爽やかな秋晴れの空のもと、鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー「文人の足跡をたどるツアー」を開催しました。
砂丘周辺の歌碑を巡り、その詩や文人について学ぶイベントです。
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講師に林泰(はやし ゆたか)先生をお迎えし、こどもの国の臨時駐車場にある枝野登代秋歌碑を出発点にし、砂丘西側にある有島武郎歌碑、与謝野晶子歌碑、高浜虚子句碑、森川暁水句碑、高浜虚子音楽碑を巡り、解説していただきました。
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歌碑は難しい書体で書かれているものが多く、判読が難しいです。
楷書で書かれた資料と見比べながら、文字を追っていきます。
また、歌碑の詩だけはなく、その文人が詠んだ他の詩なども紹介しながら説明していただきました。
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高浜虚子の短歌「砂丘越えていづ地いきけん秋の人」に音楽家の矢谷寿雄の曲を付けた音楽碑の前では、参加者のみなさんに、その歌を聴いていただきました。
おそらく、この歌を聞いたことのある人はあまりいないのではないでしょうか。
歌碑に残されているもの以外にも、多くの文人達がその時々の砂丘の情景や思いを作品のなかに残しています。
みなさんも歌碑や作品の中に、文人が砂丘に残した「足跡」をたどって、遠い昔の砂丘に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
<新オレンジレンジャー>
砂丘事務所 2015/11/23