県と日野郡の3町で「災害に強い日野郡づくり」相互支援協定を締結して、今後の災害に備える方策等について協議を行いました。
1 日時 平成29年12月24日(日) 午後4時~午後5時
2 場所 日野町役場 大会議室
3 出席者 平井知事、増原日南町長、景山日野町長、白石江府町長、ほか関係職員
4概要
(1)「災害に強い日野郡づくり」相互支援協定《締結式》
日野郡における災害時の住民の安全・安心を確保し、日野郡3町と県が連携して平時から
備えを進めることとして、相互支援協定(以下「包括協定」)を締結した。
(2)日野郡連携会議における協議事項(包括協定を踏まえて当面取り組む具体的な検討課題)
ア 災害時の給食施設の相互支援
災害時に速やかに小中学校への給食が郡内で相互提供できるよう、平時から相互に
給食施設の状況把握や調理員、配送方法、食材手配等の調整を進めておくもの。
<意見・議論>
・災害の初動は外部からの支援があることを想定しながら食材や人材等の調整を
することも必要。他町の学校に給食がうまく配達できるよう練習もしておきたい。
・また、次のステップアップとして、避難者へも温かい食事が提供できるよう
学校給食制度の規制についても研究してみてはどうか。
イ 日野郡内の道路除雪のあり方検討
人口減少や高齢化に伴い除雪オペレーターが減少する中、将来的に持続可能な
日野郡内の除雪体制を構築するため、除雪実務(現場作業)者を構成員に加えた
専門組織を創設して具体的な検討を進めるもの。
<意見・議論>
・道路除雪だけではなく高齢者にとっては集落内や家屋周辺等の除雪についても
深刻。
・ボランティアや専門家の知恵も借りて地域の体制作りも検討してみてはどうか。
ウ 福祉避難所の設置運営に関する連携
要配慮者への専門的なケアを行うための福祉避難所の設置や運営について、単町では
人的・物的な資源が限られるため、平時から郡内での連携方法を検討し災害に備える
もの。
<意見・議論>
・福祉避難所の選定(指定)、整備等を進めつつ、要配慮者のケアに対応できる
人材確保は域外からの派遣も想定した検討をしてみてはどうか。
会議録(PDF 270KB)
会議資料(PDF 2825KB)
12月19日に「鳥取県日野郡ふるさと広域連携協約」に基づく日野郡連携会議を開催し、日野郡3町の地域課題の解決に向け連携事業の拡充や各町の地方創生の具現化の取組の実施等について協議を行いました。
1日時 平成27年12月19日(土) 午後4時30分~午後5時30分
2場所 江府中学校 多目的ホール
3出席者 平井知事、増原日南町長、景山日野町長、竹内江府町長、ほか関係職員
4概要
(1)日野郡における鳥獣被害対策の体制強化について
深刻化する日野郡の鳥獣被害に対応するため、平成26年に日野郡鳥獣被害対策協議会を設置し、「実施隊」を中心とした取組を進める中で、農産物の被害対策支援にとどまらず地域の活性化や生活環境を含めた山間集落の総合的な被害対策に対する支援を求める声が高まってきた。これに対応するため、同協議会の活動内容の拡大と実施隊の処遇改善や体制強化に向けた人材の確保を図ることとされた。
【具体的な検討内容】
○狩猟者の関心は低いが被害をもたらすタヌキ・アナグマなどの中・小型動物の捕獲、
「有害捕獲員」の育成、周辺環境の整備(緩衝帯設置、里山の復活)など活動を拡大する。
○雇用する人材の任期・給与などの処遇改善なども検討する。
○農産物の被害対策支援にとどまらず地域の活性化や生活環境を含めた山間集落の総合的な
支援対策を実施するため、専門的な人材の配置などによる体制の強化を図る。
<これまでの取組>
「実施隊」(地域おこし協力隊など任期付きの職員4名で構成)を中心とした、侵入防止指導・
啓発、生息状況調査、狩猟指導等、地域が一体となった鳥獣対策の定着に向けた活動。
(2)連携施策の取組状況について
余剰野菜と農産物直売所を結びつける手法、休耕田を利用した川エビ飼育の実証実験などの新たなアイデアを試験的に実施するための仕組みづくり(検討実施体制・助成)や、移住者の満足度向上を目的としたネットワーク化に向けた意見交換会の開催によるコミュニケーションの充実の取組等についての報告が行われ、今後の取組に関する意見交換を行った。
<主な意見>
・農林業に限らず良いアイデアはまずやってみることが大切であり、磨けばどんどん
光っていくはずである。
・移住者のネットワークがうまく機能しているところは、加速度的に移住者が増えていく。
ネットワーク化にはある程度ロットがないと難しいので日野郡くらいの単位がちょうどよく、
農林業を中心に話も合うのではないか。
会議録(PDF 253KB)
会議資料(PDF 768KB)