もうすぐ4月なのに寒波が襲来して冬に逆戻りした鳥取砂丘です。
お昼過ぎには雪となり一時砂丘は冬色に変身しました。
でも、オアシスでは徐々に春色に変わっています、空ではヒバリが寒さをが我慢しながらさえずっています、 ヒバリの声を出せないのが残念!
春色の犯人は、コウボウシバの新芽で寒さにも負けず緑の葉を伸ばしています
他にも、コウボウムギの新芽を発見
でも、ケカモノハシ、ビロードテンツキ、ハマゴウなどは まだ目覚めていません。
次回には、これらの砂丘植物の目覚めを報告できるかな?
レンジャーは毎日砂丘で植物の巡視もやっています。
もうすぐ暖かくなり、素足で砂丘散策ができる季節となります、また4月29日より「砂の美術館」が開館します。今回のテーマは「砂で世界旅行・アフリカ」です、沢山の観光客をお待ちしています。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/03/29
昨日、広島県からのご夫婦をガイド中、砂丘内の「火山灰露出地」で発見しました。
何か、わかりますか?
近づいて見ると・・・・。
周囲には「鳥」の足跡が多くありました。
「うなぎ?大なまず?・・・・意見は分かれましたが・・・・・。」
「どうして、こんな場所に?・・・・・。」
早速、砂丘事務所に報告し、調査開始です。
集まった観光客の方々も、「この魚は何ですか?・・・。」の質問にも誰もわかりませんでした。
子供たちも、ちょっと・・・・・触ってみました。
長さは1m、太さは32cm、・・・でも頭と内臓はすでに食べられていました。
山陰海岸学習館の和田学芸員にお尋ねしたところ、「クロアナゴ」の仲間ではないか。との事でしたが、砂丘の前の海にこんなのもいるんですね。
おそらく、大型の猛禽類の鳥が運んで、食べ残したものでしょう。・・・と結論にいたりました。
今年もびっくりするような事が、また!ありそうですね。
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2010/03/24
一昨日からの強風で頂上から右側の峰の形が変化し高くなりました。
新しく積もった砂なのでフカフカしています。
この場所は風紋もよく見られますので、是非!・・・ご覧下さい。
馬の背の頂上も半分になり、砂が移動しているのがよくわかりますよ!
馬の背から見た海士島(あましま)
今日もたくさんの観光客の方々においでいただきました。
この時期の鳥取砂丘は馬の背の「右側」☆を動かしているようです。
ちなみに、日本人は「左側」の「脳」をよく使うそうです。・・・「緊張しすぎると・・」これも「左側」
リラックスしているときは・・「右側」の「脳」を動かしているそうです。
皆さん・・・是非!1回は「鳥取砂丘」へお越しください。そして少しでも気分転換になればと思います。
鳥取砂丘のガイドは、鳥取砂丘レンジャーがお待ちしております。
九州地方は「桜」も咲いたそうです。春はもうすぐそこですね!・・・。
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2010/03/17
3月14日(日)に、鳥取砂丘ガイドサポーター養成研修が行われました。
本研修は、「鳥取砂丘検定」合格者を対象として鳥取砂丘のガイド者を養成するもので、今回で2回目となります。
鳥取県砂丘事務所 所長の挨拶
「山陰海岸ジオパークと鳥取砂丘について」の講義中
熱心に聴講する16名の受講者
追後スリバチ付近で現地指導を受ける風景
4月のデビューに向けて皆さん頑張って下さい、レンジャーも応援します。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/03/16
今回は「カワラヨモギ」です。砂の動く「生きた砂丘」は、普通の植物にとってはやはり過酷な環境です。
荒れる日本海。思わずブルッとなります。
「カワラヨモギ」をご存知の方も多いと思いますが、名前の由来は川原や海岸の砂地に多く自生し多年草で「川原に生えるヨモギ」という意味からだそうです。
見た目と違ってとても柔らかな葉です。カワラヨモギは地面からいきなり出ているようです。
葉はまるで根から生えているみたいに見えるので「根生葉(こんせいよう)」と呼びます。
ヨモギパワー ☆は効用がすごいらしい~!
鳥取砂丘へお越しの際は砂だけの世界ではなく、砂丘植物の生活の場であることもご理解くださいね。!
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2010/03/10