弥生のものづくり講座プロフェッショナル編「土器を復元する!」を開催しました。2日間にわたる講座で復元するのは、仙谷墳丘墓群の1つである仙谷5号墓から出土した大型の器台です。原寸の3分の2の大きさで復元するのですが、それでも脚部の最大径が28cm、器高は32cmに達します。
最初から器壁を薄く作ると自重でつぶれてしまうため、器壁を本来の厚さより厚く作り、一晩乾燥させた後に内面を削って薄くし、表面に文様をつけて仕上げます。
今回の土器づくりは、材料となる土にもこだわっています。赤土と白土を混ぜ、さらに混和剤の川砂を振りかけて練る「土練り」から始めました。材料はすべて地元の素材です。
参加されたみなさんは2日間、時間いっぱい集中して取り組まれ、素晴らしい器台を復元されました。
図面でサイズを確認しながら成形していきます。
おおよその形ができあがったら、 木のヘラや貝殻を使って文様をつけます 。
完成!