洞ノ原地区の高床倉庫(西側丘陵、2002年建築)解体修理の経過報告です。
全ての部材を解体して木の状態を確認したところ、築約14年たっているにも関わらず、ほとんどの部材が傷まずしっかりとしていることがわかりました。クリ材の丈夫さは評判どおりのようです。ただし、柱材の地面に埋まっている部分などは腐っており、新しい材と交換することになりました。
12月9日現在、新しい柱材4本が立ち、少しずつですが建物の形が見えてきました。来週からは、床や壁材、屋根を組み立てる工程に入っていきます。
修理工事の様子はホームページやFacebookで随時お知らせしていきます。
来年の春には新たに生まれ変わった復元建物の姿をご覧いただくことができますので、少しの間お待ちください。
解体後の部材 日焼けの痕が残る
部材加工前のクリ材
手斧(チョウナ)で材の表面を整える
柱をたて、貫桁(大引き)を組み合わせたところ
仕口の加工(青谷上寺地遺跡などから出土した部材を参考に復元)