朝はいつ雨が降り出してもいいようなどんよりした曇り空だったのが、
昼頃から一転!天気が回復しました。
天気が回復したのと同時に、砂丘内に強い風が吹き始めました。
北西方向から吹いている風です。
これは砂のアートに出会えるかも☆そう思い、砂丘内にいざ出陣!
馬の背東側の様子。
左下の溝のようになっている部分、分かりますか?
これは乾いた砂が飛ばされて、このような形になっています。
写真右側に写っている海岸側斜面をクローズアップしてみると・・・↓
石橋レンジャーに聞くと、これも乾いた砂の部分が飛ばされて、このような形ができるそうです!
これぞまさしく砂の彫刻★
今日は久々に強い風が吹いて、砂も飛んでいます。
一体どのくらいの風が吹いているんだろう?と疑問に思い、
事務所に風速計を取りに帰りました。
右手に持っている風車のようなものを風に向けると、
左手に持っている機器の画面に風速が表示されます。
まずは砂丘階段を上がってすぐの場所で計測。
風速毎秒10mを表示しました。
砂が移動を開始して風紋ができるのが、風速毎秒5mなので、
今日も至るところで風紋を見ることができましたよ★
観光客の方も風に飛ばされまいと必死!
霧のように、もやがかかっているのは砂です。
馬の背に向かっている女性2人組、大丈夫だったかなぁ・・・。
馬の背に上がると、さらに強い風が吹いていて、
計測すると毎秒11mの風が吹いていました。
よく砂が飛んでいて目を開けられないくらい!
砂が体にピシピシと当たります。
これから秋になると、台風や強風によって砂柱や砂簾がよく見られます!
また、湿った砂丘に強風が吹いた時にできるゼブラ模様も見られます。
砂丘にお越しの際は、是非砂のアートを見つけてみて下さいね☆
砂丘事務所 2010/09/13
今、鳥取砂丘で何が起こっているかをお届けする「鳥取砂丘 NOW!」
第1弾は砂丘に住む動物達にスポットを当てて、お送りしたいと思います☆
と、その前に。
9月に入ってからの砂丘の雰囲気を一言で言うと・・・「若いっ!!」
世間では夏休みも終わり、仕事も再開。気を引き締めてまた頑張ろうー!という中、まだ9月いっぱいも夏休みの大学生さんのグループが砂丘を訪れてくれています。皆さん元気いっぱいです。
これ全部大学生さんです。
砂丘を見渡す限り大学生ばかり!という時も少なくありません。
では余談はこれくらいにしといて、本題に入ります。
8/25のレンジャー日記にも登場した自然公園財団のジロケン先生と一緒に砂丘で動物達の今を追ってきました。
まずはカワラハンミョウのカップルを発見!
細く長~い足で砂の上をスイスイと素早く動く姿からついたあだ名は「砂丘の忍者」。
でも、メスがオスの上に乗っていると動きは鈍くなるんじゃない?と思っていたのですが、私が甘かった!その動きに鈍さはなしっ!すみません、恐れ入りました。
カワラハンミョウのカップルを初めて見ることができて興奮しながら、次のスポットへ。
砂が崖のようになっている砂塚を通り過ぎようとした時、「ちょっと待ったーー!」とジロケン先生の声。
「え、何かいるんですか?何も見えませんが・・・。」
初心者の私は何も分からず、ジロケン先生に教えてもらいました。
皆さん、この崖にポツポツと穴が開いているのが分かりますか?これがハマスズの巣穴です。
顔を出してくれる時があるということで、じっーと待ってみましたが、この日はハマスズの姿を見ることができませんでした。お出かけ中だったのかな?
しかし、耳を澄ましてみると「ジージー」という声が聞こえました!ん?耳鳴り?と思うようなかすかな音ですが、鳴き声を聞くことができましたよ☆
何か動物が砂の中を通った跡をいくつも発見しました。
←こちらにも。
どんどん進んで行って第一砂丘列付近の海岸近くまで行くと、なにやら深い穴を発見。
ずっーと掘っていくと、この穴の持ち主さんと遭遇!
スナガニです★
ジロケン先生と歩くと、普段は全然気付かない発見がたくさんありました!
皆さんも足下を気にしながら、目を凝らしながら砂丘を歩いてみて下さい。きっと新しい発見に出会えますよ!
砂丘事務所 2010/09/10
8月31日(火)から4日間、日本学生フライヤー連盟の夏合宿が鳥取砂丘で行われました。
この合宿は、ハンググライダー、パラグライダーの競技を行っている全国の学生が集まり、安全と基本技術の再確認、フライト技術の向上のために毎年開催されているものです。
今年の夏も約150人の学生が鳥取砂丘の西側エリアで練習とミニ大会、安全講習会が行われました。
まるで、砂の上に色とりどりの花が咲いたようですね。
最終日の9月3日(金)には、参加者による恒例の鳥取砂丘除草活動!
代表が「合宿でお世話になった砂丘への恩返しとして、我々の手できれいにして帰りましょう」と挨拶すると、約6ヘクタールに及ぶ広いエリアに元気良く散らばり、作業を始めました。
中には、前日の懇親会の疲れが残っている学生さんもおられましたが、皆さん、炎天下で汗をブルブルかきながら、雑草と格闘しました。
2時間かけた作業の結果、45リットルのゴミ袋で61袋、重量で196kgの草が学生フライヤーの皆さんの手で砂丘から取り除かれました。
かなり疲れているはずなのに、除草を終えた後の学生さんたちは、満足そうな、実に爽やかな笑顔。若さって素晴らしい!と感心しました。
来年の夏もお待ちしていま~す。
砂丘事務所 2010/09/04