3月9日に「とっとり弥生の王国調査整備活用委員会」調査研究部会(妻木晩田遺跡担当)を開催しました。
まず、今年度に行った妻木山地区谷部の発掘調査の成果と課題について報告し、委員の皆さんからは、精度の高い調査が進められていることを評価いただくとともに、谷部の調査の重要性が指摘されました。また、今回の調査で得られた古環境に関する情報と、これまでの丘陵部の調査で得られた自然科学分析の成果を併せ、あらためて遺跡の評価をすべきとの意見が出されました。
議事では、来年度の発掘調査予定地である松尾頭10区の現況を視察した後、10区にも分布する松尾頭墳丘墓群の調査方法について意見が交わされました。また、これまでの調査成果を踏まえた、将来的な発掘調査計画についても議論されました。
今回の部会で頂いた意見をふまえ、これからしっかりと成果をまとめていきたいと思います。