⅱ期は2.4%と3期連続して上昇し、Ⅲ期は▲1.8%の低下、Ⅳ期は7.9%の上昇となった。また、前年同期比ではⅠ期は▲5.6%の低下となり、Ⅱ期は4.0%、Ⅲ期は10.6%、Ⅳ期は8.8%と3期連続で上昇となっている。
  出荷は、Ⅰ期は2.7%の上昇となり、Ⅱ期は▲0.1%、Ⅲ期は▲6.9%と連続して低下し、Ⅳ期は8.2%の上昇となった。前年同期比ではⅠ期は▲8.9%、Ⅱ期は▲6.6%、Ⅲ期は▲0.9%と平成17年に引き続き7期連続で低下となり、Ⅳ期は8期ぶりに3.3%の上昇となった。
   在庫はⅠ期が▲2.8%、Ⅱ期は▲7.8%、Ⅲ期は▲6.3%と3期連続で低下し、Ⅳ期は8.9%と上昇した。前年同期比ではⅠ期は▲3.7%、Ⅱ期は▲5.0%、Ⅲ期は▲11.9%、Ⅳ期は▲8.6%と4期連続で低下となっている。


鉱工業指数の推移

鉱工業総合の動き

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2 生産・出荷・在庫の動き

(1)生産の動き

ア 概要
   生産指数(平成12年=100)は年平均72.5で、対前年比4.3%の上昇となった。
   主要13業種の対前年比をみると、鉄鋼業が13.0%、電気機械工業が12.8%、一般機械工業が9.6%など6業種で上昇した。一方、輸送機械工業が▲16.3%、家具工業が▲9.8%、窯業・土石製品工業が▲9.0%など7業種で低下した。
  四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は0.3%、Ⅱ期は2.4%と連続して上昇した後、Ⅲ期は▲1.8%と低下、Ⅳ期は7.9%と上昇している。
   業種別では、ウエイトで50%近くを占める電気機械工業がⅠ期に上昇、Ⅱ期、Ⅲ期と2期連続で低下した後、Ⅳ期で大幅に上昇した。


業種別生産指数の動き


イ 加工型業種と素材型業種
  加工型業種総合の年平均指数は63.8で、対前年比11.3%の大幅な上昇となった。
  素材型総合業種は、年平均指数で76.8と、対前年比1.9%の上昇となった。
   鉱工業全体では、年平均指数は72.5で、対前年比4.3%の上昇となった。


加工型業種と素材型業種

加工型業種と素材型業種の動き


(2) 出荷の動き

  出荷指数(平成12年=100)は年平均85.4で、対前年比▲3.3%と2年連続で低下した。主要13業種の対前年比をみると、輸送機械工業が▲16.2%、食料品・たばこ工業が▲9.8%、窯業・土石製品工業が▲9.6%など7業種で低下した。一方、鉄鋼業が13.4%、パルプ・紙・紙加工品工業が6.3%、ゴム製品工業が5.3%など6業種が上昇した。
  四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は2.7%と上昇、Ⅱ期は▲0.1%、Ⅲ期は▲6.9%と2期連続で低下した後、Ⅳ期は8.2%と上昇となっている。
   業種別では電気機械工業がⅠ期は上昇、Ⅱ期、Ⅲ期は連続して低下し、Ⅳ期は大幅に上昇している。

 


業種別出荷指数の動き


(3) 在庫の動き

  在庫指数(平成12年=100)は年平均70.2で、対前年比▲7.3%の減少となった。主要12業種の対前年比をみると、減少したのは一般機械工業が▲62.0%、電気機械工業が▲15.6%、金属製品工業が▲10.7%など9業種であった。一方、家具工業が11.2%、パルプ・紙・紙加工品工業が2.7%、食料品・たばこ工業が1.4%と3業種が上昇となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は▲2.8%、Ⅱ期は▲7.8%、Ⅲ期は▲6.3%と3期連続で減少した後、Ⅳ期は8.9%と上昇している。
   業種別では電気機械工業がⅠ期からⅢ期までは低下し、Ⅳ期は上昇した。


業種別在庫指数の動き

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3 寄与度分析

(1)生産

 平成18年の生産指数は、前年比4.3%の上昇であった。
 業種別の寄与度をみると、電気機械工業が5.2%、一般機械工業が0.4%、パルプ・紙・紙加工品工業が0.3%など7業種がプラスに寄与している。
 一方、食料品・たばこ工業が▲0.9%など6業種がマイナスに寄与している。


生産寄与度

主要業種の寄与度


(2)出荷

 平成18年の出荷指数は、前年比▲3.3%の低下であった。
 業種別の寄与度をみると、食料品・たばこ工業が▲2.2%、電気機械工業が▲1.7%など5業種がマイナスに寄与している。
 一方、パルプ・紙・紙加工品工業が0.7%など8業種がプラスに寄与している。


出荷寄与度

主要業種の寄与度


(3)在庫

 平成18年の在庫指数は、前年比▲7.3%の低下であった。
 業種別の寄与度をみると、電気機械工業が▲6.7%、一般機械工業が▲0.7%、金属製品工業が▲0.5%など7業種がマイナスに寄与している。一方、パルプ・紙・紙加工品工業が0.7%、食料品・たばこ工業が0.2%、家具工業が0.1%など5業種がプラスに寄与している。


在庫寄与度

主要業種の寄与度


(参考)鉱工業総合の在庫循環図


鉱工業総合の在庫循環図


(注)「意図した在庫増局面」需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
 「意図せざる在庫増局面」供給が需要より多くなると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、在庫の積み上がりが起きる。
 「在庫調整局面」適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
 「意図せざる在庫減局面」需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。

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4 業種別の動向

(1)鉄鋼業

   鉄鋼業の前年比は、生産が13.0%と2年ぶりの大幅な上昇、出荷は13.4%と5年連続の上昇となった。一方、在庫は▲6.5%と4年ぶりの低下となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産は、平成17年Ⅱ期以降上昇に転じ、平成18年Ⅰ期は7.3%、Ⅱ期は2.7%、Ⅲ期は0.3%、Ⅳ期は6.0%と7期連続の上昇となった。出荷も生産と同様の傾向で、平成18年Ⅰ期は4.5%、Ⅱ期は4.2%、Ⅲ期は3.4%、Ⅳ期は2.9%と7期連続の上昇となった。在庫は、平成18年Ⅰ期は2.5%の上昇となったが、Ⅱ期は▲1.1%、Ⅲ期は▲2.4%、Ⅳ期は▲4.0%と3期連続の低下となった。
  品目別生産の動きは、鍛工品が15.3%と大幅に上昇した。
                                                                                                  (品目別生産:第23表参照)


鉄鋼業の推移

鉄鋼業の動き


(2)金属製品工業

   金属製品工業の前年比は、生産が▲8.3%、出荷が▲5.9%とそれぞれ2年連続の低下となった。在庫も▲10.7%の大幅な低下となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成17年Ⅲ期から低下傾向が続いており、平成18年Ⅰ期が▲2.8%、Ⅱ期が▲0.9%、Ⅲ期が▲1.4%、Ⅳ期が▲3.6%と、6期連続の低下となった。出荷はⅠ期が▲2.3%、Ⅱ期が▲2.0%、Ⅲ期が▲6.9%と3期連続で低下したが、Ⅳ期は6.7%の上昇となっている。在庫は、平成17年のⅡ期以降低下に転じ、平成18年Ⅰ期が▲0.8%、Ⅱ期は▲12.7%、Ⅲ期は▲1.2%と6期連続で低下したが、Ⅳ期は17.6%と大幅な上昇となっている。
  品目別生産の動きは、作業工具が18.3%、ガス機器が12.8%、建設用金属製品が5.2%などとそれぞれ上昇している。一方、建築用金属製品が▲36.5%、プレス製品が▲12.2%とそれぞれ大幅に低下し、電気めっきも▲6.7%の低下となっている。
                                                                                                    (品目別生産:第23表参照)


金属製品工業の推移

金属製品工業の動き


(3)一般機械工業

  一般機械工業の前年比は、生産が9.6%、出荷が4.1%とそれぞれ2年ぶりの上昇となった。一方、在庫は▲62.0%の大幅低下で7年連続の低下となっている。
四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期に生産が▲32.0%、出荷が▲37.9%とそれぞれ大幅に低下した。その後、Ⅱ期は生産が55.6%、出荷が46.8%と大幅に上昇、Ⅲ期は生産が▲1.5%、出荷が▲4.3%とそれぞれ低下、Ⅳ期は生産が11.4%、出荷が9.5%の上昇となった。在庫は、平成17年Ⅱ期以降低下が続き、平成18年Ⅰ期は▲49.0%、Ⅱ期は▲3.8%と5期連続で低下したが、Ⅲ期は135.1%と大幅に上昇し、Ⅳ期は▲90.1%と再び大幅な低下となった。
  品目別生産の動きは、金型が55.5%、一般産業用機械が32.2%とそれぞれ大幅に上昇した。一方、サービス用・民生用機械が▲41.5%、金属工作機械が▲22.8%とそれぞれ大幅な低下となったほか、その他の特殊産業用機械も▲5.5%の低下となった。
                                                                                                 (品目別生産:第23表参照)

 


一般機械工業の推移

一般機械工業の動き


(4)電気機械工業

 電気機械工業の前年比は、生産が12.8%の上昇となった。一方、出荷は▲3.4%、在庫は▲15.6%と2年連続の低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産と出荷は、平成17年Ⅳ期に続き、平成18年Ⅰ期は生産が8.8%、出荷は9.0%とそれぞれ上昇したが、Ⅱ期は生産が▲2.0%、出荷が▲6.9%、Ⅲ期は生産が▲4.2%、出荷が▲10.7%とそれぞれ2期連続で低下となり、Ⅳ期は生産が20.1%、出荷が21.1%とそれぞれ大幅な上昇となった。在庫はⅠ期が▲5.4%、Ⅱ期が▲13.8%、Ⅲ期が▲7.5%と3期連続で低下したが、Ⅳ期は8.6%の上昇となっている。
 品目別生産の動きは、情報通信機械工業が41.4%と大幅に上昇したほか、電子部品・デバイス工業のうち液晶素子は19.9%、配線器具は19.3%とそれぞれ大幅に上昇した。一方、半導体素子は▲7.0%、電子・通信機器用部分品は▲4.7%とそれぞれ低下となった。
                                                                                                (品目別生産:第23表参照)


電気機械工業の推移

電機機械工業の動き


(5)窯業・土石製品工業

 窯業・土石製品工業の前年比は、生産が▲9.0%、出荷が▲9.6%と、それぞれ2年連続の低下となった。在庫も▲1.8%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は、Ⅰ期に生産が1.8%、出荷が1.4%とそれぞれ上昇した後、Ⅱ期は生産が▲6.1%、出荷が▲4.8%、Ⅲ期は生産が▲0.3%、出荷は▲2.0%、Ⅳ期は生産が▲26.5%、出荷が▲29.9%とそれぞれ3期連続で低下となった。在庫は、Ⅰ期は0.7%、Ⅱ期は3.3%と上昇したが、Ⅲ期は▲0.2%、Ⅳ期は▲6.2%と2期連続で低下した。
 品目別生産の動きをみると、その他(石工品など)が▲17.8%、ファインセラミックスが▲12.5%、コンクリート製品が▲5.6%とそれぞれ低下した。
                                                                                                  (品目別生産:第23表参照)


窯業・土石製品工業の推移

窯業・土石製品工業の動き


(6)プラスチック製品工業

  プラスチック製品工業の前年比は、生産が▲2.3%、出荷が▲0.6%、在庫が▲1.7%とそれぞれ低下した。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産は、Ⅰ期は▲1.1%の低下となったが、Ⅱ期は1.0%、Ⅲ期は0.9%、Ⅳ期は15.7%と3期連続の上昇となった。出荷は、Ⅰ期は1.2の上昇、Ⅱ期は▲0.4%と低下となった後、Ⅲ期は1.8%、Ⅳ期は15.2%と2期連続の上昇となった。在庫は平成16年Ⅳ期以降低下に転じており、平成18年Ⅰ期は▲7.9%、Ⅱ期は▲3.3%と7期連続で低下となったが、Ⅲ期は9.7%、Ⅳ期は30.1%と2期連続で大幅の上昇となった。
  品目別生産の動きは、フィルムが▲8.3%、発泡製品が▲2.4%とそれぞれ低下した。一方、機械器具部品は0.8%の上昇となった。
                                                                                                 (品目別生産:第23表参照)


プラスチック製品工業の推移

プラスチック製品工業の動き


(7)パルプ・紙・紙加工品工業

  パルプ・紙・紙加工品工業の前年比は、生産が3.7%、出荷が6.3%とそれぞれ3年連続の上昇となった。在庫も2.7%の上昇となっている。
四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は上昇、低下を繰り返し、平成18年Ⅰ期は生産が4.0%、出荷が6.2%と上昇、Ⅱ期は生産が▲1.0%、出荷が▲1.7%と低下、Ⅲ期は生産が3.5%、出荷は4.4%と上昇、Ⅳ期は生産が▲1.8%、出荷は▲3.7%の低下となっている。在庫は平成16年Ⅲ期以降上昇し続けていたが、平成18年Ⅰ期は▲1.8%と低下し、以降、Ⅱ期は1.2%の上昇、Ⅲ期は▲13.6%の大幅な低下、Ⅳ期は7.0%の上昇となっている。
  品目別生産の動きは、段ボールが5.5%、紙が3.6%の上昇となった。一方、板紙は▲1.9%、事務用紙製品は▲1.2%とそれぞれ低下した。
                                                                                               (品目別生産:第23表参照)


パルプ・紙・紙加工品工業の推移

パルプ・紙・紙加工品工業の動き


(8)繊維工業

  繊維工業の前年比は、生産が4.9%、出荷が2.1%とそれぞれ上昇となった。一方、在庫は▲5.6%の低下となった。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産はⅠ期が3.5%、Ⅱ期が4.1%、Ⅲ期が1.3%と3期連続で上昇した後、Ⅳ期は▲3.5%の低下となった。出荷も生産と同様の傾向で、Ⅰ期は3.8%、Ⅱ期は4.8%、Ⅲ期は1.3%と3期連続で上昇した後、Ⅳ期は▲3.1%の低下となった。在庫はⅠ期が0.3%の上昇となった後、Ⅱ期は▲4.1%、Ⅲ期は▲6.9%と2期連続で低下したが、Ⅳ期は4.4%の上昇となった。
  品目別生産の動きは、織物製品が9.9%、紡績糸が8.9%、ニット製品が2.0%とそれぞれ上昇している。一方、その他(ニット染色・整理など)が▲9.7%の低下となっている。

                                                                                               (品目別生産:第23表参照)


繊維工業の推移

繊維工業の動き


(9)食料品・たばこ工業

  食料品・たばこ工業の前年比は、生産が▲4.2%、出荷が▲9.8%とそれぞれ低下となった。一方、在庫は1.4%の上昇となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産はⅠ期が▲5.0%と低下、Ⅱ期は7.0%、Ⅲ期は2.0%と2期連続で上昇した後、Ⅳ期は▲7.2%の低下となった。出荷はⅠ期が▲6.7%と低下し、Ⅱ期は12.1%と大幅に上昇した後、Ⅲ期は▲7.0%、Ⅳ期は▲6.6%と2期連続の低下となった。在庫はⅠ期が▲6.3%、Ⅱ期が▲3.7%と2期連続で低下した後、Ⅲ期は0.0%、Ⅳ期は20.2%の大幅な上昇となった。
 品目別生産の動きは、ブロイラー加工品が▲48.3%、しょうゆが▲13.5%、めん類が▲11.8%とそれぞれ大幅に低下したほか、パンが▲9.4%、清酒が▲6.2%などそれぞれ低下した。
 一方、惣菜が19.6%と大幅に上昇したほか、肉製品が5.8%、冷凍水産食品が4.1%とそれぞれ上昇した。
                                                                                                (品目別生産:第23表参照)


食料品・たばこ工業の推移

食料品・たばこ工業の動き


(10)その他工業

  その他工業の前年比は、生産が▲3.9%と3年連続の低下となった。一方、出荷は0.5%と3年ぶりの上昇となった。在庫は▲1.3%の低下となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は生産が2.4%、出荷が0.1%、Ⅱ期は生産が1.5%、出荷が3.1%とそれぞれ2期連続で上昇した後、Ⅲ期は生産が▲8.7%、出荷が▲6.3%とそれぞれ低下し、Ⅳ期は生産が9.0%、出荷は10.4%の上昇となった。在庫はⅠ期が6.9%、Ⅱ期は▲1.6%、Ⅲ期は2.6%、Ⅳ期は▲0.6%と上昇、低下を繰りかえした。
  細分類業種の生産の動きは、輸送機械工業が▲16.3%、家具工業が▲9.8%、木材、木製品工業が▲2.7%とそれぞれ低下し、ゴム製品工業が5.9%の上昇となった。
                                                                                                (品目別生産:第23表参照)


その他工業の推移

その他工業の動き


(ア) 輸送機械工業
  輸送機械工業の前年比は、生産が▲16.3%、出荷が▲16.2%とそれぞれ大幅な低下となった。
  四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は生産が9.7%、出荷が11.9%とそれぞれ上昇した後、Ⅱ期は生産が▲9.1%、出荷が▲10.9%、Ⅲ期は生産が▲4.3%、出荷が▲4.7%、Ⅳ期は生産が▲1.0%、出荷が▲1.9%とそれぞれ3期連続で低下した。
  品目別生産の動きは、自動車部品が▲17.0%と大幅に低下した。
                                                                                                 (品目別生産:第23表参照)


輸送機械工業の推移

輸送機械工業の動き


(イ)ゴム製品工業
  ゴム製品工業の前年比は、生産が5.9%、出荷が5.3%とそれぞれ上昇となった。また、在庫は▲2.2%の低下となった。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産は、平成17年Ⅳ期に大幅に上昇したが、平成18年Ⅰ期は▲9.5%の低下、Ⅱ期は3.4%の上昇、Ⅲ期は▲14.0%の大幅な低下、Ⅳ期は30.5%の大幅な上昇となっており、上昇と低下を繰りかえしている。出荷も生産と同様の傾向で、平成17年Ⅳ期の大幅な上昇後、Ⅰ期は▲16.7%、Ⅱ期は10.0%、Ⅲ期は▲15.7%、Ⅳ期は34.2%と、大幅な上昇と低下を繰りかえしている。在庫はⅠ期が4.2%の上昇となり、Ⅱ期は▲3.0%、Ⅲ期は▲2.8%と2期連続で低下した後、Ⅳ期は0.5%の上昇となった。
  品目別生産では、工業用ゴム製品が0.6%の上昇となっている。
                                                                                             (品目別生産:第23表参照)


ゴム製品工業の推移

ゴム製品工業の動き


(ウ)家具工業
 家具工業の前年比は、生産が▲9.8%、出荷が▲9.1%とそれぞれ低下し、在庫は11.2%と大幅な上昇となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産はⅠ期が▲0.5%、Ⅱ期は1.4%、Ⅲ期は▲15.4%、Ⅳ期は3.2%と上昇、低下を繰りかえした。出荷はⅠ期が▲1.7%の低下、Ⅱ期は0.3%の上昇となった後、Ⅲ期は▲6.0%、Ⅳ期は▲1.9%と2期連続の減少となった。在庫はⅠ期が10.7%と大幅に上昇となった後、Ⅱ期は▲3.0%、Ⅲ期は▲4.4%と2期連続で低下し、Ⅳ期は4.7%の上昇となった。
 品目別生産の動きは、木製机・テーブルが▲38.2%と大幅に低下した一方、たんすは28.8%と大幅に上昇した。
                                                                                               (品目別生産:第23表参照)


家具工業の推移

家具工業の動き


(エ)木材・木製品工業
 木材・木製品工業の前年比は、生産が▲2.7%と低下、出荷は2.0%の上昇、在庫は▲3.8%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産はⅠ期が4.9%の上昇、Ⅱ期が▲5.3%、Ⅲ期が▲6.5%と2期連続で低下した後、Ⅳ期は4.1%と上昇した。出荷は、平成17年Ⅱ期以降上昇に転じており、平成18年Ⅰ期は0.6%と4期連続の上昇となったが、Ⅱ期は▲9.4%と低下し、その後Ⅲ期は4.4%、Ⅳ期は2.1%と2期連続して上昇した。在庫はⅠ期が6.9%、Ⅱ期は▲1.6%、Ⅲ期は7.2%、Ⅳ期は▲1.4%と上昇と低下を繰りかえしている。
 品目別生産の動きは、一般製材が▲25.9%と大幅に低下した。
                                                                                              (品目別生産:第23表参照)


木材・木製品工業の推移

木材・木製品工業の動き


(別掲)品目別生産の推移(Excelファイル)

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5 財別の動向

(1)最終需要財

 鉱工業製品を用途別に分類した特殊分類の動きをみると、最終需要財では、生産が前年比5.4%、出荷が5.9%の上昇となった。一方、在庫は同▲4.6%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、最終需要財については、生産が、平成17年Ⅳ期に続き、Ⅰ期が2.8%、Ⅱ期が1.1%と3期連続で上昇が続いた後、Ⅲ期は▲4.4%と低下、Ⅳ期は4.9%の上昇となった。出荷は、平成17年Ⅳ期に続き、Ⅰ期も17.9%と大幅に上昇したが、Ⅱ期は▲0.8%、Ⅲ期は▲11.5%と低下が続き、Ⅳ期は3.2%と再び上昇した。在庫はⅠ期が▲0.4%、Ⅱ期が▲9.9%、Ⅲ期は▲4.9%と3期連続で低下した後、Ⅳ期は10.5%と大幅に上昇した。


最終需要財の推移

最終需要財の動き


(2) 生産財

 生産財については、生産が前年比3.3%の上昇となった。一方、出荷は同▲13.4%の大幅な低下となり、在庫も▲9.9%と4年ぶりの低下となっている。
  四半期別の推移を前期比で見てみると、生産は平成18年Ⅰ期が0.1%、Ⅱ期が2.4%、Ⅲ期が2.6%、Ⅳ期が8.5%と、平成17年Ⅳ期から続けて5期連続で上昇となっている。出荷は、平成17年Ⅳ期に続き、平成18年Ⅰ期が▲9.0%、Ⅱ期が▲3.4%と3期連続で低下した後、Ⅲ期は3.4%、Ⅳ期は8.2%と連続して上昇した。在庫はⅠ期が▲6.7%、Ⅱ期が▲3.9%、Ⅲ期が▲7.1%と3期続けて低下した後、Ⅳ期は6.9%の上昇となった。


生産財の推移

生産財の動き


(3) 個別の財の出荷動向

 最終需要財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、資本財は3.1%の上昇、建設財は▲3.8%と平成17年に引き続き低下、耐久消費財は25.2%の大幅な上昇となった。また、ウエイトで最終需要財全体の約4割を占める非耐久消費財は▲5.8%と3年ぶりの低下となった。


最終需要財(出荷)の推移

最終需要財(出荷)の動き


 次に生産財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、鉱工業用生産財が▲13.5%と
大幅な低下となり、その他用生産財も▲4.9%と2年連続で低下した。


生産財(出荷)の推移

生産財(出荷)の動き

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 総務部 統計課
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