11月18日(土)午後1時30分から、松尾頭(まつおがしら)地区で行っている第33次発掘調査の現地説明会を開催しました。事前に行った記者発表では多くの新聞社やテレビ局の取材を受け、記事にしていただきました。新聞等をご覧になって現地説明会を楽しみにしていた方々も多かったのではないかと思います。ところが前日の小春日和から一転、現地説明会の当日は強い雨となり、やむなく現地公開を中止し、室内でスライドを使っての説明会となりました。悪天候にもかかわらず、35名の見学者をお迎えすることができました。もしも天気が良ければ、写真のような発掘調査中の墳丘墓のすがたをご覧いただけたのですが、とても残念です。
発掘調査を行っている墳丘墓のすがた
スライド説明会のようす
スライド説明会のあとは、出土品を間近で見ていただきました。今回の調査で出土した土器と鉄鏃(てつぞく)のほかに、妻木山地区の谷部で出土したクリ材の木製品と、仙谷8号墓の石棺内から出土した人骨片を初公開しました。
出土品解説のようす
今年度の発掘調査は12月 上旬で終了しますが、来年度も継続して調査を行う予定です。来年の現地説明会のころにはもっといろいろなことがわかってくると思いますので、どうぞお楽しみに。次回こそは晴れてほしいものです。
↓↓現場説明会の詳しい内容は、下記資料をご覧ください。
mukibanda33_gensetsu.pdf(2017年11月29日 17時30分 更新 1395KB)