拉致被害者 松本京子さん

松本京子さんの写真 松本京子まつもときょうこさん(当時29歳、米子市出身)は、1977(昭和52)年10月21日、自宅近くの編み物教室に向かったまま拉致されました。

 政府は、平成18年11月20日、「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律」に基づいて、米子市の松本京子さんを拉致被害者に認定しました(政府認定の拉致被害者としては、17人(12件)目。県内初。)

  

事件の概要

 以下は、特定失踪者問題調査会による調査内容です。

失踪時の状況

  • 1977(昭和52)年10月21日午後8時頃、自宅近くの編み物教室に行くと言って自宅を出たまま行方不明。失踪時は、紺色の スカートとチョッキ・白色のブラウス・サンダル履きという普段着で、現金は所持していなかった。
  • この日の夜、京子さんの自宅から約200メートル離れた家の人が、裏庭で京子さんと見知らぬ男が会話をしているのを目撃してい る。
  • 男は2人で、1人が京子さんと会話をし、もう一人は見張りをしているようだった。
  • このとき、目撃者が「何をしている?」と男に声をかけると、1人が殴りかかり、額に縫うほどの怪我を負わせ、海岸の方向へ逃げて いる。
  • 通報を受けた米子警察署が男2人を傷害の疑いで追ったが、捕捉できていない。

失踪に係る不審な点

現場に残された京子さんのサンダル

  • 海の方に向かって、何人かの足跡が残されていた。
  • 京子さんのサンダルが片方だけ残されていた。
  • 当時、警察が不審な電波の交信を傍受していた。
  

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