どうして、砂だけなのに人々がやって来るのでしょうか?それには人それぞれの見方や感じ方があると思います。
「もう一人の自分を見つけるため」?「もう一人の自分を確かめるため」?「気持ちのリフレッシュ」?
砂丘を歩いている人を、よーく見てみると不思議に思うことがあります。
○3~4人で一緒に歩いている人
○グループなんだけど一人だけで歩く人
○競争する人
○誰も歩いてないところを歩く人
○何回も後ろをふり返りながら歩く人
○途中でひきかえす人
○男性が手を引っ張るカップル
○女性が手を引っ張るカップル
○二人同時に登るカップル
○ほったらかされる人 など
砂丘の砂の上を歩く時は確かに人の足跡の上を歩くと楽です。足跡がないと足が沈んで歩きにくいです。
けれど、苦しくても頂上にたどりついた時、多くの方が風に吹かれて、すがすがしい顔をしています。
そして砂丘のきれいな空気を胸いっぱいに吸い込み、海を眺めてニコニコしています。
砂だけの景色でも大勢の人が訪れる訳は、この「
達成感」にあるようにと思います。
今年も11月8日(日)に
鳥取砂丘ウォークが開催されます!!
砂の上を歩くパターンはさまざま。あなたはどのタイプでしょう??
やっぱり歩いてみないとわからないですよネーッ!!
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2009/10/29
ここ最近良いお天気が続いている鳥取砂丘。そんな日には、夕方5時を過ぎるとカメラと一緒に砂丘に足を運んでしまう。
そのわけは・・・
砂丘一面、オレンジ色。
ぽかーん。ただただ時間を忘れて馬の背の向こうを眺める。
砂丘一面、茜色。
人の影さえも、砂丘のすべてをロマンチックにうつし出してしまう。
夕日の魔法。
まんまと魔法にかかり、幸せな気持ちになってしまう。
夕日の魔法にかかりに、みなさんもぜひ砂丘に足を運んでみてください。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2009/10/24
今年の春開設された鳥取県砂丘事務所。わたしたち砂丘レンジャーは3月からこの鳥取砂丘の様子を毎日見守ってきました。天気によって、日によって、時間によって・・・砂丘は刻々と変化していきます。
では、季節によってはどのように変化してきたのでしょうか??
今日は移りゆく砂丘の姿をご紹介します。
4月 オアシスにはたっぷりとわき水がたまっています。
5月 ゴールデンウィーク中、鳥取砂丘は大にぎわい!!
6月 砂丘に生育する植物たちがすくすくと成長、左側に写る緑が鮮やかになったのがわかりますか??
7月 梅雨に突入。雨にぬれた馬の背もまたいい感じの色合いに。そして植物の勢いはさらに増していく・・・
8月 梅雨明け。砂の表面温度は50度を超える。砂丘の上に広がる夏の空。さわやかな青。
9月 秋の空には毎日いろんな形の雲がもくもく。
10月 そして現在の砂丘。砂丘の緑は茶へと変わり、秋の訪れを観光客に告げる。
以上、春から秋にかけての砂丘の様子でした。
これから砂丘はどんな風に冬支度をしていくのでしょうか。
温かく見守っていきたいと思います。(山本レンジャー)
砂丘事務所 2009/10/22
私達、砂丘レンジャーは、全国各地、世界各国、さまざまな人とのかかわり合いがあります。「いつでも、どこでも、誰とでも」その御縁を大切にしています。そして、「砂丘は宝もの!」として大事にしています。
さて、皆さんの宝ものは何ですか?
宝ものだと気付いていないものが、本当の宝ものだったりしますね。
「両親」「子供」「友人」「恋人」「思い出」「きれいな景色」「言葉」・・・ということで、10月25日(日)は「鳥取砂丘の中心で愛を叫ぶ!」イベントが開催されます。
くわしくは、こちら↓↓
http://www.i-tottorisakyu.com/
ほかにも、「
全日本サンドボード選手権大会」「
ふくべらっきょう・花マラソン大会」などなど砂丘を舞台としたイベントが目白押し!!
鳥取砂丘へ、ぜひお越しください☆
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2009/10/21
みなさんがイメージする砂丘の風景とはどのようなものでしょうか?
砂丘を構成しているのは小さな単純な砂粒です。
しかし、その集合体である砂丘は、あたかも生命をもった巨大な生き物のように、風の作用で形を変え、移動します。冬場は飛砂で荒れ狂い、静穏な日の砂丘は美しい女性的な曲線を表します。
朝夕の斜光の中に浮かぶ風紋は天然の精巧な芸術作品を思わせます。
8月24日撮影
9月15日撮影
砂丘を背景にすると、人物がどこか魅力を帯びる気がします。帽子、傘などそれだけのポーズでも、これだけいいバック背景はないでしょう。
砂丘の数ある表情の中でも、やはり風紋は砂丘の看板娘のような存在です。
今日はもう一つ、10月9日(金)台風通過直後の鳥取砂丘の様子です。
雨で湿った砂と強風で乾いた砂とで馬の背にはまだら模様ができていました。
また、足下をよーく見てみると・・・「砂柱」です。
「砂柱」は、降雨後、毎秒12メートル以上の風が吹くとできる砂の模様。まさに台風通過後がこの「砂柱」を見ることのできる絶好のチャンスなのです。(鳥取砂丘検定公式テキスト p17)
たかが砂粒、されど砂粒です。(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2009/10/13