鳥取砂丘の名物の一つである”鳥取大砂丘全日本サンドボード選手権大会”が延期になりました。理由は海岸侵食による”浜がけ”ができてしまったからです。非常に残念です。
浜がけとは・・・高波により砂浜が削られること。
大会場所の斜面の末端が、高さ2m以上の垂直のがけになっていて、安全面で支障をきたすというわけです。
4月27日、強風が吹き荒れる中、その会場を見に行ってきました。
高波が砂浜を飲み込んでいました。なるほど浜がけができるわけだと思いました。自然回復をするにはもう少し時間が必要かも知れません。
選手権大会は、延期になりましたが体験試乗会は行っているそうです。本日も何名かの方がされていました。
詳しい問い合わせは、サンドボード事務局のインストラクター前田さんまで連絡お願い致します。TEL【0857-30-1991】
(松尾レンジャー)
サンドボード体験試乗会の様子(選手権大会と同じ場所です)約30度の勾配が約40mあります。リフトがありませんので足腰が強くなりそうです。
ご覧の通り、下部が垂直のがけになっています。体験試乗会も安全を考慮して事前に利用者の了解を得るそうです。
日本海に向かって滑降するのは気持ちがいいと思います。
撮影日2009年4月27日 高波が砂浜を飲み込んでいて、サンドボード大会場所の下まで押し寄せています。
サンドボードの会場に限らずあちこちで浜がけができています。
撮影日2009年4月29日 本日は、穏やかな海で波がほとんどありませんので影響はなさそうです。
撮影日2009年4月27日 サンドボード会場の近くの斜面にて撮影
コウボウムギが砂に埋もれています。強風でかなりの砂が移動しているのが分かります。
砂丘植物はこのような過酷な条件の下で生育しています。
砂丘事務所 2009/04/29
4月27日にフィンランドのヨルマ・ユリーン大使が鳥取砂丘にいらっしゃいました。砂丘レンジャーが鳥取砂丘の解説をしました。
事前に簡単なフィンランド語の勉強をしましたが、大使は全て英語で話されたので、その実力を発揮することは出来できませんでした・・・。フィンランドは、国際的な学習到達度調査において高い学力があるそうです。また有名なのは、携帯電話のノキア、アニメなどで知られるムーミンなどがありますし、世界自然文化遺産の「ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島」があります。オーロラも見えるそうですし、何より日本から一番近い距離にあるヨーロッパの国だそうで親近感がわきました。この日は生憎の強風でしたが、鳥取砂丘を楽しんでおられました。(松尾レンジャー)
フィンランド大使と砂丘レンジャーによる解説状況 強風で風紋がくっきり。
鳴き砂の体験をされました キュッ、キュッと鳴る音に歓心されていました。
左から2番目がヨルマ・ユリーン大使です。
砂丘事務所 2009/04/29
先日、鳥取砂丘内で綺麗な植物を見つけました。紫色をした小さな花をつけた可憐な植物でした。
調べてみると”いそすみれ”という植物でした。砂浜や砂丘に生える植物みたいです。
なるほど納得しました。(松尾レンジャー)
いそすみれの開花(撮影)2009年4月15日
本日見に行くと枯れそうになっていました。
条例啓発状況(先週の土曜日の様子)
砂丘事務所 2009/04/26
折角の日曜日ですが、世界砂像フェスティバルが中止になるほどの強風が吹く鳥取砂丘した。
乾いた砂が時おり容赦なく吹き付けてきました。目を見開くのも大変ですが、それでも負けじと馬の背頂上まで登りました。
荒れ狂う日本海の姿が見えました。さすがに人出は少ない一日でした。(松尾レンジャー)
乾いた砂が舞っています。砂柱があちこちで見えます。
馬の背の頂上にて・・強風で飛ばされた砂が堆積しているようです 長靴がすっぽりと埋まりました
荒れ狂う日本海
砂丘事務所 2009/04/26
砂丘事務所 2009/04/24