2010年9月26日
本日9/26(月)は、毎年春・秋の年に2回実施される「鳥取砂丘一斉清掃」の日です。
早朝から雨がパラパラと降ったりやんだりを繰り返していて、今日の一斉清掃は大丈夫かな・・・?と不安でしたが、朝8時頃には雨が上がりました!開始式が始まる9時頃には天気回復!太陽の光がまぶしいくらい良いお天気となりました。
事前に申し込みを頂いていた74団体、約3600人と、その他にも一般の参加者と、今回もたくさんの方に参加して頂きました。
まずは開始式です↓
竹内功鳥取市長の挨拶の中で、この一斉清掃の取り組みの成果が紹介されました。
30年前には約20トンもあったごみが、今春には1.4トンまで減少したそうです。約14分の1にまで減っているなんてすごいですよね!ますますやる気がでます!
開始式の後、それぞれの清掃場所へと移動↓
こうやってみると、本当に大勢の方の力で鳥取砂丘は守られているんだなぁ~と実感します。
らくだ乗り場すぐ下の辺りでは、ゴミはあまりなかったのですが、観光客の方が裸足で歩いても大丈夫なように、小石を中心に拾いました。
砂丘に来て頂いた方に安全・安心して楽しんで頂きたい!その思いを胸にみんなで一生懸命拾いました。
オアシス東側周辺では清掃だけでなく、外来植物の除草も行われました↓
ここは夏のボランティア除草で除草したエリアなのにも関わらず、メヒシバやコマツヨイグサなどの外来植物が生えていました。
ちょっとした油断もできません。
参加して頂いた皆さん、どうもありがとうございました★
砂丘事務所 2010/09/26
2010年9月25日
鳥取地方は昨日から強風波浪注意報が発令されており、鳥取砂丘は砂嵐状態が続いています。
特に昨夜から本日午前中にかけて強風が吹き荒れて砂丘が変わりつつあります。
綺麗な縞模様となった馬の背斜面と、飛砂の中を走る観光客
オアシスを流れる「尻無川」に異変が起こっています、飛砂で川が埋まってしまいました。
BEFORE AFTER
北風により海側斜面より吹き上がる飛砂
馬の背東側には、新にスリバチが出来つつあります、現在約10m程度の高低差が有ります。
この様な砂嵐の砂丘でも沢山の観光客に来て頂いています、感謝!
以上、9月25日(土)の鳥取砂丘でした。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/09/25
2010年9月21日
昨日までの3連休、駐車場は常に満車状態、足洗い場には長い列・・・と大にぎわいの鳥取砂丘でした。
昨日、砂丘入口で撮影した1枚
ずらり並んだ観光客の方の靴
やっとこうして靴をぬいで、裸足で砂の上を歩ける季節になりました。
真夏には考えられなかった光景です。猛暑日が続き、毎日砂の温度が60度近くまで上がっていた夏休みシーズンには「必ず靴をはいてください。やけどしますから。」と呼びかけるのが日課になっていたくらいです。
これからの季節は、ぜひ裸足で砂の感触を味わってみてください。
さて、本題へ。
昨日「ハマベノギク情報」として、1週間前のつぼみをつけたハマベノギクの写真を載せていましたが、今日は最新情報です☆
1週間ぶりに、第1砂丘列まで足を伸ばしてきました。
そして・・・
やりました!!
数は多くはないですが、昨年から2週間遅れで開花です。
第一砂丘列の海岸付近と松林の周りの斜面、2つのスポットでぽつりぽつりと花を咲かせていました。
そして今年もやっぱりいました。
白いハマベノギク。
昨年より白いハマベノギクは増えたような気がしました。が、なんとなく見つけることができると得した気分になれます 笑。
ハマベノギクの小さなお花畑です。
つぼみもまだいくつかありましたが、一目見たいという方は、ぜひお早めに♪
あともう一つ。ウンラン最新情報です。
8月のおわりぐらいから花をつけるはずのウンランですが、今年は猛暑だったせいか全く花をつける気配がないまま9月も後半に突入。
と、2日前くらいからこちらもちらほら開花しはじめました。
これは砂丘入口から海に向かって東へ歩いている途中で撮影したものです。
ウンランも涼しくなるのをいまかいまかと待っていたのでしょうね。
以上、ハマベノギク&ウンラン最新情報でした☆
砂丘事務所 2010/09/21
2010年9月20日
石橋レンジャーもレンジャー日記で言っていましたが、9月に入っても残暑が厳しかったのが、やっと暑さが落ち着いてきましたね。
♪秋よ来い~ 早く来い~♪
(あれ?この歌は「春」だったかな?)
食欲の秋!芸術の秋!う~ん、どちらも魅力的ですが、やっぱり私達が今一番気になるのは、ズバリ『砂丘の秋』です!
秋に花や実をつける植物はたくさんありますが、砂丘植物もたくさんの実をつけるものがあります。
まずはこちら↓
ハマゴウです★
「浜香」と呼ばれたことがある通り、花と実には芳香があって、いい香りがします。実は乾かすと薬用にもなると言われています。
ここでちょっと小話を。
ジロケン先生曰く、平安時代の人々は疲労回復の為に、これを枕に入れて寝ていたようです。
昔版『アロマテラピー』みたい!!昔の人々もオシャレですね☆
そのハマゴウの実を乾燥させて、ポプリのようにできないかと隣のジオパークセンターのジオガイドさんがつくりました。
ミントのような爽やかなとってもいい匂いがして、癒されます☆今ジオパークセンターに置いていますので、是非お試しを!
【コウボウムギ】
コウボウムギは秋になると雌花の穂に黒褐色の実ができます。その実が落ちて砂の上に集まっています。
聞くところによると、この実を煎ると麦茶のようなお茶が出来るらしいです!
続いてはコチラ↓
ハマボウフウの実です。ホオズキのような形をしています。中身を取り出してみると
種がでてきました。
★ハマベノギク情報★
砂丘植物の中では最後に花をつけるハマベノギク。去年は9月4日付けのレンジャー日記で、花が咲いたハマベノギクをご紹介しましたが、今年は猛暑だったせいか、開花が少し遅いようです。
鳥取砂丘では海岸部の一部に分布するといわれているので、約1週間前に第一砂丘列付近まで足をのばして探してみました。
一週間前では、まだ開花してはいなかったのですが、つぼみをつけているものを一つだけ発見しました!
ほんのり紫色のかわいらしい花をつけます。一週間前の情報なので、今はもう咲いているかも!?近いうちにまた探しに行こうかと思います★
砂丘事務所 2010/09/20
2010年9月18日
皆さん!・・・あっという間に・・9月中旬ですね!
最近は、あの暑かった8月が少し思い出になろうとしていませんか?
今日は、鳥取砂丘も少し涼しくなりました。
毎日、砂丘内で巡視やガイドを行っている砂丘レンジャーが、涼しくなった!っと感じられるのは、夏場は朝8時ごろには、暑いっ!~ と言っていたのに、今は朝10時ごろにならないと、砂上や砂丘内で暑さが感じられなくなったからです。(桃レンジャー)
さて、そんな砂丘内で今日は・・・馬の背斜面で「紙ひこうき」を飛ばしている少年を発見しました。 その一生懸命な姿がとても印象的でした。
きっと・・・・こんなイメージで・・☆
実は、砂丘事務所の入口に、(財)自然公園財団の「紙ひこうき」作りの展示物があります。
いつも、多くの家族連れの方がお越しになられ、とても、・・・にぎやかです。
連日、多くの観光客がおいでになられています。これからは、もっと!・・・涼しくなりすごしやすくなりますので、是非お越しください! 帰りには「梨」でもどうですか?
今回の連休は短いですが・・・「紙ひこうき」と「梨」と「鳥取砂丘」で、どうでしょう?これで!・・・ととのいましたか?
(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2010/09/18