活動日誌

  
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2019年6月17日

「GHQ鳥取軍政部活動報告 6月例会」を開催しました。

 県史編さん室では、GHQ鳥取軍政部活動報告の解読を通して戦後の歴史を学ぶ会の月例会を6月15日に開催しました。  
 今回挑戦したのは、1948(昭和23)年3月の添付資料(ANNEX)E-1民間教育活動(Civil Education Activities)と、E-2民間情報活動(Civil Information Activities)でした。  
 主な話題は、新制高等学校の設立、法学者田辺繁子氏と中国地方軍政部情報教育担当将校グロス女史による婦人問題講演会、教育映画の巡回などでした。  
 軍政部と県社会教育課が合同で行った巡回講座では、「闇市が我々の主な食糧調達源となっている現状で、どうすれば闇市で買うことを拒めるのか」と、食糧政策の問題点を鋭くつく発言が来場者から投げかけられていました。  
 次回は7月13日(土)です(参加希望の方には英文をお送りしますので、ご連絡ください)。

写真1
(写真1)例会では、分担して英文を読み、澤田晶子委員(翻訳担当)が解説し、
当時の新聞記事を眺めて、公文書館所蔵の関係資料を見ます。


写真2
(写真2)投影した「昭和23年度社会教育事業計画 鳥取県」
(八東村役場『昭和23年・昭和24年 社会関係綴』、
八東町旧村役場文書、鳥取県立公文書館所蔵:整理番号1836)。

公文書館 2019/06/17 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年6月13日

「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。

 6月9日(日)、鳥取県立博物館にて「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。県内の高校生5名が参加し、中世・近世の古文書の原本に触れて、その扱い方を学んだり、くずし字の解読や展示用キャプション作りに挑戦しました。  
 全員がくずし字を読むのは初めてでしたが、グループで相談したり、辞書を使ったりして粘り強く解読に取り組み、最後はどのグループも質の高いキャプションを製作していました。この経験を今後の学習や進路選択に活かしてくれることを期待しています。

写真1
(写真1)県史編さん室職員から古文書を扱う上での留意点を聞いています。


写真2
(写真2)緊張しながら、慎重な手つきで原文書を扱っています。


写真3
(写真3)中世文書の解読に挑戦。難読文字を相談しながら解読しています。


写真4
(写真4)こちらは近世文書を解読。くずし字用の辞書も使いこなしています。


写真5
(写真5)展示用キャプションを作成。
話し合いながら、古文書の内容を200字に要約しました。


写真6
(写真6)キャプションを作成している様子。
できあがった原稿は自分たちでPCに打ち込み、パネルに貼り付けていきます。


写真7
(写真7)キャプションの内容をグループごとに発表


写真8
(写真8)完成したキャプション(中世グループ)


写真9
(写真9)完成したキャプション(近世グループ)

公文書館 2019/06/13 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年5月29日

「おうちだにアカデミー」で考古と現代の担当が講演しました。

 鳥取市歴史博物館主催の「おうちだにアカデミー」で、県史編さん室の2名が鳥取市歴史博物館(やまびこ館)地下フリースペースにて講演をおこないました。鳥取地方に関する考古と現代の最新の成果を報告しました。  
 「鳥取平野の古墳」(4月27日)は参加者23名、「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)は参加者30名でした。

講演写真1
(写真1)「鳥取平野の古墳」(4月27日)
講師:東方仁史(公文書館県史編さん室)の講演の様子


講演写真2
(写真2)「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)
講師:西村芳将(公文書館県史編さん室)の講演の様子


公文書館 2019/05/29 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年3月13日

占領期の鳥取を学ぶ会「平成30年度活動報告会」を開催しました。

 平成30年3月9日(土)、鳥取市歴史博物館で占領期の鳥取を学ぶ会の平成30年度活動報告会を行い、51人の方が参加されました。  
 長志珠絵教授の基調講演では、戦後の占領期研究が進まなかった背景に史料の公開の遅れがあること、占領期研究のなかでも国政や憲法の成立など国家的テーマの研究が先行し、地域へのまなざしが後手に回ってきたこと。船岡村奉安殿の移転問題をきっかけに鳥取県への関心が深まりこの会に参加したこと、鳥取県の取組は、新聞などの地域資料・英文資料・インタビューの3つの要素をもつ他の先例となりうる事業だとの評価をいただきました。

写真1
(写真1)木谷・鳥取市歴史博物館館長のあいさつ


写真2
(写真2)長教授の基調講演「占領期の地域史資料とGHQ文書」


 つづく、西村報告は30年度解読の進捗状況とトピック、チラシに用いた地図・写真の説明を行いました。  
 小山報告は主に公文書館が所蔵する学校資料(学校日誌)を用いて軍国主義教育から民主教育に転換が図られた占領改革の学校現場の動きを豊富な事例をもとに紹介しました。  
 澤田報告は、鳥取軍政部教育情報担当将校のJames. K .アリマ中尉の特定、履歴の紹介と軍政レポートにみられる同氏の思想を紹介しました。  
 横山報告は、アメリカからの救援物資に対して礼を述べた児童が戦艦武蔵の最後の艦長猪口敏平氏の子息だということに着目し、当時の人々のアメリカに対する心情を考えさせる内容でした。

写真3
(写真3)西村報告「平成30年度の活動と解読のあらまし」


写真4
(写真4)小山報告「鳥取軍政部が行った学校視察」


写真5
(写真5)澤田報告「鳥取軍政部教育情報担当将校アリマ中尉について」


写真6
(写真6)横山報告「昭和22年天皇の鳥取行幸」


 平成31年度も下記の予定で開催しますので、英語と歴史に興味のある方のご参加をお待ちしています。
PDF「入会案内」(61KB)

公文書館 2019/03/13 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年3月4日

全林野労働組合制作映画「山の合理化 軌道」上映会を開催しました。

 平成31年2月21日(木)、公文書館会議室において、全林野労働組合制作映画「山の合理化 軌道」の上映会を開催しました。  
 この映像は、沖ノ山森林鉄道(智頭町)での森林伐採、運搬などを撮影したもので、森林鉄道が廃線になる前年の昭和38(1963)年に撮影されました。映像には、智頭駅での貨車への木材積込み、木の伐採、トロッコ(山トロリー)への伐採木の積み込み、集積場への搬送・積み下ろし、事務所の様子などが、33分にわたって撮影されています。  
 音声もありましたが現存していないことから、このたび映像の寄贈を受けた公文書館に、関係者11名が集まり、座談会形式の上映会を行いました。その様子は了解を得た上で録音させていただきました。2時間にわたる上映会では、映像の迫力に驚きの声が上がり、撮影場所や作業の様子について熱心な議論が交わされました。  
 関係者の皆様、ありがとうございました。

写真1
(写真1)上映前の説明の様子


写真2
(写真2)上映後の議論の様子

公文書担当

公文書館 2019/03/04 in 公文書担当,講座などのイベント

2018年9月19日

「明治150年特別企画展記念講演会」を開催しました。

 平成30年9月15日(土)、明治150年特別企画展「明治時代の鳥取県―維新から大正改元までの記録―」記念講演会を開催し、130名の方々にご参加いただきました。  
 平井伸治知事の挨拶からはじまり、松岡資明氏(元日本経済新聞社編集委員)、加藤丈夫氏(独立行政法人国立公文書館長)の講演を行い、最後に両氏の対談を行いました。

写真1
(写真1)挨拶する平井伸治知事


写真2
(写真2)講演する松岡氏


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(写真3)対談する加藤氏(左)と松岡氏(右)

公文書館

公文書館 2018/09/19 in 公文書担当,講座などのイベント,展示

2018年9月18日

明治150年特別企画展ギャラリートーク(9月12日県庁ロビー)を開催しました 。

 9月12日は、「とっとり県民の日」です。明治14(1881)年9月12日に鳥取県が島根県から分かれ、再置された日を記念して、平成10年6月に制定されました(制定までの経緯は、第148回県史だよりに詳しく解説されています)。  
 鳥取県立公文書館では、鳥取県誕生・併合・再置の歴史について、小・中学生から大人まで楽しめる資料を毎年紹介しています。今年は、場所を県庁ロビーに移して展示しています。  
 平成30(2018)年9月12日、久松小学校6年生の児童45名の皆さんが「鳥取県の誕生とその魅力」について勉強するため、県庁を訪問しました。当日は、当館の伊藤康専門員による解説を聞き、鳥取県と島根県の併合や再置の歴史を学びました。  
 児童からは、「少し難しかったけれど、鳥取県と島根県が一緒になっていた時期があることが分かった。」「いつ鳥取県が島根県と一緒になり、いつ離れたか年号が言えるようになった。」などの声が上がり、鳥取県の歴史について理解が深まったようでした。  
 久松小学校6年生の皆さん、担任の先生、おつかれさまでした。

写真1
(写真1)田中公文書館長のあいさつ

写真2
(写真2)伊藤専門員の解説を聴く久松小学校6年生

公文書館

公文書館 2018/09/18 in 公文書担当,講座などのイベント

2018年9月18日

明治150年特別企画展ギャラリートーク(9月8日公文書館)を開催しました 。

 平成30年9月8日(土)、鳥取県立公文書館および県立図書館で開催中の明治150年特別企画展「明治時代の鳥取県―維新から大正改元までの記録―」のギャラリートークを開催しました。参加者は30名でした。  
 「鳥取県において、明治とはどのような時代だったのか」をテーマに、展示の見どころや資料の詳しい解説を伊藤康専門員が行いました。  
 公文書館では、明治初期の神社絵図や明治40年代に撮影された県内名所・旧跡の写真などの視覚的資料、さらに明治期における鳥取県の代表的な勧業として、稲作とたたら製鉄を取り上げ、当時の器械や製品を展示しています。  
 中でも、約100年前に製造された玉鋼を見た参加者は、今でもその輝きが失われていないことに驚きを見せていました。

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(写真1)玉鋼を見る参加者


 図書館では、明治維新から大正改元までの貴重な文献史料、今から135年前に発行された『山陰隔日新報』(現在の「新日本海新聞」の起点となる新聞)をはじめ県内の新聞、そして鳥取県ゆかりの政治家3人(松田道之・山田信道・岡崎平内)の肖像や書軸などを展示しています。 
 参加者は、県内外からお借りした明治期の貴重な資料の数々に見入っていました。

写真2
(写真2)県立図書館でのギャラリートークの様子


 次回のギャラリートークは、10月7日(日)午後1時30分から開催予定です。
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公文書館

公文書館 2018/09/18 in 公文書担当,講座などのイベント

2018年7月13日

「おうちだにアカデミー」で県史編さん室職員が講演しました。

 鳥取の歴史に関する最新の調査・研究成果を紹介する郷土講座「おうちだにアカデミー」(鳥取市歴史博物館主催)にて県史編さん室の職員2名が講演しました。

写真1
(写真1)5月26日(土)午後2時~3時 西村芳将「鳥取大火後の防火建築帯について」

資料鳥取大火後の防火建築帯について(pdf形式、3608KB)


写真2
(写真2)6月23日(土)午後2時~3時 八幡一寛「近世因幡地域の神社と神職について」

県史編さん室

公文書館 2018/07/13 in 県史編さん室,講座などのイベント

2018年5月17日

平成30年度 第1回「占領期の鳥取を学ぶ会」を開催しました。

 GHQ鳥取軍政部活動報告の解読を進める「占領期の鳥取を学ぶ会」の第1回目を5月12日(土)、鳥取市歴史博物館で開催しました。  
 1947年5月分の月例報告のうち、本文・別添A(政治行政)・B1(公衆衛生)・E(教育)について高校生3名を含む19名が、英文の読解に取り組みました。  
 次回は6月9日(土)、1947年6月分を読みます。なお、参加は随時受け付けています。  
 希望される方には英文をお送りしますので、県史編さん室西村までご連絡ください。

占領期の鳥取を学ぶ会の写真
占領期の鳥取を学ぶ会(5月12日)

県史編さん室

公文書館 2018/05/17 in 県史編さん室,講座などのイベント

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