台風15号が昨日通過し、本日は時折太陽が顔を覗かせる天気となりました。
鳥取砂丘での台風の状況は、最大風速 25.5m/s(9/21 7時30分)と、積算雨量 235.62mm(9/19 4時 ~ 9/22 12時 の期間)でした。
この気象データは砂丘に設置された観測機器の測定値です。
この雨の影響で、オアシスには最大級の池が誕生しました、下の写真をご覧下さい。
また、鳥取地方には大雨洪水警報が発令されたこともあり、千代川は増水し大量の濁った土砂を含む水が日本海に運び込まれました。
この写真は鳥取港防波堤附近の様子で、濁った水が流れ出ている状態が見られ、この泥水は鳥取砂丘の東端の岩戸海岸付近まで流れていました。
汚れた水が海に流れ出て”公害”と思われるかも知れませんが、鳥取砂丘にとっては貴重な砂の供給源となっています。
こうして、出水により千代川から流れ出た土砂は、日本海の荒波にもまれて長い年月を経て海岸に打ち上げられ鳥取砂丘の砂の仲間入りします。
強風の後のお楽しみの砂柱は残念ながら綺麗な状態では見られませんでした。 何故ならば、昨夜に短時間ではありましたが豪雨が降り、出来上がった砂柱を雨が叩き付けて壊してしまった様です、期待していましたが 残念 !
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/09/22
本日の鳥取砂丘は台風15号の影響もあり、1日中~雨、風がよく吹きました。昨日はお手持ちの傘を壊される方もいましたので、みなさん気をつけてくださいね。
砂丘の中を走りぬける風は思っている以上に強いので、雨でぬれている砂でも飛ばされます!
そして、その砂は川の流れのように移動します。同時に砂の表面も削られ、普段では決してみられない光景を目にします。
今日の海側斜面です。
砂丘の地層のように見えますね。何層も何層も・・数え切れないほどの砂の層が積み重なっています。皆さんが歩いている足元の下はこんなふうになっているんです。
ちなみに、・・皆さんが歩いている砂の上は、「新砂丘」と言い、一番下の砂の層を「古砂丘」と呼んでいます。
砂丘は風で運ばれた砂でつくられています。奇妙な砂模様などが見られるかも?
実は、この奇妙な砂模様は台風が通過した後がお勧めなんですよ!
新砂丘の砂はサラサラしているため、風によって刻々移動し、風紋をつくったり砂丘の形を変えています。
(青レンジャー)
☆台風15号は、21日昼前から昼過ぎにかけて鳥取県に最接近!
砂丘事務所 2011/09/20
秋の行楽シーズンになりました。昨日は観光で訪れた多くの方でいっぱいでした。
(本日は、昨日の晴れから一転、朝からあいにくの雨です。)
砂丘の中は砂だけではなく、植物も結構生えています。
もともと砂丘地で育つ植物もありますが、本来生息していなかった雑草も生えています。
実は多くの方々にこれらの雑草を抜いていただいており、きれいな砂丘をずっと維持していくためには、ボランティアの方々の支えがあるのです。
昨日は天候もよく、砂丘に訪れた方々にも、この除草の体験をしていただきました。
神奈川県からお越しの方々
兵庫県からお越しのご家族
皆さま、はじめは正直乗り気ではなかったようですが、だんだん除草にはまった様子で、「ストレス解消になる!」とまでおっしゃっていました。
これから、休日の天気のよい日に、オアシス付近で体験除草を行う予定ですので、気軽にご参加ください。
お待ちしています。
☆黄レンジャー
砂丘事務所 2011/09/19
本日の鳥取砂丘は昨日の雨も止み、雲が広がっていましたが・・青空もみられまずまずの天候でした。でも砂丘内は少し蒸し暑く、飲み物の準備は必要ですね。
今週は、一週間のうち「敬老の日」と「秋分の日」があり、3連休が2回もとれる方もいらっしゃるのでは、・・。 砂丘はまたにぎやかになっています。
鳥取砂丘の景色はいつも同じものではありません。砂丘の風景は自然の力で変わり、今日しか見られない景色もあります。
今日も、ご家族連れの方が多く来場されました。
よい思い出をもって帰ってくださいね!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/09/18
鳥取砂丘を訪れる観光客の方に、鳥取砂丘の価値や魅力をガイドできる人を養成するための「鳥取砂丘大学」が、今日開校しました。11月までに4回開催します。
鳥取砂丘再生会議が主催で開催するもので、初めての試みです。
鳥取砂丘ガイドサポーターや鳥取観光マイスターなどの方29名が受講されます。
オープン講座でないため、応募のあった方しか受講できませんが。
その初日ということで、鳥取砂丘大学の入校式を行いました。
入校式に来賓として出席いただいた平井伸治鳥取県知事から受講生に激励の言葉をいただきました。
入校式の後は、鳥取砂丘再生会議西田良平会長の記念講演。
「鳥取砂丘と人々の関わり」と題して、時代時代で砂丘にどのような人が住んでいたか、関わったかなどお話しいただきました。
鳥取砂丘大学の1回目の講義は、鳥取大学地域学部小玉教授による講座。
鳥取砂丘の地質や地形、成り立ちなどについての講義。
午後からは、砂丘内でフィールドワーク。はじめは雨がぱらついていましたが、しばらくすると雨も上がり、実際に追後スリバチ、火山灰露出地、馬の背など解説をまじえながら見て回りました。
受講者の方は砂丘について一定の知識を持っておられる方ばかりですが、専門の先生による講座であり、現地でもところどころで質問が。
皆さん、熱心に受講していただきました。
皆さんが鳥取砂丘大学を無事に修了され、「鳥取砂丘ガイド」として砂丘内でガイド活動される姿が待ち遠しいですね。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/09/17