鳥取砂丘から車で40分ほどの距離にある岩美町唐川のカキツバタ群落。
先日、鳥取砂丘に来られた観光客の方から「カキツバタの花が見たい!!」との声があり、この唐川をご紹介しました。が、みなさんにご紹介する前に自分の目で確かめてから…と思い、カメラ片手に行ってきました。
5月23日の様子です。
0.6haにも広がる湿原一面に、鮮やかな紫色のカキツバタが広がっていました。
駐車場から細い山道を歩くこと10分、少し疲れたな…と感じたころに目の前に広がったこの風景。
元気をもらいました。
国の天然記念物にも指定されている、この唐川のカキツバタ群落。
6月初旬まで見頃が続くようです。
みなさんも、ぜひどうぞ。 (笠見)
砂丘事務所 2009/05/25
先日、
白いハマヒルガオが咲いているという情報が砂丘事務所に寄せられました。
ハマヒルガオは毎日のように見ていますが、それは珍しいと思い捜索に向かいました。
歩けど見渡す限りピンク色の絨毯ばかりでしたが、ついに白く輝く花を見つけました!。
ハマヒルガオの群落
白いハマヒルガオの花 近景
通常のピンク色の花と比較すると、その白さが際立って見えます。
自然公園財団の音田さんに話を伺ったところ
「時々白い花をつけることがあるが、珍しいことに間違いはない」ということでした。
突然変異なのでしょうか・・・綺麗な花を見ることができて良かったです。
興味深い情報などがあれば、砂丘事務所まで連絡をして頂ければ幸いです。
情報提供して頂いた方、ありがとうございました。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/23
鳥取砂丘の海岸沿いでクラゲを発見しました。波が高かったので打ち上げられたのでしょうか。
クラゲは、8月中旬以降から出現するものと思い込んでいた私は驚きました。
何の種類か分からなかったので山陰海岸学習館の和田博士に教えて頂きました。
ミズクラゲ(写真上) ミズクラゲ科に属するクラゲの一種 よく観察される
研究材料・ペットとしても飼育されている
人を刺すことはない。
キンセンガ二(写真下) 浅い海の砂に潜って暮らしているカニ
アカクラゲ オキクラゲ科のクラゲの一種
強い毒を持っています。
死んでも
毒は残るそうです。触らないようにご注意下さい。
山陰海岸学習館の紹介山陰海岸学習館の建物 住所:鳥取県岩美郡岩美町牧谷1794-4
山陰海岸で暮らしている様々な海の生き物の興味深い生態や行動を紹介しています。
私は、コウイカの生態が興味深いと思いました。入館無料ですので立ち寄ってみてはいかが
でしょうか。
また、野外観察会も行っているので参加されてみても楽しいと思います。
詳しい情報は山陰海岸学習館のHPをご覧下さい。
http://site5.z-tic.or.jp/~museum/gakusyukan/山陰海岸学習館の内部 大きな水槽の中にコウイカがいました。左側が和田博士です。
(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/23
ハマヒルガオは至る所で開花していますが、第一砂丘列の辺りで変わった光景を目にしました。
ハマヒルガオは
ピンク色のような花を咲かせますが、その中に鮮やかな
黄色が混じっていたのです。
ハマヒルガオの群落(第一砂丘列周辺) 中央辺りに
黄色のものがあります。
なんだろうと思い近づいてみました。すると・・・
なんだか細くて黄色のものが、ハマヒルガオに巻きついているようです。
近景 針くらいの太さで、くるくると巻きついています。
蜂が一生懸命に蜜を採取していました。
ハマゴウにも寄生していました。
黄色の正体は、
アメリカネナシカズラという外来植物でした。北アメリカ原産の植物で、全国的に繁殖しているようです。
つる性の一年生草本で、分岐して他の植物に吸盤で絡みつき長さ0.5mになります。
いろいろな在来植物に寄生して、生育を阻害する植物なので防除が望まれています。
除草を試みてみました。簡単にちぎれましたが、しっかりと巻きついているので完全に取り去るのは難しかったです。
この他にも在来種を脅かす外来植物があります。また紹介したいと思います。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/22
本日の鳥取砂丘は、朝より雨が降りそうな天気でしたが、なんとか雨の降らない曇りの一日でした。
午後からは風が強くなり、馬の背の頂上では綺麗な風紋が出来ました。
そこを歩いていると顔に何かが当たりました。何だろうと思い手で拭うと昆虫でした。
真っ赤な体に黒い斑点模様・・
・ナナホシテントウ虫かな?と思いました。
鳥取砂丘でも生息しているんだなと驚きました。(松尾レンジャー)
手にとまるてんとう虫
鳥取砂丘を歩くてんとう虫 てんとう虫の目線になると砂丘はより起伏だらけ?
砂丘事務所 2009/05/19